ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

未来志向

2008-07-15 18:35:39 | 時事(海外)
竹島、尖閣諸島、北方領土と一見平和に見える
日本もいくつかの隣国と領土問題を抱えている。

双方にはそれぞれの見解と意見があるのはわかる。
従って歴史的に検証し、どちらに正当性があるのかを
正確に判断し、解決に向けた話し合いができるはずである。

そして、それができなければ、国際司法裁判所に提訴して
最終的な判断を仰ぐことも可能である。

しかし、いずれにしてもどのような解決方法を持ってしても
一筋縄で解決できないのが領土問題の難しいところなのである。

竹島に関しては、韓国側は植民地時代に日本に奪われたと主張し
数十年前からすでに実効支配しており、国際司法裁判所への
提訴も拒んでいる。つまり話し合いのテーブルにさえ着こうと
していないのである。

また、尖閣諸島に関しては、中国と台湾が領土を主張しているが、
すでに日本が実行支配しており、そもそも領土問題は存在
しないと主張している。つまり日本側が、話し合いのテーブルに
着こうとしていないのである

そして北方領土に関しては、戦後、ロシアの実行支配の中、
日本が固有の領土だと主張し返還を要求し続けている。

いずれにしても、実効支配している側が柔軟な態度で
話し合いを行おうとしない限り、進展しないのが
領土問題なのである。そして、日本は、竹島と北方領土では
返還を要求する立場であるが、尖閣諸島では、逆の立場に
立たされている。

確かに人の住めない島であっても、自国の領海の範囲に
影響するのだから、双方ともに安易に妥協はできないのだろうが、
懸案として存在する以上、いつかは何かしらの解決策を
見出さなければならないだろう。

今があって未来があるのである。懸案事項を棚上げしたままでは、
いつになっても本質的な友好関係など築けないであろう。

未来志向などと言う前に、まず目の前の問題を解決することに
努力していただきたい。




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