慶喜

心意気
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名前を変える日本文化の意義

2023年01月23日 | 宗教
🌸死と再生1

日本では人は幾度か生まれ変わる
 ☆人間は生まれ、ある一定期間を生きて死んでいく
 *生と死というのはそれだけではない
 *生きている間でも、いままでの状態の古い自分は死んでいる
 *新しい自分に生まれ変わるというようなことがあるのでは
 ☆日本の社会の伝統において
 *大人と子供、老人等の区別が厳格になされていた
 ☆ヨーロッパ・アメリカでは、子どもと大人の区別がない
 *アメリカでは、早い段階で子ども部屋に子どもを離し
 *親は一緒に寝てはいけないとしている
 *日本のような、親子が「川の字」になって寝ることはありえない
 ☆アメリカ社会では、子どもは自分の部屋の独立した空間で
 *孤独に耐え我慢しなければいけない
 *子どもは、かなり早い段階で未熟な者から未熟ではない者に
 *変わっていかなけいけないという考え方

⛳最後の通過儀礼が「死」
 ☆日本は、明確に子どもと大人とを区別し
 *子どもは成長しどこかの段階で大人になると考える
 *それまでは、ある程度の失敗や悪さは許されます
 *大人になって初めて責任が生じる
 *親の責任は、子どもをちゃんとした大人に育て上げることにある
 ☆日本では、息子や娘が罪を犯したとき
 *親が「育て方を間違えた」と言って、謝罪したりもする
 ☆成人することは、子ども時代の自分が一度死に
 *新しい大人として生まれ変わるということを意味する
 ☆武家の社会では、成人することを「元服」と言う
 *元服したときに、幼名を捨て、新たな名前を名乗る
 *名前を変えること自体、日本独特の風習で、中国にもない
 ☆日本は、やたらと名前を変える文化です
 *時により、父親の跡を継いで名前を変える
 *そして最期は戒名を授かる
 ☆日本人の「名前」の根本の考え方
 *「年齢により、人間は大きく変わっていく」という捉え方である
 *古い自分は死んで、新しい自分に生まれ変わる
 *その通過儀礼を繰り返すことにより、最後に死が訪れる
 *死自体も通過儀礼です
 *生きていた人間が仏という別の存在となり戒名を与えられる
 ☆名前が違うということは、別の人間だということ
 *人間は生きている間にも死と再生を繰り返している
 *死といっても、生物学的、肉体的な死だけではなく
 *人生の中でまったく違う自分になることも一つの「死」です
 ☆人間は生と死を繰り返していく存在だからこそ
 *どこかで死ななければいけない
 *同じ状態であってはいけないとの思想あるのでは

歌舞伎に見る、生まれ変わり
 ☆歌舞伎役者はその家に伝わる名前のうちから
 *いずれかを襲名して違う名前を名乗っていく
 ☆その家に生まれた子どもは
 *将来その名前を襲名することを周囲も本人も
 *自然と意識するようになります
 ☆歌舞伎では、襲名興行と追善興行の二つの機会がある
 *「追善興行」とは、死んだ役者を供養するために行なうこと
 *「襲名興行」とは、それまでの役者が名前を変えることによって
 (違う存在になる再生を祝うための興行)
 *歌舞伎の社会では、名前と名前に付いてくる芸も受け継ぐ
 *この様な芸能は、歌舞伎にしか残っていない
 ☆能の場合、家があまり関係ありません
 *襲名という形ではありません
 *名前があまり大きな意味を持たない
 ☆日本社会の中で、「家」というものがどんどん崩れていくなか
 *歌舞伎の世界では依然として家という枠が残っている
 *歌舞伎を見ている人は、歌舞伎の演目を見ている一方で
 *役者がどういうふうに成長するか何代にもわたり見続けている
 ☆役者もどんどん代わってていきますが
 *見ているほうも祖父母から孫と三代にわたって見続けている

名前を変える日本文化⇒人生の再生
 ☆幼少期:「幼名」
 *昔の人が生まれてから最初につけられた「幼名」
 *「幼い」「成人していない」ということを表すもの
 *成人するまでだけの名前
 ☆成人する:「元服」名前を変えた
 ☆仏門に入る:「戒名」「法名」名前を変えた
 *仏教式で葬られると「法名」「戒名」
 ☆地位にふさわしい名に名前を変えた
 *「地位の高さにふさわしい名前に改名する」こともあった
                        (敬称略)                                     
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『死に方の思想』



名前を変える日本文化の意義
(ネットより画像引用)

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