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「米国株」「植田日銀総裁の舵取り」

2024年01月14日 | 
🌸米国株はピークか?&植田日銀は日本を救うか(1)

「要旨」
 ☆米国株、日本のバブル崩壊時に酷似する上げ相場の終焉迫る
 ☆世界的な株価高騰と、マイナス成長なのにドイツ株も最高値更新 
 ☆米国株、アップルなどわずか7名柄に資金が集中 
 ☆急増する米国の政府債務
 *ウクライナ戦争が終結による、米国経済の停滞
 ☆利上げできない日銀の苦悩と常に、わかりにくい日銀の発表
 *この決定を受け、10年物国債金利はすぐに上昇
 ☆市場に影響を与えた日銀決定と総裁の発言





「米国株」「植田日銀総裁」
『JBpress』『株式投資2024』記事より画像引用)

 🌸米国株はピークか?

世界的な株価高騰
 ☆昨年から続く世界的な株価高騰の理由がはっきりしない
 *欧米の中央銀行は何度も利上げを行い、総資産を圧縮してきた
 *中央銀行が利上げ、量的引き締め(QT)を行えば
 ☆株安になってしかるべきですが、そうはなっていない

マイナス成長なのにドイツ株も最高値更新 
 ☆FRBの利上げは全く効いていない
 ☆マイナス成長が続く中で最高値を更新するドイツ株の動きも理解不能
 ☆2024年はFRBやECBによる利下げが想定されている
 *昨年以上に株価が上がると見る向きが多いようです
 ☆しかし、現在の米国のダウ平均の上がり方
 *1989年末の日経平均の値動きとよく似ている
 *新年早々にも株価がピークをつけそうなイメージ

米国株、アップルなどわずか7名柄に資金が集中 
 ☆現在の米国株もアップルなどIT関連7銘柄に資金が集中
 *S&P500株価指数の時価総額のうち30%がこの7銘柄
 ☆1989年の日本株とある意味で同じような状況
 ☆米国株は34年前の日本株と同じ轍を踏む可能性があるのか
 *カギを握るのはウクライナ戦争と中東紛争の先行きだ
 *古来、戦争は最大のインフレ要因

米国の政府債務は急増している
 ☆コロナ禍の一服後もウクライナ援助で債務急増
 *軍需産業が、現在の株高を支えている可能性がある
 ☆パウエルFRB議長、異例の政府批判発言をした
 *「バイデン政権の支出は持続不可能」
 ☆パウエル議長は12月中旬の会合で、利下げ容認発言をした
 ☆ロシア・ウクライナ戦線は膠着状態だが、ウクライナの劣勢は否めない

パウエル議長が、利上げ容認発言した理由
 ☆FRBはウクライナ戦争の勃発直後から利上げを開始した
 *その戦争が終わると、インフレ圧力は弱まる
 *利上げスタンスを維持する必要はなくなります
 ☆パウエル議長が心変わりしたのは、ウクライナ戦局を巡る情報が入り
 *利上げを続ける前提条件がなくなったからかも

ウクライナ戦争が終結しても世界平和訪れず
 ☆戦争が終結した場合、今度は米国株が変調を来す可能性がある
 *政府債務増で拠出した対ウクライナ支援金が軍需関連等に還流し
 *金利が上昇しながらも株高が続く要因となっていたので
 ☆いまのマーケットコンセンサス
 *FRBが利下げに転じたら昨年以上の株高になるというもの
 ☆「利下げ=株高」になるとは限らない
 *タカ派だったパウエル議長の突然の変心
 *ウクライナ戦争の終結などの「景気悪材料」を知らされたのかも
 ☆ウクライナ戦争が終結したとしても、世界平和が訪れるわけではない
 *中東情勢がさらに悪化するリスクが高まっている
 ☆欧米主要国、はロシアなどは
 *中東での大戦争に備え、ウクライナでの休戦を急いでいるのかも

🌸植田日銀は日本を救うか(1)

日銀総裁が10年ぶりに交代
 ☆岸田文雄首相が自羽の矢を立てたのが
 *東京大学名誉教授で日銀審議委員の経験もある植田氏だった
 *市場関係者は財務省出身の黒田氏と異なり
 *経済学者の立場で、金融政策に息吹を吹き込むことを期待した
 ☆就任記者会見で
 *長短金利操作(イールド・カーブ・コントロール、YCC)を軸とした
 *大規模な経済緩和策について「現状では継続する」と語った
 *マイナス金利政策も「継続するのが適当」と述べた

植田総裁就任時、市場参加者は政策修正を予想していた
 ☆市場参加者の多くは、金融緩和策の修正に動くと考えていた
 ☆日銀が動くとの予想が絶えないのは
 *原油や食料などの一次産品の値上がりや
 *ロシアのウクライナ侵攻や米中対立などの地政学的要因で
 *日本経済も物価上昇に苦しめられ始めたからだ
 ☆日本よりも早くインフレが顕在化した米国
 *政策金利の引き上げを始め、上げ幅は5.25%にもなった
 *円安が進行すると輸入物価の上昇もインフレを加速させかねない

市場に影響を与えた日銀決定と総裁の発言
 ☆2016年、日銀の金融政策の枠組み
 *短期金利は、マイナス0,1%を適用
 *長期金利は10年物国債金利がゼロ%程度で推移するように
 *長期国債を必要な分だけ買い入れることになっている
 *その後10年物国債金利をプラスマイナス0.5%程度に拡大した
 ☆常に日銀の発表はわかりにくいが、10年物国債金利は上昇した
 *その後も、10年物国債、金利を上げている場面も多い
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『JB press』『株式投資2024』記事

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