慶喜

心意気
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「医薬品道」散策(11/04/21)

2011年04月22日 | 医療
    
ロダン&健康

医薬品製造会社に勤務し、定年後OTC(一般薬販売)を経験してます
経験した知識より「医薬品道」を月に一度散策したいと思います
若干議論のある点も、割り切り、自分の考えを中心に平易な文章で記載します

第1回目は、医薬品・化粧品・医薬部外品・健康食品違いに関して記載します
、医薬品とは、
 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物です
 但し医薬部外品・化粧品を除きます
 宣伝内容は基礎・臨床データ基づき、その宣伝内容は薬事法で規制されています

、食品とは
 ○野菜、果物、菓子、調理品等その外観から食品と認識される物
 ○特別用途食品=病者用食品、妊産婦授乳婦用粉乳、乳児用調製粉乳、高齢者用食品、
 ○保健機能食品=特定保健用食品と栄養機能食品
 *日本の法律では、口に入る物は「食品」か「薬」のどちらかです、
 *「健康食品」というカテゴリーでの問題点
  (一部の品目を除き、宣伝するのに、食品の分野で宣伝する為、効果等の臨床データーない)
   A,疾病の予防などの効果をうたい、食品のイメージを逸脱した健康食品の出現
   B、有名人を活用し疾病の予防・効果をイメージ付け、医薬品としてのイメージ付け
   C,米国では、日本人の様に、多くの人が保険制度に入れなく、入ってない人は疾病になると
    多額の治療費が掛かます、その為保険に入ってない人中心に健康食品は普及しました

、化粧品とは
 ○体を清潔にしたり、見た目を美しくしたりする目的で、作用の緩和なものをいう
 ○基礎化粧品、メーキャップ化粧品、シャンプーなどです
 ○体内に吸収される量少なく、安定性も高い為、医薬品・食品と異なり賞味期限定めてないのが多い

、医薬部外品とは
 ○医薬品と化粧品の中間的な分類で、人体に対する作用の緩やかなもので機械器具でないものです
 ○予防効果をうたったり、医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすものです
  
医薬品の種類
、医療用医薬品
 ○医師等の処方せん若しくは指示によって使用される医薬品をいう
 ○特徴
  A,多くのケース医療保険で使われ、患者負担は1割~3割(年齢・収入で異なる)
  B,多くの医療用医薬品は薬価基準で値段が決められている
  C,成分は一薬品一成分が主で、医師の診たてで、疾病に合わせ医薬品の組み合わせで処方する
  D.一般の人に医薬品を宣伝するのが禁じられてます(処方者の医師への宣伝)
、一般用医薬品
 ○一般の人が、薬剤師等から情報に基づき、患者自らの判断で購入し、
  疾病に伴う症状の改善・予防、健康状態の維持・増進等保健衛生を目的する医薬品
  大衆薬、市販薬、家庭用医薬品、OTC医薬品(Over The Counter)ともよばれる。
 ○特徴
  A.医療用医薬品と異なり、患者負担は10割です
  B.医薬品(スイッチOTC)を医師の処方箋で投薬受けると、診察料・処方箋料・調剤料等加味されます
   その為、患者3割負担のケースでも、スイッチOTC購入と患者負担額は同じ位です
  C.患者が自ら購入する為、医薬品毎に購入し、組み合わせて使用するのは難しく、大半の医薬品は
   疾病に合った、合剤医薬品(組み合わせ)で販売されている
  D.患者自身管理し投薬する為、医薬品成分含量は、安全性を加味し、医師が処方する医薬品に比べ
   大半の場合5~6割位の成分含量です
  E,一般の人に宣伝出来ます
、動物用医薬品
 ○動物のために使用される医薬品で、農林水産大臣が定めたものをいう

 次回からは疾患別に記載する予定です


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