ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

たばこの話

2009-12-17 18:39:00 | 時事(海外)
最近、日本では禁煙議論と共に、タバコの増税の議論が
活発化している。手っ取り早い増税の手段のひとつなの
だとは思うが、健康面を盾にして、「高いと思うなら吸うな」
というような、欧米並みの価格アップは、喫煙者がちょっと
気の毒である。

以下は、アジアにおける禁煙の優等生であるタイの話である。

タイでは1992年という、案外早い時期から禁煙に関する
厳しい法整備がなされた。製造や販売、喫煙できる施設
などを制限し、多くの商業施設、飲食店、鉄道の車内は
禁煙となった。

違反した場合は、違反した本人や施設に罰金が科せられる。
路上に吸殻を捨てた場合も然りである。

また、税金も高く、何といっても箱のデザインがどぎつい
のだ。喫煙によって黒くなった肺や痛めたのど、子供を抱いて
喫煙することの愚などの写真を箱の50%以上のスペースに
付けることが義務付けられている。

このグロテスクな写真を見て、禁煙に踏み切った人が50%以上
もいるのである。これにより箱のデザインも禁煙の大切な要素
だということが立証されたのである。

かく言う私も、喫煙時代にタイでこの写真を見て根元まで吸うのを
止めたり、出来るだけ軽めのタバコ変えたりと、ささやかだが健康
面を考えるようになったものである。

確かに健康被害を考えると喫煙は経済的にもマイナス要素が
強いのかもしれないが、かといって、皆が皆喫煙してしまえば
タバコ税がなくなるわけで、税収と健康との兼ね合いは案外
難しい側面もあるのだ。

まあ、それでも、喫煙は「百害あって一利なし」だが…












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