以下は、先日のタイの新聞記事である。
今月、12日夜半、タイ、バンコクの近郊にある
民家内で51歳の男性が右足首の動脈部分から
大量の血を流して死亡しているのが発見された。
第一発見者である男性の息子(13)や親族、近隣住民の
証言では、男性が酒に酔う度に飼育している猿に対して
殴る、蹴るの暴行を加えていたことから、男性が屋内で
一人で酒を飲み、いつも通り猿に暴行を加えていた際に、
猿が身を守るために男性の足首の動脈部分に噛みついた
事が原因で死亡したと見られる、と報じている。
これは間違いなく、猿による正当防衛である。
ある意味、自業自得だ。
幼い頃、実家の近所に猿を飼っている家があった。
30年近く前だったこともあり、非常にめずらしく、
周辺地域では誰もが知る有名な家であった。子供だった
僕らにとっては、通りに面して檻の中で飼われている
この猿を眺めるのが、毎日の楽しみでもあった。
ある日のこと、この猿が逃げ出して人に危害を追わせる
というちょっとした事件が起こってしまった。
そして、後日、保健所に捕獲されたこの猿は、大人になると
野生に戻ってしまうなどの理由から、飼い主の同意の上、
薬物で殺されてしまったのである。
どんな事情があるにしろ、子供心には、大人はずいぶん
身勝手なものなのだなーと、猿の居なくなった檻をみて、
思ったものである。
動物は飼い主を選べないのである。
つい最近だが、友人夫婦の柴犬が亡くなってしまった。
それはそれでとても悲しいことだが、それでも亡くなった
この犬は、飼い主のご夫婦にとても幸せな飼われ方をしていた
ような気がしている。それは、生い立ちによって歪んでしまった
この犬の、複雑極まる性格を見事に把握し、理解していたことからも
伺えた。
結局は人間も動物も、自分を理解してくれる人と一緒に居るのが
一番幸せなのかもしれない。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
今月、12日夜半、タイ、バンコクの近郊にある
民家内で51歳の男性が右足首の動脈部分から
大量の血を流して死亡しているのが発見された。
第一発見者である男性の息子(13)や親族、近隣住民の
証言では、男性が酒に酔う度に飼育している猿に対して
殴る、蹴るの暴行を加えていたことから、男性が屋内で
一人で酒を飲み、いつも通り猿に暴行を加えていた際に、
猿が身を守るために男性の足首の動脈部分に噛みついた
事が原因で死亡したと見られる、と報じている。
これは間違いなく、猿による正当防衛である。
ある意味、自業自得だ。
幼い頃、実家の近所に猿を飼っている家があった。
30年近く前だったこともあり、非常にめずらしく、
周辺地域では誰もが知る有名な家であった。子供だった
僕らにとっては、通りに面して檻の中で飼われている
この猿を眺めるのが、毎日の楽しみでもあった。
ある日のこと、この猿が逃げ出して人に危害を追わせる
というちょっとした事件が起こってしまった。
そして、後日、保健所に捕獲されたこの猿は、大人になると
野生に戻ってしまうなどの理由から、飼い主の同意の上、
薬物で殺されてしまったのである。
どんな事情があるにしろ、子供心には、大人はずいぶん
身勝手なものなのだなーと、猿の居なくなった檻をみて、
思ったものである。
動物は飼い主を選べないのである。
つい最近だが、友人夫婦の柴犬が亡くなってしまった。
それはそれでとても悲しいことだが、それでも亡くなった
この犬は、飼い主のご夫婦にとても幸せな飼われ方をしていた
ような気がしている。それは、生い立ちによって歪んでしまった
この犬の、複雑極まる性格を見事に把握し、理解していたことからも
伺えた。
結局は人間も動物も、自分を理解してくれる人と一緒に居るのが
一番幸せなのかもしれない。
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