はるか昔、アメリカ、フロリダ半島沖で沈没したスペイン船
「サンタ・マルガリータ号」
先日、この船の航跡を追っていたダイバーが、16世紀後半から
17世紀初頭のものと見られる、金の爪楊枝と耳あか取り容器の
セットを発見したそうである。
見つけたのは、フロリダ半島先端のキーウエストから約70キロ沖の
水深約6.7メートルの海底。そしてこの金の爪楊枝と耳あか取りの
お値段だが、なんと10万ドル(約1030万円)以上の価値が
あるのだそうだ。
まさに真のお宝である。
サンタ・マルガリータ号は1622年にスペインへの航行中に
フロリダの沖合いで、ハリケーンに遭遇し沈没した。
この船のお宝を最初に探し始めたのが、今から約25年前、
キーウエスト在住の故メル・フィッシャー氏という方だそうで、
現在は、彼の意思をある潜水チームが引き継いでいる。
最近では、この船の物と思われるお宝、陶器類や船の装備品、
スケルトン鍵2個を、1年程前には大量の真珠が入った宝石箱や
金のネックレスなど約200万ドル(2億円以上)相当の財宝を
発見したそうである。
なんとも、夢のある話である。
もうずいぶん昔の話だが、日本でもテレビ番組などで、徳川埋蔵金
を探すドキュメンタリー番組をたびたびやっていた。
もちろん、番組時間内で発見に至るはずもなく、その後も見つかった
という話は聞いたことがないので、未だに謎のままなのだろう。
それでも、今でも根気よく探し続けている人が、どこかにいるはずである。
見つかるまで続ける、成功するまで続ける。
これが失敗しない唯一の方法なのかもしれない…。
