リビアのカダフィー大佐が、明治大学の学生と国際回線を使用した
「サテライト対話集会」において、約1時間にわたり、日本につい
て語ったそうである。ちょっとしたカダフィーの講義である。
核を放棄し、一応、国際社会の仲間入りを果たしたリビアだが、
それでも独裁の国であることに変わりはない。未だ外国人が自由に
リビア国内を動き回ることは難しく、カダフィー大佐も通常の国の
国家元首とは一味もふた味も異なる存在である。
そんな国のリーダーの話しを生で聞ける機会など、なかなかないので、
明治大学の生徒は非常にラッキーである。最も興味、関心のない者
にとってはどうでも良い話だが…。
以下は、そんなカダフィー大佐の話の一部抜粋である。
アフリカ諸国は苦しみの中に生きている。外国は、「アフリカの石油を
守りたい」と言いながら、同時に軍隊を送っている。中国は、スムーズ
に入って来ているが、アフリカの人々を追い出そうとしている。中国や
インドはアフリカに移民することを考えている。
日本は、アフリカに移民することも、選挙に口を出すことも考えていない。
中国とも米国とも違う。アフリカ大陸にソフトに入ることができる。
また、日本は米国とも中国とも競争できるはず。偉大な国民だと思う。
そして不思議なことに、原爆を落とした米国の影響が続いている。
それなのに、なぜ米国と友人になり得るのか。日本も核兵器を持つべきだ。
国連における日本の態度は、米国と同じである。日本には独自の立場や
意見があるはずなのに、米国に追従している。国連で米国がどこかと対立
する立場をとると、日本もそれに従う。
これから世界は、地域的に統合する。欧州、アフリカ、中東、ロシア、
中国、東南アジア、オセアニア、北米、南米という大きな地域連合になる。
日本は中国にもロシアにも所属しない、孤立している。日本の「場所」が
どこにあるべきかを考えてほしい…などであった。
カダフィー大佐をはじめて見た方々の印象は話す時、ほとんど口を
開けない。腹話術師のような話し方だった。そして非常に低い声。
彼のような低い声を聞いたのは初めてである。そして、ほとんど笑顔を
見せないなどであったそうだ。
また、「核兵器を持つべきだ」という意見などは他の国の国家元首からは
絶対に聞けないだろう。そして米国からの政治、軍事的脱却を強く求めて
いる。
まあ、内容がどうであれ、このような対話を企画してくれたおかげで、
多少なりとも日本に注目したかもしれない。この機会を逃さずに、彼を
早急に日本に招待すべきである。
そして日本とリビアの相互理解のため、日本人の誰もが自由にリビアを
訪れることが出来るよう、ビザ取得のハードルを下げていただけるように
ぜひ、取り計らって頂きたいものである。
このところは、小池百合子議員のさらなるご尽力に期待したい…。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
「サテライト対話集会」において、約1時間にわたり、日本につい
て語ったそうである。ちょっとしたカダフィーの講義である。
核を放棄し、一応、国際社会の仲間入りを果たしたリビアだが、
それでも独裁の国であることに変わりはない。未だ外国人が自由に
リビア国内を動き回ることは難しく、カダフィー大佐も通常の国の
国家元首とは一味もふた味も異なる存在である。
そんな国のリーダーの話しを生で聞ける機会など、なかなかないので、
明治大学の生徒は非常にラッキーである。最も興味、関心のない者
にとってはどうでも良い話だが…。
以下は、そんなカダフィー大佐の話の一部抜粋である。
アフリカ諸国は苦しみの中に生きている。外国は、「アフリカの石油を
守りたい」と言いながら、同時に軍隊を送っている。中国は、スムーズ
に入って来ているが、アフリカの人々を追い出そうとしている。中国や
インドはアフリカに移民することを考えている。
日本は、アフリカに移民することも、選挙に口を出すことも考えていない。
中国とも米国とも違う。アフリカ大陸にソフトに入ることができる。
また、日本は米国とも中国とも競争できるはず。偉大な国民だと思う。
そして不思議なことに、原爆を落とした米国の影響が続いている。
それなのに、なぜ米国と友人になり得るのか。日本も核兵器を持つべきだ。
国連における日本の態度は、米国と同じである。日本には独自の立場や
意見があるはずなのに、米国に追従している。国連で米国がどこかと対立
する立場をとると、日本もそれに従う。
これから世界は、地域的に統合する。欧州、アフリカ、中東、ロシア、
中国、東南アジア、オセアニア、北米、南米という大きな地域連合になる。
日本は中国にもロシアにも所属しない、孤立している。日本の「場所」が
どこにあるべきかを考えてほしい…などであった。
カダフィー大佐をはじめて見た方々の印象は話す時、ほとんど口を
開けない。腹話術師のような話し方だった。そして非常に低い声。
彼のような低い声を聞いたのは初めてである。そして、ほとんど笑顔を
見せないなどであったそうだ。
また、「核兵器を持つべきだ」という意見などは他の国の国家元首からは
絶対に聞けないだろう。そして米国からの政治、軍事的脱却を強く求めて
いる。
まあ、内容がどうであれ、このような対話を企画してくれたおかげで、
多少なりとも日本に注目したかもしれない。この機会を逃さずに、彼を
早急に日本に招待すべきである。
そして日本とリビアの相互理解のため、日本人の誰もが自由にリビアを
訪れることが出来るよう、ビザ取得のハードルを下げていただけるように
ぜひ、取り計らって頂きたいものである。
このところは、小池百合子議員のさらなるご尽力に期待したい…。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)