慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「弥生神社」「弥生慰霊堂」「靖国廟宮」「神話の上書き」

2023年09月15日 | 政治
🌸教養としての戦前1

 ☆神話の新しい国民的物語のために

⛳もうひとつの「靖国」
 ☆毎年8月15日に全国戦没者追悼式が執り行われている
 *弥生慰霊堂の周囲は、神道的な要素はたくみに消し去られている
 ☆靖国神社は、警視庁招魂社で弥生町に創建された弥生神社にさかのぼる
 *殉職した警察・消防・監獄の各職員や、警察に功績があったものを
 *祀るための施設「警察版・靖国神社」だった
 *弥生神社はその後、芝公園、青山墓地内の警視庁用地を経て
 *警視庁の新庁舎が桜田門前に完成した
 ☆当時は内務省が全国の神社を管轄しており
 *下部組織である警視庁が神社をもつのはふしぎではなかった
 ☆大東亜戦争の敗戦後、GHQが神道指令で政教分離の徹底を命じた
 *弥生神社も存続ができなくなり、弥生廟と改称され、現在の場所に移転
 *民間有志からなる奉賛会によって管理されることになった
 *弥生慰霊堂と改称されて今日にいたっている
 ☆現在でも、 殉職した警察官・消防官の慰霊祭が行われている
 *遺族や警視庁・東京消防庁ほか関係官庁の幹部職員らが出席して
 *殉職職員名簿の奉納や献花が行われている
 *合祀者は、2500名余にのぼる
 ☆戦後、靖国神社は、靖国廟宮と改称し、神道色を薄めたうえで
 *存続を図ろうとしたが、結果的に靖国神社は改称されず
 *神道色も剥奪されなかった
 *ただ、ボタンの掛け違いでどう転んだかはわからない
 
⛳戦前と戦後の境目は曖味だ
 ☆靖国神社と弥生神社の取り扱いをみてもわかるように
 *戦前と戦後は、明確に分けられるわけではなかった
 ☆東京湾上の米戦艦「ミズーリ」上で
 *政府と軍部の代表が降伏文書に調印した
 *イギリスやアメリカはこの日をもって対日戦勝記念日としている
 *しかし、戦前の体制が崩壊したわけではない
 ☆神道にたいする国家の特別な保護が廃止された
 *伊勢・明治神宮、靖国神社等のすべての神社が民間宗教の施設となった
 *神社本庁は、この神道指令を受けて翌年に発足した
 *全国の神社を包括する民間の宗教法人である
 ☆大日本帝国憲法が廃止され、日本国憲法が施行された
 *天皇の地位も、新憲法で象徴として残された
 *廃止されたはずの皇室令の規定をほとんど踏襲しており
 *政教の分離を守るという建前のもと、その一部分が国事行為とされてる
 ☆8月15日は、いまなお大切な国民的節目として意味を減じていない

⛳戦前の「五つの物語」

 ☆本書では、日本神話からアプローチにした
 ☆戦前を五つの神話にもとづく物語に批判的し整理した
 *「原点回帰の罠」「特別な国の罠」「祖先より代々の罠」 
 *「世界最古の罠」「ネタがベタになる罠」
 ☆神武創業の実態は西洋化だった
 *日本人が昔から特別に忠孝を大事にしていたわけでもない
 *日本より古い文明はいくらでもあるし
 *日本の神々が世界をつくった云々は荒唐無稽というしかない
 ☆このような物語がなぜ近代以降、急速に整備されたのか
 *欧米列強の侵略に対抗して、急速な近代化、国民化を成しとげるため
 *その試みはあまたの苦難をともないながらも成功し
 *日本は日清戦争や日露戦争に勝ち抜き、欧米列強に伍した
 ☆日本は、昭和戦前期にやる必要もない
 *中国との全面戦争にはまり込み
 *対米英開戦のやむなきにいたり、破滅的な終幕を迎えた
 ☆そのことをもって近代化の試みがすべて否定されるわけではない
 *宗教の否定が醜悪な疑似宗教を生み出した
 *フランス革命における最高存在の祭典
 *ソ連のレーニンの遺体保存やスターリンの個人崇拝等
 ☆物語の否定は、戦前的な物語の劣化コピーを生成させる
 ☆物語は排除されるべきものではなく、上書きされるべきものなのだ
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「戦前」の正体』






「弥生神社」「弥生慰霊堂」「靖国廟宮」「神話の上書き」
『「戦前」の正体』記事、ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国内株の株式投資(持ち株の... | トップ | 「現代の科学で説明できない... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事