光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

みえない商店街

2007-07-30 22:03:25 | レイアウト・開運橋

 駅前商店街が大体仕上がった時点でレイアウトの右端にあるリバースループ部分のベースも作り上げました。
 やり方は前のベースとほぼ同じですが、線路の敷設時、手持ちのユニトラックの線路だけでは完全なリバースループが作れない事が判明したのでカーブの一部をフレキシブルレールで敷き直しました。
 例のショッピングセンターもリバースループ内に配置する事で一応落ち着きました。
 これらの工作によって、当レイアウトは本来計画していた大きさになりました(この時点ではベースだけですが)
 ここまで出来上がった時点でチェックの意味でそれまでに作ったシーナリィを全て載せた状態でベースを全て合体させて見ました。
 大体は当初の予想通りの感じだったのですが・・・

 写真の通り、駅前商店街が高架駅にさえぎられて殆ど見えません(泣)
 特に先日作った道路工事と空き地の部分がレイアウトのどの方向から観ても殆ど見えないことが判明しました。
 これらの部分、相当上から覗き込まない限りは見えないし、見えたところで大した物ではないという二重苦であります。
 と、言う訳で駅前商店街の部分は早々と再改修の方針が決まりました。
 とはいうものの立ったのは方針だけで、2年たった今もここをどうするか思案中です。
 
 

駅前商店街2

2007-07-29 21:54:42 | レイアウト・開運橋

 建物類を配置したグーパネは5㎜の厚みがあり、彫り込みが容易なのでそれを利用して道路工事のヴィネットを組み込みました。
 人形やフェンス類はアイコムのマイクロギャラリーの利用です。
 このシリーズは144分の1スケールで人形などはNゲージ用には若干大きめなのですが、群衆や人通りの中で目立つシチュエーションのキャラクターが多いせいか、150(160)分の1の人形に混ぜ込んでも案外違和感を感じません。
 歩道周りのアクセサリ類や店舗のポスター類等も目立たない部分ですが注意したつもりです
 店舗の裏側には空き地を組み込みました。こちらのベースはバンダイの「私の生まれた街」シリーズの「空き地」をパウダーやフォーリッジ等で艤装し、ベースの形に掘り込んだグーパネに埋め込みました。
 駅前商店街のセクションでは、こうした細かなアクセサリの組み合わせによって、客で賑わう観光地との対比で寂れかけた商店街の昼下がりの雰囲気を出したいと考えていました。
 しかし、実際にベースに組み込んでみた所(予想できた筈ですが)意外な落とし穴があったのです。

駅前商店街1

2007-07-28 23:18:43 | レイアウト・開運橋

 バスセンターに隣接し、JRの効果駅に接する通りの部分は「普通の商店街」を配列しました。
 このレイアウト自体が観光地を想定しているので、統一性を考えればこういった雰囲気の町並みは不釣合いなのですが。
 ただ、海外型の建造物が目立つのでこのままでは日本の風景に見えなくなるのではないかという思い込みがあったのと賑やかで華やかな観光地のセクションと冴えない駅前商店街との対比を表現したい下心があった事からこのような構成を考えた訳です。
 そんな理由から、ここで選ばれた建物類は「よ市」を初めとする他の商店街に比べてレトロでもなく近代的でもない、云って見れば「無個性」な建物ばかりを選択しました。

 TOMIXの高架駅を改造したスーパーマーケットは裏側が家電量販店になっており向きを変えて雰囲気を帰られます(最近、同様の改装を想定したステッカー類が市販されている様ですが製作当時そんなのがなかったのでラベル作成ソフトで適当にでっち上げたステッカーを使っています)
 他に特徴がありそうな建物は蔵を改装した喫茶店位でしょうか(これは近所に同様の改造をした店舗が合ったことからヒントを得ました。但し実際にはエアコンの室外機や窓の配置等もっと大掛かりな改造が必要と思われるので何れ手を加える予定です)
 ベースはバスセンター同様グーパネ+紙やすりによる処理です。

またまたバスセンター

2007-07-27 22:17:08 | ストラクチャー

 ショッピングセンターの計画が頓挫して空き地となっていたJR駅前。
 何を配置しようか考えた末に思いついたのがバスセンターでした。
 観光地という設定なら、あちこちから観光バスや長距離バスなんかが集まってくるだろうという安直な考えです。
 とはいえ、このレイアウト製作当時はバスコレは出ていましたがリリースされるバスの殆どが路線バスばかりで観光、長距離用はグリーンマックスか、DDFの奴がメインでした。どちらも高価だったり入手しにくかったりで大した台数が揃えられなかったのですが、何れはバスコレでこの種のバスがリリースされるだろうとの読みから、バスセンターだけ先行して製作した訳です。

 建物の本体はフォルマーのキットです。こればっかりは最初から狙って新品のキットを買ったのですが、輸入物のストラクチャーは高い(泣)
 とはいえキット自体はかっちり組み上げる事が出来ます。サッシ等、不自然な色調の所は色刺しをしてありますが出来上がってみると観光地にありそうな、土産物屋や観光事務所などの入った中規模のセンタービルといった風情になりました。
 アクセサリ類はグリーンマックスの路面電車停留所のパーツを一部改造して使っています。

 これらを5㎜厚のグーパネに取り付け表面は紙やすりでアスファルトを表現しました(実は道路の表現については色々試していますが一長一短で決定版がありません。このため、レイアウト上ではボール紙を中心に一部に紙やすり、プラバン、羅紗紙を使った道路が混在しておりよく見ると統一がとれていません)

ショッピングセンター

2007-07-26 21:34:25 | ストラクチャー

 当初は竹取坂の駅前にはショッピングセンターを配置する積りで準備していました。
 建物はこれまた中古品を安く購入した、ファーラーの商業ビル群です。
 これらは坂道の道路沿いに配列するので、3軒のビルを雛壇状のベースに取り付けました。
 又、看板類で観光地の似非ヨーロッパ風の感じを狙いましたが、建物自体が本物なだけに当初の狙いから言えば今ひとつな感じになってしまいました。

 このショッピングセンター、当初はレイアウトの中央部に配置する予定でした。が、実際に配置してみると想像以上に建物が大き過ぎてレイアウト全体の視覚的なバランスを崩してしまう事が解りました(レイアウトの中心にまんじゅう山が出来たのと同じで左右の風景が分断されてしまい、パノラマ感が阻害される)
 かといって、せっかく作った物を放棄したくもなく結局レイアウトの右隅へ移設する事で処理しました(電気街セクションのバスセンターがあった部分です。竹取坂のレイアウトではここは丘陵地となる予定でした)
 とはいえ、右側のセクションはこの時点でまだベースも作っていませんでしたので建物自体はそれまで宙に浮いた形です。
 更にショッピングセンターが無くなった事でその部分を埋める、新たなシーナリィを考えなければならなくなりました。
 ・・・なんだかレイアウト作りというより新手のシムシティでもやっているような気分です。

第3ベースの製作

2007-07-25 21:14:31 | レイアウト・開運橋

 今回お見せするのはJR駅とトロリーのターミナルのあるセクションの土台部分です。
 既にお見せしたセクションでは電気街や坂のある商店街などがあった部分ですが、今回のは観光地のショッピングセンターなどが配置されます。
 ベース部分はベニヤ合板と角材を組み合わせた、過去二つのセクションと同じ物ですが、JR駅の部分は切り欠きを作ってあります。これは以前にも書きましたが、JRの高架駅を二面切り替えて使える様にするための物です。
 もうひとつ、高台部分は前のセクションではベニヤ製でしたが今回は2.5㎝厚のスタイロフォームを二段重ねにしたベースを接着してみました。
 スタイロフォームを土台に使うについては強度の点で不安もあったのですが、軽量で加工がしやすい点から、半ば実験的に使ってみた物です。スタイロフォーム同士の接着には木工ボンドとホットボンドを併用しましたが、面積が大きいせいか、完全な固着には五日ほど掛かりました。
 この上に線路を敷設するのですが、この部分はメンテナンスを考慮して、釘とホットボンドの併用で何かあったら直ぐに剥がせるようにしてあります。

 ここまで作った段階でそれまでのセクションと仮合体を行い、同時に配置を予定している建造物の検討を行いました。
 建造物に外国型が多いですが、観光地という設定上の意味もありますがこの時期に中古品や処分品で安価にキットが買えた事も大きいです。甘味横丁や保存街区に比べるとここでは純粋な日本型建造物との違和感は隠せません
 とはいえここだけ見ていると、日本型建造物の模型が殆ど無かった昭和40年代前半のNゲージレイアウトみたいであります。

仮合体

2007-07-24 21:37:45 | レイアウト・開運橋

 ここまで製作した段階で二つのベースを突き合わせてみました。
 メインの土台が600×900でコーナーのセクションは750×330です。
 幅で云えば、コーナーのそれはメインの3分の1程しかないのですが、セクションに山塊しかないせいか、全体で見るとかなり山が大きく見えます。ここまでは、一応狙い通りに仕上がった感じがします。
 
 この後、保存街区の反対側(今回は観光地風のものを作りますが、後に電気街や映画館通りが置かれる区画です)のベースの製作に入りました。

コーナー部の山塊

2007-07-23 22:43:20 | レイアウト・開運橋

 これはレイアウトのコーナー部分のベースです。これまで作って来た、甘味横丁や保存街区のあるセクション部に隣接し、合体時にはJR線の高架が回り込む部分であります。
 (「よ市」のある商店街セクションの住宅街に隣接する部分でもあります)
 見ての通りただのフラットなベースですが、この上にも設定に応じて着せ替え可能なシーナリィを配置してゆきます。
 今回の竹取坂レイアウトでは、このベースに隣接しているシーナリィは山(丘)の裾の部分に当たります。

 この部分に接するシーナリィも当然それに連続する山塊ということになります。という訳で、スタイロフォームをこれでもかとばかりに積み重ねプラスターを塗り捲りフォーリッジやライケン、パウダーを張り付けまくって出来上がったのが、下の写真です。
 高さは約20㎝。スケール高約30mと決して高い山ではないのですが、実際に配置すると、結構大きく見えます。又、これも取り外して箱詰め出来るぎりぎりの大きさに押えられています。

 JR線のカーブの内側の殆どを占めるかなり大きな山塊が出来上がりました。この部分、建物は一軒を除いて殆ど配置されず、文字通りの山塊になっています。下の写真はこの山塊に先述した山裾の部分をつなげた所です。
 元々大きかった山ですが、裾の部分とつながる事でまんじゅう山の不自然さは若干押えられました。(現在はここまでですが、この後さらにもう一つの山塊セクションが合体して完成となる予定です)

 山の頂にはファーラーの洋館が一軒。これが竹取坂全体ののランドマークともなります。ビル街と商店街で構成された財木町・開運橋周辺のレイアウトと異なり、合体時にレイアウト全体のシーナリィのゆったり感を表現したかったので建物を集中するポイントを限定し、且つ高層建造物は極力配置しないように考えました。

竹取坂の電車たちの4

2007-07-21 21:42:12 | 車両・路面電車

 東急と並んで所属車両数が多いのが江ノ電です。このレイアウトは併用軌道こそあれ、海はおろか川一つないので江ノ電ははっきり言ってミスマッチかと思いましたが、サイズが手頃で走行性がピカイチ。車両自体も好きなのでどんどん入線させています。ただ、レイアウトの製作時期の関係で初期の製品で欲しくても手に入れられないのが結構多かったです。
 1500型シーブリーズ塗装はぎりぎりのタイミングでやっと入手できた口です。
 走りは発売から大分経って入手したモデルのせいか最初は今ひとつだったのですが、注油と調整でどうにか水準並みの走りになっています。
 隣の300形はデザインのバランスが取れていて電気街以外の大抵の風景に溶け込める事から、運転に駆り出される事が多い事実上の当路線の主力です。

 もう一つ、1500「タイプ」のグリーンマックスのキットも入線しています。これは実車と違って連接車ではないのですが下回りがTOMIXのベルニナだったので、連接車並みの走りが期待できそうと考えてバーゲンの処分品を購入した物です。おまけに付いてきた600形は鉄道コレクションの足回りと組み合わせて自走させてます。妙にオーバーハングの長い車両になりましたが・・

 さて、長々と続いた車両自慢でしたがそろそろこれ位にして、最後は名鉄モ510+520の3連走行で締めたいと思います。

竹取坂の電車たち(?) PART3

2007-07-20 22:04:43 | 車両・路面電車

 当たり前の話ですが、一番併用軌道に似合うのは普段からそういった所を走っている車両たちです。
 そんな中で東急は江ノ電と並んで事実上当路線の主力を分け合う大所帯です。300形は走りっぷりに惚れ込んだせいもあって色違いが大量入線(「せたまる」だけはありませんが)。近代的な雰囲気が欲しい時には大活躍です。
 一方で旧型に属するデハ80も保存街区の雰囲気には似合います(MODEMOのボギー車のトロリーの中では一番の走りっぷりを見せます)
 もう一つ、土佐電鉄の600型レインボーセブン塗装。
 こちらは塗装が派手なラッピング電車なのに何故かローカルな雰囲気の電車でのんびりとした風景を演出したい時等に似合います。

 上記と反対に併用軌道を走らせる事自体がありえない車両をひとつ。
 サイズ的にレイアウトの許容ぎりぎりという理由で入線した、高山線カラーのJRキハ120(TOMIX)です。この車両、右側と左側でカラーリングが異なるのでエンドレスを走らせるのが楽しい上に当路線唯一の室内灯標準装備という(模型としてですが)デラックス車両であります。
良く考えたら、この車両だけディーゼルカーで「電車」じゃなかったですね(笑)

竹取坂の電車たち その2

2007-07-19 21:58:43 | 車両・路面電車

 初めて買ったMODEMOの電車は江ノ電500でした。連接車という形式は何と無くメカニズム的に複雑そうな感じがしてレールに載せるまでちゃんと走るのだろうかという不安が先に立っていました。
 ところが、いざ走らせて見ると実にスムーズな走り。しかもスロー走行もリアルにこなして見せ一気に不安が吹き飛びました。
 引き続いて入線した東急300も小径車輪で見た目も良く、走りのよさも江ノ電に劣らない好成績でした。前述しましたが、レイアウトで走らせる車両は何はともあれスムーズに走ってくれる事が第一条件ですのでMODEMOの車両群の走りの良さは嬉しかったです(ごくごくたまに走らないのもありましたが)。
 あとひとつ、連接車のメリットとして貫通幌の部分がカーブを走らせる際にかなりリアルに見えることも挙げられます(他の車両みたいに連結間に不自然な隙間が開かない)
 そんな事もあって以後、MODEMOの連接車は(気に入った車種ばかりですが)当鉄道ではかなりな数が入線しています。これらについてもいずれ触れる積りです。

 KATOの叡山電鉄「きらら」も実物は併用軌道を走らないのですが、サイズ的に手頃で違和感が無い事からよく走らせています。コレも走りのスムーズさは折り紙付きでカラーリングも町並みの中では映えます。

 こちらはTOMIXの箱根登山鉄道1000ベルニナです。「きらら」とは逆にこちらはあまり併用軌道が似合いません。山沿いの専用軌道では結構生き生きと見えます。走りは最高ですがモーター音はかなりうるさい方です。

竹取坂の電車たち1

2007-07-18 23:11:40 | 車両・路面電車

 保存街区や甘味横丁に似合いそうな電車というと、もうJRの20m級電車の編成物という訳には行きません。
 必然的に路面電車や併用軌道の似合いそうな車両が多くなります。
 レイアウトのプランニング当初はJR線をメインで考えていたのでこちらの併用軌道線はどちらかといえば添え物扱いで、最初はKATOのポケットラインの車両を使う積りでしたが今ではどこでも入手不能に近い状態との事でした。
 ところが、MODEMOを中心に小型車両やトロリーのN車両が続々リリースされている事を知り、レイアウトを作って行く内にこちらの併用軌道線の方が面白くなってきた事もあって、、走れそうな小型車両を集め始める羽目になりました。

 まずは、KATOの広島電鉄「ハノーバー」。当初は同じKATOのチビ電を物色していたのですがかなり以前に生産中止となっていたの事。サイズ的に近いこの電車を購入するという、結構いい加減な理由で入線しました。
 レイアウトにはとても似合う車両なのですが、走りの方は軽量な2軸動力車という事もあってかチョロQみたいなちょこまかした走りでないと僅かな線路の狂いで集電がきちんととれず、そのままではスロー走行がしにくい車両です。

 MODEMOの名鉄モ510&520も保存街区には似合う電車です。こちらは走りもまあまあでそこそこスローも効き重宝しています。トロリーとはいえ、気が向けば3連での走行もやっています。

 京阪600はグリーンマックスのキットの組立てです。足回りがTOMIXの箱根登山鉄道のベルニナのそれなので実車よりもかなりごつい足回りです。とはいえ、今回取り上げた3車の中では最も優れた走りを見せます。元が登山電車なせいか
登坂能力や急カーブの対応性も良く、集電も安定しています。何よりもどんな時でもスロー走行が効くのが嬉しい。

 こういう路線を走らせる以上は見た目も大事ですが、それ以上にスロー走行がスムーズである事が重要だと思います。
 昔(30年位前)のN車両は小型車でスローが得意な物が殆ど無かったですから、今の製品の出来の良さには驚かされます。それを特に強く感じさせるのが連接車の製品です。

保存街区2

2007-07-17 21:39:13 | レイアウト・竹取坂

 前述したファーラーの駅舎ですが、キットそのままの配色では日本風の風景に馴染めない為、一部、又は全部を塗り替えています(元の色は黄色で写真で灰色に見える部分は茶色でした)

 ベースに配置した後は主にジオタウンの駅前広場用のアクセサリで艤装しました。(文化会館周辺のモニュメントや百葉箱はなぜか機関区のアクセサリです)
 このアクセサリが日本風とはいえ、時代設定が80~90年代の物なので配置してみるといかにも「観光資源用に後から小奇麗にしてしまった町並み保存区域」といった感じになりました。
 
 とはいえ、「文化会館」も「図書館」も意外に周辺の風景に馴染んでいる様子だし、併用軌道の背景としてはまあ見られる風景なので許容範囲かなと思っています。

 こちらは街コレの写真館を切り継いだ「保存建造物」です(明治末期~大正期の私塾の建物という想定です)。初期のこのシリーズの建物は高さに比べて横幅が若干狭くちんまりとした印象なのですが二つを並べてくっつけるとそこそこ堂々とした感じになります。こちらも看板や芝生の配置で保存建造物っぽくしています。

保存街区1

2007-07-16 21:08:25 | レイアウト・竹取坂

 このセクションのメインラインたる本線は雛段の下を通るエンドレスで甘味横丁から見下ろす形となります。

 下の部分のエンドレスの半分は併用軌道区間で、ここにも街路を設定できるようにしています(これは「よ市」セクションでも同様で住宅地の中を併用軌道が走る構成になっています。これについては後ほど触れます)

 この部分の町並みの構成ですが、たまたまこのセクションの製作時期が町並みコレクションの第一弾の発売時期と重なった事とこれ又たまたまですが、ファーラーの駅舎キットを二つアウトレットショップで格安で手に入れた事が重なりそれらを生かす方向で街づくりを進めました。

 中でもファーラーの二つの建物は町並み自体の性格を決定するランドマークの役割を果たす事になりました。

 町並みコレクションは今回のレイアウト製作に多大な役割を果たしていますが、街コレだけで構成された町並みは古ぼけているのに画一的(建物のサイズが殆ど同じという事も関係していたのでしょうが)で例えて云うなら、「脇役だけで構成されている舞台」を見るような感じがしました。
 そこに比較的大きく、且つ見た目も堂々としたファーラーの建物がランドマークとして入ると脇役然とした街コレの建物類も一気に生き生きと見え始めたのです。正に相乗効果です。
(この時の教訓は後に電気街や映画館通り等を作る際にも意識した部分です。どんな町並みにも形式はどうあれランドマークを意識的に配置した方が街が生きて見えるというのは特に鉄道模型用のストラクチャーで街を作る時、留意すべきポイントではないでしょうか?)

 ファーラー駅舎A(レンガ色の方。これに限らず、この種の外国型ストラクチャーを日本風のレイアウトに設置するときは違和感を消すための塗り換えか色刺しが必須と思います)は「文化会館」に、駅舎B(黄色い方)は「図書館」と言う想定で設置しました。
 街コレからは雰囲気的に近い時計店と郵便局をそのまま、写真館は2軒を切り継いで「保存建造物」という想定で配置しました。

これらの建物は町並み毎取り外せる様に5㎜厚のグーパネのベース上に固定し増したが、「文化会館」の部分は背後を通る勾配線との視覚的なつながりを自然にする為2.5cm高のスタイロフォームで別のベースを作り他の町並みより一段高くしました。
 
 これらの町並みはその雰囲気から「保存街区」と仮称しています。
 いわゆる「レトロ」系ですが、最新型の「きらら」や「東急300」辺りが走っても余り違和感は無いようです。

甘味横丁にて

2007-07-14 13:14:29 | アクセサリー

 お菓子屋ばかりの商店街を作ってしまうと、それにふさわしい人形を配置したくなります。

 甘味横丁なので観光客の他、女の子の人形がある程度まとまった数で欲しい所でした。KATO-プライザーの人形に「学生」や「若者」はあるのですが、それでもまだ足りず色々物色していました。
 そこで見つけたのがトミーテックのジオラマキャラクターズでした。
 Nサイズのウルトラマン系の人形が出ていたのは知っていたのですが、同じシリーズでToHeart・こみっくパーティーの商品名で割合最近風に見える学生・若者の人形がリリースされていたのを知り、早速使ってみました。
 元がアニメのキャラクターのせいか、KATOの(良くも悪くも)行儀のいいポージングに比べてポーズが動的でレイアウトの情景用にはかなり使える製品と思います。
(但し、細部はやや大雑把で服の色も派手めなので他の人形と混ぜて使うには注意が必要です)
 ともかくも、これで少し甘味横丁も賑わってきました。
 (ウルトラマンの科学特捜隊とウルトラ警備隊の人形も買っておきました。これらの使い道については後ほど触れるつもりです)

 公園の方は植樹を行いました。爪楊枝にクラスターフォーリッジを貼り付けただけですが、何やら手入れのされていない雑木っぽい感じになってしまいました。