光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

新年の運転会から5・Zゲージの活躍

2017-01-28 05:51:00 | 旅行・探訪・イベントなど
 新春の運転会からその5です。

 昨年後半、もっというなら秋頃から当鉄道にZゲージの入線車が増え、主に運転会でその威力を実感しています。
 鉄博風モジュールにZゲージのエンドレスが組み込まれ、運用を始めたのは6年前だったのですがその当時は手持ちがAKIAの485系、メルクリンの24蒸機くらいしかなく、PLAZの0系が辛うじて気を吐いていたような状況でした。

 一昨年のモジュール改修の前後から主に中古モデルながらも六半や天賞堂を中心に徐々にラインナップが増え、それに伴いZゲージが運転会で活躍する頻度も上昇しています。

 今回は六半のDE10・C11・キハ52が加わった事と客車や貨車の増備が進んだ事でどうにか「編成として見られるボリューム」になった事で前回よりも注目度は上がっているようです。
 やはりC62が客車を牽くからにはオハ35が2両なんてのよりもスハ43系も交えた5連くらいの方が見栄えがするのは確かなようですし。

 一方で運転会で使ってみて困った事もありまして、2軸貨車の編成を組む際に貨車が軽すぎてなかなか上手くレールに載せられなかったりクラウンと六半の貨車の連結が大変だったりしました。走らせればなかなか見栄えはするのですがレールに載せるときは多少ストレスも感じます。

 PLAZの0系もフレッシュグリーン仕様を投入。
 通常仕様やドクターイエローに比べると今ひとつな知名度ですがNのメインラインで通常カラーの0系が走っていたのでそれなりに変化は付けられたようです。

 上記の日本型に混じって今回も活躍したメルクリンの24蒸機。実は走行のスムーズさや安定性は一番古いモデルであるこれが一番良好だったりします。してみるとZゲージに関しては彼我の差はまだ大きいのかもしれません。

 これらの編成群が鉄博内のたった一本のエンドレスの中をとっかえひっかえして走った訳ですから賑やか度は本線に負けていません(笑)バラエティが増えた分一般のギャラリーの方々にも好評だったようです。

新春の運転会からその4・流し撮り編

2017-01-27 05:45:18 | 旅行・探訪・イベントなど
 前回に引き続いて新春の運転会から。

 今回のモジュールレイアウトは差し渡し7メートル×3.6メートルの長さを持ちます。
 そこをフル編成の列車たちが走るのは壮観の一語ですが、同時に流し撮りの写真を収めるのも楽しみのひとつです。

 うまく撮れるのは10枚撮って1,2枚くらいのペースですが失敗作も含めてこの場でいくつか公開してみます。

 我ながら単調な組み合わせでお粗末さまでした(大汗)

新年の運転会から3 新作モジュールから

2017-01-26 05:42:18 | 旅行・探訪・イベントなど
 先日に続いて新春の運転会のはなしから。


 運転会ではメンバーの製作したモジュールが並べられてレイアウトをかたち作るのがメインのイベントです。これらのモジュールはこれまでメンバーが作りためたものがメインですがそれらに混じってメンバーの新作、改修作が加わる事もあります。

 グランシップに参加して以降は新作が加わる事が増え、ますます賑々しさを加えています。
 今回も新作が一つ加わっていました。

 まるで屏風のようなシーナリィですが、熱海辺りを連想させる温泉ホテル街のモジュールです。
 狭い斜面に過剰なほどのボリュームでホテルのビル群が密集するシチュエーションは他のビル街にない独特の雰囲気を感じますが本作も例外ではありません。

 屋上に妙なダクトがついていますが、実はこれがこのモジュールの肝のひとつです。
 加湿器を内蔵させ、温泉の湯気を噴出させるという思い切ったやり方で温泉街のリアリティを出そうという試みです。こちらのメンバーは以前にも実際に水の流れる滝のモジュールを作った事があるのですが意表を突いたアイデアをものする才気にはいつも刺激を頂いています。

 ですが実はこれだけがこのモジュールの特徴ではありません。

 皆さんは「熱海」と聞くと何を連想されるでしょうか。
 「キングコング対ゴジラ」とか「大巨獣ガッパ」なんかを連想・・・するのはかなり特殊なケース(爆笑)と思いますが、一般、少なくとも40代以上だったら「金色夜叉」を上げる向きも多いと思います。

 実はホテルの真ん前では例の「貫一・お宮」のシーンの映画の撮影中と言うミニシーンが(驚)

 こういう小技にも抜かりがない所が凄いですが、人形もフルスクラッチで製作していると聞いて二度びっくりです。

新春の運転会から

2017-01-25 05:38:51 | 旅行・探訪・イベントなど
 ここ数年、消防の出初め式と並んで新年を感じさせる(と同時に「正月の終わり」を実感させられる)イベント、鉄道模型のクラブの「ショッピングセンターの運転会」が今年もやって来ました。

・・・実は昨日のメインのブログと全く同じ書き出しなのですが(大汗)つい先程二日間の日程を終えて帰宅、モジュールの搬入を行ってぐだぐだなのでブログの書き出しだけでも手を抜いてしまおうという横着な考えだったりします(恥)

 クラブのメンバーが小学生から60代までいて、居住地域もてんでバラバラな事もあって実に幅広いジャンルの編成が集まりモジュールレイアウトの中を縦横に走り抜けました。

 今回はその参加車両の一部を紹介しますが、「ジャンルのばらけっぷり」は我慢してください。

 頭がくらくらするほど見境のない組み合わせですが(笑)これらがいちどきに集合して走りまわるのですからまさにお祭りのノリになります(笑)

 こういうイベントに参加すると心身ともにスカッとした気分になれるのは有難い事ですね。

新年の運転会から・ネタ車とトラブル(大汗)

2017-01-24 05:35:08 | 小説
 ここ数年、消防の出初め式と並んで新年を感じさせる(と同時に「正月の終わり」を実感させられる)イベント、「ショッピングセンターの運転会」が今年もやって来ました。

昨夜は仕事を終えて速攻で運転会場へ・・・と言いたいところでしたが意外と仕事が長引いたため閉会1時間前にやっと到着する始末。

 そんな訳で運転も昨夜やり残していた設営の続きも押せ押せになってしまい、慌ただしく過ごしてしまいました。
 そんな訳でいつもより少し薄めの内容ですがご勘弁を

 今回私が運転会に初めて持ち込んだ「ネタ車編成」

 TOMIXの記念コンテナ車を中心に纏めたものです。もちろん例の「コンテナダンボー」も混ぜ込んだのですが、他のメンバーにもダンボーを持ってきていた方が居てそれを混ぜ込む事ができたので意外に迫力ある編成になりました。牽引機も久しぶりに走らせるEF66更新機です。

 こういうのがあると運転会のお祭り気分&新年気分が盛り上がって良いのでは・・・と言うのは自画自賛。


 その一方で他のメンバーに迷惑をかけまくったのが昨年ジャンクから復活させたマイクロの新幹線922.
 自宅での運転では問題なかったのですが運転会ではカプラーは自然解放するわ動力が不調になるわでひと騒ぎ(汗)
 これも他のメンバーの手を煩わせてカプラーの調整などをしてもらってしまう羽目になりました。
 これだからジャンクは怖いですがこの程度の調整は本来私がしなければならない物なので汗顔ものでした。

 運転会は明日も続きますがその他の展開については次回以降に。

昭和20年代のTMSを読む

2017-01-22 05:32:24 | 書籍
先日の秋葉行きでは模型は鉄コレのナロー位しか買いませんでしたが、古本は何冊か買い込みました。

今回はその中から。
TMSの通称で通る「鉄道模型趣味」は昭和22年頃に創刊以来鉄道雑誌の中では最も長く続いている専門誌であります。
それゆえか、初期の号は古本でも結構な値がつく事が多く、ちょっと読みたくとも中々手にできない雑誌でもあります。

今回秋葉巡りで昭和25~27年頃の号が3桁価格で並んでいるのを見つけたので2,3冊買い込んできました。
好奇心もありますが、鉄道模型の趣味の戦後の黎明期の空気がどういうものだったのか直接の生き証人でもある本誌から感じ取ってみたいという思いもありました。
この辺りはここ1,2年の間に日本型Nゲージの50周年の節目に当たったというタイミングもあったと思います。

その中で最も古いのは通巻22号。昭和25年7月の号です。
このほか、27年3.4月の物も入手しました。

手に取ってみてまず印象的なのは、本誌の薄さと紙質の悪さ。
広告ページを入れてもトータル32ページ前後な上に、表紙も裏表紙の紙質も簡素なもので、当然の様にカラー印刷もありません。おまけに裏表紙は本文と同じ紙(恐らく仙花紙)になっている所には驚かされます。
ちょっとラフに扱ったらすぐにもばらばらになりそうで扱いは少し怖いものがあります。

最近のグラビア満載、寝ながら読むには苦痛を感じるほどの重さとボリュームを持つ最近の専門誌を見慣れた目からすればチラシか同人誌(そういえば最近の18禁系同人誌は「薄い本」という隠語で呼ばれているそうですが)と間違われそうです。

ですが本の薄さが中身にシンクロしているかというとそうではなかったのが本誌の凄いところです。

おそらく少しでも紙質の良い所にグラフを持ってこようという意図だったのでしょう、裏表紙は広告ではなく掲載されている車両工作の作品のダイジェスト。
目次を経てそれらの工作記、随筆、海外鉄道模型の動向が掲載されていますが、実車の記事が意外に多かったのが特徴です。それも日本型ばかりか外国型に割かれるボリュームも結構あったりします。
とはいえそれらの実車記事の殆どが「いつか読者の誰かがモデル化する前提の分析的な内容になっている辺りが模型誌らしいところです。

とはいえ上述の様に当時は鉄道模型ばかりか実車の雑誌すらでていない(鉄道ピクトリアルの創刊はこの号の出た前後です)時期だけに鉄道模型ファンだけを相手にしていなかった事が伺われます。

それを象徴する記事としてこの号で衝撃的だったのがこの1頁(通巻43号129頁より引用)
本書の出た前年に起きた「桜木町国電火災事故」の現場写真がキャプションと共に掲載されていたのです。
この写真は私のこれまで見た報道写真にもなかったものですが、報道写真では燃えている電車の写真が多く(事故があったのが平日の昼間だったため)車体がどういう状態だったのがが分かるものが殆どありませんでした。
本誌に掲載の写真は車両の全体像と状態の分析的な撮られ方をしており専門誌の読者の写真らしさを感じました。キャプションでも事故車の履歴が書かれています。

この一点だけでも当時のTMSの総合性が感じ取れました。

また、16番の普及直前というタイミングとこの当時シーナリィのあるレイアウトが殆ど無かった時代を反映して記事は100パーセント車両工作。おまけに本誌の薄さを反映して三本か四本位。その中のひとつくらいは「工作記」でなく「作り方」になっています。
例えば市販のキットを改造してオリジナルの形式を作って見たり、とか模型向けの機関車のデザインコンテストなんてのもあったりして記事の少なさと反比例して面白い記事が多いのです。

強いて相違を上げるならば16番と0番の比率が近接している事が目に付きますし、製品の紹介も1ページの3分の2位でしかも大半が車両のパーツです。
まさにこれこそが鉄道模型の黎明期の空気という物でしょう。

頁が少ないためにひとつひとつの記事の分量はかなり絞り込まれていますが、作り手が使命感と情熱と愉しみに満ち満ちた姿勢で、雑誌を作っているのが感じられます
TMSの特徴と感じました。
そしてそれぞれの記事の行間からにじみ出る熱気!

この凝縮度と熱気は今出ているどの専門誌よりも強いもので本の薄さを意識させません。

一方で「広告ひとつが丸ごと逆さに印刷されている」なんて今の目で見てほほえましいエラーもあったりするのですが。

以前書いた様に個人的な感想として「どんなジャンルでも一番面白いのは黎明期から発展期に掛けての時期」だと思っていますがTMSについてもそれは当てはまる様です。

ミニバンで秋葉原に行く(笑)

2017-01-21 05:30:37 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回はクルマのはなしから

 先日の秋葉行きにはミニバンのエスクァイアで繰り出しました。
 昨年暮れにS660で出掛けた時は私ひとりでしたから、多少狭くても何とかなりますが同乗者がいるとか纏まった買い物をするとなるとどうにも役不足です。

 先日同僚の全自動セレナに乗った時にも感じましたが、やはりこういう時は5ナンバーサイズのミニバンに限ります。
 何より交通費の割り勘がでかい(笑)

 ルートはこの前のS660の時とほぼ同じ。首都高や一般道で渋滞に巻き込まれるところも同じです。
 高速では燃費がリッター17キロ行くか行かないかと言うレベルで「ああこんなものか」とか思っていました。
 ところが都心の手前で渋滞に引っかかったところからが違う。

 普通のクルマだとこの種の渋滞に巻き込まれると燃費が悪化するのが通り相場なのにエスクァイアは逆に燃費が伸びてゆくのです。
 最終的に秋葉原のヨドバシに着いた時点の燃費は走行距離150キロ前後でリッター18・3キロに達しました。

 こんな数字は同じHV車のエスティマでも経験しなかった事です。
 最初のエスティマから15年以上経ちHVのシステムやセッティングに相当の進化(或いは変化)があったのかもしれません。

 純正のナビの誘導は車体内蔵型だけにS660よりも確実で曲がるべきところを通過してしまうトラブルは絶無でした。
 動力性能と走行性ですが実はパワーウェイトレシオに関する限りはエスクァイアの方がS660を上回ります。
 HVゆえに同クラスのガソリン車よりもトルクが大きくしかも低速から効くので走行性はそう悪くはありません。
 
 むしろセダンよりも長いホイールベースを利した高速での巡航性の高さが光ります。
 視点も高く遠くまで見通せるのは街乗りでも高速でも大きなメリット。
 少なくとも身体上の疲労度はS660よりもはるかに低いものです。

 ですが運転して楽しいのはどちらかと問われれば今の段階では圧倒的にS660の方が上です。
 家に戻ってきてから少し休んでから再びエスクアイアに乗るのはどこかしら億劫さを感じるのも確かです。
 S660は逆に運転していて肉体的には疲れるのに頭の方は「まだまだ乗っていたい、運転していたい」と思わせる麻薬性の様な物を持っています。
 
 実はこの辺りがスポーツカーとミニバンの端的な違いと思います。
 利便性で言うならエスクァイアの実用性の高さは見事の一語。
 日本人が日本で使うクルマとしては相当な機能性の高さを持っています。

 それと対極にある実用性絶無のS660には最近のクルマの中ではこれまた日本人が日本で走るスポーツカーとして十二分に楽しいキャラクターを持っています。
 どちらが良くてどちらが悪いなんて事はない。

 むしろ実用性も最高で走りも楽しいなんて車の方がよほど信用できません。
 そういうクルマは性能面か機能面のどこかで無理をしているかどちらにも中途半端かのどちらかでしょう。

 その意味で正反対のキャラクターのクルマ2台で同じ場所へ出掛けて比較するというのは我ながらかなり貴重な体験だと思いますし車が二台ある(これは田舎者の特権のひとつですが)メリットの意味も大いに感じる所であります。

津川洋行の人形たち

2017-01-20 05:28:59 | アクセサリー
 昨年暮れの静岡土産から

 前回津川洋行のミニカーの話をしましたが、今回は同じ津川のNスケール人形から
 おそらく30年くらい前の製品だったと思います。

 「乗客(ベンチ坐像)」と「保線区員」


 アップの写真をご覧になると分かる様に造形自体はラフな上にカラーリングが一種毒々しい。
 保線区員も体形が微妙な上にわざわざモールドされている顔の表情が微妙というか不気味だったりします。

 ですが見るからに手作り感の溢れる、リアル系というよりも少しマンガチックなところが意外と憎めません。
 昔読んだ世界的に有名な伝説のレイアウト、GD LINEの上に屯する「作者の自作の人形」に通じる物すら感じさせます…と書くとほめ過ぎでしょうか。
 (GD LINEの人形は確か針金の骨組みに蝋を徐々に重ねて作っていたと思いますが、ポージングや体形が何ともユーモラスで不思議と細密度の高いレイアウトの風景にマッチしていました)

 今回の人形群はジオコレともジオタウンとも異なるノリで作られている物ですが、それゆえに他社の人形だけでは画一化しがちな風景へのアクセントとして使えそうに思えます。現実の世界では人間が100人いたら全員の体形や顔や服装が違うのが当たり前ですから(詭弁)

 どうかしてレイアウト、それも棚幡線辺りで使ってみたいと思っています。

今年最初の・・・

2017-01-19 05:49:13 | 鉄道模型 
 前にも書きましたが、今年の正月は元日までは実家に帰省、仕事が2日からずっと続いていたのでテレビで箱根駅伝の中継が掛かっていても「え?今日はまだ3が日だったっけか?」という感じでした。
 それ位この時期は正月気分とは全く持って縁がない日々だった訳です。

 私の日程で言うならこの時期いちばん正月気分になれるのは第一日曜日の「消防の出初式」です。
 こちらは一応梯子乗りやら一斉放水やらがかかるので(無闇に寒いのが辛いですが)それなりに正月の気分を味わえると言えば言えます。

 ですから鉄道模型に関して言えば「今年の初作業」なんてのをやっても今ひとつ正月らしい盛り上がりに欠けたりするのですが。
 しかもやることが本当に大した事がない。

 先日入線したKATOのDD13に車番プレートを付けるのと昨年入線していたトラムウェイの16番C12にナンバープレートを取り付けること、
 そして昨年暮れの運転会で「鉄博風モジュールでギャラリーの子どもにむしられた人形とミニカーの貼り直し」

 全く華のない事夥しいですね(汗)

 ですがそんな作業でもやってみるとモデルはそれなりに見栄えがします。特にのっぺらぼう感が気になっていたC12はプレート一枚で表情が出てきたのには驚きました。
 これをきっかけに、今年も何かやってみようという気にはさせてくれます。

 先日のブログで書いた「ターミナル駅モジュールの改修」もそろそろかからなければならない時期ですし。

鉄道コレクションのナロー・「猫屋線 キハ1・ホハフ50形」

2017-01-18 05:46:44 | 車両・16番





 






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思い出の書籍 ふと思うこと 趣味の思い出 そのほか


 今年最初の平日休は、子供の冬休みと重なった事もあったので秋葉原と中野に繰り出しました(爆)
 先日始まった某アニメで「一大脱衣大会」の舞台と化していた秋葉原ですが、現実はむしろいつもより長閑な位で割合ゆったりと買い物ができました。
(初売りの時はどうだったのでしょうか)
 ショップを覗くと「鉄道模型の福袋の群れ」に季節を感じますが流石に高すぎて手が出せず。

 そこで購入したのは11月に出ていながら私が気づかないまま年を越していたという鉄コレの新車です。
 尤もこれとて、昨年来たまりにたまっていた某カメラ屋さんのポイントをフルに使ったのですが・・・

 「鉄道コレクション・ナローゲージ80猫屋線キハ1・ホハフ50形」の2両組。
 鉄コレ10周年の新境地開拓と言う感じの野心作と思いますが、発売から2カ月近く経っているのに結構売れ残っていました。これは動力ユニットも同様で「もう買えないんじゃないのか?」と思っていた私は肩透かしを食った感じです。

 プロトタイプが存在しないフリーである事、そして何より一般レベルでナローの認知度が低い事がその要因かもしれません。
 ですが、私にとっては「初めての16番スケールの軽便鉄道」で何か新しい事に挑戦すべき新年に買う最初の新車にはふさわしい気がします(なお、NのナローであればZゲージの線路を使う下津井電鉄の電車をやっています)

 パッケージから出すとやはり16番スケール。軽便ゆえの小型車な筈なのにエンドウのキハ02辺りより大きい感じすらします。客車の方もカラーリング以外は共通点がない造形で軽便の編成にありがちな独特のちぐはぐ感が逆に呑気と言うか長閑さを感じさせます。プラの成形色そのまんまに見える車体ですがここはウェザリングをしてやると結構映えるのではないでしょうか。

 動力はNの鉄コレの17M級を使用。性能には定評のあるユニットだけに走行性自体は特にいつもと違いません。ただ、軽便特有のフォルムとマッスはNに比べると迫力すら感じますしスロー(これでもNだったら時速40~60キロに相当しますが)を効かせながら140Rのミニカーブを走る様はなかなか心地よいです。
 外観で言うと少し腰高感があるのが惜しいですが。

 ところでこのモデルの初運転はミニSLレイアウトの棚幡線の上でした。
 言うまでもなくスケールは150分の1のNスケール。普通に考えたらナローとはいえHOスケールの車両は違和感があると思うのが自然です。

 ところがNのシーナリィの中に持ち込まれたキハ1は意外なほどに違和感がありません。
 とくに運転台から見て手前側にキハ1が居ると程よい遠近感が感じられ却ってリアルにすら見えます。
 これは意外な拾い物でした。

 こういう構図、実車の鉄道写真ではよく見られるものですが、レイアウト上でも異なるスケールの組み合わせでかなり遠近感を伴うリアリティが出せます。
 但し効果的なのはローアングルに限定されますが)

 この出来を考えるとこれが売れていないのが不思議な位です。軽便鉄道の魅力のひとつは「鉄道そのものの原点ともいえる素朴さ」にあると思うのですがそれを再認識させる上ではなかなかに好適なアイテムではないかと思います。
 この季節だったら炬燵の天板の上でぐるぐる回りさせても楽しそうですし、何かのシーナリィと組み合わせると更にリアルです。

SONYのNゲージの思い出ばなし(笑)

2017-01-17 05:44:37 | 趣味の原点をふり返る
 今年の帰省である事情から是非読みたかった本がありました。

 実家にストックされていた80年代のTMSから1981年7月号(通巻403号)です。
 この号のミキスト(山崎喜陽主筆の随筆)でKATOのNゲージの創世記とSONYのNゲージモデルの顛末が書かれていたのを思い出したからです。

 先日紹介のKATOの50年記念誌でのKATOの前会長の加藤祐治氏のインタビューでもNゲージ採用のいきさつやSONYマイクロトレインの話は触れられていますが私がその辺に付いて初めて触れた文献としてはミキストの方が先になります。

 それ以前にも水野良太郎氏の著書などでSONYのNゲージについては軽く触れられていますが何れも文章の上だけの話でどんな車両がモデル化されていたのか、システム自体はどうだったのかなどはよくわからず写真すらついていませんでした。

 ですからTMS誌上でそのSONYマイクロトレインの写真を目にした時は随分と驚きました。

 (TMS403号 ミキスト 75Pより画像引用)

 そこではED75の牽引するスハ43をはじめ、いかにも電気屋さん的な洗練されたデザインのパワーパックやレイアウトマットなどが載っていました。
 そのシステム性の高さはまさに「和製メルクリン」を名乗りかねないほどの勢いすら感じさせるものでした。

 が、一方で肝心のED75モデルの方は当時の私の目から見ても「あんまり」なレベルの造形。
 ブラスゆえの肉薄なボディこそそれなりでしたがディテーリングは同時期のKATOのEF70と比べてもパッとしない物でしたし、屋根板が実車と異なりすぎる「灰色のプラパーツ」だったのにも萎えました。
 これまた当時のEF70ですら別パーツ化されていた屋根上機器類も一体成型でしかも灰色のまんま。

 むしろ明らかにショーティ化されているスハ43タイプの方にモデルとしての好感を感じた位です。

 ただ、架線集電を念頭に置いていそうなパンタグラフや機関車としては異様なほどスカスカな車内に基盤の接点を露出させた構造に将来のアップグレード化の片鱗は感じました。
 こういうのは当時の日本の模型屋さんにはない発想だったと思います。

 そんな訳で当時は「SONYがNゲージをやろうとしていた」顛末を含めて随分と勉強になりました。

 さてこのミキストの最後にこういうくだりがありました。

 「昭和43年の初夏、TMSのスタッフ数人は撮影旅行で花巻電鉄の沿線を歩いていた。とある駅のそばのショーウィンドウに景品としてソニー・マイクロトレインの箱がかざられていた。」
 (TMS403号 ミキスト74P より引用)

 これには驚くと同時に妙な希望を持ったことを覚えています。

 だって「SONYのNゲージの少なくとも1セットは岩手のどこかに(ある)あった」事になりますから。
 それなら一生に一度くらいはSONYのNゲージの実物を見るか触るかくらいはできそうな気がしてきたからです(爆笑)
 これが書かれたのがその当時から13年も後だったのに。

 さて、偶然と言いますかこの同じ号の製品の紹介欄ではKATOのED75が取り上げられていました。
 そういえばこのモデルも30年以上ボディの基本は変わっていません。
 こうして二つが並ぶと15年ほどでNゲージのモデル造形が格段に進歩している事を感じます。
 (81年と現在のモデルではこれほどの変化は感じませんから)

カーコレ80のスカイラインパトカーたち

2017-01-15 05:42:07 | アクセサリー
 先日の静岡行きの戦利品から。

 ポポンデッタが新幹線のある駅ビルにあると言うのは個人的にはかなり嬉しいロケーションではあります。
 店内も東京ほど忙しない雰囲気もないですし、何より駅ビルだけに「帰りがけに昼ご飯を食べて帰れる」というのが有難いです。

 ですがそこで買って来たものが鉄道模型でなくミニカーばかりと言うのがなんですが(汗)

 今回入手できたのはカーコレ80のスカイライン3台。
 それもどれもこれもが「パトカーばかり」というのが何ともですが東京の中古ショップでは一時にパトカーが3台も買えるという事はまずなかったですからこれだけでも有難いです。

 ハコスカのバン、ケンメリとジャパンのセダンがベース車ですが、トミカよりやや小さめのサイズでありながらプラゆえの造形のシャープさがものを言います。
 特にケンメリのパトカーはパートⅡ以降の西部警察の顔みたいな存在ですから、嬉しさもひとしおと言うところです。

 ホクホク顔で帰宅して並べてみて気付きました。
 カーコレ80ではこれ以前にもクラウンバン、R30バン、それにジャパンの覆面車なども既に持っていたのですが、今回のも加えると
 「16番スケールでパトカーコンボイができる」位の数になっていた事に唖然としました。

 トミカやNゲージスケールのカーコレでも結構パトカー好きではあるのですが、まさかこれがHOサイズにまで波及しようとは。
 尤も、半分はバンなのですが。

今年最初の入線車とその逡巡(笑)

2017-01-14 05:39:03 | 車両・ディーゼル機関車
 今年最初の入線車は前にも書いた通り前日の大晦日に見つけていたものの、つい逡巡してしまっていたものです。

 物はKATOのリニューアル版DD13後期型。

 40年前にリリースされたKATO初代のDD13はそれ以前のKATOのモデルとは一線を画した出来の名機であると同時に後の同社のモデルのクオリティのベンチマークにもなったモデルでもありました。
 前年にトミーナインスケールからもDD13は出ていたのですが香港製の割合大雑把な造形(それでも前のED75に比べると長足の進歩なのですが)でした。
 あの当時は「Nだからこんなものか」と思ったものですが、KATOのそれはそうした先入観を吹き飛ばして余りあるものだったのです。

 デッキの手摺の細さと強度を両立させ、尚且つ「チェーンまでモールドされている」というのは大変な驚異でしたし、初代EF70以来絶えてなかった「ヘッドライト点灯」にも驚かされた物です。
 しかも走りのスムーズさも以前のEF65やキハユニ26のようながさつさが無く誰が見ても「アップグレード」が実感できるモデルでした。
 (唯一トミーのDD13が勝っていたのが「スローの遅さ」でした)

 そのDD13も2年位前に初期型がリリースされ、昨年になって初代と同じ後期型の仕様が製品化されています。
 今回入手したのもその最新モデルなのですが。

 何故これの購入に逡巡していたかというと今年の春にほぼ同じ仕様のDD13をTOMIXが出す事がわかっていたからです。
 TOMIXにとってもDD13はナインスケール時代に日本型動力車のモデル化に手ごたえを感じさせた機種(個人的に思うのですがその前年に出たED75はまだ習作に近いレベルだったと思います)だったと思いますしそれのリニューアルである以上KATOのそれにかなり肉薄するモデルになるだろうことが予測できますから、メーカーが異なるとはいえ、ほぼ同じ機種をここでもう1両買うのもどうかと思えたのです。

 ですが、年が明けて思い直すにKATOのそれも出来自体はかなりよさそうですし、中古ゆえに安価である事から結局手を出してしまいました。

 そんな訳で今年最初の入線車は一昨年のD51、昨年のEF55に続いての「元日入線」となりました。

 初代に比べると40年分の進歩をつぎ込んだような造形はやはり圧巻です。この直後に出たDD51から採用の「メッシュの中にファンがある様に見える」吸気口のモールドや初代では造形色だった手摺類には白が入り更に細くなっています。
 ヘッドライト周りの色刺しもグレードアップ感を掻き立てられます。
 こうなると前後のアーノルドカプラーの違和感までもが凄い事になっていますが。

 走行性は基本的にスムーズですがファイントラックのミニカーブレールのポイント部分で反位(側線側)のカーブで台車が割り込みを生じてしまう(つまりポイントのばねをはじいて直進してしまう)のが玉に疵。
 実はこれは2年ほど前に出た初期型でも同様でしたが、車両の問題かポイントの問題かははっきりしません。


 実はTOMIXのDD13も既に予約を入れているので春には比較が出来そうです。

昨年最後の入線車

2017-01-13 05:36:58 | 車両・気動車
 昨年最後の入線車は帰省中の中古ショップで大晦日の夕方に見つけた出物で、「入線即年越し運転に参加」という事になりました(笑)
 一方で今年最初の入線車も同じショップの出物ですが大晦日の時点で少し逡巡していたものを年が明けたとたんに急に買う気になって入線させたものです。こちらについては次回に回すとして、今回は昨年最後の入線車と年越し運転のはなしから。

 今回入線させたのはTOMIXのキハ52.
 いわゆる「盛岡色の赤鬼フェイス」です。
 これまでにもこの型の出物はそれなりに見かけていたのですが何といっても中古とは思えない値付けのおかげでこれまで手を出せずにいました。
 (それに個人的に盛岡色自体があまり好みでなかった事もあります)

 が、その間に「キハ52以外の盛岡色が増えたこと(キハ22・キハ23・キハ58)もあってできれば入手したい」とか考えが変わってきた経緯があります。
 ちょうど大晦日の処分セールか何かでそれまでの半額程度の出物があった事でようやく入線を果たしました。

 HG仕様のTOMIX製なので造形については文句はありませんし、単行で走る分には実にするすると走ってくれました。

 ここ数年の恒例となっている「畳の上でのお座敷エンドレスでの年越し運転」でもC50牽引のオハ31系とはいいペアになってくれました。

 確か昨年の年越しでは「カシオペア塗装のED75」その前は「鉄道ホビートレイン」がこのキハ52の立ち位置にいましたから今年の年越し運転はいつになく正攻法の組み合わせとなった事になります。

今更ながらの「一年の計」(大汗)

2017-01-12 05:35:16 | 鉄道模型 
 元日は実家から自宅に帰ってくるので精一杯でしたし、今日は今日で一日勤務でしたので一月二日のこの時間になってようやく落ち着いた感じです。

 そんな訳で本来なら昨日書くはずだった今年の一年の計のはなしをば。

 昨年はキットメイクやキットバッシュなどで車両工作も多かったですし、久しぶりにモジュールも新作を作ったりと意外と手を使う一年でした。
 今年もその勢いを持続させたいというのが目標のひとつです。

 ・・・とこう書くとカッコいいですが、要するに昨年しょい込んで今年に引きずった課題が多かったという事です。

 一例をあげるなら昨年紹介した「マイクロエースのED91タイプの動力ユニットを転用した工作」なんかがそうです。
 何を作るかは大体決まり、車体パーツもどうにか切り出したのですがそこで止まったまま4カ月ほど放置状態でした。せめてこれ位は形にしたいとか思っていたりします。

 モジュールの方ですか今年のグランシップ辺りを目標にターミナル駅モジュールの追加工作を目論んでいます。昨年は鉄博風モジュールと繋げたのですがこれを別のモジュールに差し替え、そのモジュールと連続性のある風景に持っていくことを考えています。
 (その前に「そもそもそんな事が可能なのか」検証するところから始めなければならないのですが汗)

 このふたつがさしあたっての目標になります。
 さて、どれくらい進みますか(大汗)