いろんなことに飽きてくると、思考もネガティブになってくる。
ウイルス収束後の世界である。すでにウェブ上では「アフターコロナ」なる言葉も飛び交い、不況下をいかに生き延びるか、テレワークに特化した働き方の模索といったことが話し合われている。間違いなくこれを機に棚ぼた的に「働き方改革」も進むだろう。
けれど私にとっての関心ごとのひとつは国家間の移動にまつわること。おそらくこれを機に現在のグローバル化は否定せずとも、いくらか針を戻して少なからず人の流れを規制しようという動きが出てくるのではないかということ。出入国にビザを課したり健康診断書を求めたり、または保険税などという名目である程度の額を徴収したりすることが行われることになるような気がするのだ。
そのくらいで済めばまだいい。グローバル化で世界は身近になったが、国を越えて入ってくるのは、人、モノ、金だけでなく疫病もやってくるということをどの国も思い知った。それなら極力、国を閉ざしていたほうがいいのではないかと考える人々、国が出てくるのもまた自然だと思う。
1930年代、当時世界恐慌を乗り切るために、多くの国は通貨圏ごとにブロック化し国を閉鎖した。コロナ終息後、本格的にやってくる大不況では、皆、他国を気にかける余裕などなくなっているはず。アメリカは今よりはさらに内向きになり、EUもコロナの疲弊で存在感は薄まり、日本も瀕死状態。かろうじて中国だけが元気で、今こそチャンスとばかりに存在感を高める。世界中でインバウンドは縮小し、旅行や留学という行為も縮小し、グローバリゼーションから反転してのブロック化、こうして世界恐慌の再来、というネガティブ妄想が止まらない。
これからは暗黒の時代がやってくるのではないか?
2020年が終わりの始まりなのではないか?
そう思いながらも、どこだったが外国の経済学者の記事が目に留まった。
世界中の人々はコロナウィルスにおいて多くの自粛を強いられている。近代において戦時中以外でのこのような大規模の自粛はかつてない不自由を人々に与えている。これが終息した後の人々の外に向かうエネルギーは、大規模な形で経済に恩恵をもたらすだろう。人は我慢を強いられれば強いられるほど、解放された時の反動は大きくなる。自由を満喫するための確認活動として、消費という形で体現しようとする。
つまり終息後は、戦後の復興特需のように経済は上向きになるだろうという予測…?
まぁ、本当のところはどうであれ、ちょっとだけ勇気づけらるものであるのは確かだ。
まだまだ頑張らねば…。
ウイルス収束後の世界である。すでにウェブ上では「アフターコロナ」なる言葉も飛び交い、不況下をいかに生き延びるか、テレワークに特化した働き方の模索といったことが話し合われている。間違いなくこれを機に棚ぼた的に「働き方改革」も進むだろう。
けれど私にとっての関心ごとのひとつは国家間の移動にまつわること。おそらくこれを機に現在のグローバル化は否定せずとも、いくらか針を戻して少なからず人の流れを規制しようという動きが出てくるのではないかということ。出入国にビザを課したり健康診断書を求めたり、または保険税などという名目である程度の額を徴収したりすることが行われることになるような気がするのだ。
そのくらいで済めばまだいい。グローバル化で世界は身近になったが、国を越えて入ってくるのは、人、モノ、金だけでなく疫病もやってくるということをどの国も思い知った。それなら極力、国を閉ざしていたほうがいいのではないかと考える人々、国が出てくるのもまた自然だと思う。
1930年代、当時世界恐慌を乗り切るために、多くの国は通貨圏ごとにブロック化し国を閉鎖した。コロナ終息後、本格的にやってくる大不況では、皆、他国を気にかける余裕などなくなっているはず。アメリカは今よりはさらに内向きになり、EUもコロナの疲弊で存在感は薄まり、日本も瀕死状態。かろうじて中国だけが元気で、今こそチャンスとばかりに存在感を高める。世界中でインバウンドは縮小し、旅行や留学という行為も縮小し、グローバリゼーションから反転してのブロック化、こうして世界恐慌の再来、というネガティブ妄想が止まらない。
これからは暗黒の時代がやってくるのではないか?
2020年が終わりの始まりなのではないか?
そう思いながらも、どこだったが外国の経済学者の記事が目に留まった。
世界中の人々はコロナウィルスにおいて多くの自粛を強いられている。近代において戦時中以外でのこのような大規模の自粛はかつてない不自由を人々に与えている。これが終息した後の人々の外に向かうエネルギーは、大規模な形で経済に恩恵をもたらすだろう。人は我慢を強いられれば強いられるほど、解放された時の反動は大きくなる。自由を満喫するための確認活動として、消費という形で体現しようとする。
つまり終息後は、戦後の復興特需のように経済は上向きになるだろうという予測…?
まぁ、本当のところはどうであれ、ちょっとだけ勇気づけらるものであるのは確かだ。
まだまだ頑張らねば…。