
この間の平日休のこと。
行きつけの模型店で何の気なしに駄弁っていた時にご店主が「そう言えば」と出してきたのが
KATOの16番EF510の予告パンフレットでした。
予価が1万3千円台(正確には13440円)!
最初はミスプリか何かの間違いではないかと一瞬疑いました。
「ゼロがひとつ落ちているんじゃないか?」「13万なんて天●堂じゃあるまいし」などとひとしきりあったのですが、
後を読むとどうも本当にこの値段らしい。
「手すりのところが穴だけとか(笑)」「実は動力なしとか」
ですがよく読んでみると
ディテーリングは若干落としてあるものの後付けによる改造可。
驚いた事にこのタイプのスケールモデルで最小回転半径が360ミリまで可能。
値段も小回り性も殆どNの高級モデル並みのスペックです。
(とはいえ、メルクリンをはじめとする欧州HOゲージは現地では大体これくらいのスペックなのですが)
何しろ先日私が「安い!」とばかりに手を出してしまった同じKATOの中古C56並みかそれ以下の値付けなのです。
これらはいずれも16番・HOのエントリーモデルとして気軽に「走る鉄道模型」を楽しんでもらおうというポリシーによる物のようです。
言われてみればこれまでの16番ですと「超高級(高価)スケールモデル」か「デザインが寸詰まりでプラレール並みのディテーリングのエントリーモデル(もっと言うなら走行用モデル)」のどちらかしかなくNのキハ20系や鉄コレのように「スケールモデルのエントリーモデル」として認知されうる製品がありませんでした。
(この点については思うところもあるのですがいずれ触れるつもりです)
過去にキットなどでそういう製品もあったようですが精々上級機の3割引程度の価格でした。
直接比較は難しいと思いますが同スケールの天●堂の同型機が30万近いですから単純に「上級機の15分の1の値段」というのはかなり衝撃的な価格ではあります。
しかもあちらは恐らく360Rなんて曲がりきれないでしょうし。
KATOもなかなか思い切った事をしてくれるものです。
おそらく都会の量販店などでは1万円を切る可能性もあるかもしれません。
これまで「凄いことは凄いけれど無闇に高い」という16番・HOの常識を良い方向でひっくり返してくれる事になるのか、期待大です。
(なお、写真はNのモデルです)

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