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心意気
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「撃ちてし止まむ」「英霊讃歌 山本元帥に捧ぐ」「神話国家日本」

2023年09月06日 | 政治
🌸米英を撃ちてし止まむ 6

 ☆八紘一字と大東亜戦争

⛳戦時下の流行語となった「撃ちてし止まむ」
 ☆大本営陸軍報道部長は、キャンペーンで
 *神武東征と大東亜戦争の共通点をなんども強調している
 *いまの戦時下、「撃ちてし止まむ」を引き合いに出すのは当然と
 *「撃ちてし止まむ」は7字なので、歌詞にも読み込みやすかった
 ☆山本五十六戦死の交声曲「英霊讃歌 山本元帥に捧ぐ」と
 ☆「撃ちてし止まむ」、戦時下の流行語となっていた


「三種の神器」を心配した昭和天皇
 ☆戦意高揚キャンペーンもむなしく、日本はアメリカに後退を強いられた
 *サイパン、フィリピンと敗退をつづく
 *本土空襲の本格化や沖縄での地上戦を迎え、本土決戦も迫る情勢
 ☆積極的な作戦を求めていた昭和天皇
 *三種の神器の心配をするようになった
 *もっとも記紀には、三種の神器が皇位の象徴とは記されていない
 *また古代から同じものが継承されているわけではない
 (壇ノ浦の戦いで草薙の剣は失われている)
 ☆三種の神器は、南北朝時代に大きな意味をもつようになった
 *北畠親房『神皇正統記』で、所持者が正統な天皇だと主張された
 *南北朝が合一するときは南朝の後亀山天皇から
 *北朝の後小松天皇に神器が譲り渡された
 ☆明治維新後は、神武創業とうたいながら
 *三種の神器の見方はむしろ南北朝時代のものが継承された
 *皇室典範には「祖宗の神器」とその承継が明記された
 ☆昭和天皇は、この三種の神器の重みを信じていたようだ
 *本土決戦が現実的になると、その安全を盛んに心配するようになった
 ☆昭和天皇は、三種の神器のために、講和の必要を訴えている
 *伊勢神宮のある宇治山田市が空襲されると
 *昭和天皇はますます悲観論に陥っていく
 ☆神話にもとづくネタは
 *神道の最高祭祀者であるところの天皇自身も本気で信じた

⛳詔書から消された「三種の神器」
 ☆連合国に降伏するにあたって、政府関係者のあいだで
 *三種の神器の心配がなされた
 ☆大東亜戦争の敗戦は玉音放送により国民に広く知らされた
 *読み上げられた詔書に三種の神器が書かれていたが削除された
 ☆削除理由
 *文書起案にわざわざ三種の神器について書くと
 *連合国が関心をもってしまうのではないかと懸念された
 *これに閣僚の面々はみな同意し、神器云々は削除された
 *そもそも三種の神器が重んじられたのは南北朝時代からなのに

神話国家の終焉
 ☆敗戦間際の指導者たちは、国体を守ろうと必死だった
 *のために、三種の神器を隠そうとした
 ☆国体にせよ、三種の神器にせよ
 *明治の指導者たちは、神話を一種のネタとわきまえたうえで
 *国家の基礎に据えて、国民的動員の装置として機能させようとした
 *試みはみごとに成功して、日本は幾多の戦争に勝ち抜く

 ☆昭和に入り、世界恐慌やマルクス主義に向き合うなかで
 *神話というネタはいつの間にかベタになり
 *天皇や指導者たちの言動まで拘束することになってしまった
 ☆神話に基礎づけられ、神話に活力を与えられた大日本帝国
 *神話国家は、この敗戦により終焉を迎えた
                   (敬称略)
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⛳出典、『「戦前」の正体』




「撃ちてし止まむ」「英霊讃歌 山本元帥に捧ぐ」「神話国家日本」
(ネットより画像引用)

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