光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

東京駅の「東京肉三昧弁当」

2025-01-30 05:21:09 | グルメ
 今回は昨年暮れの四度目の帰省の話から。


 往路の「はやぶさ」はコロナ禍以来、5年ぶりくらいの東京始発となりました。
 時間はそろそろお昼時でもあったので新幹線改札前の駅弁屋へ。

 思えば東京駅で駅弁を買うのも5,6年ぶり、あるいはそれ以上かもしれません。

 そこで拾い上げたのが「東京肉三昧弁当」という奴。
 「東京ステーションホテル総料理長 石原雅弘監修」というのが売りの様です。

 黒毛和牛カルビ甘辛焼き(東京の醤油醸造所 丸大豆醤油使用)
 豚ロース生姜焼き
 鶏モモ江戸甘味噌焼き(江戸甘味噌使用)

 と、錚々たるメンツが揃った「肉肉しい駅弁」です。
 期待を胸に秘め、そのまま「はやぶさ」のE席へ。

 大宮と宇都宮の間くらいでそろそろと蓋を開けます。


 手前に生姜焼、奥に鳥味噌焼が配置されていますが、上から食べても下から食べても「2番目に箸を付けるのは牛カルビ」になるという計算された配置(そうか?)

 つまり「豚と鳥は来たる牛カルビへの前奏曲(あるいはエピローグ)」という訳なのでしょう。

 私は手前の方から頂きましたが、駅弁に豚の生姜焼きというのは(少なくとも東日本では)割合珍しい気がします。生姜焼きは自家製弁当には定番のおかずですからわざわざ駅弁で出すメリットが薄いのかもしれません。
 ですが生姜風味でさっぱりした舌で次に来る和牛カルビを口にすると、これがまた芳醇な風味と赤身と脂身のハーモニーが食欲をそそりました。

 その後の甘味噌焼(と付け合わせの人参、椎茸)は牛の脂身の残る舌をあっさり系の風味で締めてくれます。
 まあ、駅弁なんてどこから食べても満足感がある物ですが、この弁当に関しては「3種の肉の交響曲」を楽しむ感覚で食べるのが似合う気がしました。

 肉の交響楽に気を取られて一緒に買ったビールの存在をうっかり忘れるくらいに(笑)

駅弁フェアの「有田焼カレー」

2025-01-23 05:58:49 | グルメ
 先日の運転会の帰りがけのことです。

 帰途に立ち寄ったスーパーで駅弁フェアが開催されていました。
 「鉄道模型の運転会の帰りに駅弁フェア」とは出来過ぎの様な気もしますが、思えばかつてはショッピングセンターでの運転会は大概「駅弁フェア」を併催していた事が多かったですから、この際時宜には叶っているかなとw

 で、なるべく故郷や現住地との縁の薄そうな地域の駅弁をと言う事で選んだのが佐賀の「有田焼カレー」
 (上記の条件に合う所というと九州か四国になる確率が高いw)

 実は最初、このネーミングに一瞬戸惑うわたしがいます。
 これは「有田焼のカレー」なのか、それとも「有田の焼きカレー」なのか?

 パッケージには「有田焼器入」とあるので前者らしい。そういえば故郷でも「やたら器が豪華なわんこそば弁当」というのに当たった事があります。
 有名なところではかつての「峠の釜めし」など器に凝った駅弁は一時期多かったですね。

 と言う訳で、やたらずっしり重い弁当箱を抱えて自宅へ。
 赤い化粧箱から出てきた有田焼の茶碗の中にはチーズの乗ったカレーがお目見えです。
まあ、彩は良いのですがこれを冷たいまま食べるのは気が進まないのでレンチンしました。熱々のところを頂くと流石にチーズカレーの風味が香ばしい。
 と、味については文句がありません。

 ただ、この駅弁で引っかかるのは「カレー」と言う素材そのものです。
 以前、帰省の折に「駅前で売られていたカレーライスを特急電車の中で食べたら車内にカレーの匂いが充満してものすごく気まずい思いをした」事があります。
 一応こちらも駅弁ですからその点はどうなんだろうか、と素朴に思います。

 事実、このカレーをレンチンしたら「丸3日くらい台所から焼きカレーの匂いが抜けませんでした」し。

 それを別にすると器は「そのまま自分用の茶碗で使える上品な風合い」があって釜飯の釜よりは実用性が高いと思います。否「食卓を優雅に彩る有田焼の食器」と思えばこれはなかなか良いのではないかと。
 (そういえば上述のわんこそば弁当の器も長いことそばを食べるのに使った記憶がありますw)

「小淵沢駅120周年記念弁当」

2024-12-24 05:37:42 | グルメ
 今年4回目の帰省から。
 今回はグルメネタです。

 例によって往路はE353のあずさに乗って東京を目指したのですが、出発が朝一だったので朝食を摂っていません。
 どうせならこの機会に山梨の駅弁をワインと一緒に頂こうかと駅弁屋を覗くと、

 その名も「小淵沢駅120周年記念弁当」というのに当たりました。
 この間の帰省でも「東北新幹線40周年記念弁当」というのを食べているので、こういうのを見るとグッときます(笑)

 さっそく購入し往路の電車でワインをちびりりびりやりながら頂きました。

 ふたを開くと何やらおせち料理か懐石みたいなのが目に飛び込んできます。
 対角線上に配された3マスにはおこわ状のごはん。
 その名も「煮貝ごはん」「小淵沢古代米ごはん」「元気くるみごはん」の三目並べ。
 おかずには「鯖のみそ焼き」と「ワインビーフのシチュー」が入り、合間にフキの煮物や餺飥グラタンが色を添えます。

 それでも物足りないなら対角線上には「カツサンド」左下には高野豆腐とデザートの寒天餅までついてきます。

 何しろこの豪華な弁当をワインと一緒に頂いたので、なんだか「朝から結婚披露宴にでも出ている様なおめでたい気分」になってきます。
 おまけに勝沼の辺りからは爽やかな青空の元南アルプスがくっきり拝めるパノラマなのですから極楽気分も極まれり(笑)

 おかげで東京駅に着いたらいきなりアルコールが足に来ました(汗)
 まだこの後東北新幹線があるのに。

 なお、パッケージはそのままアルプスの縦万古に化けますし、間に入っていたチラシには小淵沢駅や中央線のD51戦時型とかDF50の重連とかの写真が載っていて、これまた飽きさせません。さすがは「駅グルメのデパート・丸政」だけの事はあります。

 以下余談。
 帰宅後に今回の帰省の食費を計算したら、ダントツで高価だったのが「一番最初に食べたこの駅弁だった」のには驚くやら呆れるやら。

博多駅の「牛ハラミ焼肉と牛カルビ焼肉重」

2024-12-05 05:25:31 | グルメ

 今回のはなしはやや出し遅れのネタですがご勘弁ください(汗)
 先日の二度目の帰省から帰ってみると、現住地のスーパーでも「駅弁大会」という奴ををやっていて「ああ、そうかもう10月なんだな」と思い当たります。

 14日が「鉄道の日」だからでしょうか、現住地の異なる三つのスーパーがそれぞれ別個に駅弁フェアをやっていたのには驚かされましたがw

 前にも書きましたが、駅弁フェアでは故郷やそこに隣接する地域の駅弁や銘菓が並ぶことが多いので逆に帰省した時の新鮮味に欠けることが往々にしてあるのですが、逆に普段行き付けない地域の駅弁を頂くならこれはこれで悪くありません。

 そういうわけで今回選んだのは博多駅の「牛ハラミ焼肉と牛カルビ焼肉重」という奴。
 (製造は鹿児島の松栄軒ですが)

 最近の駅弁でよくみる「2種類の焼肉(またはすき焼き)のあいがけ丼」のひとつです。

 右側のカルビから頂きましたが脂身の多い肉にタレが濃く絡んでご飯が進みますし、そこから左のハラミに移ると歯応えのある肉から肉汁が沁みてくる感じでこれまた味のバラエティが楽しめました。

 ただ、この美味しさは「レンジでチンして発揮される」性質の風味だったかもしれません。ラベルにも「レンチン推奨」のような事が書いてありましたし。

 そういえば盛岡の牛めしも生石灰加熱で同様の効果をあげていました。脂身の多い牛肉なんかだとある程度温かい方が美味しいのは確かですね。

3度目の盛岡行きにて・今度こその「はやぶさで駅弁」(笑)

2024-11-27 05:47:39 | グルメ
 先日の3度目の帰省に絡むはなしから。

 前回の帰省では「大宮駅の駅弁屋さんが早く閉まっていた為、大した駅弁が選べなかった」という恨みが残っていまして「今度こそは「はやぶさの中で駅弁を」という決意で臨んでいました(笑)

 「はやぶさ」の大宮出発は昼の12時過ぎでしたから、今回は余裕で選べるはずです。
 勇躍駅弁スタンドに駆け込んだのは良いのですが、そこに並んでいるラインナップで焼肉系のまあ多い事!
 牛肉系やすき焼き系ばっかりで前回買った「チキン弁当」の方がかえって個性的に見えたくらいなのです。

 ここは本来なら深川めしや大宮弁当など、個性的な駅弁がもっと揃っている筈なのですが、その手の奴は早々に売り切れたらしく、またもや機会を逸した気分。まあ、それでも「駅弁を選ぶ」楽しみはぎりぎり残っているのでまあ良しとすべきでしょう。

 で、購入したのは「江戸甘味噌カツ牛すき弁当」でした。
 「なんだか近所の駅弁フェアにでも並んでいそうな普通感全開の弁当」と最初は思っていたのですが、他所で見かけた「焼肉とすき焼き」とか「焼肉とステーキ」とかいう組み合わせに比べると「カツとすき焼き」というのはありそうで案外ないメニューかもしれません。

 ふたを開くとカツ衣のきつね色とすき焼きの茶色のコントラストが眩しい(笑)付け合わせがひじきと切り干し大根というのも気が利いています。すき焼きの肉は少なめで、しらたきやシイタケが目立ちますが、その分は味噌カツのボリュームでおあいこというところなのでしょう。

 味の方はさすがに駅弁フェアのそれとは一線を画した旨さ。出来立てを頂ける「駅の駅弁」の面目躍如というところでしょうか。
 肉は少なくとも甘辛だれのしみたすき焼きは上品な味わいでしたし味噌カツも良い豚肉を使っているのか歯応えも適度で味噌がこれまた合います。箸休めの切り干し大根すらも二つのメインディッシュの合間に挟むと適度な酸味が絶妙でした。

 1人前で2種類のメインディッシュという贅沢をわかりやすい形で体現した佳作というところでしょうか。
 子どもなんかはこういうの、喜びそうです。

 先月に引き続き、今回も乗車土産は「トランヴェール」の最新号。
 「駅弁を食べた後、車内売りのコーヒーをすすりつつ、トランヴェールを読む」

 わたし的に「新幹線帰省の優雅なひととき」ではあります。

 そうこうするうちに「はやぶさ」は1時間45分の工程を終え、盛岡に近づきます。

新幹線帰省と駅弁(とじゃじゃ麺)のはなし

2024-11-03 05:54:32 | グルメ
 先日の新幹線帰省の折、帰路では盛岡駅で駅弁を買い込みました。
 当然その晩の晩飯用です。

 盛岡駅の駅弁コーナーにもいろいろ駅弁が並んでおり岩手のみならず宮城、秋田、山形辺りのものが選べるのですが米沢の「牛肉ど真ん中」をはじめ「現住地の駅弁フェアでも買える様になった」物も結構多くてやや迷います。
 なので今回は「駅弁フェアで売っていないラインナップ」というへそ曲がりな基準で選ぶ事になりました。

 まず選んだのは秋田は大館の「とても硬い親鳥の鶏めし」という挑戦的なネーミングの一品。
 ラベルには「ゴリゴリに硬い親鳥肉!顎が疲れる!でも美味い!」とあります。

 蓋を取ると味付け飯の脇に鶏の煮付けらしきおかずが付いています。どうやらこれが親鳥肉の様ですね。一口口に運んでみましたが、確かに硬いことは硬いのですが、味がよく沁みたコリコリ感のある食感でご飯にもよく合います。むしろ噛んでいる時間が長い分「よく味わって食べられる」とも言える訳で思ったよりも味わい深い駅弁という印象でした。

 で、もう一つは地元盛岡のやつをひとつと思って見回して見つけたのが
 「盛岡じゃじゃ麺と牛めし弁当」なる一品。
 盛岡に着いた時にもコンビニのじゃじゃ麺を頂いているのですが、まさか駅弁にもじゃじゃ麺メインのものがあるとは思いませんでした(笑)

 その昔、東家が「わんこそば弁当」を出した時以来の衝撃です。

 蓋を開くと牛めしとじゃじゃ麺が半々くらいのボリュームで載っています。そのままでは冷たいのですが最近の駅弁にある「生石灰加熱式」なので糸を引っ張って加熱するとどちらも熱々になります。


 じゃじゃ麺は熱々でないとモサモサするばかりで食べられないですから熱々というだけでとても有難い。
 味の方もコンビニ並みのレベルは確保されているので、じゃじゃ麺を食べ慣れた人でも違和感は少ないと思います(でも例によってチータンタンはできませんがw)

駅そばの「丸政」のサンドウィッチのはなし(笑)

2024-10-16 05:54:42 | グルメ
 今回は久しぶりに食べ物ネタから。

 先日CSで放送されていた「駅そば」の番組で小海線小淵沢駅の「丸政」の立ち食いソバが出ていて、一瞬懐かしい思い出に浸りました。

 十数年くらい前でしょうか、当時はまだテツドウモケイの趣味の再開前だったのですが、久しぶりに駅弁が無性に食べたくなりわざわざ小淵沢駅まで車を飛ばした事がありました。
 その時は小淵沢駅自体行くのが初めてだったのですが、着いてみると周囲の空気の清澄さに加えて如何にも駅弁が似合いそうなローカル臭を感じさせる駅でしたから駅弁一つ買うにもなかなか気持ちが良かった思い出があります。

 そのローカルカラー満載の駅舎は2017年に建て替えられてアヴァンギャルドなデザインに変身してしまいましたが、駅弁や駅そばの方は相変わらず売られている様なのでひさしぶりに今度行ってみようかなとか思っています。

 さて、TVで紹介されていたのは「山賊焼きが乗っかった駅そば」でしたが「丸政」という蕎麦屋さんは富士見駅をはじめ韮崎駅や甲府駅なんかにも出店を出していてあの界隈では駅そばの定番として有名なところです。実際、甲府辺りならばわたしもお出かけのついでに駅そばや駅うどんを食べることが多く、馴染みもそれなりにあります。
 (尤も、わたしのお気に入りは山賊焼きではなく「コラーゲンチャーシュー」の載ったそばの方で、特に冬場なんかは満足できる一品だと思います)


 また「丸政」には駅弁屋さんというもう一つの顔があり、これまた中央線を利用する際にはお世話になっている物が多いです。
 (最近「高原野菜とカツの弁当」に当たらないのがそろそろフラストレーションになりつつありますが)

 「そば屋の天むす」なんかは新宿伊勢丹でも売られているそうで、こうして見ると「丸政」という店は山梨では「駅グルメの百貨店」みたいな存在なのではないかという気がしていました。

 そんなことを考えながら、先日甲府に買い物に出かけた折にスーパー(鉄道とは関係ありません)で何の気なしに昼食用のサンドウィッチを購入しました。

 いわゆる「総菜パン」の一種で、ほかの店のそれに比べて野菜比率が高い上に肉系もそれなりにボリューミーなので、そのスーパーに寄った折には大概買い込む一品です。
 帰宅後、いつものように昼食にそれらのパンをぱくついていたのですが、何の気なしにラベルを見たら

 なんとそのサンドウィッチもが「丸政」の一品でした。これまでこのサンドウィッチは何度となく食べていながらどこの製造かなんてまったく気にしていなかっただけに驚いたのなんのって(笑)

 そういわれてみれば駅そばや天むすのそれに共通したボリューミーさのある総菜パン、しかも生野菜のふんだんさは駅弁のそれを彷彿とさせます。
 ことによるとこのサンドウィッチは駅でも売っているのかもしれません(どちらかというと「電車の中で食べるならそれなりに豪華な感じのする食べ物」ですし)
 次に甲府に行くときには探してみようかとか今から思っています(笑)

松川弁当店の「W牛ハラミステーキ弁当」

2024-08-06 05:58:07 | グルメ
 先日、行きつけのスーパーに出かけたらたまたま「東北フェア」というのをやっておりまして、例によって東北の駅弁がいくつか売られておりました。
 基本的に「山形の牛肉」と「仙台の牛たん」ばかりでしたが、いい機会だったので今日の昼は駅弁にする事にしました。

 で、選んだのが米沢の松川弁当店の「W牛ハラミステーキ弁当」と言う奴です。
 同じパッケージにカットステーキとさいころステーキの2種類が入った豪華版、付け合わせもニンジン、カボチャ、いんげんと彩のバランスが良く食欲をそそってくれます。
 一方で店のステーキではありえないであろう「玉子焼きと漬物」が駅弁を主張しています(「ほっと●っと」や「か●どや」ではこういう組み合わせはやらないだろうな笑)

 カットステーキは薄味で肉の風味で勝負している一方で、さいころの方は牛の角煮みたいにたれが濃厚。一食で食べるなら味のバラエティも感じられ駅弁としては楽しい構成です。
 駅弁の常でご飯がみっちり詰まっているのでサイズの割には満腹感はありました。

 と、まあ、そこまでは良いのですが(笑)これを買ったのは「雨の日曜日の朝」
 帰宅しても「家の中はどんよりと薄暗く、ワクワクして駅弁を食べる雰囲気でなかった」のが残念でした。

 いや、例え雨の中でも列車の中の賑やかな雰囲気で食べれば駅弁らしい旅情感も得られるのでしょうが、流石に自宅の中に「車内の喧騒」まで持ってくる訳には行きません(汗)

 アテの飲み物は先日購入した「未来のレモンサワー」
 この間の上京の折、あちこちで広告や看板にお目に掛った一品(何しろ渋谷ではビルの一階が丸ごとこれの広告になっていた位です)ですが「薄切りのレモンがサワーに浮かんでいる」のが売りで、のど越しの爽やかさはこういう脂っぽい駅弁にはよく合います。

モジュールの夜景を見ながら「夜景電車ブレンド」を飲む(笑)

2024-07-31 05:23:16 | グルメ
 先日紹介した岳南電車のコーヒーの話の続きです。
 トレインフェスタで買ったドリップコーヒーには「岳南電車ブレンド」のほかにもうひとつ「夜景電車ブレンド」というのがあります。

 「夜景に合わせた深煎りロースト」だそうで工場街の夜景と電車のコラボを売りにしているこの会社らしい一品といえましょう。
 (まあ、地方私鉄が鉄道模型ならぬコーヒーを売るというのもなかなか意表をついていますがw)

 さて、これを手にして思いついた事
 それは「夜景ブレンドを夜景を見ながら嗜む」です。

 とはいえ、自宅周囲半径5キロ圏内に線路がない我が家のこと、眺める夜景も当然「レイアウトの夜景」という事になります(笑)

 先日グランシップから撤収してきたモジュールですが搬送の都合上、フェスタでは背景にあった高層マンション群はいずれも取り外しが可能でした。
 それらのマンションは箱詰めのまま次の機会を待つ状態ですが、他のシーナリィはベースに取り付けたまま自宅のテーブル上に鎮座している状態でしかも配線が独立しているため結線すれば夜景が可能です。

 イベントならいざ知らず自宅でならややうるさく感じられる高層ビルを外すとモジュールの空がいきなり広くなったような錯覚が(笑)
 同様にイベント時にはあまり目立たなかったヤード照明塔もがぜん存在感を増し、モジュール製作時に想定していた「かつての機関区」の雰囲気に近づきました。

 この夜景を肴に「夜景電車ブレンド」で一杯やる訳です。
 おつまみならぬアテにもって来たのは近所のローソンで売られていた「有明のハーバー(笑)」

 横浜のお菓子に煉瓦街の夜景、そこに一杯のコーヒーというのは我ながら優雅な感じがします。
 窓の外は最近の梅雨空で背の高さまで伸びた田舎の雑草ばかりなのにwww

 コーヒーの方は岳南電車に比べると風味と酸味が幾分強く、ひと口で目が覚めそうな風味ですがこれまた嫌味なところがなくゆったりと飲めます。
 (それだけにマニア受けはしない味かもしれませんが、スーパーで売っているオリジナルブランドのドリップコーヒーよりははるかに喫茶店的です)

 これで室内灯の付いた電車でも通過して見せれば気分は満点なのですが生憎線路に通電していないのでそこまでは出来ませんでした。
 この辺は次回までお預けですねw

ドリップコーヒーの「岳南電車ブレンド」

2024-07-18 05:19:00 | グルメ

 先日の平日休はトレインフェスタで持ち込んだモジュールやら機材、車両の整理やらで雨の日を過ごしました。
 もちろん当地で入手できた土産物も改めて出して来たのですが、その中にブログで紹介していなかった品もあったのでこの機会に紹介したいと思います。

 整理も昼近くなり、そろそろ昼飯にでもしようかと思った時に箱から零れ落ちたもの。
 それは岳南電車のブースで購入していた「ドリップコーヒーのパック」でした。

 そういえば、イベントの終わり近くになってクラブのメンバーとショップを巡った時に見つけていたもので、メンバーのお気に入りだった事もあってわたしもそれに惹かれる形でいくつか購入していたものです。

 「岳南電車ブレンド」には7000形をあしらったイラストが付いていましたが「左上のQRコードをスマホで読み取ると岳南電車の動画を楽しめる」という記載が。
 お湯が沸くのももどかしく、さっそく試してみる事にしました。

 アテにはこれまた静岡みやげのひとつ「きみのまま」(浜松のしっとり系バームクーヘン。家族はもとより故郷への土産にも好評な一品です)を切り分けて、件の動画を再生します。

 踏切を通過する7000形の1分ほどの動画が再生されました。
 雨の休日、外出もままならない昼下がりのプレゼントとしてはなかなかに小粋なアクセントです。

 コーヒーの方は特に刺激的ではないニュートラルな味わいと喉越しでスーパーで売られている下手なドリップコーヒーよりも好感を持てるものでした。特に今回の様にバームクーヘンなんかとの取り合わせはぴったりです。
 なるほど、メンバーがお勧めするだけの事のある味わいでした。

 次回のフェスタではもう少し買い込んでみようかなと(笑)

 同時購入した「夜景電車ブレンド」も楽しみです。

「甲州地鶏使用・八ヶ岳高原の鳥めし」

2024-07-02 05:38:39 | グルメ
 わたしのここ2,3年の傾向として「トレインフェスタの直後は無性に山梨の駅弁が食べたくなる」らしく、平日休に甲府駅に駆け込んで駅弁を食べるという習慣が出来つつあります(我ながらなんでしょうね、この習慣)

 今回も丸政から「甲州地鶏使用・八ヶ岳高原の鳥めし」を選びました。

 今回は静岡でやや常識的な駅弁ばかりだったので少しはローカル色の強いのを選びたかったからです。

 購入した駅弁は特急と普通列車の間合いが30分以上ある、ホームに人が殆どいない時間帯に待合室で頂きます。
 これで旅情を感じるのだから安いものですが(汗)

 前回の鳥そぼろと違い鶏の切り身が乗っているのと彩のレンコン、山菜、ニンジンの付け合わせがローカルカラーを引き立てます。
 やっぱりこれくらい彩りがある方が駅弁らしい気もします。

 鶏は味噌で味付けしてあるらしくあっさりとした中に食感を感じさせてくれる歯ごたえ。
 ピクニックで食べるにも似合いそうです(今度やってみようかなw)

 ところで帰りがけに改札内のNewDaysを覗いたら「こばやしの牛たん弁当など」が売られていてびっくりしました。
 期間限定とはいえ、駅のコンビニで駅弁大会とは(驚)

静岡駅弁食べまくり・・・(グランシップトレインフェスタ2024から)

2024-06-12 05:22:51 | グルメ
 グランシップトレインフェスタ2024から。
 今回はイベントでも「食べる方」のネタです。

 これまでトレインフェスタではコロナ禍の前は「スタッフも一般客に交じって会場の駅弁を買って食べていた」のですが、昨年は「主催者が指定したまとめ買いの駅弁を予約購入」する形式になり、今年からは「昼食は各自持ち込みで」と変わりました。

 事実、今年のトレインフェスタの人出は過去最大に近いものだったらしく「駅弁コーナーの品物が午前中で売り切れになってしまう」勢いだったそうなので、この上スタッフが一般客に交じっていたら空恐ろしい事になっていた事でしょう。
 まあ、余談は置いておいて、

 そういう事情で当クラブでは会場に向かう途中、静岡駅の駅弁コーナーで予め昼食を調達する形になりました。
 なので例年の様な「地元の名物満載系」の駅弁とはいささかノリが変わりましたが、それでも会場で駅弁を食べることには変わりありません(笑)

 初日に食したのは「ちびまる子ちゃん弁当」と「助六寿司」という我ながら無茶苦茶な組み合わせ。

 卵そぼろご飯にエビフライ、ソーセージ、シュウマイにかにかまという「駅弁のお子様ランチ」という趣はなかなか楽しいものです。
 因みに真ん中の「真っ黒なまるちゃん」は型抜きされたノリでして、二人の子持ちであるクラブのメンバーの一人はこれ欲しさにわざわざ同じ弁当を2回食べたほどで(笑)
 パッケージはさくら家御一行の立て万古にもなるというお得な設定も嬉しいですねw
 大人が食べても以外に満足感のある駅弁でした。

 助六寿司はそれに比べると地味ですが、これはこれで「列車の中で食べる昼食」としては過不足ない味とボリュームと思います。

 二日目はもっと地味に「そぼろ親子」と「サンドイッチ」の組み合わせ。

 ついうっかり食べかけの写真になってしまいましたが、そぼろ親子も結構いける味でした。駅弁らしいご飯の詰め込み具合に加えて鶏肉も卵も層がそこそこあるので箱から想像できないボリュームがあります。

 その結果、不足を補うつもりで買ったサンドイッチの方を持て余してしまい他のメンバーに分けてしまう羽目に(汗)

 今回は駅で買っただけに名物系ではない「普段着の駅弁」とでも言う様なラインアップでしたが、満足度は意外に高く静岡の駅弁の実力を実感する物になったと思います。

「肉屋 べこ政宗 名物味噌牛たん弁当」

2023-12-27 05:32:27 | グルメ
 先日地元のスーパーで毎年この時期恒例となった駅弁大会がありまして、昨年に引き続き弁当を買ってきました。

 ものは「肉屋べこ政宗 名物味噌牛たん弁当」と言う奴。

 実は売り場では隣にこばやしの牛たん弁当も並んでいたのですが、こちらは以前から食していましたから「少し目先を変えてみるか」くらいの軽い気持ちで選んだものです。

 流石にホカホカとはいきませんが、ごはんの上に牛たんのみそ焼きと思しきのが5切れ載っています。
 付け合わせはもやしと漬物という、まあ駅弁としては定番の物。

 みそ味が効いた牛たんの風味は悪くはなく、まあ平均点レベルの味とボリュームというところでしょうか。

 さて、この「べこ政宗」と言う奴、チラシによると今回初参戦という事らしいのですが、わたし自身は聞いた事のない弁当屋だったのでふと興味を持って製造元のラベルを見てみたら、

 「あれっ?姫路にも仙台ってあるのか?」
 それとも、姫路の駅でも「べこ政宗」という弁当が売られているのでしょうか?あおりに「牛たん焼発祥の地、仙台」と書いてあるのに。

 弁当自体は悪くはなかったのですが、今回は正直頭がこんがらかりました(笑)

 いったい何なんでしょうね、これ?

 で、一緒に買ったのが浅草ヨシカミのロースカツサンド。
 カツサンドも駅弁の定番メニューですね。

 こちらも「駅で買われるカツサンドの定番」みたいな味でした(笑)

浜松運転会のグルメ(汗)

2023-11-07 05:44:05 | グルメ
 先日の運転会の舞台は浜松・・・という事で当地やその周辺で食してきたものから。

 わたしが運転会に合流したのは2日目の朝。往路では高速を使い、立ち寄ったのが牧之原SA。例によって牧野原さんのポップがお出迎えしてくれたのはまあ好いとして。
 着いた時間帯がまだ早かったのかフードコートはまだ朝メニューのまま。

 朝っぱらから無情にも茶そばをかっ込んで会場に向かう羽目になります(汗)

 運転会会場脇にはフードコートがあり、メンバーは適宜時間を取って昼食となりました。
 フードコート内で行列が長かったのが「ドムドムバーガー」
 実はドムドム自体はわたしの故郷のショッピングモールにもあり、そのせいもあって「たまたま現住地にないだけでどこにでもあるファーストフード」だと思っていました。が、調べてみたらこの辺りでは浜松のここだけが静岡唯一。それどころか隣県の愛知にすら店を出していないというある意味貴重な存在の様です。

 わたしは普通のセットを頼みましたが、同行したメンバーは季節限定の「カニ丸ごとバーガー」と言うのを選んでいて、ネタにするならそっちの方がよかったかなとw
 ある意味、こういうのも「ご当地グルメ」かもしれませんw

 イベント後の夜は浜松餃子を食べに全員で繰り出しました。
 が、着いてみると雨の日の連休中日の夜、しかも周囲は住宅街と言うロケーションなのに店も駐車場も満杯。
 席に着くのに30分は待ちましたか。


 ですが食事に入るとそこは流石本場の浜松餃子。私は水餃子を頼みましたが、山椒の風味が程よく聞いて旨い事旨い事!
 あまりに早くぱくついているうちにカメラに収めるのを忘れました(汗)
 付け合わせのつもりで注文した焼豚も脂と肉のバランスが絶妙で箸が進みますw

 で、翌日の朝ホテルで朝食。
 「あれ?こんなの前にも見た様な」と思った人、あなたは正しい。

 グランシップのイベントでも白河や盛岡の帰省でもホテルの朝食バイキングをやると決まってこういう組み合わせをやってしまうのが私ですw
 特に今回はいつもの東横とは別のルートインを使ったにも拘らずこの体たらく(大汗)
 遠出の朝食くらい、いつもと違うものを頼めばいいのにとか思うのですが我ながら困ったものです。

「牧場の牛めし 八ヶ岳」

2023-10-15 05:06:46 | グルメ
 先日カラーブックスの「駅弁旅行」のネタで一本記事を書きましたが、書き上げてふと気づいたのは、
 「そういえば夏に入ってから駅弁を食べていない」ことでした。

 まあ、例年の夏場でも電車の帰省を除けば駅弁を食べる風習はなかったのですが、駅弁の本を読んだ後だとなんとなく駅弁を食べたくなるのは必定(そうか?)

 という訳で手近で駅弁を売っている甲府駅に車を飛ばすあほなわたしが居ます。
 駅の売店で買ったのは前に「山賊焼べんとう」を買った丸政の「牧場の牛めし 八ヶ岳」

 最近は駅弁フェアに行ってもグランシップや故郷への帰省で駅弁屋を覗いても、必ず牛めし系の駅弁に当たるものですが、他の駅弁に比べて価格的にリーズナブルな事が多く手を出しやすいジャンルとは言えます。
 パッケージを開くとスキヤキ系の牛肉にしいたけ、たけのこ、糸こんにゃくをあしらった「定番の牛めし」の表情が見えてきます。

 味は甘くもなくしょっぱくもなし、特に個性を感じない普通の牛めしですがやっぱりこの組み合わせはスーパーのお惣菜系牛丼パックとは一線を画します(余談ですが、ここの駅ビルでは1階の食品スーパーでその「お惣菜系牛丼」が買えたりしますw)

 で、「せっかく駅で買った駅弁を駅で食べなくてどうする」という気分になり入場券150円也を追加して、わざわざホームの待合室で食べるというあほな真似を重ねる事になります。
 買ったのが朝の10時半という事もあって、地方のターミナル駅と言えどもホーム上は閑散としたもの。前の電車が出た直後のタイミングで次の電車まで30分以上ある一種の逢魔が時の様相です(昼間なのに)
 当然、待合室の客もわたし一人という事でゆっくりと駅弁を堪能しました。

 ですが、こうして閑散とした駅構内を弁当食べながらぼんやり眺めているというのも、我ながら浮世離れしています。
 向かいのホームの上にはNewDaysの駅カフェが・・・

 「あれっ?あそこは前は駅弁屋だった筈では?」
 よく考えたらこの店舗は20年前は立ち食いソバやだった筈ですが、その後ワインバーになったり駅弁屋になったりとテナントの変遷が激しいところです。
 隣にあるKIOSKは20年前とほとんど変わっていないのに(考えてみたらそっちの方がよっぽど凄い)

 翻ってこちら側のホームときたら待合室と喫煙所こそありますが、いつの間にか売店の類が姿を消していました。
 道理で閑散としているはずです。