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大腸ポリープのESD治療

2022年12月21日 | 医療
🌸大腸ポリープでのESD治療

 ☆大腸ESDとは、大腸の腫瘍(ポリープ)に対して行う内視鏡治療
 ☆ ESD(内視鏡での・粘膜下層・切除)
 *Endoscopic Submucosal Dissection

大腸ESD治療とは
 ☆従来内視鏡では切除不可能であった腫瘍
 *内視鏡で切除することを可能にした
 *開腹などすることなく低侵襲で治療が可能となった
 *大腸ESDは、外科手術と比べ全身麻酔の必要もなく入院期間も短い
  *現在では通常の保険診療として各医療施設で行われている治療法
 ☆現在では技術の向上や新たな道具の開発で
 *安定した治療が各施設行えるようになっている
 
ESDに使用される電気メス
 ☆ 電気メスを使用して腫瘍を剥がして取り除くESD治療
 *内視鏡スコープの先端から電気メスを出す
 *スコープを操作して腫瘍を切除する
 *粘膜下層(粘膜の3番目の層)を剥がしていく治療法
 (粘膜下層を電気メスで剥がし腫瘍を取り除く)
 ☆Water-pocket ESD法
 *通常は治療時には二酸化炭素を流しながら
 *電気メスで「粘膜下層」を焼き切って腫瘍を切除していく
 *Water-pocketでは、Pocket内に水を溜め
 *「粘膜下層」にポケットを作成し剥がす方法
 ☆「粘膜下層」の剥離は、安全に行わなければならない
 *「粘膜下層」のすぐ下の部分は「筋層」
 *「筋層」部分を電気メスで傷つけると穿孔が起こる
 *穿孔が起こると大腸内の液体が腹腔内に漏れてしまい
 *腹膜炎という重篤な合併症が起こる
 *腹膜炎が起こると開腹手術が必要となることもある
 *慎重に「粘膜下層」の剥離を行うことが大事
  ☆大腸ESDでは
 *治療を行う症例により、簡単な症例・難しい症例がある
 *全ての患者が同じような状況ではない
 *一番の問題となるのは、「粘膜下層」の線維化
 *線維化があると、電気メスでどこを剥離部分が分かりにくく
 *電気メスの切れ味も極端に落ちてしまう
 
大腸ESD実施している施設
 ☆ 大腸ESD、厚生労働省の施設基準を受理できた施設で行っている
 *クリニックや小規模の病院では、ほとんど行っていない
 *大きな総合病院や消化器に特化した小規模病院で行われている
 ☆治療を受ける際
 *該当の施設がどの程度症例数を行っているか
 *担当の医師の経験してきた症例数確認した方が良い
  ☆目安となる数値
 *施設の年間の大腸ESD数が最低でも50件以上

まとめ
 ☆大腸ESDは外科手術と比べ低侵襲な治療である
 ☆大腸ESDは最短2泊3日で退院できる
 ☆Water-pocket法では、安全に治療が可能である
 ☆本記事より、大腸ESDに対する正確な知識を得ることで
 *安心して治療に臨んでいただくことができればと思う
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院ブログ』









大腸ポリープのESD治療
(足立病院ブログ他より画像引用)

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