昨日、大阪への車中、「アジアの雑誌」を読んでいた。
「アジアの雑誌」とはタイで発行されている「G-ダイアリー」という
エロおやじ御用達用の夜遊びガイド本の元編集長らがスタッフと共に
分離独立して作り始めた雑誌である。とは言っても、やはりこちらも
誌面の3分の1はその手の広告やら店案内で占められているのだが、
つい手が伸びてしまったのは、「ナガランドを旅する」という特集だ
ったからである。
「ナガランド」
インド東北部にあるミャンマーと国境を接する場所に位置する、マイ
ナーなエリアである。長らく許可書がないと外国人は入域ができなか
った場所で、その入域許可書も4人集まらないとダメなどというやっ
かいなもので、他のインドのように自由に旅することができない場
所だった。そういう意味では、今や世界中に残された数少ない秘境と
言える。それがどうやら昨年から許可書がなくても自由に入域するこ
とが可能になったらしく、そのレポートが今月号に掲載されているの
である。
訪れた記者は、隣接するアッサム州からナガランドに入っている。
アッサムはインドの中心から見ると随分、東に位置する場所だが、
ここはまだ、圧倒的にあの鬱陶しいインド人の世界である。しかし、
一歩、州境を越えナガランドに入ると、そこは我々と同じモンゴロ
イドの世界で、それもなんだか日本昔話に出てくる懐かしいような
風景に変わると記している。道もすべて未舗装だし電気もほとんど
通っていないということである。
いかにこれまでインド政府が何もしなかったかがわかる、というか何
もできなかったのかもしれないが…。
これだけでも充分行きたくなるのだが、この記者がインドとミャンマー
の国境線上に位置する村を訪ねたときに出て来た村の長の写真を見て
さらに興味がわいた。この村長さんが首から提げている飾り物が凄い
のだ。シルバーか銅製かわからないが人の顔のようなものが5つ横に
並んでいて、そのうえにあるプレートのようなものにアルファベット
で文字が入っている。おそらくそれほど古いものではないように見え
るのだが、特に民族的に強烈なインパクトがあるというわけではない
が、なんとも言い難い感覚のもので思わず欲しくなった。
長らく限られた外国人しか入っていないわけで、それだけに商業的で
はない珍しいものも見れる可能性もあるし、しばらくの間は人々も珍
しさもあって非常に親切に違いない。
行くなら早いうちに限る…だろう。
また、ナガランド以外にもマニプル州とミゾラム州が開放されたよう
で、残るはチベットと隣接するアルナーチャル・プラディッシュ州
のみパーミッションがいるような記載であった。
現在、ミャンマーも急激に民主化されており、今後、少数民族との和
解がさらに進めば、正式にインドとの国境も開放され、近い将来、我
々外国人にも東南アジアからインドへの陸路での道が開かれる日も近
いかもしれない。
もっとも、そうなれば、今のラオスのように急激に観光化され、あっ
という間に開発されてしまうかもしれないが…。
うーん、行きたいなー。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
「アジアの雑誌」とはタイで発行されている「G-ダイアリー」という
エロおやじ御用達用の夜遊びガイド本の元編集長らがスタッフと共に
分離独立して作り始めた雑誌である。とは言っても、やはりこちらも
誌面の3分の1はその手の広告やら店案内で占められているのだが、
つい手が伸びてしまったのは、「ナガランドを旅する」という特集だ
ったからである。
「ナガランド」
インド東北部にあるミャンマーと国境を接する場所に位置する、マイ
ナーなエリアである。長らく許可書がないと外国人は入域ができなか
った場所で、その入域許可書も4人集まらないとダメなどというやっ
かいなもので、他のインドのように自由に旅することができない場
所だった。そういう意味では、今や世界中に残された数少ない秘境と
言える。それがどうやら昨年から許可書がなくても自由に入域するこ
とが可能になったらしく、そのレポートが今月号に掲載されているの
である。
訪れた記者は、隣接するアッサム州からナガランドに入っている。
アッサムはインドの中心から見ると随分、東に位置する場所だが、
ここはまだ、圧倒的にあの鬱陶しいインド人の世界である。しかし、
一歩、州境を越えナガランドに入ると、そこは我々と同じモンゴロ
イドの世界で、それもなんだか日本昔話に出てくる懐かしいような
風景に変わると記している。道もすべて未舗装だし電気もほとんど
通っていないということである。
いかにこれまでインド政府が何もしなかったかがわかる、というか何
もできなかったのかもしれないが…。
これだけでも充分行きたくなるのだが、この記者がインドとミャンマー
の国境線上に位置する村を訪ねたときに出て来た村の長の写真を見て
さらに興味がわいた。この村長さんが首から提げている飾り物が凄い
のだ。シルバーか銅製かわからないが人の顔のようなものが5つ横に
並んでいて、そのうえにあるプレートのようなものにアルファベット
で文字が入っている。おそらくそれほど古いものではないように見え
るのだが、特に民族的に強烈なインパクトがあるというわけではない
が、なんとも言い難い感覚のもので思わず欲しくなった。
長らく限られた外国人しか入っていないわけで、それだけに商業的で
はない珍しいものも見れる可能性もあるし、しばらくの間は人々も珍
しさもあって非常に親切に違いない。
行くなら早いうちに限る…だろう。
また、ナガランド以外にもマニプル州とミゾラム州が開放されたよう
で、残るはチベットと隣接するアルナーチャル・プラディッシュ州
のみパーミッションがいるような記載であった。
現在、ミャンマーも急激に民主化されており、今後、少数民族との和
解がさらに進めば、正式にインドとの国境も開放され、近い将来、我
々外国人にも東南アジアからインドへの陸路での道が開かれる日も近
いかもしれない。
もっとも、そうなれば、今のラオスのように急激に観光化され、あっ
という間に開発されてしまうかもしれないが…。
うーん、行きたいなー。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)