光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

デジカメの昇天(涙)

2014-08-31 15:41:05 | その他
 今日まで3年間毎日のように酷使を続けてきた報いが来たと言いますか、デジカメがいよいよ昇天しつつあります。
 先日から模型の撮影に必須の機能であるマニュアル絞りの機構が使えなくなりました。

 私の場合カメラは殆ど実用品に近い性格の物なので常時ポケットか鞄に押し込められつつこれというチャンスには即引っ張り出して撮影に供するという使い方をしてきましたから無理もありません。
 本体のねじは大半がすっぽ抜けて紛失していますし表記類もこすれて判読不能の物が増えていました。

 そろそろ買い替え時かもしれませんが、これまた横着な事にカメラに関しては壊れてから次の機種を物色し始めるのがいつものパターンなので今出ている機種で何がいいのかをこれから見極めなければなりません。

 レイアウトの撮影をメインに据えている関係上、本体が最小のサイズである事は絶対条件(この点で一眼レフカメラのほぼすべてが脱落します)
 更に機能としては最短距離のマクロ機構とマニュアルの絞り機構がどうしても必要です。
 セルフタイマーも必須ですが流石にこれはどんなカメラにもついていますからこれは問題ありません。

 逆に必要以上のズーム機構やビデオカメラに劣る動画撮影機構はそれほど重きは置きません。

 さて、今どきこれらの条件をクリアし、且つ画質のいいカメラはどれだけありますか。

運転会土産から・謎の私鉄電車?(汗)

2014-08-30 15:38:57 | 車両・私鉄/民鉄
 先日の運転会のついでに買ってきた中古品から。

 東急のデハ3450らしきキットメイク品。
 或いは京急かもしれませんが自信はありません(汗)
 車体はGM、動力はエンドウという80年代キットメイク品の定番構成です。
 とはいえ台車回りが相当近代的な「阪急デルリン」になってしまっていますが(笑)

 見ての通りボディカラーが赤で実車にこういうものが存在したのかはわからないのですがかなり丁寧に作られています。
 これで両運転台車だったらそのままレイアウトに持ち込んで運転できるのですがあいにく片運転台です。

 が、手持ちの鉄コレの同サイズの奴なんかと2連を組ませるには悪くない(もちろん鉄コレの方は塗り替えが必要ですが)感じはします。

 今回のモデルはいつも良く行く中古ショップではない所で買ったのですが(他の有名どころのショップは殆どJAMの出店で忙しかった模様で休店していたり品ぞろえが妙に薄かったです)GMのキットメイク品が意外に多く面白い所でした。

懐かしの「ファーラーの商業ビル」

2014-08-29 15:36:23 | ストラクチャー

 先日運転会の帰りに入手したアイテムです・・・といっても買ったのは新宿ですが(笑)

 某中古ショップにあったファーラーの商業ビル2棟。
 70年代からのNゲージャーなら見覚えのある建物と思います。

 これも当時のNゲージレイアウトで使われる確率の高かった建物で輸入品ながら結構普及していたアイテムと記憶しています。
 特に7階建てのビルの方は今でも通用するデザインで使い出があります。

 ただ、かつてあれだけ見掛けた割には最近のファーラーのカタログからは落ちており、現在は新品を買うのが難しそうでしたから格安で入手できたのは幸いでした。
 欧州メーカーとしては珍しくどちらから見てもスクエアの「単なる箱」のようなフォルム(残念なことに日本メーカーのビル型ストラクチャーは大半がこのタイプです)ですが屋上回りのテラス風の作り込みや壁面のメリハリの付け方に巧を感じます。

 5階建てのビルは表側はベランダの雰囲気がホテル風ですが裏側はのっぺりしたアパートかマンション風でかなり雰囲気が変わっておりリバーシブルな機動性を持っています。
 こんなところはさすがドイツ製の建造物と唸らされました

 このタイプは若干スケールアウトがあるので特にジオタウンのビルと組み合わせると高さ的にちぐはぐ感があるのですが、GMやジオコレのビルとの相性は結構いい様です。
 この種の近代的な欧州メーカーの建造物は日本型建造物に適度に混ぜ込んで使うと原宿か元町風のしゃれっ気のある通りを演出できると思います。

運転会イベントと鉄道模型のアピールに思うこと

2014-08-28 18:45:34 | 思いつくままに・考察
 先日の運転会に参加していてふと思ったことから。
 今年はそれほどでもないのですが昨年あたりからはとにかく運転会のイベントが多かったです。

 いつものショッピングセンターの3回に加えて他のショッピングセンターで一回、駅のコンコースで3回、県外のエキチカでも一回と合わせて8回。
 その全てにお手伝いとして参加できたのですから我ながら大したものです。

 まあ、さすがにこれだけハイペースだとやや息切れする所も出てくるのですが。

 この他、別のクラブが博物館で16番メインの展示運転をやっていましたし、隣町では関西から持ち込まれた展示用レイアウトがその威容を晒していたそうです。
 して見ると昨年から今年にかけては年中レイアウトづいていた年と言えるかもしれません。
 県の規模や田舎度(悪い意味で言っているのではないのでご勘弁を)を考えるとこれは凄い事ではないかと思います(笑)

 言い換えればそれだけ一般レベルへの「鉄道模型やレイアウトをアピールし得る機会」が多かった事になり多少はこの趣味の層の掘り起こしにはなっているのではないかという気持ちになります。
 ところが不思議な事にこうした機会は都会に行くほど希薄になっている様な気がします。

 確かに銀座を始め鉄道模型のショーは定期的に開催されていますし、JAMの盛り上がりは楽しかったです。
 又グランシップやソニックシティのイベントなどこうした催しが周辺の地域にも波及している勢いは感じます。

 ですがそれらのイベントの大半が一般向けのアピールというよりも「マニアのたまり場の延長」と感じられるのも事実です。
 そうしたイベントが必要なのも確かですし、それによってモデラーの質的な底上げがなされるメリットも非常に大きいと思います。
 ですがそれとは並行して一般の人にも「面白そうだな、鉄道模型という物をやってみようかな」と感じさせる機会も同じくらい必要ではないでしょうか。

 ショッピングセンターや駅のコンコースでのイベントはその意味ではかなり効果を上げていたのではないかと思います。
(これは私の所属しているクラブだけの話でなく、例えば故郷とか帰省の時の通過駅などで地元のクラブがこうしたイベントを地道に行なったりしているのを現に眼にしています)

 ある意味「草の根活動」に近いものですしJAM辺り以上にモデラーの上手い下手の差が激しかったり(あ、私の事だ大汗)するのですが、それでもなお、素朴な意味での「鉄道模型」の楽しさを普通の人に感じさせる点では決して引けを取っていないと思います。

 それらも含めて考えてみる価値はある様な気もします。

吉祥寺運転会の電車たち

2014-08-27 18:42:01 | 旅行・探訪・イベントなど
 メインブログでも書きましたが先日、吉祥寺の駅ビルでの運転会に参加してきました。

 詳細は以下をご参照ください
 光山市交通局のブログです。「吉祥寺駅ビルでの運転会から」

 今回はそこでの運転車両たちから

 早くも北陸新幹線E7系がモデルの上でお披露目でした。
 最近は新型車のモデルリリースのペースが速くなっていますがデビュー半年以上前のリリースというのは記録物の様な気もします。
 とはいえギャラリーの一般客の方にはまだまだ馴染みがない様で「この電車、何ですか?」という質問が意外に多かったのには驚きました。

 今回はイベントの性質上JR東日本限定のラインナップでしたがこれはこれでバラエティ豊かな組み合わせだったと思います。
 車両もそれなりに新旧取り混ぜたものでしたが何故かSLが殆どでなかったのは偶然でしょうか。


 で、一番へそ曲がりだったのが私の持ち込んでクモヤだったりします。
 というのも今回は遠隔地での開催で長編成物を持ち込めなかったために「側線の飾り物」+αのつもりで用意したものです。
 これだと「アーノルドカプラーを装備していれば大概の電車や中間車との組み合わせが可能」という至って横着な理由でしたが、それなりに異彩は放った気も(笑)

吉祥寺駅ビルでの運転会から

2014-08-26 18:36:54 | 旅行・探訪・イベントなど


 昨年の今頃もやりましたが、今年も吉祥寺の駅ビルにて運転会イベントが催されました。
 私だけは当日の朝に地元の行事があった関係で設営には参加できなかったのですが、午後からはどうにか参加できました。

 都会のターミナル駅のイベントなだけに来場者の数が物理的に多く結構圧倒される場面もありました。

 昨年も書いたと思いますが地元から離れた地域でのイベントでは観に来る方々のノリの違いや向こうのスタッフの手際の洗練さなどを肌で感じる事が多く、これだけでも結構新鮮な気分にはなれます。

 今回のは運転できる編成に一定の条件があったのですがその範囲内で色々と楽しめる内容でした。
 ただ、私自身は体力的な条件(笑)からあまり車両を持ち込む事ができなかったので

 ある意味マニアック、要は「側線の飾り物」に徹したこういう編成を配置したに留まります(汗)

 スケジュールの都合で今年もJAMには行けなかったのですが、とりあえず幾分かはその渇を癒せたような感じではあります。

乗工社の小田急デユニを動力化する(汗)

2014-08-25 18:33:52 | 車両・私鉄/民鉄
帰省のおみやげから
 今回のモデルは変わり種の中でもかなり珍しいモデルと思います。

 小田急のデユニ1000タイプ。
 鉄コレ辺りからでも出そうな小型荷物電車で、非電化ながら棚幡線にも似合いそうな機種です。
 
 このモデルですが80年代の初め頃にナローの金属モデルで有名だった乗工社が「接着剤で出来る金属モデル」という触れ込みでリリースした電車のキットのひとつです。
 車体が金属製でクリーンな窓抜き(格子部分のきれいさは流石エッチングと思います)が魅力ですが屋根などはウェイト兼用のホワイトメタル製で意外と重量感があります。
 (但し重心もかなり高くなりますが)

 このキットはリリース当初「KATOのDD13を動力に使う」という前提でモデル化されており実車よりも若干間延びしたルックスです。
 が、デユニの場合は却って朴訥な感じになっていて中々いい雰囲気と思いました。

 さて、このモデル私が買った時点ではオリジナルの足回り(おそらくGMの江ノ電用?を使ったと思います)のトレーラーでした。
 このキットが作られた時点では側線の飾り物かユーレイ方式での運用を想定していたようです。

 が、私の場合幸か不幸か先日に動力に使えるKATOのDD13を入線させていたので動力化は非常に容易です。

 そのDD13ですが先日紹介のオリジナル塗装機を早速使ってみる事にしました。
 このDD13ですが分解が難しい気がしたのですが車体とシャシを止めているのは中央部のキャブを止めている爪だけでした。
 ここを外すと拍子抜けするほどあっさりと車体がバラバラになり動力を取り出せました。

 構造が簡単だっただけに後から元のDD13に戻すのもかなり容易です。
 早速デユニに動力を組み込むと元の設計がDD13の動力前提だっただけにこれまたあっさりと装着完了。
 購入後わずか5分で動力化が完了しました。

 事前の予想よりはるかに簡単で鉄コレの動力化並みです(笑)

 走行性は元のDD13そのまんまなので不満は感じませんが、DD13のライトユニットがそのままなので「運転席周辺が眩しい位に光る」というのが何か異様です。
 ですがブラスのメリットで漏光の心配が全くないのが有難かったですが。


記二年越しのキットメイク・近鉄3000系のはなしから

2014-08-22 22:05:53 | 車両・私鉄/民鉄
 昨年の今頃くらいから折を見て少しづつ手がけているキットの話です。

 昨年の夏頃行きつけの中古ショップで近鉄通勤車の4連のGM製エコノミーキットを見つけました。
 近鉄車については特急は持っているものの通勤者がほとんどなかったので食指が動きました。

 ですが注目したのはキットで製作できるとされていた形式に3000系があった点です。

 近鉄の3000系は以前エンドウから金属製でモデル化されていた事があり、コルゲート輝く(笑)4扉の車体はなかなかカッコよかった記憶があります。
 ですが当時は結構高価で買えず、最近は奥での出物もほとんど見かけないか異様に高価になったりしてなかなか手を出せないモデルでした。

 せっかくキットが目の前にあるなら作らない手はないと思いその場で購入しました。

 車体だけで動力も台車もなし。しかもエコノミーキットだけに車体は無塗装なのですが。

 それが今から1年位前です。
 早速製作にかかろうとしましたが、まず肝心のコルゲート板が手元になかったので近所のショップに注文、これが届くのにひと月くらいかかりました。

 その時点でやや意気阻喪していたのですが次の難題がそのコルゲートのカットと貼り付けです。
 工程自体はさして難しくないのですが、とにかく単純作業と現物合わせの繰り返し。こういうのを一時に一気にやるというのが苦手で(汗)

 そうこうするうちにペーパー車体の上信250とかクモユニ74の工作とかに手を出したりし始め、こちらのキットの方がお留守がちになってしまいました。
 上信やクモユニは1両だけなので製作即試走という芸当ができたのですがなんといってもこちらは4連(しかも実写に存在しない編成)なので心理的に後回しになってしまいました。

 そんな状態が以後も続きコルゲート板貼りも「ときたま1両の4分の1に貼るだけ」と言ったレベルの下処理にむやみに時間を使ってしまいました。

 今回このブログにこの話を書いたのは「先日やっと4両分のコルゲートを貼り終わったから」という理由です。
 これでやっと車体工作に掛かれる!

 ・・・と思っていましたがまだ「塗装をこれからやらなければならない」という現実が(汗)
 作例とかエンドウの3000系なんかを見ると相当に塗り分けに苦労しそうなカラーリングですし。

「鉄道模型のレコード」を使ってみる(笑)

2014-08-22 21:55:57 | 鉄道模型 

 今回は前に紹介したアナログレコード「鉄道模型ファンのためのサウンドライブラリー」の続きです。

 サブブログにも書きましたが、先日の台風の日曜日にアナログプレーヤーの発掘とPCに直接録音できるアイテムを接続しました。
 これでアナログレコードをPCに取り込んでCDに焼ける態勢ができた訳です。

 目的は当然先日紹介した「鉄道模型のためのサウンドライブラリー」の録音と再生です。
 A/B面で合計50分弱の音源でしたがどうにかPCに録音してCDに焼く事に成功しました。

 今回はその感想から。
 前にも触れましたがこのレコードはA面に蒸気機関車、B面はブルートレインの音が収録されています。
 
 解説によれば版元のキングレコードがこれまでSLブームやブルトレブームの折に出したレコード用の音源の中から鉄道模型に使えそうな物をセレクトしたという体裁になっています。
 列車の通過音、車内のアナウンス、機関区や駅での機関車の交換作業の音が集められています。

 で、早速棚幡線のミニSLの運転に被せてその効果を確認しました。
 SLが小型なのにレコードの音がD51やC57のそれなので機関車の図体に比べて音が勇壮過ぎる感じはするのですが、それでもレイアウトの運転ではそれなりに雰囲気は出ます。
 ただ、カンタムなどと違って車両自体が音を出さない事と実際の走行に音がシンクロしないので違和感もそれなりにはあります。

 ですがこれまで機関車のモーター音とジョイント音だけという殺伐とした音場に比べると数段楽しいのは間違いありません。

 さて、今回の運転ではレイアウトの脇にあるホームシアターシステムを使い5本のスピーカープラススーパーウーハーという組み合わせです。
 ステレオの音源であれば擬似的とはいえドルビーデジタルによるサラウンドが使える条件です。
 とはいえ、元が37インチクラスのモニタと組み合わせる前提のシステムなので音質的にはそれほどでもないかもしれません。

 音量を絞ると大した効果はないのですが一定以上の音量だとSLの汽笛やブラスト音がかなりの臨場感で体感できるのがレコードの利点です。
 特にスーパーウーハーの効果は絶大で映画以上に腹に響く低音が楽しめます。
 又、汽笛が空を切り裂く響きの持つ空気感が再現できるのもステレオシステムの強みと言えます。
 こればかりは機関車内蔵のスピーカーでは難しい部分でしょう。

 ただ、予想はしていたのですがこの音源をNゲージの小レイアウトで楽しむにはサウンドの方が勝ち過ぎている感じは拭えません。
 やはり16番以上のサイズのモデルをお座敷運転で楽しむ事を想定した音源セレクトという印象でした。

 という訳で次の機会(涼しくなってから・・・でしょうね)には16番のお座敷運転でこれを試してみたいと思います。


16番のTOMIX ED75

2014-08-22 21:53:23 | 車両・16番

 今回は16番ネタです。

 これまた中古ですがTOMIXのED75の出物がありました。
 天賞堂とかカツミ辺りのブラス電機に比べれば安いとはいえ、16番ともなれば結構な値段となる筈ですがこれはNの新車の75の2両分程度。
 なので中古の16番の機関車としてはかなり安価な部類です。


 以前のKATOのC56の時がそうだったように「後付けパーツが殆ど取りつけ済み」だった事(つまり「手垢が付いている」)のが安価だった理由の様でした。
 とはいえ普段16番の後付けパーツの組み込みではN以上に死ぬ思いを繰り返している身としてはかなり有難いのですが。

 加えて私の現住地では実車のED75自体が居ませんので「地元での馴染みのなさ」という物も安さにつながった気もします。


 こちらのED75、TOMIXのNゲージ仕様と比べるとバージョンアップ感が著しいのに驚かされます。
 この辺はKATOのそれに比べると特徴的な所と思います。


 ディテーリングはもちろんですが、全体の印象として機関車特有のマッス感、重厚感がNのそれよりも強く感じられ「ああ、16番のモデルを買ったんだ」という満足感が感じられるのです。
 同じ細密モデルでありながらKATOの16番機関車が(良い意味ですが)巨大化した細密Nモデルと言った趣の華奢さを感じさせるのとは異なる感覚でした。

 この印象を言葉で表現するのは非常に難しいです。

 モデルとしての印象把握も(特に前面窓の大きさの比率)は一部の16番メーカーのブラスモデルのそれよりも良好でした。
 付属パーツも新品の時点ではかなり豊富だったようでこれを見ていると「これ、全部自分で取り付けられただろうか」と不安になる位です。
 KATOのDD51なんかですらこれの半分位のパーツなのにかなり手こずりましたから(汗)

 ただ、軟質プラを使った手すり類は随所で曲がりを生じているので少し損をしているのも確かです。
 事によるとここは真鍮線か燐青銅線に買えた方がすっきりしそうな気もします。

 さて、肝心の走行性。
 一つ気になったのは台車枠の部分が実車に準拠する形で「首を振らない」構造なので急カーブのクリアに不安を感じる事でした。実際には700R程度のカーブではどうという事のないレベルでしたし、動力性能はスローのスムーズさはまったく16番サイズならではの美点な上にどことなくパワフルさすら感じさせる走りの質感を誇ります。

 おまけにこのED75は「機関士のフィギュアまで付いている」という驚異の親切設計(爆)
 この辺はNとの差別化が微妙にずれている気もします。

レイアウトに懐かしの建物を

2014-08-18 22:17:49 | 思いつくままに・考察
 最近、故郷の昔の画像などを扱うブログ等を見ていると私が子供の頃に見た建物が取り上げられているのがあり懐かしさに浸る事が多くなっています。
 これらの大半は昭和30年代~50年代にかけての物ですが今となっては見る事の出来ないものも多く、その意味でもノスタルジーを十分に惹起させられるものです。

 今は無いデパートとか、銀行などの建造物は子供の頃等に日常的に目にしていたものだけに風景の構成要素としてかなり印象に残りやすい気がします。

 そしてこれらの建物のいくつかはアレンジを加えて自分のレイアウトに組み込んでみたいという意欲をいたく刺激してくれます。
 最近他の方々のブログなどを拝見しているとまさにそうしたコンセプトで自作の建造物や風景をものしておられる方が増えているようで、そのセンスと技術に感心させられると同時にどうかして自分もやってみたい気持ちにかられる事が増えています。

 私の場合も数年前位までレイアウトの建造物の中にそうした目的で自作やキットバッシュされた建物はいくつかあります。
 今でもある物もあれば、既に存在していないものなんかもあるのですが故郷が余り鉄道の発達していない所だっただけに「沿線風景に組み込んでみたい」という動機も出て来ます。
 これなどはレイアウトのモデリングの動機づけとしてはかなり変わった部類と思いますが、個人的にはかなり意欲をそそられます。

 例えば繁華街の角地にあった洋品店ビルとか、川縁にあった銀行の支店とか。
 自分の記憶を頼りに当時の印象を形にまとめてゆくプロセスは結構楽しめる物があります。

 来年以降のレイアウトの改修のテーマのひとつがこれになりそうです。

 あるいは更にひねった技としてかつて自分の住んでいた家のモデル化というのも面白い気がします。
 これは今住んでいる家でも一向に構わないのですが(笑)

帰省土産の鉄コレ大井川鐵道3000系に思うこと(汗)

2014-08-18 22:13:57 | 車両・私鉄/民鉄
 帰省に限った事ではありませんが、旅行中の買い物というのは「人の気を大きくさせる何か」があると思います。

 買って帰ってきてから物を見て「なんでこんなのを買ってしまったんだろう」とか後悔するような経験は誰でも一度か二度はあるのではないでしょうか。
 そういうアイテムはまず大概の場合土産物であることが多いですが趣味の品の出物でも似たような所はあるかもしれません。

 今回の場合は後悔というのとはちょっと違うのですがそれでも帰省中でなかったら買わなかった様な気がするアイテムではあります。

 鉄道コレクションの大井川鐵道3000系。
 先日リリースされたばかりのモデルです。

 見ての通り京阪テレビカーの譲渡車で京阪のカラーリングはそのままに2連化した手頃さを感じさせる機種です。

 実はこのモデル、同じテレビカーベースの富山地方鉄道10030形というのも同時にリリースされておりそちらの方は行きつけのショップで既に予約していました。
 同じテレビカーベースでもこちらはカラーリングが地鉄独特の黄色と緑のツートンで個人的に好ましさを感じるものでしたし、最近地鉄の車両のラインナップも増えてきている折でしたのでこちらに関しては購入に迷いは感じていませんでし

 ですが同じ機種でも大井川の仕様は見た目は殆どテレビカーと同じ。
 しかもベースのテレビカー自体はマイクロの仕様を既に入線させていたので現住地にいた時はそれほど関心を持たなかった機種でもあったのです。
 (そういえば大井川と地鉄の仕様は当のマイクロからも数年前にリリースされています)

 ですが帰省の帰り道に立ち寄った某量販店で大井川の仕様が並んでいるのを見ていたらついむらむらと手が出てしまいました。
 これがいつものショップだったらこういう気分になったかどうか(汗)

 モデルの造形はマイクロのそれよりも繊細な印象で表情や仕様も微妙に異なる(というか車体以外はまるで違うのですが)ので買ってから後悔・・・はしませんでしたが。
 いずれにしても考えさせられる出来事ではあります。

 大井川鐵道の場合譲渡車でもオリジナルのカラーリングが尊重される事が多いので例えば小田急のSSEとか北陸鉄道の「しらさぎ号」なんかと並べて運用しても違和感が少なく、それどころかあの鉄道特有の「おもちゃ箱をひっくり返した」楽しさを手軽にレイアウトで楽しめるという点では嬉しいアイテムではあります。
 ただ(地鉄もそうなのですが)予算の都合上今のところ動力化の当てがないのがすこし残念なのですが、そこは後の楽しみにでもとっておきましょうか。


旅先で「とれいん」のバックナンバーを・・・

2014-08-15 23:41:44 | 書籍
 秋葉原近辺、或いは故郷の中古ショップで買い物する時に古書、特に雑誌のバックナンバーを探す事がよくあります。
 専門誌のバックナンバーは田舎ではなかなか手に入らないのが普通なのでこういう時でもないと買えないという事情もあります。

 ですがそれ以上に「研修会の帰りの電車の中で読む」と言う大目的が(笑)
 TMSとかとれいんなどは専門店で買うとそれなりに高価だったりするのですが、あちらではごく普通の古本屋やショップなどで割合安価に於いてある事が多く重宝します。
 (とはいえバックナンバーとは言っても特定の号を指名買いするなら専門店の方が確実ですが)

 今回は「とれいん」を。
 以前触れた事がありますがこの雑誌の創刊は1975年で比較的初期の号でも入手しやすいメリットがありますし、私が最初に買った鉄道模型雑誌が本誌の75年9月号なので懐かしさもそれなりにあります。
 幸い某ショップで300円位で並んでいるのを見つけたので少し買い込みました。

 創刊当初の専門誌と言うのは独特の勢いが感じられて読むだけで元気になれるというメリットがあります。TMSの初期号は高くて持っていませんがRM MODELS然り、Nもそうでした。
 本誌も例外ではなく僅か70ページほどの中綴じの冊子からもそれを感じ取れます。

 TMSよりも執筆者の趣味性に重きを置いた構成なので実車の分析ひとつとってもTMSの冷静かつ分析的な物とは異なる、良い意味でファンの書いたエッセイ的な情緒的な所が楽しいと感じます。
 模型工作の記事になるとそれほどTMSと変わらないのですが大判の半径なので写真が大きく、グラビア雑誌的な楽しみ方ができるのが新鮮でした。
 
 余談ですが最近の専門誌はかなり厚くて重い物が多く、情報量は非常に多い半面、読む際の手軽さ、気軽さの点で辛い物が多い気がします。
 そうした部分は{キロポスト」や「カトーNEWS」の様なメーカーサイドのパンフレットで代用されているかもしれませんが、もう少し手軽に読める雑誌があっても良いのではないでしょうか。

 さて本誌は創刊当初から外国形の扱いが多い事が特徴でしたが、普段外国形にあまり興味のない人間でも長旅の行き帰りの中で読むような時にはグラビアが多く手軽に読める大きさの雑誌だと結構新鮮な楽しみを与えてくれます。
 長旅で読む雑誌にこういう普段やらないジャンルの物を読むというのはある意味精神衛生上いいのかもしれません(笑)

 この時期の本誌の見どころはもうひとつ、広告や告知の記事だったりします。
 専門誌ですから模型店のそれが多いのは当然ですし、今では懐かしいモデルのそれを眺めるのも楽しいのですがあの頃の「とれいん」のそれは専門誌なのに鮨屋の広告まで乗っていたりして結構楽しめたりします。

 そう言えば読んでいる分には楽しめる「交換欄」というのも今の雑誌からはほとんど消えてしまっています。

ドライブ先で中古のモジュールを見つける(笑)

2014-08-15 23:39:54 | モジュール4
 先日ドライブがてら立ち寄った中古屋でで思わぬ買い物ができました。

 中古の「モジュール一式」
 こんなのが1000円で売られていたのですから驚きです。
 まあ、安いと言ってもかなり嵩張る代物ですから誰も手を出しにくかったのは容易に想像できますが。

 レイアウトやモジュールは作る事にプライオリティがある訳で「出来あいの物を買う」という感覚はワタシ的には正直違和感を感じます。
 が、これを見ていると作り手が一生懸命作った感じは伝わってきます。
 おそらく運転用と言うよりも車両の飾り台だったのではないかと思われますが中央に川が流れ、右側にはロックシェルターとトンネルの付いた山が付いています。

 人工芝使用の田圃や土手周りの表現もそれなりに出来ていますが、一方で道路部分に灰色のプラダンを使ったり紙粘土をそのまま使ったと思われる所もあり手を掛けた所と簡略化した所とのギャップが大きい印象でした。

 自分の事を棚に上げてこう書くのも何ですがこのモジュールの場合、実のところその「隙だらけな所」に惹かれました。
 要は「ここは私だったらこうするのに」と言う部分が多いだけ、手の掛け甲斐がありそうに思えたのです。

 これまで私の作ってきたレイアウトはスチール棚の上に重ねておいてあるのですが丁度一段分空きがありましたし、何よりこれまで私がやった事のなかった風景(幹線の中間点を思わせる山と川がモチーフ)だったのも決め手です。

 サイズは450×900くらいですがここでさっそくアリオンのトランクスルーが威力を発揮する事になりました。
 流石は「オールインワン」のセダンだけの事はあります。

鉄道模型と猫のはなし

2014-08-15 23:36:28 | 鉄道模型 
 少し前のはなしですがKq2100さんのブログで猫のはなしがあり、興味深く、且つ懐かしく拝見しました。

 というのも私がレイアウト造りを再開した当初から2,3年くらい猫とレイアウトが同居していた時期があったからです。
 家内が猫好きだった関係で一時期は3匹が同居していましたし、その後も何度か飼い直していました。
 (クルマに轢かれたり、病死したり老衰だったりと様々な事がありましたが)

 私が鉄道模型を再開した当初はやりたいことがレイアウトだった事もあってことのほか猫には警戒しておりました。
 走行中の列車にちょっかいを出すとか、建物を壊すとかもそうですが、特に気にしていたのは抜け毛です。

 結局当時はレイアウト全体をスタイロフォームの板で囲ってしまいその上に猫の昼寝スペースを確保するという苦肉の策で対応しました。
 これもレイアウトがまだ小さかったからできた事です。

 ただ、その後掃除でレイアウトの真上の昼寝スペースから出てくる毛の分量を見るたび「大袈裟だったけれど無駄ではなかった」と安堵はしましたが(笑)
 当時は年越し運転の時くらいしかレイアウトを床の上に広げませんでしたが、そんな折に列車を走行させても思ったより猫の反応がおとなしかったのは意外でした。

 あの頃は猫も歳でしたが、それでも夏場などは外から鳥やら土竜やら鼠やらをずいぶん銜えてきたものですから車両なども無事で済むまいと思っていたのですが。

 これは想像ですが模型とはいえ特有の列車の走行ノイズが猫を警戒させた、少なくとも食べ物ではないと思わせた事が大きかったのではないかと思います。
 上述の通り相当に野性味の強い猫たちでしたから。

 その猫たちも今は居ません。この10年の間にクルマに轢かれたり、病死したり老衰だったりと様々な事がありましたが、居なければ居ないで寂しい感じもします。

 そういえば飼い猫が死んだ後もうちの庭に野良猫が出没する事が多い様です。それも大半が雄猫で
 この家に前に雌猫が居たのをどこかで感じているのでしょうか?