★映画「君の膵臓を食べたい」
日テレで先週の金曜日、放送された。
内容は、余命1年の女子高生(浜辺美波)とクラスメイトの男子(北村匠海)のプラトニック・ラブ、青春ものの透明感のある物語で、惹きつけられる映画だった。
「俺にもああいうことがあったよな。子供だったなあ。あそこでソファに押し倒せばよかった」とか、若い時のほろ苦さが思い出された。
親に黙って二人で東京から博多まで秘密旅行して、博多の高級ホテルで同じベッドで朝を迎えたのに何も事件は起きなかった。
また、浜辺美波の自宅に呼ばれた北村匠海は、美波に「親は今晩泊りでいないのよ」と言われても、そのまま帰ってしまった青春の1ページ。
まあ、そこで事件が起きれば悲劇のヒロインではなくなり、純愛物語ではなくなるのだが。
されど、ラストシーンは浜辺美波が病気(すい臓がん)で死ぬのではなく、通り魔殺人であっけなく死んでしまったのは、純愛ストーリーとしては大きな不満が残った。
そこは余命1年の悲劇のヒロインを演じ続けて欲しかった。
もちろん原作の問題であるが。
なおこの映画は、2017年に公開され、興行収入35億円を記録しヒットした。
そして2018年に日本アカデミー賞・優秀作品賞と浜辺と北村両名が新人俳優賞をダブルで受賞した作品。
★トランプ大王と米兵。
戦死した米兵を「負け犬」と侮辱し、脚や腕を失った退役軍人を「誰も見たくない」としてワシントンでの軍事パレードに招待しないよう側近に指示していたという。
2018年、トランプがフランスを訪問した際、第一次大戦で戦死した米海兵隊の約1800人が埋葬された墓地への訪問予定を「大勢の負け犬が埋まる場所になぜ行く必要があるのか」と言ってキャンセルしたという。
また、ワシントンで軍事パレードを計画した際、戦闘で体の一部を失ったり、やけどを負ったりした軍人を「観客は見たくない」と語ったと伝えた。
なお、トランプは記者会見で「完全な嘘だ」と強く否定。
しかし、これが真実だとすると、トランプは大統領選挙で負けますね。
大統領は陸海空三軍の長であるばかりでなく、海兵隊の直属の最高指揮官ですから、アメリカの為に戦死し、負傷した米兵に対する大いなる侮辱です。
(じゅうめい)