光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

KATOのEF510の衝撃(笑)

2012-04-29 07:00:44 | 車両・16番

 この間の平日休のこと。

 行きつけの模型店で何の気なしに駄弁っていた時にご店主が「そう言えば」と出してきたのが
 KATOの16番EF510の予告パンフレットでした。

 予価が1万3千円台(正確には13440円)!

 最初はミスプリか何かの間違いではないかと一瞬疑いました。
 「ゼロがひとつ落ちているんじゃないか?」「13万なんて天●堂じゃあるまいし」などとひとしきりあったのですが、
 後を読むとどうも本当にこの値段らしい。
 「手すりのところが穴だけとか(笑)」「実は動力なしとか」

 
 ですがよく読んでみると
 ディテーリングは若干落としてあるものの後付けによる改造可。
 驚いた事にこのタイプのスケールモデルで最小回転半径が360ミリまで可能。

 値段も小回り性も殆どNの高級モデル並みのスペックです。
 (とはいえ、メルクリンをはじめとする欧州HOゲージは現地では大体これくらいのスペックなのですが)
 何しろ先日私が「安い!」とばかりに手を出してしまった同じKATOの中古C56並みかそれ以下の値付けなのです。

 これらはいずれも16番・HOのエントリーモデルとして気軽に「走る鉄道模型」を楽しんでもらおうというポリシーによる物のようです。
 言われてみればこれまでの16番ですと「超高級(高価)スケールモデル」か「デザインが寸詰まりでプラレール並みのディテーリングのエントリーモデル(もっと言うなら走行用モデル)」のどちらかしかなくNのキハ20系や鉄コレのように「スケールモデルのエントリーモデル」として認知されうる製品がありませんでした。
 (この点については思うところもあるのですがいずれ触れるつもりです)
 過去にキットなどでそういう製品もあったようですが精々上級機の3割引程度の価格でした。

 直接比較は難しいと思いますが同スケールの天●堂の同型機が30万近いですから単純に「上級機の15分の1の値段」というのはかなり衝撃的な価格ではあります。
 しかもあちらは恐らく360Rなんて曲がりきれないでしょうし。

 KATOもなかなか思い切った事をしてくれるものです。
 おそらく都会の量販店などでは1万円を切る可能性もあるかもしれません。

 これまで「凄いことは凄いけれど無闇に高い」という16番・HOの常識を良い方向でひっくり返してくれる事になるのか、期待大です。
(なお、写真はNのモデルです)

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オリエント急行2012・その3

2012-04-28 06:48:52 | 車両・電気機関車
 オリエント急行88の夢編成のはなしその三です。

 あれから調子に乗って未だに色々と試しています。

 7100義経号(マイクロ)
 元々長編成の牽引を想定していないモデルなのであくまでお試しレベルです。
 (もし持っていても真似しない方が良いと思います)
 以前故郷の機関区のイベントでスハ43系辺りの旧客を牽いていた事があるのですがその辺りからの連想です。
 旧客の時でさえロコと客車の大きさのアンバランスが目立っていたのですかOE88ともなると尚更です。
 低速では空転がちで両数を減らしても普通の走りはできませんでした。
 フルノッチではかなり勢いよく走りますが、そこまでやるとモータの加熱が怖い。
 
 このお試しは二度とやらないと思います(大汗)

 KATOのEF200。
 義経号と逆で実車ばかりかモデルまでもが(初期動力モデル)かなりパワフルな機関車ですので走りっぷりもかなり豪快でした。
 どうかするとEH500(後述)よりも迫力があるかもしれません。
 ロコのデザイン自体がかなり垢ぬけているのですがOE自体とのマッチングは悪くありません。
 もし同型機がもう1機入手できるならOEにふさわしいカラーリングにしたい所です。
(但し動力は初期型の方で。このロコに限れば洗練された低速性能よりも豪快な巡航を楽しみたい気がします)

 EH500(KATO&TOMIX)
 上記の二機の後ですとこれほどの電機でも普通に見えます(笑)
 どちらも貨物機ですが特にKATOの奴は低速でもかなりスムーズ(この辺りは最初に触れたDD54と共通する走り味です)ですが巡航速度では実車譲りのパワフル&スムーズな走りが楽しめました。
 何より走行音が良い(笑)EF200が大馬力に物を言わせたアメ車なら同じ馬力でも洗練されたドイツ車のそれを連想させます。
 これならフル編成の牽引も悪くないでしょう。

 今回は鉄道模型というよりもクルマ雑誌のインプレッションみたいになってしまいましたが「お気に入りの客車列車の先頭に何を立たせるか」で悩めるのはモデルならではの楽しみでもあると思うのでたまにはこうした話も良いかと思います。

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エフトイズ「ニッポンの働く車」

2012-04-27 06:58:14 | アクセサリー
 今月は新車と言う形の入線はありませんでした(何しろいつもなら買うはずの鉄コレ15弾も買いませんでしたし)
 なので大きな出費はないかと思っていたのですが意外な伏兵が。

 エフトイズの「ニッポンの働く車」セット。
 日野スペースレンジャーの車載車と日産シビリアンの構成です。
 箱買いで10個に対しモデルのバリが7種なのでダブりが出るのですが車載車とパネルバンがダブりました(汗)
 本音を言えばシビリアンがもう一つくらい欲しかったのですが。
 
 バンダイのワーキングビークル以来こういうラインナップのNスケール車は久しぶりで今後のラインナップも期待したいところです。
 それはさておきシビリアンはノーマルの銀の他、検問車と日本道路公団の仕様が、スペースレンジャーも日本道路公団仕様とパネルバンとトラックのバリがあります。

 車載車は一般の修理屋の他にレーシングチームや映画会社(劇用車の輸送用)等の用途も想定できるので意外に応用範囲は広いと思います。
 むしろ道路公団仕様の方が重機や事故車のスクラッチが必要な分面倒かもしれません。

 以前のカーコレのクラウンバンや高速SAで売られている検測車と組み合わせれば高速のICのジオラマでも作る時に重宝するでしょう。
(実は私の所属のクラブのメンバーのモジュールでICを作った作例があるのでそれほど非現実的な話ではないと思います)

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鉄道模型・レイアウトの3D撮影失敗編(汗)

2012-04-25 06:42:59 | 鉄道模型 

 今回はレイアウトの3D撮影のはなしから。

 前回の運転会の後も自分のレイアウトの3D撮影を何度か行い経験を重ねています。
 ですがその過程でいくつか気付いた点や失敗もありました。
<object width="560" height="315"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/IntNXDbYFgY?version=3&amp;hl=ja_JP"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/IntNXDbYFgY?version=3&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" width="560" height="315" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></embed></object>
 まず、自宅での撮影ですが3Dのアダプタを装着した状態ではカメラの感度がかなり下がる事がわかりました。
 夜間に自室内の蛍光灯を光源に使った場合、肉眼では明るい様に見えても撮影された映像はかなり暗くざらついた絵になります。
 カムコーダのレンズはノーマルですとf1・6とかなり明るいのですがアダプタを付ける事でかなりロスを生じるらしくコンパクトデジカメ以上に暗い状態になります。
 当然3Dの効果も著しく減殺されます。
 
 これは運転会や屋外撮影では気付かなかった盲点でした。
 電気スタンドなどで補助光を加えても焼け石に水。
 これは昼間に自然光を取り入れないと上手くいきません。

 もうひとつ、カメラ自体の絞りが大きいのでマクロ撮影は2Dより有利なのですが、これもあまり接近させると3D再生時に手前の被写体にかなり大きなゴースト(二重写り)が出現しました。
 上の動画を3Dで観ると分かるのですが手前側の踏切警報機が二つ見えてしまいます。

 これも3D撮影の際にマクロが使いにくい(ピンボケで撮れないという意味ではなく)理由の様です。

 これはローアングルで列車を納めようとやってみた際にそのままでは3D効果が薄い事から手前に踏切を配置して撮ろうとして気付いた事でした。
 カメラと被写体の距離もシビアに考えなければなりません。

 一方、前回の運転会で他のメンバーが撮影した3Dの撮影法を参考に列車の通過シーンでカメラを微妙に移動させる事で3D効果を高める手法を試しましたがこちらはそこそこの効果が得られました。
<object width="560" height="315"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/4HAx4rQCkf0?version=3&amp;hl=ja_JP"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/4HAx4rQCkf0?version=3&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" width="560" height="315" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></embed></object>
 やはり3Dの撮影にはテクニックの積み重ねが必須の様です。
 もっとと撮りなれないといけません(汗)

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週刊SL鉄道模型12号と「パズル運転」のはなし

2012-04-24 06:53:39 | 鉄道模型 

 週刊SL鉄道模型第12号。

 付録は雑居ビル。街コレの色替えですが今回は特に見る所は感じませんでした(笑)
 これも今回のレイアウトには組み込まずメインのレイアウトの改修に使う積りでいます。
 
 ところで、先週辺りから冊子が薄くなり何か物足りなさが残ります。
 一応雑誌なのでもう少しボリュームが欲しいと言うのは贅沢な注文でしょうか。

 確か40年くらい前のカッパブックス「頭の体操」(多胡輝著)のクイズの中に「8両しか収まり切れない行き違い線で12両編成の列車が無事すれ違うのにはどうすればいいか」と言うのがあったと思います。
 答えは各列車を分割・連結を繰り返しながら少しづつ行き違いさせると言う物でしたが、このクイズの難易度は本書の中でもかなり高く、確か回答の制限時間が20時間だか40時間だったと記憶しています)

 これは機関車牽引の列車とカプラーの自動解放があって初めて可能なパズルですが、今は機関車が牽引する列車自体が減り、殊に日本では遠隔操作どころか自動解放できるカプラーすら絶滅寸前の状態ですからピンとこない向きも多いかもしれません。
 ですが列車の運行や編成には上記の様なパズルの要素がかなり存在します。
 GD LINEのジョンアレンも「タイムセーバー」と呼ばれる列車の入れ替えゲームを提唱していますし、30年位前の「とれいん」でもメルクリンHOを使って編成中の貨車の順番を変えたり入れ替えパズルを試す記事がありました。

 また、昔の鉄道ミステリなどでも貨車の入れ替えや列車の編成順をトリックに使ったものがあったと記憶しています。

 これは週刊SL~のトラックプランを見ていて触発される部分でもあります。
 ターンテーブルを使って機関車の向きを変えたり、デルタ線に近い効果を使えるのが味噌でパズル運転にも適したものではないかと思います。


 カプラーの遠隔開放やターンテーブルの操作自体にクリアしなければならない課題も多いのですが(汗)

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給炭塔とクレーン

2012-04-23 06:57:45 | ストラクチャー

 今回は機関区風セクションの改修の目玉となる施設から。

 ファーラーの給炭用大型クレーンのキット。実はこのセクションを作った直後に購入して今日まで寝かせていた積みプラのひとつだったりします。
 見ての通りかなりの大きさですが昔の機関区ではラウンドハウスよりもこちらの方がランドマークとしては目立っていました。

 大型の給炭塔とスィングタイプのクレーンとの組み合わせで同時に二両の機関車に給炭できる構造の様です。
 それだけにパッケージの写真を見ても見た目の迫力はかなりあります。
 ただ、私の記憶にあるクレーンはガントリタイプのスライドする奴なのでこのキットの様なショベルカーの化け物みたいなタイプは馴染みが薄い事がこれまで組み込みをためらわせてきた要因でした。
(とはいえ、少数派ながらこのタイプのクレーンも日本の機関区には存在します)
 組み立て説明書を見ると建物の構造が複雑な事と部品点数が多い事から当然工程も多くかなり歯応えのありそうな構造です。

 これまでのファーラーのキットが平均して一週間くらいかかっていた(片手間にやってですが)事から考えると軽く二週間は掛かりそうな気がします。
 これにウェザリングや塗装を加えるとなると一カ月コースかも(笑)

 それよりもこれが組み上がってもスペースの関係でこのセクションに組み込めるかが大きな問題ですが

 昨日当ブログのアクセスが32万件となっていました。相変わらずの内容ですがこれからもよろしくお願いします。

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オリエント急行2012・その2

2012-04-22 12:15:54 | 車両・蒸気機関車

 前回に引き続きオリジナル編成のオリエント急行の牽引機の話から


 マイクロのC54。
 OE88の時点で実機が残存していなかったロコです。当然架空もいいところの編成なのですが、先日書いた様に他機にはないC54独特の繊細さはこの編成には意外に似合うように感じました。


 同じくマイクロのC63.

 こちらはこちらで実機そのものが存在しないロコ。
 もはや編成自体がSFです(笑)こちらは似合うかどうかというよりもこうした編成を組んだ事自体に意味があるような気がします。

 C54に比べると重厚感のあるデザインなのでややミスマッチ感は免れません。
 ヘッドマークが「富士」なのはご愛嬌(汗)

 このように実際の編成をなぞるだけでない、ユーザー独自のスペシャル編成を組めるのもモデルならではの楽しみ方と思います。


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夢のオリエント急行2012(笑)

2012-04-21 07:17:46 | 車両・客車・貨車


 OE88の増結セットが先々月末に入線して以来「オリエント急行殺人事件」を何度も読み返しています。
 大雪で動けなくなった列車の車内で発生する殺人事件を軸にクローズドサークル物ならではの濃密な思考と推理の流れを楽しめる(本格推理と見た場合かなり恣意的で穴も多いらしいですが)一編で私の好きな小説のひとつでもあります。
 ストーリーも去る事ながら情景描写もなかなか良く、活字を追うだけで国際急行列車の一等寝台や食堂車の車内の雰囲気が伝わってくるところも魅力です。

 そんな列車でしたのでKATOのOE88は基本セットを早々と入手していたのですが増結セットが今回入手できた事で形の上ではフル編成が可能となりました。
 もっとも私の目的はフル編成ではなく、増結セットにしかないサロンカーとスタッフ控車で、編成としてはショーティ化しつつ「豪華列車」のイメージをレイアウト上で再現するものでした。
(とはいえ、フル編成も運転会や年越し運転での運用は想定しています)

 今回編成した「OE88光山編成」ですが何時やっても無粋に見える両端の控車を配したこと、寝台車も最小限にとどめて少ない乗客が豪華な旅を楽しんでいる雰囲気を出すことを主眼にしています。
 したがってその編成は

 3909A-1286M-3354D-4158DE-4164E-3551A-3472A-3487A
という感じです。
 寝台車3両に付き食堂車とサロンカー、荷物車にスタッフ控車という構成。実車なら採算度外視の豪華列車ではあります(笑)

 以前基本セットを入線させた時以来色々な機関車にこの編成を牽引させてきました。
 実車もD51を筆頭にDD51、EF65、EF64 EF58、ED75、ED76、EF81とさまざまなロコが牽いてきた列車でありますが私の場合、それらの再現よりも「この機関車に牽かせてみたかった」という動機付けの方が強くそれに合わせた選択になる事が多いです。
 これまで当レイアウト上でもC622、C57135を筆頭に8200、C53、EF210、EF55、ED53、UB76等が先頭に立ってきました。


 ただ、客車自体の全長が長いこともあってED級の電機やCクラスのタンクロコは編成時の見た目のバランス上不釣合いなので余り選択していません。又、重連も悪くないのですがこれは逆に大仰過ぎると感じます。

 実車では牽引機にならなかった機種(当時選ばれなかったか、88年当時すでに実車が引退していたか無かったもの、89年以降に登場したもの)が選ばれる事が多いですがこれもモデルならではの楽しみ方といえます。
 今回のスペシャル編成に合わせてそのうちのいくつかを実行してみました。

 DD54の1号機・DD53
 当時のDLには珍しい箱型車体と欧州風のデザインの組み合わせは意外とOEに似合います。朱色メインのカラーも編成の中では目立つため牽引する客車に位負けすることなく存在感を示してくれます。

 EF70
 交流区間では殆どがED75か76の牽引だったOEですが個人的にはこのEF70が牽く姿は見たかった気がします。実車の運行時ED76が青色塗装だったので赤いEF級交流機との組み合わせには惹かれます。

 これらの他にやってみたい組み合わせとして
 C63
 これは絶対に実現不可能な組み合わせです(笑)
 C54
 当時既に全機廃車解体されていた機種なのですが理由としてはそれだけでなくC51や55にない独特の繊細な雰囲気がこの編成に似合うように感じます。もっともこの編成が実現しても編成の重量を考えると空転が激しくて使い物にならなかった可能性が高いですが。
 C59
 編成との釣り合いからいえば実車のOEもD51よりも本機かC51、53辺りが牽くのが良かったのではないかと思います。当時も実車が動ければぜひ見たいと思うファンも多かったのではないでしょうか。
 EF200
 EF210以上にヨーロッパ風の強いデザインと実車もモデルもかなりパワフルな機種だった事から試してみたかった組み合わせです。
 E10
 先にタンク機は不釣合いという意味の書き込みをしましたがこれだけは例外です(笑)といいますか、あの編成に釣り合うタンク機は日本ではこれしかないのではないでしょうか。
 EH500・EH200
 これもEF200と同じ理由です。特にEH500の迫力ある走りを帰省の度に見掛けている身としては実車でも見たかった組み合わせでした。
 C52
 以前に8200に牽引させたことがありますが瀬能八仕様のC52には又違った迫力があるので興味ある組み合わせでした。これだけは8200との重連でもやってみたい組み合わせです。
 EF56・EF57
 デッキ付きの大型機とOE88の組み合わせも捨てがたい味を感じます。何より「トレインマークが目立つ」というメリットが(笑)

 こういう楽しい悩みがあるのも客車列車ゆえにできることですね。

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「私鉄電車プロファイル」に思うこと

2012-04-20 06:54:14 | 書籍


 今回は以前にも触れた事のある「私鉄電車プロファイル」のはなしを。

 最近本書を寝酒がわりに読んでいて気付いた事です。
 この本は大手私鉄の車両のイラスト集ですが各会社の創業期から60年代終わりごろまでのラインナップが示されており最近では「鉄道コレクションの種車の元ネタ探し」のテキストとしても機能する良書(笑)といえます。
 実際私が古本を入手したのもそれが目的だったのですが通しで読んでいる内に自分の嗜好をあぶり出されている様な気になってきました。

 通しでこのブログを読んで下さった方ならおわかりかもしれませんが、ここ3年ほどの間に当レイアウトで私鉄の優等編成の入線が増えています。
 中古ショップでこれはと言う出物を見つけるとすぐ手を出しているのがその要因ですが、これまで入線させたラインナップを見ると最新式、もっと言うと90年代以降に出た車両のモデルが殆どなく大半が60年代から70年代に登場した物ばかりです。
 もっと言うとそれらの編成の殆どが本書に掲載されている年代の編成ばかりなのです。

 思い出してみると店頭でVSEや新AEの出物があっても手を出さず、旧ビスタカーやらSE車となると後先考えずに手を出してしまっている(笑)
 今更ながらに思うのですがこうした列車の好みと言う物が自分の幼少期の花形列車のそれと重なっている事に驚かされます。

 鉄道模型の趣味が大なり小なりレトロ的な側面がある事(その事は専門誌や入門書で見かけるレイアウトの時代設定が60年代から80年代のものである事からもわかりますが)はかねて感じていましたがやはり中心年代の幼少期の経験にかなり依存しているのではないかと思えます。
 してみるとここ数年で0系を中心に新幹線への関心が高まっているのも納得できます。

 80年代のブルトレブームの後まで「新幹線」が鉄道模型趣味のメインストリームに躍り出てくる事など殆どなくそれどころか邪道扱いされていたのも「ノスタルジーで語れなかったから」だったからだったと思います。
 そして実際に幼少期に0系に触れたきた世代が台頭してくるにつれて新幹線がジャンルとして定着してきた事に時の流れと世代交代を感じずにはいられません。

 私の幼少期の最新型電車も大半が第一線を退き、そろそろレトロの対象となってきた事と私が「私鉄電車~」の古本を入手した事はその意味では幸運とは言えます。

 とか言っている内に本書に収録されていた南海の「こうや号」がマイクロからリリースとの由。
 困った食指がまた動いてしまいます(汗)

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週刊SL鉄道模型第11号+入門書のレイアウトに思うこと

2012-04-18 06:52:57 | ストラクチャー

 週刊SL鉄道模型第11号。

 今回の付録は「里山運送ビル」街コレ第3弾の日通ビルの色がえですが配色の妙と言いますか別の建物に見えるのは大したものです。
 こちらはレイアウトに組み込むので一応組み立ててみました。

 次号以降のビル群は組みこまない方針ですので未組み立てのまま、メインのレイアウトの繁華街にでも組み込もうかと思っています。

 改めて観てみるとこうしたレイアウトにはお似合いの手頃な建物とは言えます。


 レイアウトのどの辺りにプライオリティを置くかは人それぞれですが、レイアウト製作の入門書に出てくるお手本はどれもこれもつまらないものばかりと感じられます。
(これは専門書でも、メーカーのパンフレットでも同じです)

 これまでで私が見たものでは長真弓氏の「鉄道模型レイアウト」に出てきた奴がぎりぎり許容範囲でそれ以外は「幕の内弁当みたいに何でもアリに見えてその実特徴のない田舎風景」が大半と言っていいと思います。

 入門書ですからある程度総花的になる事はやむを得ないと思います。
 ですがこれから出る入門書ではせめて「田舎風」「都市・下町風」「山岳線」の三つを網羅できないかと思います。
 (創刊直後の「PLAY MODEL」でそれに近い事をやっていましたが、今のNゲージマガジンにはビギナー育成の姿勢が薄いのが残念です)

 大体この3つのどれか一つくらいはビギナーの考えるイメージに近い物がありそうですし。
 そしてできれば上記のモチーフに合致した傑作レイアウトをいくつか巻末に付けてくれれば完璧な入門書になるように思えます。

 というのもレイアウトの魅力はその大半が「風景のモチーフの選択・及びどれだけ作り手のモチーフに忠実か」にあると思えるからです。
 今回のSL鉄道模型はこれまでのふたつと異なりかなりモチーフを絞り込んでいる事で私自身購読継続を迷うほどに魅力的です。

 しかしそれにしても機関区に隣接して唐突に不自然な丘や映画館のあるビル街(おまけに「畑」まであるのです)が繋がってしまう辺りにモチーフを絞り込みきれないジレンマを感じます。
 風景モチーフを絞り込むのは「上級者」でないとできない事でしょうか。

 むしろこの点においてはベテランよりも「強い動機づけのあるビギナー」の方が優れている気がします。
 (いや、むしろ「強い動機づけからスタートしたビギナー」のなれの果てが「ベテラン」なのかもしれません。そうでない人はそこまで行く前に足を洗いそうな気もしますし)

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「究極の鉄道模型展」の記事を読んで

2012-04-17 06:49:07 | 書籍

 先日の朝刊で知ったのですが、東京タワーで鉄道模型展が開かれている由。
 シャングリ・ラ鉄道の原信太郎氏の作品群が展示されているとのことです。

 原氏については以前新書で出ていた「スーパー鉄道模型・わが生涯道楽」を読んで以来趣味人として私の心に残る方の一人です。

 1番ゲージラージスケールの車両モデルの工作を中心にそれらを走らせる為のレイアウトとして「シャングリ・ラ鉄道」というのをかなりの大スペースに実現され、御年93歳の今でも趣味人として現役でおられる方だそうです。

 本書を手に入れる前にも一二度昔の「とれいん」誌上で作品群の一部を見た事があります。

 氏の車両工作・設計で感銘している事は、外見だけではなく実際の車両の構造や動力機構をも再現に努めている事です。
 「スーパー」でも触れておられたブッフリ機構を再現したED54等はその最たるものでしょう。
 私は本書を読んで初めてED54と言う機関車そのものに興味を持ってしまいました。後にTMS誌上で16番で同様の伝達機構を再現した記事がありましたが、一目で機構がわかると言う点ではラージスケールのモデルに分がある様です。

 この他、すべての車両にきちんと作動するボルスタが標準で装備されていたり実車同様の惰行機構が付いている点(これは16番やNの鉄道模型をやっている人なら誰でも驚嘆するポイントと言えます。パワーパックでモーター出力を絞ることで惰行のような減速をするのとは異なり動力を切った状態で滑走できる機構を持ったモデルはHOやNにはまずありませんし、線路状態にきちんと追従できるイコライザ機能を台車に内蔵させることについても同様です)などどれをとっても驚かされます。

 それらの運転場として用意されている「シャングリ・ラ鉄道」という18メートル×9メートルの大レイアウトがまた凄い。トラックプランやセッティングなどに学ぶべき点も多いレイアウトと思います。それらを収容するレイアウトルームはまさに鉄道模型版の「方舟」といってもいいスケールです。
 しかもそれがレイアウトとしては7作目というのにまたびっくりです。

 これらに象徴されるように「みてくれの格好ではなく機構の本質を模してこその模型」の再現と言うのは(これは車両だけではなくレイアウトの運転形態にも通じるものがあると思いますが)正にモデラーの鑑と言えるのではないでしょうか。
 それらを実現してきた原氏の研究熱心さとバイタリティ(その根底にあるあくなき好奇心)にはただただ圧倒されます。
 
 本書にちりばめられたエピソードは鉄道の限らず趣味人のあり方のひとつとして教えられる事も多かったです。
 鉄道模型歴を通して人生そのものを語り得る人物としては氏は恐らく唯一無二の存在ではないでしょうか。

 こういう方が居られる事は私にとっては憧れの対象として、ある種の方々にとっては大きな目標として、鉄道模型と言う趣味そのものにとって非常に大きな財産といえると思えます。

 かねて現物を見てみたいと思っていたモデル群でもあるので時間が作れれば覗いてみたいイベントではあります。

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朝起きのブログ更新のはなし

2012-04-16 06:57:18 | その他

 今回は少し趣向を変えてこのブログそのものの話です。

 毎日に近い更新をしている当ブログですが実際には暇な折を見て何日か分をまとめて下書きしたものを適当なタイミングでアップロードしているものです。
 実際にはアップロードの前に少しは推敲を加えているのですが(なのに消えない誤字脱字w)このやり方のおかげでアップロードのタイミングが好きなタイミングで組めるという利点(?)もあります。

 下書きですが例えば子供の野球の練習や塾での待ち時間とか、或いは自家用車の点検や待ち合わせの時間等の「微妙に暇な時間」に行ないます(とはいえ仕事中の休み時間にそんな真似はできません。どっちに集中しているか分からなくなります)
 
 
 実を言いますとこのブログを始めた当初は毎日に近いペースの更新に何処かで息切れを起こすのではないかと(何しろ「三日坊主の帝王」なので)危ぶんできましたが5年近く経つと結構続くものだと思います。
 まさかMkⅡのブログまで続けられてしまうとは思いませんでしたし。
 
 そのブログのアップロードのタイミングですが以前は夜寝る前くらいのタイミングだったのですが、最近は「朝起きて朝食を食べた後の10分くらい」のタイミングになってきています。
 何しろやる事がアップロードだけなのでそう時間は取りませんし、何となく「早起きは三文の得」みたいな気がして微妙に充実した気分(だけ)になります。


(写真は本題とは関係ありません)
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春の心機一転(?)

2012-04-15 07:32:32 | 鉄道模型 

 4月も半ばを過ぎてこういう題材もどうかと思いますが(汗)

 これまで当鉄道では車両の廃車・売却は改造などでジャンク化した物を除き行ってきませんでした。
 やはり自分が好きで購入した物ですし、中古ショップに売ると言う事には少なからず抵抗があった事も事実です。

 が、家財の整理の一環として自分の子供、家内の玩具やコレクションの整理をさせて置いて自分だけ無傷と言う訳にもいかない事情もあったのでいくつかを処分する事を決断しました。
 本来ならば奥でも使う所でしょうが何と言っても売る方に未経験だった事と家族への示しの事もあるので行きつけの中古屋に持っていく形とした訳です。

 車両セットをいくつか出しましたが、やはり心苦しい物がありました。

 さて、その処分品の選択ですが、旅先で衝動買いしたものが多かったです。
 秋葉や現住地の様に購入時にあらかじめ「これがほしい」と思って買うものや見つけてから何日か考え込んだ挙句に入線させたものに比べて、考慮の要素が少ない物は後になってそれなりに後悔する物も多いと言う事でしょうか。


 買い取り価格はセット品で大体千円単位。単品では三桁というのが一般中古ショップの通り相場の様です(エバグリの様な専門店はよく分かりませんが)
 買い手さえ付けば奥の方が有利なのは間違いないでしょう。

 とにもかくにも今季の処分はどうにか済ませました。
 これからは少し買い物にも慎重にならなければならない・・・とは思いますがこの手の玩具と言う物は先述したように衝動で買われるものだけに実際はどうなりますか(汗)

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NゲージのEF70二題

2012-04-14 06:56:01 | 車両・電気機関車

 先月来私の中で大旋風を巻き起こしてきた中古ショップオープンセールの入線車、今回はそのトリを飾る機関車です(笑)
 マイクロのEF70。一次型のシールドビーム仕様です。
 3年ほど前に入線させていたKATOのEF70と並べてみました。EF70はNゲージ最初の日本型電気機関車として知られていますがこちらの個体は最終期に近い物とおもわれます。

 ですが、今回入手したマイクロの一次型はKATOが製品化した後期の仕様と外観上の相違点が多く一見すると別の電機に見えます。
 が、全体のプロポーションは紛れもなくEF70のそれでありKATOのと並べてみるとEF級交流機としての迫力は負けていません。

 迫力はありながらも最近の製品らしい繊細な雰囲気のある細部の表現はKATOに勝る部分でしょう。
 KATOの70は製品としてはごく後期のものですがそれでもマイクロとは20年近い開きがあるせいかやや大味な印象です。
 又、カラーリングもややくすんだ感じですがこのあたりは好みの問題でしょう。

 走行性はどちらも「年式相応」という言葉がぴったりします。
 ところでこのEF70等を使ってやりたいことがあったのですがそれについては次jの機会に。

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機関区風セクションのコンバート

2012-04-13 17:56:52 | セクション
 いつもなら朝方にアップロードするのですが(その理由は後で触れます)今朝はプロバイダの調子が悪くアップできなかったのでこの時間の更新になりました。
 正直言って朝にいつもの習慣(笑)ができないとその後の丸一日も上手く回らない気がします。


 ここ2年ほど電車区風にしてディスプレイしていたセクションですが久しぶりに蒸気の似合う機関区風に建物類の差し替えを行いました。
 昨年の震災の折にはぞっとするものを見させられたこともありましたし、そろそろ気分一新の機会と思います。

 主要な建物類を入れ替えて奥の方の旅客駅は貨物駅に、変電所や近代型詰所を機関庫と給水塔・給炭台等と差し替えています。


 久しぶりに機関区に切り替えましたがスペースの割に機関車が少ないと寂しい感じがします。
 3両位では閑散とした感じが抜けません。ここは常置機を少し増やさないと雰囲気が出ませんね。

 さて今回の差し替えと並行して少し改修も行おうかと思います。
 線路の本数が多いのでそれに見合う程度の大型の施設を加えようかと。

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