光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

i-PHONE15とレイアウト撮影のはなし

2024-06-30 05:53:46 | その他

 もう、二月ほど前のはなしなのですが先日、4年間使ってきたスマホを機種変しました。
 これまで使ってきたSEが「ある日OSをアップデートした途端、LINEの通知が来なくなってしまい、少なからず支障が出てしまった」が故のやむを得ない処置と言えます。
 (でもこの時期のスマホの買い替えはお財布的に痛い!)

 という訳でSEの代わりに入ってきたのは同じi-phoneでも15の一番安い奴です。
 幸いLINEに関する問題はクリアされましたし、NAVIもどうにか使えます。

 で、顔認証がついて画面も大きくなりましたが、問題はカメラが「2眼」に変わった事です。

 これまでのSEは単眼ながら模型の撮影にもそこそこ使えるスペックだったのでそれなりに重宝していたのですが、今回の15で同じ事をやろうとしたら勝手に「ポートレートモード」とやらに切り替わってしまい車両を撮ると「前だけピントが合って背景がぼけた写真」になってしまい殊鉄道模型の撮影には使えない代物になっていたのです。

 買いたて故にマニュアルでポートレートモードを解除する方法はまだ見つかっていませんが今のままでは困りものです。

 その一方で面白い機能もあるにはあります(まあ、かなり特殊な使い方ですが)
 今回から2眼になったカメラですが片方は「広角レンズ」が入っていてそこそこパノラマ感のある写真が撮れる機能が付いていました。

 で、これで製作中のモジュールの写真を撮ってみたら「モジュールの風景がパノラミックに見えた」のに驚くと同時に燃えました(笑)
 何しろ広角で撮ると「実際よりもモジュールやレイアウトが広々として見える」のですからレイアウトビルダーが燃えないわけがない(爆笑)
 特に編成物の列車なんかだとこれまた「実際よりも長く見えるパノラマ感」これなら画面の端が多少歪んでも許せる気になってくるのですから不思議なものです。

 という訳で車両写真には使えない15の2眼カメラですがレイアウトの撮影には威力を発揮しています。

 そんな訳でGWこのかた、レイアウトの写真、それも製作中のモジュールの写真ばっかり撮ってきた訳ですがそこでもう一つ気付いた事。

 今回のモジュールでは少なくとも3色の異なる灯りが風景を彩っている訳なのですが、撮られた写真を見るとどうも実際よりも色合いが鮮やか(見ようによっては毒々しい)に見えるのです。
 恐らくですが、このカメラはSNS向けに「映える」写真になる様に映像を加工して記録しているような感じがします。

 彩度は高く、色合いは明るめでシャープネスで密度感を出している画作りは屋外や室内で自撮りでもする様な時には丁度いいのかもしれませんが、模型の撮影でこれだけ盛られた(脚色された)絵になるとリアリティの点では却って不利なような気もしないではありません。
 (尤も、後からの加工で修正はできるでしょうが) 

 今回の機種変で感じたのは今回の15に関する限りは「スマホのカメラを模型、特にレイアウトの撮影に使うのは前よりも難しくなっている」事です。
 そのうちスマホのバリエーションが増えれば「模型撮影に特化した設定のスマホ」なんてのも登場するかもしれませんが・・・

TOMIXのEF58(茶色塗装ひさし付き)

2024-06-29 05:51:39 | 車両・電気機関車
 先日の上京での戦利品から。

 まあ、何という事のない「TOMIXのEF58」です。
 当鉄道の「偉大なる凡庸」のひとつであるEF58はその大半がエンドウのブラスモデルでして次いでKATOが増備されているのですがライバルたるTOMIXの58は少数派(と言うか、これまで1両しかなかった)です。
 製品名は知りませんが、茶色塗装ひさし付き、小窓のHゴム仕様とでも言うのでしょうか?

 避雷器、つかみ棒取り付け済みでボディの状態はまあまあなのですが、なぜかKATOのパッケージに入っていて、走行性はわたし的にギリギリ許容範囲内の走りっぷり。
 それで1両1600円でしたから東京で買うNゲージの中古機関車としてはかなり格安の部類です。

 どういう訳か店頭でこれを手に取った時、ビビッと来る何かがありましてつい衝動買いしてしまいました(まあ、1800円だから衝動買いになったのかも汗)
 前に入線させた茶色の大窓仕様の時もそうだったのですがTOMIXのEF58は細密感ではKATOに迫る出来ですが、それにプラスしてKATOとは異なる独特の表情を感じさせます。
 それが具体的にどういう事を言うのか、中々文章では書けないのですが、前にManicさんが書かれていた「剛のKATO、柔のTOMIX」という印象に近いのかもしれません。

 (エンドウの造形は、これはこれで「一種の豪快さ」を魅力には感じています笑)

 年代物らしく微妙に腰高で真横から見ると幾分違和感はありますが、ただ停まっていても好ましい佇まいを見せるEF58だと思います。

「鉄道模型修理ハンドブック」

2024-06-27 05:49:18 | 書籍
 この春にアキバのブックタワーで「オオカミが電車を運転するだけのマンガ」を買った話をしましたが、今回はその時に衝動買いした一冊から。

 鐡道書籍だけで1フロアが埋まっているこの店らしいというか、鉄道模型関連の本の充実度には目を見張らされます(というか、現住地の本屋では絶対に見られない充実度)
 何か面白そうな一冊でもないかなとか軽い気持ちで背表紙の並びを目で追っていて見つけたのが

 「鉄道模型修理ハンドブック」(伊藤 聡 著 幻冬舎MC)

 本書は鉄道模型修理歴10年の著者がモデルの故障の見分け方をはじめ修理の手順やノウハウを1冊にまとめたものです。

 従来、鉄道模型の関連書籍と言えば大概が「製作法」「作品集」「コレクターノート」のどれかでしたが、この間出たNゲージのレストア本に続き「旧モデルの再生」という第4の方向性で出された一冊と言えます。
 フローチャート形式で示された故障ポイントの見分け方や対処法は読んでいてわかりやすいですし実際の修理工程を豊富な写真で説明しているのも嬉しいポイントです。

 Nゲージよりも歴史が古い分修理の必要性が高い16番モデルに軸足を置いた構成ですが、実際わたし個人はHOや16番のレストアをする機会の方がはるかに多い(で、成功率が精々半分くらい)のでこういうハンドブックが出た事は単純にありがたいですし嬉しいものがあります。

 とはいえ、わたし自身の技量の問題(と性格的なせっかちさ)もあって本書を読んだくらいで修理が上手くゆくという保証がないのが辛いところですが(汗)本書を通しで読んでゆくとなんだか勇気をもらうというか「わたしにも修理が出来そうだ」という気分にさせてくれるのが一番の御利益と言えるかもしれません。
(流石にダイカスト変形を起こした蒸機のシャシを図面を起こした上で真鍮板切り出しで作り直すのはハードルが高いですし汗)

 で、その直後にさっそくこの本が役に立ちそうなジャンク品のHOモデルも入手しました。
 そのモデルについては次の機会にでも。

モジュール改修2024 リビングで夜景を楽しむ(笑)

2024-06-26 05:45:35 | モジュール・3
 今年のグランシップトレインフェスタに向けて改修を進めてきたモジュールもイベントと共にひと段落です。

 昨年に続いてクラブのレイアウトの目印として機能する様に照明を組み込んだタワーマンションを立ち上がらせ、遠くから見てもわかる様に図った積りですが、実際の効果はどんなものか(汗)

 会場の周囲が頭上から照明が照らすシチュエーションだったので、モジュールの方も調光器を強めに調整し周りの明るさに負けない程度に仕掛けはしましたが。

 一方で今回の調光器は自宅で夜景を楽しむ際にも威力を発揮するアイテムでもあります。
 イベント会場での灯りは上述の事情もあってかなり光を強めているのですが、同じ事を夜(或いは周りが暗い環境下)やると今度は光が強すぎてあたかも「床に置いたシャンデリア」みたいになって落ち着きません。

 こういう時に調光器で光をぎりぎりまで弱めるとどうにか夜景っぽい風景を自宅のリビングなんかに現出させることが出来ます。
 何しろ現住地が田舎なので夜ともなると周囲が暗くなってしまう環境なのですが、そういう晩に自宅で居ながらにして夜景を楽しめるというのは結構な贅沢です。

 ただ、モジュールの性格上線路の上を列車を走らせるのが難しい(幅が狭すぎて編成物だと2,30㎝しか動かせない)のが残念といえば言えますが。
 故・水野良太郎氏が自著で書いていますがレイアウトに夜景を組み込むのは「鉄道模型のメルヘンの素晴らしさを、無関心な女房族や恋人に関心を持たせ、説得するのに最も効果的な方法」なのだそうです。

 そういえば、いつもなら期間限定で「リビングにどっかりとモジュールを鎮座させて改修工事を進める」のは毎度フェスタの追い込みの春先なんかによくやっていたのですが、例年ならばなにかしら皮肉のひとつもこの時期聞かされていたのが、今年は家族の風当たりがいつもより弱かったような気がするのですが(苦笑)


 そんな事もあってか、今年ばかりはイベントの後も「おうちで夜景ビュー」を楽しませてもらっていますが、それとは別にごく最近、この夜景を楽しむ際に使えるアイテムをいくつか試す事も出来ています。

 それらについてはいずれ紹介したいと思います。

ブログ18年目に思うこと

2024-06-25 05:39:52 | 思いつくままに・考察
 今回は6月5日にメインブログで上げた記事の再録です。

 17年前の6月5日は前ブログサービスにてこのブログがスタートした(わたし的)記念日であります。
 もし、この年に赤ん坊でも生まれていればその子が今年高校卒業となっている訳ですから改めて長いと実感させられます。

 と同時にほぼ一貫して「テツドウモケイと鉄道のはなししかしていない」状態で17年続けて来れたのですから、その意味でも感慨は深いですね。

 昨年までこの日になると話題にならざるを得なかったコロナ禍も現時点では落ち着いた状態(というかコロナが5類に移行して「普通の病気の仲間入り」したという面が大きいですが)でホビーライフも幾分落ち着いた状況に戻りつつあります。

 それを実感したのが過去最高(かそれに近い)の入場を記録した先日のトレインフェスタでした。とにかくこれまでにないギャラリーの多さには驚きましたし。

 あと、わたし自身が今にして思うのですが、このブログをスタートさせた時点では鉄道模型の趣味は原則日本型Nゲージオンリーで、他のジャンルに手を出すなど想像もしていませんでした。
 それが気が付いてみるとHOゲージはもとよりZゲージやナロー、果てはAC3線式のメルクリンにまで手を出すとは(まあ、ユーザーの趣味を反映してどれもこれも安物中古ばかりでしかもNに比べてヘンなラインナップなのですが)

 ブログの開始前も含めると20年以上この趣味が続いていたので、一度くらいはどこかで浮気のひとつもするだろうとか思ってはいましたがまさかここまで浮気するとは(大汗)

 前にも書きましたが、こうした「異教」に手を出すプロセスは一面「わたしの中に無意識のうちに内在していた偏見が木っ端微塵になる繰り返し」でもあった訳で、その度に趣味人としての自分の視野が広がってゆく様な快感を感じて来たのも確かです。
 それと同じ感覚はJAMやグランシップなどのイベントでいろいろな趣味や視点の作風の同好の士に触れられ、どうかすると一杯やりながら駄弁ったりした時にも感じられる感覚でした。

 案外こうしたプロセスもこの趣味を続けて来られた一つの要素だったのではないかと思えます。

 (勿論、当ブログを通じたコメントでのやり取りについてもそれは言えることです)

 工作面で特に凄腕という訳でもなければ、マニアほどには知識の蓄積もなく、その意味では自慢できる物がない(強いて言えば「これくらいなら俺にもできる、わたしだったらもっとすごい事ができる」と思わせる効果ならあるかも)当ブログが続けて来れたのも、それらの交流があった事が大きいと思えてなりません。

 節目だからといって今後の内容が変わる訳もなく、相変わらずのだらだらした(それでいて浮気の多い)内容がこれからも続くと思いますが、改めて今後ともよろしくお願いします。

 そういえば今年は新幹線の開通60周年、来年はKATOのNゲージ進出60周年となりますねw

スカイネットのマツダボンゴモーターカー「青空号」

2024-06-23 05:12:12 | 車両・16番
 今回もトレインフェスタ絡みのネタです。

 前にも書きました様に、会期中の夜はクラブのメンバーと飲み会をやって、その帰りに中古ショップ巡りをするという「なんだかなあ」の日程だったのですが、それでも面白いアイテムというのはいくつか拾えるもので今回も一つ二つ入手しました。


 ですが、今回のアイテムは「ミニカー」なのか「テツドウモケイ」なのか非常に微妙なアイテムだったりします。
 スカイネットのマツダボンゴモーターカー「青空号」がそれです。

 今はトヨタハイエースやダイハツグランマックスのOEMとなってしまい、マツダっぽさがかなり希薄になっているマツダボンゴですが、わたしの記憶にある「マツダボンゴ」というクルマは1966(昭和41)年に登場した初代のイメージが非常に強いクルマです。

 当時のワンボックスに比べてフロントが半流線形でなかなかカッコよく、下半分が青のツートンカラーのボディと併せて非常に垢抜け感の強いバンでした。もちろん当時の餓鬼だったわたしには大好きなクルマのひとつだったのです。
 もちろんミニカーもかねてから欲しかったアイテムだったのですが、現在はマニア向けの高価なモデルしかリリースされていない様でこれまで入手の機会を逸してきたモデルでもありました。

 それが今回静岡の駿〇屋でちょっと変わり種のモデルが入手できたのは予想外でしたし、望外の嬉しさでした。
 とはいえ、今回のモデルはミニカーとはちょっと違います。
 「マツダボンゴのボディをベースに森林鉄道用のモーターカーに改造した一種のフリーモデル」なのです。

 発売元のスカイネットはアオシマの系列で普段はアニメ、特撮系のガレージキットを出していたところなのだそうで、こんなところも鉄道模型離れしています(笑)

 ・・・まさかこれで「豹マン」(注1)のオールマイティカーを製品化するつもりだった・・・なんてことはないでしょう(汗)

 足回りが鉄道模型とはいえ、フロントエンドはわたしの記憶にある初代ボンゴそのもの。

 ツートンカラーもきちんと再現しておりイメージモデルとしてはよく出来ていると思います。
 ただし、スケールはNはもとよりHOのスケールとも合致しません(当時のボンゴは現行の軽自動車並みのサイズなのでHOスケールとしてはでかすぎる)

 ですが、その一方で一種の鉄道模型なので「モーターを内蔵しNゲージ線路の上を自走できる」スペックを持ちます。
 しかもLEDも装備し「ヘッドライトが点灯する」というおまけつき(!)

 鉄コレでもライトが点灯するモデルがないのに凄いはなしです。

 グランシップの会場で試しにレールに乗せてみたところ、最初こそギアの当たりが付かずにガタついていましたが、ほどなくして先行して走っていたNゲージの新幹線にたった半周で追いついてしまうほどの元気のいい走りを見せました。
 走りも確実に鉄道模型離れしています。

 この辺り、流石は「無限龍」「タイガーシャーク」(注2)のアオシマです。

 驚いた事にこのモデルはヘッドライトだけでなく室内灯も装備しているので、走っているのを見るのも楽しいモデルでした(それでいて意外にスローもそこそこ効きます)
 次の運転会ではクラブメンバーの宇宙戦艦ヤマトやネコバスなんかと並べでぜひ活躍させてみたいモデルです(爆笑)

 (注1)「豹マン」・・・昭和43年頃にピープロが企画していた幻の特撮ヒーロー物。劇中で主人公の愛車のボンゴは飛行機のコクピットに収納されオールマイティカーとして活躍する予定でした。パイロットフィルムは製作されていてボンゴの合体シーンも映像化されています。
 (注2)「無限龍」「タイガーシャーク」・・・アオシマがかつて出していたミニ四駆用のチューンナップモーター。田宮の同仕様の5倍の回転数を叩き出す化け物だったらしいです。

鉄コレの遠州鉄道2000形創立80周年ラッピング車

2024-06-22 05:10:52 | 車両・私鉄/民鉄
 今回もグランシップトレインフェスタのお土産から。

 昨年夏の事ですが所用で浜松に出掛けた折に、目の前の踏切を通過する電車を撮影したはなしを書いた事があります。
 (当時のブログのリンクはこちら)
 ドラレコで電車を撮るのは難しい(当たり前だ汗)

 その時に見かけたのは遠州鉄道の創立80周年ラッピング電車だったのですが、今回のイベントではその遠州鉄道のブースで鉄コレ仕様の2000形が「会期中限定バーゲン価格」で売られているのを見つけました。
 後から聞く所では2000形のラッピング車はこれまで4タイプが製品化されていたそうですが、前年偶然見かけていた電車のモデルに出会うというのは結構偶然の要因も大きい気がします。

 運命を感じた・・・などと書くと大袈裟ですがお値段も量販店の相場より心持ち安かった事もあって財布を開きました。

 最近は鉄コレを中心に創立記念、開業記念なんかのラッピング車が幾つも出ていて花盛りの様相ですが、今回の2000形も華やかさの点では負けていません。
 白を基調に虹の意匠を施したカラーリングは華やかさだけではなく爽やかさすら感じさせてなかなか楽しいものです。

 今回も動力などの当てが付いていないので当面側線のお飾り(或いは帰宅後のモジュールの彩)となりますが、これを眺めるたび今年のグランシップの思い出が蘇る気がします。

ノレブのルノーカラベルのはなし

2024-06-20 05:08:35 | アクセサリー
 今回のはなしは鉄道よりもクルマの方に舵を切ったネタになっていますがご勘弁を。

 当ブログを始め、ミニカー専門のサブブログでもミニカーのネタを随分と紹介しているつもりだったのですが、先日記事を整理していて愕然としたことがあります。

 それは「よく見たらフランス車が殆どなかった」事。
 別にわたしがフランス車嫌いという訳では決してなく、それどころか過去に車の買い替えで二度ほどフランス車を候補に入れていた事があるくらいです。

 子供の頃からシトロエンのDSとかは好きでしたしルノーの5とかプジョー205辺りなどは今でも古さを感じないデザインに惹かれます。
 なのでうちのミニカー群の中にフランス車が少ないのは単なる偶然と思います。

 まあ、言い訳はそれくらいにして、
 先日HOスケールのミニカーを入手できたルノーカラベルを紹介します。

 1960年代の日本で「オープンのスポーツカー」として意外に目立っていたのがカラベルフロリードでした。
 RRのレイアウトゆえにラジエーターグリルのない独特なフロント周りを持つスペシャリティカーでしたが、あの頃の日本ではサイズ的に手頃でフランス車らしい小洒落た雰囲気を感じさせる1台。

 テレビドラマなんかでの露出も比較的多かったですから、車名は知らなくても写真でも見せれば「そうそう、こんなクルマ見た事がある!」と言い出す1960年代小僧は多いと思います(笑)

 今回入手したのはノレブから出ていたクローズドクーペのカラベルですが全体の雰囲気はコンバーチブルとほぼ同じ。強いて言えばクーペの方が若干速そうに見える位でしょうか。
 全体のフォルムはこの後に出た日野コンテッサのクーペにごく近い雰囲気があります。

 で、このミニカーでまず驚いているのがこれが43分の1でもなければ64分の1でもない「鉄道模型のHOゲージ準拠の87分の1モデル」である点です。
 というか前期の国際スケールのミニカーでカラベル自体、中々ミニカー(の出物)を見なかったからです。

 前にも書きましたがこのスケールは基本「HOゲージのレイアウト用品」として認識されている事が多く、ヴィキングやヘルパ、プライザーなどの専門メーカーもあるジャンルですがノレブがフランス車中心にこのスケールのミニカーをシリーズ化しているとは思いませんでした。
 
精密ジオラマ用のパーツゆえか造形の細密感では、より大きなスケールのモデルに劣るところはなくむしろ独特の凝縮感を感じさせてなかなか楽しいジャンルでもあります。

 ラインナップの中には思わずほしくなる車種もあったので、そろそろわたし的にフランス車旋風が吹き荒れそうな予感が(汗)

 因みにこのカラベルは先日のグランシップでもこっそりとモジュールに紛れ込ませていましたが、流石に気付く人はいなかった様です。
 (上の写真の手前の道路の真ん中辺を走っていますw)

モジュール改修2024その9 ふたつの照明塔のはなし

2024-06-19 05:05:51 | モジュール・3
 トレインフェスタも終わりイベントとしては一段落したレイアウト改修ですが、まだ書き残していたネタもあるので今回はそのはなしから

 建物内の照明やライトアップなどでかなり賑々しくなっている今回のモジュールですが、更に照明を加えます。

 ここで思い出ばなしなのですが、わたしが子供の頃の盛岡市内で夜最も明るくなる場所は繁華街でもなければ官庁街でもない。市街地から一番外れの場所に隔離されていた機関区でした。
 当時全国2位の規模を誇り、ターミナル駅や国鉄工場なども併設されていたこれらの一角は一晩中列車の発着があった事もあって事実上の不夜城の状態だったのです。

 その不夜城を象徴するのが「ヤード照明塔」
 機関区の規模に合わせてか、何十本もの塔が光を放つ様は繁華街のネオンなどよりもよほど力強く感じられたものです。
 しかも機関区は市街地からは北上川をはさんだ向こう岸だったので、夜景が映える条件が更に整っていました。

 それもあってわたしにとってはこれらの照明塔も(物資部や鉄道アパートと並んで)機関区の活気の象徴に見えたものでした。

 そのヤード照明塔はTOMIXから出ています(今でもあるかな)が、もっと昔のモデルとしてGMからも40年くらい前に金属製の割合立派なモデルが出ていました。

 どちらもわたしの手持ちにあるのでそれも活用しようと思います。
 TOMIXの塔は専用のコネクタとハブを使う構造ですが今回はいったん端子をカットして裸線をLED電源に繋ぎます(最初から裸線のGMも同様)

 ここで気になったのは「LEDは極性を逆にすると破損してしまう」というウィークポイント。
 下手をするとせっかくの照明塔を台無しにしかねないので警戒しましたが、パワーパックのDC電源が使えるという事は極性逆転に対処したブリッジダイオードが使われている可能性が高いと判断。思い切ってやってみましたが、幸い予想通りだった様です(豆電球を使うGMの方は問題なし)

 前回紹介した調光器も使用可能で周囲の明るさに合わせた光の強さが選択できます。

 配置としては二基の照明塔を向井合わせに配置してモジュール全体に配光する形としましたが、配置は今後変わるかもしれません。

 で、このモジュールのただでさえ賑々しい夜景がさらに加速する事になります(汗)

トレインフェスタ・あるいは鉄道模型イベントの愉しみのはなし

2024-06-18 05:59:12 | 旅行・探訪・イベントなど
 先週からぶっ続けでグランシップトレインフェスタ2024のはなしが続いていますが、今回もそのネタです。

 いい加減辟易している向きもあるかもしれませんが、準備も含めた3日間の会期の間に(わたし的に)得られたもの、触れたもの、感じた事がそれだけ多かったという事でご勘弁頂ければと思います。

 今回はこの種のイベントならではの愉しみについて書きたいと思います。

 コロナ禍の前までは設営直後の全メンバー参加の前夜祭(オークション付きw)で、昨年までは第一日目の夜の懇親会などオフィシャルな飲み会(笑)がこのイベントの名物でした。
 こういう機会でもないと話が出来ない遠方からの参加者の方々、あるいはメインスタッフのいずれもが「酒を飲みながら模型談義、鉄道談義ができる」面子でしたから、多少下戸でも酒が進まない訳がありません(笑)

 今年はその種の大掛かりな飲み会こそありませんでしたが、それでも会場回りをしている時とか休憩所で顔を合わせた面子なんかと他愛もない(それでいて話題が結構濃い)話ができるというのは未だに何物にも代えがたい楽しみでもあります。

 互いに初対面の方も多いですし、異なるクラブ同士の話題の中から今後へのヒントを頂いたり、励まされたりした事も一度や二度ではありません。これだけでもこのイベントに参加できた甲斐があったという物でしょう。

 また、それとは別にこういう機会でもないと顔を合わせづらいネットでの交流の方が見えられたりした時にはこれまた盛り上がる訳でしてw

 ここ数年毎回のように顔を出してくださっているレサレサさんは、自作・改造モデルを持ち込んでくださるのですが毎回何かしら刺激を与えられます。

 例えば「客車の乗客の表現に凹凸を付けたプラ棒を使う」なんて言うのは目から鱗でした。この種のアイテムはいくつか製品化されていますが、妙に平面的だったり混み具合の表現に難があったりするものですが、一見オブジェに見える塊が車両に載せると突然乗客らしく見えてくるマジックには驚きます(写真よりも実物を見た方がもっと衝撃的だと思います)

 こうしたヒントは必ずしも交流だけではなく他のクラブの作品の中からも見つけることが出来ます。

 例えば結伝社さんのモジュールで見つけたジオコレの警察署。
 このアイテムはわたしも組み立てた事がありますが「建物の下に駐車場を継ぎ足す」という発想には思い至りませんでした。
 しかも「報道陣が詰め掛けた連行」のシーンもなかなかのアイデア。
 今回「やられた!その手があったか!!」と思ったひとつです。

 レサレサさんからはもうひとつ「KATOの地上駅を唐竹割りしてローカルなバスターミナルに改造する」というのも見せて頂いてこれまた「やられた!!」と思う訳です(汗)

 こうしたアイデアやヒントをライブで見る事ができるのもこうしたイベントのメリットではないでしょうか。
 なにかしら手を使って模型を楽しんでいる人ならば得る所も大きいと思います。

 次回はどういう刺激を得られるのか、今から楽しみでもあります。

トレインフェスタの静岡みやげのはなし

2024-06-16 05:39:20 | 旅行・探訪・イベントなど
 今年のグランシップトレインフェスタネタですが、題材がいつになく多かったのでここまで引っ張ってしまいました。
 あと少しお付き合い願います(汗)

 丸3日間グランシップと静岡に詰めていた訳ですから、お土産の類もそれなりに出てきます。例年わたしは各私鉄や模型メーカーの出す印刷物なんかを集めて悦に入ったりしていたの出すが、生憎今回はそれは殆ど無し。

 会場で一番最初に頂いたのは2024年版の記念硬券でした。
 同じものは一般客にも配られるのですが、今年は日付に印字するサービスをオプションで用意していたとの由。

 こういうサービスは鉄道イベントでないと楽しくないですからなかなか面白いと思います。

 各私鉄のブースではそれぞれにアイテムを用意して客を誘惑してきます。「レールやトロリー線をカットして文鎮にする」なんて荒業を持ってくるところもあったりしてなんだかマグロの解体ショーに近いノリも感じました(笑)

 上のキーホルダーは当日欠席したメンバーに頼まれて代理購入したものですが、最近は会場の限定品のアイテムでも世界レベルで情報が拡散しますから(大袈裟なw)こうしてリモートで依頼をもらう事も増えそうな気がします。

 会場で配られていた印刷物からw
 ホテルもこうして新たな需要開拓に余念がないと。

 お土産というのとはちょっと違いますが、会期中KATOのヘルパーさんが各クラブに差し入れしていた「クリーニング棒」は有難かったですね。実際丸二日の運転でレールもかなり汚れていますから。

 これらのお土産の中のいくつかはいずれ紹介する事もあると思います。
 とりあえず今回はここまで。

 ここ数年萌えが加速状態のトレインフェスタですがその勢いは相変わらずです。クラブばかりか最近では私鉄も夫々のイメージキャラや推しキャラを推し出した展示が目立つようになりました。
 
 もっとも、最近では渋谷や新宿でも似たような状態になっていますが、その意味では萌えも渋カジに先行する新たなるトレンドを切り開いているのかもしれません(まさかね)

マルイのPRO-Z・EF65&20系

2024-06-15 05:33:25 | 車両・Zゲージ
 グランシップトレインフェスタ2024のお土産から(笑)

 会場でモジュール設営を済ませ、その晩は静岡駅ビルで前夜祭の飲み会です。
 全メンバーが名物の「緑茶ビール」をがぶ飲みし、静岡おでんなんかをつまみつつ好い心持ちに酔った頭でホテルの戻ろうとしたのですが、その先にあるのはパルシェ(静岡駅ビル)の「ポポンデッタ」そして昨秋に元丸井のビルを改装して入ってきた「駿河屋」!

 酒で金銭感覚がおかしくなっているメンバーが揃っているこの場合は非常に危険といえます。
 で、気が付いてみるとメンバー総出の爆買いツアーと化してしまう訳で(汗)

 わたしももちろん例外ではありません。
 とはいえ、今回入手したアイテムは適当な出物があれば欲しかった奴なのでそう後悔もしませんでしたが(笑)
 今回はその中のひとつから

 マルイの「PRO-Z」の最初のアイテムだった「EF65と20系のセット」
 これの出物は以前から時々見かけてはいたのですが、お値段が高かったのでなかなか手を出せない代物でした。
 今回ようやく私にも(覚悟なく)買えるお値段の出物に会えたのは幸運でした。

 思い出してみたら、わたしがZゲージの車両を最後に入線させたのはコロナ禍直前の2019年の事でしたから丸5年ぶりのZゲージの入線となります。

 物はEF65と20系客車6両のセットですがNゲージならA4サイズのケースに入っているところが、ZゲージならB5サイズのケースに収まります。
 旅先の買い物としてはこれは嬉しいポイントです。

 EF65の造形は20年前のKATOのそれによく似た印象。Zゆえのサイズの小ささなのでディテーリングも程よい凝縮感があってなかなか好感が持てました。

 客車の方でもその印象は変わらず、モデルガンメーカーが初挑戦した鉄道模型のモデルとしてはなかなか好いと思います。
 しかもこれらは最初っから室内灯を標準装備なのですから
 (但し、その割に客車のテールマークが「今後発売予定の別売り品」になっているのは何となくちぐはぐですが)

 ちょっとした気まぐれでホテルのサイドテーブルに並べてみると7両編成でもテーブルに収まって見せました。


 ところでこの買い物にはちょっとした余談があります。
 わたしが中古モデルを購入する際は出来る限り試走をして確認するのが通例なのですが、今回は試運転用のレールがなく、たまたま展示されていたPRO-Zのジオラマベースを使う事になりました。
 ところがこっちがまたフィーダーのケーブルが店員さんにも見つけられず、やむなく博打のつもりで持ち帰る仕儀となった次第です。

 あとからZゲージユーザーの方からのコメントで「フィーダーケーブルはジオラマの山の中に収納されている」と聞かされた時にはすでに帰宅した後だったというおまぬけな話です。

 帰宅後の試走ではまあ「10年以上前のそこそこ使い込まれた鉄道模型の走り」で、わたし的にはどうにか許容範囲でしたが。

 PRO-Zは「夜景付きの完成品レイアウトの上で室内灯装備の編成物を走らせる」という鉄道模型としてはなかなか斬新なコンセプトで東京マルイが殴り込みをかけた意欲作でしたが、案に相違して売れ行きが伸びずシリーズも尻すぼみに終わった印象があります。

 線路自体がポイントも立体交差もない拡張性に欠ける物だった事や、20系の後にE231という妙にちぐはぐなラインアップだった事で今一つ訴求力を欠いた事がその原因だったのではないかとも思われますが、今回のセットを手にしてみた印象では模型らしい造形を備えアイテムそのものはなかなか良くできていると感じただけに惜しい思いもあります。


それにしても、元丸井だったところでマルイの模型が買えたとは何か出来すぎたはなしではあります^_^

トレインフェスタ2024のメーカー出展のはなし

2024-06-13 05:26:41 | 旅行・探訪・イベントなど
 トレインフェスタ2024年ネタから

 トレインフェスタでは今年もKATO TOMIXの両メーカーの展示が並び、一般客から出展したクラブの面々までもの注目を集めました。
 何しろスタッフ系ときたら、それぞれのクラブで実際にレイアウトやモジュールを作っていたり、車両に手を加えたりするのを日常的にやっている面子が揃っていますから下手なホビーショー並みに目の肥えたギャラリーが揃っている訳で、展示・説明する方も大変だったと思えます。

 わたしもご多分に漏れずクラブのメンバーと共にちょこちょこと覗かせて頂きました。

 KATOのブースでは例によって試作品展示や製品予告、そして一般参加のミニジオラマ教室で盛況です。

 同道したメンバーの注目は何といっても「やくも」の発表でしょう。


 ホビセンのお膝元の学校から展示された「ぷちジオラマサーカス」も展示。前回紹介したゲキダン☆さんぽうるも同様の展示をしていましたが表現のベクトルこそ違え、素朴な中にセンスの光る出展でした。
 クラブの展示ではこういう素朴な展示が少ない事を思うとこれもジオラマの面白さでしょう。

 展示用に一見無造作に置かれた富士山もよく見ると表面処理に工夫が凝らされている様です。

 個人的な注目アイテムは「ジョイント道床」
 ユニトラックとフレキシブルレールをスムーズに接合させるためのアイテムなのですが、個人的には「1年前に出して欲しかった!!」です。
 昨年の初めにユニトラックとフレキシブルの接合でアダプターレールを使ったのですが、それよりもはるかにスムーズに繋がりそうなのです(涙)

 もう一方の雄、トミーテック(TOMIX)の展示(と体験運転)も注目でした。

 まだ予告の段階ですが「ゆりかもめ」のモデル化は意表を突かれました。ノス鉄の動力を使用するという事は路面電車用線路の使用を想定しているのでしょうか。

 ストラクチャーでは「ハローマック」「東京靴流通センター」の試作品が目立ちます。実は発表があった時何も考えずに予約を入れてしまっていたのですが、試作品を見ると予想していたより物がでかいのに(汗)
 昨年のコンビニに準じる出来なら期待は出来そうです。

 HOではワム80000のレールクリーニングカーが興味を惹きました。Nのクリーニングカーに準じた構造の様ですが「普通の貨車の外見をしたレールクリーニングカー」という発想はこれまでなかったものですし「普通の列車運行で同時にレールクリーニングもやらせよう」というのは良い着眼ではないかと思います(実際「運転前のレールクリーニングカー走行」にはどこか儀式的というか肩ひじ張った様な感覚がありましたし)

 あとは昨年同様にリニアの展示をしていたノエルが今年も出展していましたし、静岡の私鉄の物販スペースでもちょこちょこ鉄道模型が並んでいた程度です。
 まあ、ホビーショーとは違い、一般客へのアピールと新規需要の掘り起こしも考えなければならない事を考えるとNゲージのメジャー二大メーカーのみの出展というのはなかなか意味深長な感じもします。

静岡駅弁食べまくり・・・(グランシップトレインフェスタ2024から)

2024-06-12 05:22:51 | グルメ
 グランシップトレインフェスタ2024から。
 今回はイベントでも「食べる方」のネタです。

 これまでトレインフェスタではコロナ禍の前は「スタッフも一般客に交じって会場の駅弁を買って食べていた」のですが、昨年は「主催者が指定したまとめ買いの駅弁を予約購入」する形式になり、今年からは「昼食は各自持ち込みで」と変わりました。

 事実、今年のトレインフェスタの人出は過去最大に近いものだったらしく「駅弁コーナーの品物が午前中で売り切れになってしまう」勢いだったそうなので、この上スタッフが一般客に交じっていたら空恐ろしい事になっていた事でしょう。
 まあ、余談は置いておいて、

 そういう事情で当クラブでは会場に向かう途中、静岡駅の駅弁コーナーで予め昼食を調達する形になりました。
 なので例年の様な「地元の名物満載系」の駅弁とはいささかノリが変わりましたが、それでも会場で駅弁を食べることには変わりありません(笑)

 初日に食したのは「ちびまる子ちゃん弁当」と「助六寿司」という我ながら無茶苦茶な組み合わせ。

 卵そぼろご飯にエビフライ、ソーセージ、シュウマイにかにかまという「駅弁のお子様ランチ」という趣はなかなか楽しいものです。
 因みに真ん中の「真っ黒なまるちゃん」は型抜きされたノリでして、二人の子持ちであるクラブのメンバーの一人はこれ欲しさにわざわざ同じ弁当を2回食べたほどで(笑)
 パッケージはさくら家御一行の立て万古にもなるというお得な設定も嬉しいですねw
 大人が食べても以外に満足感のある駅弁でした。

 助六寿司はそれに比べると地味ですが、これはこれで「列車の中で食べる昼食」としては過不足ない味とボリュームと思います。

 二日目はもっと地味に「そぼろ親子」と「サンドイッチ」の組み合わせ。

 ついうっかり食べかけの写真になってしまいましたが、そぼろ親子も結構いける味でした。駅弁らしいご飯の詰め込み具合に加えて鶏肉も卵も層がそこそこあるので箱から想像できないボリュームがあります。

 その結果、不足を補うつもりで買ったサンドイッチの方を持て余してしまい他のメンバーに分けてしまう羽目に(汗)

 今回は駅で買っただけに名物系ではない「普段着の駅弁」とでも言う様なラインアップでしたが、満足度は意外に高く静岡の駅弁の実力を実感する物になったと思います。

グランシップトレインフェスタ クラブ巡り編

2024-06-11 05:08:28 | 旅行・探訪・イベントなど
 グランシップトレインフェスタ2024から。

 前回は当クラブのはなしでしたが、今回は他のクラブの展示から。
 とはいえ、今回はメンバーの少なさからクラブの展示に詰めている時間が長く、前回の様な「全クラブ完全制覇」みたいな事が出来ませんでした(まあ、雑誌じゃあるまいし自分のクラブそっちのけで歩き回る訳にも行かないのが普通なのですが)

 そんな訳で今回はつまみ食い的に見て回った探訪になります。

 新百合ヶ丘鉄道模型クラブのレイアウトから。
 ジオワールドとおぼしきビルが立ち並ぶ風景はビル自体のマッスと併せて都会的な豪快さを感じました。
 上野駅や旧八重洲口の駅ビルなんかはかなりの迫力です。

 駿河鉄道模型クラブの体験運転用レイアウト。
 体験運転用とは思えない作り込みと隅っこにガンダムが屹立している遊び心の両立がたのしい。

 毎回いつ見てもため息が停まらない「げきだん☆さんぽうる」
 迫力ものの山腹モジュールや長大橋も凄いのですが、ジオラマサーカスサイズのヴィネットでも手を抜かない作り込みには脱帽です。

 毎回テーマを決めてメンバー一丸の展示で見せてくれる「スハの会」の展示も見どころのひとつでした。

 鉄道模型の展示というと専ら「見せる」方向に偏りがちなのですがアール鉄道同好会などはDJよろしく司会付きで運転の解説を付けるというやり方でアピールしていたのが新鮮でした。

 一方でGSRクラブは「Nゲージの体験運転」に徹した展示がユニークに感じました。

 昨年までは屋外会場ではライブスチームの展示があったのですが、今年は伊豆箱根鉄道からミニ電車の運行がありました。
 先頭車もきちんと伊豆箱根しています。
 これまで同様屋外を走る「人の乗れる模型列車」の人気はなかなかのものです。

 ぷらきっずくらぶのプラレール展示。
 ここはこれまでにも毎回展示をしているクラブなのですが、会場の最上階というロケーションが祟ってわたし個人はこれまで覗く事がありませんでした。なので今回が初めての見学です。
 1フロアが丸ごとプラレールの展示ですから迫力なんてものではないスケール!
 「やろうと思えばここまでできる」というプラレールの凄さを再認識させられます。

 他にも十分見切れなかったり、回る事自体が出来なかったクラブが多数ありますが今回は最小限の写真でお茶を濁させて頂きます。

 これだけジャンルや嗜好の異なる鉄道模型のクラブ(+地元鉄道会社+写真のクラブ+地元駅弁屋連合)がいちどきに集まるイベントなのですから一日二日で回り切れるものではない事をあらためて実感しました。