ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ブルーカード

2012-01-27 14:11:28 | 時事(海外)
アメリカの永住権のことを、俗に「グリーンカード」と読ぶことは、
周知の通りである。

そして、アメリカでは多くの不法就労者らが、このグリーンカード
を取得する為に四苦八苦しているのも周知の通りである。確か数年
前には、このような人々の姿を追った「グリーンカード」というタ
イトルそのままの映画も公開された。

そして、今年はなんとモンゴルが、経済成長に伴い不足する労働者
を補う名目でモンゴルの永住権、その名を「ブルーカード」と名付
け、広く永住者を募り始めている。

それを聞いて始めは、「日本は先を越されたな…」と思うと同時に
「日本人も行けるのか…」などと思ったのだが、詳細を見て「なん
だ、こりゃ…」と首を傾げることになった。

システムこそ、アメリカのグリーンカードを踏襲しているのだが、
移住の条件に当てはまるのは、「世界に散らばるモンゴル系に限る
…」ということである。中国・内モンゴル自治区やシベリアに住む
モンゴル人に始まり、アフガニスタンのハザラ人やモゴール人のよ
うに歴史的にかつてモンゴル帝国時代にモンゴルから派遣されたモ
ンゴル軍の末裔やモンゴル帝国以降の歴史に翻弄され、移住した民
族を示すということなのである。

しかしそれって、一体、どうやって、特定するのだろう…?

内モンゴルやシベリアに住むモンゴル人なら未だしも、そもそもモ
ンゴル帝国なんて12世紀~16世紀とかに栄えた「チンギス・ハーン」
の時代の話である。実際、その後の何百年で相当、混血を繰り返し、
ハンガリー人なんて姿形は完全ゲルマン民族仕様だが、モンゴル襲来
時に随分、血が混ざりある意味、モンゴル系とも言えるのではないの
か?他にもそのような民族はゴロゴロ居そうである。

正確なところはわからないが、いわゆる「モンゴル系」とひとくく
りに言われても、その定義は大変、曖昧でかつ広範囲になると思わ
れる。

では何か簡単に判別できる方法はないのか…?

ひとつだけ、確固たるモンゴル系の証があるではないか!

我々日本人にもある「蒙古斑」だ。

これがあれば、いや、できたかどうかか?いやいや、赤ちゃんの時
の尻の写真なんてないだろうから証明するのは難しいが、とりあえ
ず「蒙古斑」のある家系かどうかでひとつの目安になるのではない
だろうか?

それに、モンゴル人が慎み嫌う漢民族には「蒙古斑」はないわけで、
ある。これで漢民族の流入は防げるだろう。また、これで日本人は
OKとなる。

後は、行きたい人がどれだけいるのかが問題だが…。
冬は相当、寒いしなー。



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