
今回のリテイクに際し近所の川などを改めて観察しましたが、一般的に川の水は青と言うよりも苔色に近い緑色をしていることが多く、川が深い場合はその深さに応じて濃淡があったり、時には多少藍色系の色が混じる事が多いようです。
そういう訳で今回の水の色は緑系の色を選択しました。
絵の具はターナーのアクリルガッシュに「和風カラー」というのがあるのを見つけその中の「苔色」「海松茶」をベースに所々に藍色やディープグリーンをブレンドしました。塗装は普通なら筆か刷毛を使うところなのですが、今回は微妙な混色がやりやすい事から指に直接絵の具をつけて塗り広げました。
乾いたらその上に木工ボンドを波状に塗布し仕上げに水性二スでコーティングする所は前回と同じです。
上の写真は乾燥途上の物ですが所々にある白濁が取れるには秋の乾燥した気候でも2・3日は掛かります。

橋の下に当たる所は陰になるので黒や藍色の比率を上げています。

山と並行して川の水面の製作も行いました。
今回の川はモジュールと言う性格上、深さが稼げないので他で見る様な川底を作ってレジンやリアリスティックウォータなどを流し込むやり方は使えません。
結局一枚の板に水の色を塗りこみその上から透明素材を重ね塗りする方法を取りました。
アクリル絵の具で着色しその上から波に見えるように木工ボンドをやや厚めに塗って乾燥させます。余り厚塗りすると内部に白濁部を作りやすいので2・3回に分け、一回毎に1・2日かけて乾燥させました。
但しこのままでは梅雨時などの湿気が多い時期や誤って水をこぼしてしまった時に再び白濁する恐れが十分にあったので表面に水性ニスで2・3回コーティングしました。ここまでのやり方は工芸のデコパージュの方法の応用です。
多少白濁が残りましたが、余り気にならないレベルです。又、この方法の利点として、材料が入手しやすい物なので補修が容易と言う事も上げられます。


さて、ここまでは良かったのですが、出来上がった水面をベースに取り付けてみたら愕然としました。
・・・水面のこの青さ・・・・・・川というよりまるで南の海のそれではありませんか。
製作開始時に「水といえば青」という勝手な思い込みから青系の絵の具ばかり揃えて出来上がるまでその不自然さに全く気付かなかったのです。
実際の川は余程の清流でない限りこんな青ではない訳で・・・
結局ここまで作っておきながら水面部分は急遽リテイクとなりました。
町並みをモチーフにしていながら山とトンネルとは矛盾している気がしますが、現在の線路配置ではエンドレスばかりが目立ってしまうのでカーブ部分の半分は隠そうと言うのと、前作のモジュールの台地部分と接続した時に少しでも自然に見せたいと言う意図があります。

モジュールの向かって左側、川の左岸に当たる所に山を配置しました。
山の部分は例によってスタイロフォームの切れ端を重ねたものです。今回も上に建物の配置を意図しているので頂上部はまっ平らです。
今回は一応トンネルもあるので出入り口などで列車がつかえたりしない様に気をつけなければなりません。
このモジュールの製作時期は丁度鉄道コレクションで20m級車が出た時期に当たる為、トンネルはそれらの電車の2連がクリアできる事を条件に設計しました。この時の車輌はぎりぎりでクリアできましたが・・・



モジュールの向かって左側、川の左岸に当たる所に山を配置しました。
山の部分は例によってスタイロフォームの切れ端を重ねたものです。今回も上に建物の配置を意図しているので頂上部はまっ平らです。
今回は一応トンネルもあるので出入り口などで列車がつかえたりしない様に気をつけなければなりません。
このモジュールの製作時期は丁度鉄道コレクションで20m級車が出た時期に当たる為、トンネルはそれらの電車の2連がクリアできる事を条件に設計しました。この時の車輌はぎりぎりでクリアできましたが・・・


私が加入しているSNSで最近踏切はどこのメーカーの製品を使うかと言ったような話題があり、興味を持って拝見しました。
考えてみたらNゲージで日本型の踏切は私の知っている範囲でも実物通りに作動するタイプが2機種、形だけで動作しない物が3種市販されています。
実際に作動するタイプは高価な上に自分のレイアウト上では路線が短すぎて短時間に何回も作動してしまいそうなのでダミーの物を専ら使っています。これらは先程も触れましたが、市販品で3種出ているのですがそれらを全てレイアウト上に組み付けているので比較が出来そうです。

先ずは最初に取り付けたGM製の物から。キット形式で塗装も自分でやらなければならないのですが、警手小屋やセンサー類などのアクセサリが充実しておりかなり本格的なものが作れます。実はレイアウト製作当初は踏切製品はこれしか知らなかったので迷わずこれを購入しました。塗装は確かに手間ですが、支持柱等は細身でなかなか良い感じです。

その後製品の存在を知り使ってみたのが河合製の完成品です。構成パーツが大柄で太め。見る人によっては玩具っぽく見えるかもしれませんが塗装済みで購入後すぐに取り付けられるのは魅力です。但し、地面にそのまま置くと遮断機の位置が高すぎてしまう事がありその場合は加工が必要です。

最後に一番最近にリリースされたトミーテックの物。印象としてはGMと河合の中間と言った印象でしょうか。遮断棒が長めで
道幅によってはカットして使う必要があるかもしれません。又、ベース部分が高くて状況によってはベースをカットして遮断棒を低くした方がよい場合もあります(私のモジュールでは遮断棒の下をクルマがくぐれそうな位高かったです。写真のものはベース部分をカットしています)
と、このようにメーカーによって一長一短がありますが、実際使った感じからすればどれを択んでも使いでのあるアクセサリと思います。ただ、意外に警報機のバリエーションが少なくよく見かける高い所に警報ランプのあるタイプや遮断機にワイヤーを使ったタイプなども欲しい所ではあります。
考えてみたらNゲージで日本型の踏切は私の知っている範囲でも実物通りに作動するタイプが2機種、形だけで動作しない物が3種市販されています。
実際に作動するタイプは高価な上に自分のレイアウト上では路線が短すぎて短時間に何回も作動してしまいそうなのでダミーの物を専ら使っています。これらは先程も触れましたが、市販品で3種出ているのですがそれらを全てレイアウト上に組み付けているので比較が出来そうです。

先ずは最初に取り付けたGM製の物から。キット形式で塗装も自分でやらなければならないのですが、警手小屋やセンサー類などのアクセサリが充実しておりかなり本格的なものが作れます。実はレイアウト製作当初は踏切製品はこれしか知らなかったので迷わずこれを購入しました。塗装は確かに手間ですが、支持柱等は細身でなかなか良い感じです。

その後製品の存在を知り使ってみたのが河合製の完成品です。構成パーツが大柄で太め。見る人によっては玩具っぽく見えるかもしれませんが塗装済みで購入後すぐに取り付けられるのは魅力です。但し、地面にそのまま置くと遮断機の位置が高すぎてしまう事がありその場合は加工が必要です。

最後に一番最近にリリースされたトミーテックの物。印象としてはGMと河合の中間と言った印象でしょうか。遮断棒が長めで
道幅によってはカットして使う必要があるかもしれません。又、ベース部分が高くて状況によってはベースをカットして遮断棒を低くした方がよい場合もあります(私のモジュールでは遮断棒の下をクルマがくぐれそうな位高かったです。写真のものはベース部分をカットしています)
と、このようにメーカーによって一長一短がありますが、実際使った感じからすればどれを択んでも使いでのあるアクセサリと思います。ただ、意外に警報機のバリエーションが少なくよく見かける高い所に警報ランプのあるタイプや遮断機にワイヤーを使ったタイプなども欲しい所ではあります。

クラブからのアドバイスで計画当初より設置が決まっていた踏切部分はモジュールの右端の部分に配置しました。
「踏切」と言いましたが、実用上は「リレーラー線路」又は「脱線復帰線路」と表現した方が適切かもしれません。
運転会で何度か経験しましたが、基本的に10連以上の長編成が常時3本走行するシチュエーションでは僅かな段差や台車の不良などで編成の途中からの全車両、あるいは編成中の1.2両が脱線したりする事が時々見られます。
これらを一々復旧するのは結構手間ですが、レイアウトの中に数箇所こうした復帰線路を配置するだけでもその手間は多少は省けます。

さて、自分のレイアウトも含めてですが3線以上の線路を跨ぐ踏切は模型としては結構大規模な印象となります。
更にここにはエンドレスの併用軌道も併設されるのでこの部分の道路は一箇所で実質4線の線路を跨ぐ形となります。
実際の運転会を想像すると殆ど1分間に1本以上の列車が通過する形になるので「開かずの踏切」となるのは必至でしょう(笑)そんな訳で遮断機や警報機はダミーでそれも遮断機が降りた状態のみの表現になりそうです。

今回のモジュールの肝となるのはモジュールを縦断する川です。
個人的には川幅を思い切って広く取りたかったのですが、KATOのボードはほぼ中央部に補強用の骨組みが入っており実質的にモジュールのど真ん中に川を掘れないようになっています。
したがって中央部からやや左側へオフセットした形での配置となりました。
又、ボードの強度を保つ意味から完全に端から端まで切り抜くのは危険と判断して本線部分と一番奥の部分は橋の部分のみ残して切抜いてあります。
ですからこの段階では「川」というより「穴」と言った風情ではあります(笑)
川幅は280~300㎜。TOMIXのガーダー橋2本分の長さを基準としています。

下絵の上に線路を配置していた検討段階と違って実際に川の部分が掘られると見た目のイメージはかなり違います。こればかりは机上の検討だけではわからない部分である事を実感しました。

中でも今回初めて使ってみたガーダー橋は良い雰囲気を感じました。これ位の川幅には丁度良いサイズと思います。

今回から第二モジュールの製作レポートとなります。
前回まで言い忘れていましたが、ベースボードはクラブで標準規格となっている600×900のKATOのレイアウトパネルを使用し本線レールはユニトラックを使用。3本の線路のうち手前側2線はKATOの標準複線間隔ですが一番内側はやや離れて配置されます。
又、本線の外側(ギャラリー側)は線路から約100㎜の余白がありスペースの範囲内で線路を蛇行させるもよし、手前側にシーナリィを追加しても良しといったフリースペースとなっています。
本線の内側の奥行は400㎜弱でTOMIXのミニカーブレールなら最大177Rのエンドレスが引き回せます。今回の作例では線路配置の自由度を優先して140Rにしていますが、クラブの先輩方の作品ではミニカーブレール製品化以前よりここにエンドレスを配置されていた方が多く、複線の路面電車線や全線高架の山岳線、モノレールやスイッチバックをこのスペースに製作されている剛の者も数多くおられます。
(これらの特徴はこの後のモジュール製作の上で大事な要素となります)

今回二作目を計画して改めて感じましたが、モジュール自体かなり風景の作りこみに主眼を置いたフォーマットになっています。製品として売られているモジュールベースは大体奥行が300~450㎜ですがこれだと初心者には線路の周囲を作るのが精一杯になりやすい気がします。
とはいえ、今回のベースが私にはかなり大きく感じられたことも事実です。前にも書きましたが普段自分用にちまちました線路配置のレイアウトしかやっていなかったので・・・

路面電車の通る町並み一つ取っても心なしか道路が広く感じられます(笑)
ともあれこうして第二モジュールは着工いたしました。


都市風のレイアウトのメリットの一つに「アクセサリの配置を変更する事で曜日や時間帯の設定を容易に変えられる」というのがあると思います。特に効果的なのがクルマの類でしょうか。
朝のラッシュ時なら車を多めに配置するだけではなく、意識的に路線バス(同じ会社のバスが連なっていれば効果的)や自家用車を増やしてみたりする。
10時以降なら観光バス(ツアーなどはホテルの出発時刻が9時前後の事が多い)を入れて見たり営業車っぽい車種(KATOのノアやTOMIXのハイエース等)を増やすなどして駅前や町並みの雰囲気を変えて見ると結構面白い気がします。
又、人形類をベースに固定して取り外しできるようにしておけば小学生や学生の人形を集中的に配置することで午後の下校時刻(感心した話ではないのですが最近は何かと物騒なせいで小学生の集団登下校が目立つため余計下校の時間帯がはっきり感じられます)を演出したり、シャッターのしまった店舗の前に行列を作る事で朝の新装開店前の雰囲気を作るといった事も出来そうです。


もちろんこれは列車の配置でも再現できると思います。レイアウト上のダイヤの設定にもよりますが、早朝に始発の特急や到着間近の夜行を走らせたり、ローカル線で事業用車を走らせることで昼間の閑散時を表現するといった演出もできそうです。

最後に「早朝の設定でシグナルグランプリ」・・・最近あるでしょうか?こんな風景。

今月の新車の話を。
東急300は春に「アップルグリーン」がリリースされたばかりですが、今回更に新色が追加されました。
303F「クラシックブルー」がそれです。MODEMOの東急300では既に青色が存在しますが、今回のは青というよりも藍色に近いカラーリングで梅雨明けで暑くなっているこの時期実に涼しげに見えます。
よもや気候に合わせて新色をリリースしている訳ではないでしょうが・・・

例によって電気街付近で試走させました。今回の車輌はこれまでに比べてやや走行系が引っ掛かり気味ですが、これは個体差の範囲で納得できる物でしょう。
最近のMODEMOの新製品は名鉄モ610や江ノ電新500の様にヘッドライトが点灯式になっている物が多いのですが、今回の300は既製品の色違いという事もありライトは点きません。ですが、そろそろ点灯式になってもいいような気もします。
この車輌はライトが点灯した状態の方が格好良さそうに思えますし。

風景のモチーフに川と橋を設定する事、サブラインとして独立したエンドレスを敷設する事は決定しましたが、第一条件の踏み切りをこれに加えるとモジュールとしてはかなり様々な要素が詰め込まれる事になります。
そこで手持ちのパーツを様々に配置して検討しました。

モジュール用のボードに線路を配置した所です。一番手前の本線部分は線路が曲がっていますが本来は直線になります。
運転会に使われる手前側の3線と平行する形でサブのエンドレスが配置されますが、R140のエンドレスだと多少スペースに余裕が出来ることが解った為にエンドレス自体本線と完全に並行させずやや角度をつけて配置し見た目の変化をつけることにしました。
川の予定地(と言う言い方も変ですが)はモジュールの中央よりやや左側モジュールを縦に分断する形で配されます。
川幅は280㎜前後を予定します。これはTOMIX製のガーダー橋を配置する事から導き出した数字です。
実際にはこれとは別に本線と支線用に書く一本づつ、エンドレスの奥側にもう一本と少なくとも4本の橋が掛かる事になります。

建物を配置した図です。川の右側は町並みと併用軌道をモチーフとします。町並みでは最近急に充実してきた数十年前の町屋(ジオタウンや街コレ等)を配置しこれまでよりもやや落ち着いたレトロ調のものにする事にしました。
又、サブラインのエンドレスはそれだけだと車輌の入線がしにくくなる為、連絡線を敷いてモジュール外のサブセクションに接続する形としました。
余談ですがミニカーブレールのシリーズは当初からカーブ半径が3種類用意されていた事や、ポイントばかりかクロスレールまで設定されていたおかげでかなり自由度の高い線路配置が可能で重宝しました。路面化パーツまでリリースされており至れり尽くせりです。

そんな訳で線路配置が決定した時点で早くも試走列車が走り出しました。この時点では西洋紙に描かれた仮配置図の上を走るだけですが、実際の運転のイメージがこの段階で纏まった事はこれまでのレイアウトやモジュール造りではなかった事です。
さて、このブログですが先程カウンターを観ると3万アクセスを達成していました。
不器用な内容のブログですが、どうにかここまでこられた事は感慨深い物があります。
御覧の皆様、ありがとうございます。

これまでの第一モジュールの製作で出た反省点やクラブからの要望、自分の嗜好との兼ね合いを考えて引き続き第二のモジュールを製作する事にしました。一番の問題は保管場所なのですが、これまでのレイアウトの収納スペースの段を一段増やして三段とする事でどうにか目処がたったという事もあります。

今回のモジュールで考慮した事は以下の点です。
①クラブからの要望で運転会の走行時の脱線に対する安全装置としてモジュールの端に3線分のリレーラー線路を設置する事。すなわち風景の上では踏切がある事となります。
②これまでの運転会参加の経験から幹線級の長編成は様になる物のMODEMOの小型車両や鉄コレの短編成だとレイアウトが大き過ぎて活躍の機会を作りづらかった事から本線とは別にTOMIXのミニカーブを用いた独立したエンドレスを設置する事。これは同時に普段でも独立したレイアウトとして機能できることをも意味します。
③これまでのレイアウトの製作経験と照らし合わせてまだやっていない事を試す事。
これまでのブログでお気づきの向きもあるかと思いますが、実はまだ「川」と「橋」のある風景をやっていません。したがって今 回の風景のモチーフには「川と橋」を考えます。
④出来れば第一モジュールとある程度風景に連続性を持たせる事
⑤①~④の条件を満たしつつこれまで製作してきた「光山市」という地方拠点都市のイメージを引き継ぐ事
以上の条件の下に早速検討に入りました。スペースは前回と同じ900×600。但し140Rのミニカーブを用いたエンドレスを組み込むためにシーナリィに割けるスペースは更に制限されます。


レールを買い込み型紙上でエンドレスの配置をチェック。いよいよ第二モジュールの製作に入りました。

前回製作した丘の部分をモジュールに差し替えました。
マンションの時と比べると風景がやや落ち着いてきた雰囲気です。


ある程度都市近郊風を狙って製作してきたモジュールでしたが、緑が増えた事の効果が意外に大きい事を実感しました。
都市風のレイアウトでも建物ばかりで樹木や丘をないがしろにすると帰ってリアリティが損なわれるような気がします。
公園・神社・寺院・学校など敷地内に樹木や緑の多い施設は街中を観察してみると意外に多いし、地形の起伏のある所ではそれに見合うだけの緑があると都市風の風景でもバランスの良い感じになるようです。
何よりも背景に緑があると列車が以外に映えて見える事が多いのが解ったのが今回の改修の収穫でした。
次作のモジュールではこの点も考慮しなければならないと考えました。

モジュール左側のマンションのあった所を丘と差し替える事にしました。
材料は例によってスタイロフォームを重ねたものです。高さは右側の台地とほぼ同じ位としてその上に建物を幾つか配置する方向で製作開始しました。
最初に大雑把な形を切り出して現物合わせでモジュールでの見え方や配列を検討しました。

元の土地の形と上に建物を置く関係上ある程度平らである必要があったため、出来上がった丘の形ははっきりいって「まんじゅう」そのものです。
昔のレイアウトの本などをチェックすると必ずと言っていいほど「まんじゅう山はリアリティに欠けるので避けよ」と言った意味の事が書かれていたのですが今回その警告は守られなかった訳です(笑)

麓の部分にGMの石垣を配し、山肌にはライケンとフォーリッジで街中の山の雰囲気を狙いました。
丘の上にはKATOの詰所。この建物は比較的無性格な外見が幸いして詰所に限らず校舎や工場などかなり応用範囲の広い建造物と思います。
もう一軒の住宅は三十数年前に購入していたバックマンの近代住宅ですが・・・

いつもならばこの時期はNゲージマガジン位しか購入しないのですが、先月から今月にかけて鉄道模型関係のムックや増刊が幾つか店頭に並んでいます。
どれを見ても興味を引く記事が並んでいた事もあって、結局今月は4冊購入する羽目になりました。
今年の特徴として専門誌以外の模型誌からリリースされた本が目立つ事が挙げられます。個人的にはガンプラ専門誌のイメージが強いホビージャパン(元々はミニカー専門誌でしたが)、同じく飛行機・ミリタリー系のイメージを持っていたモデルアートの2誌から出ていたムックはこれまでの専門誌とは異なるアプローチから鉄道模型を捉えている点で新鮮に感じられました。
どちらのムックもレイアウトを一応取り上げてはいるのですが、専門誌の様に線路配置に凝ることが無く単純なエンドレスの中で風景を作り込む事に主眼を置いているようでした。この辺り、ミリタリ系のジオラマ造りに力を入れてきた雑誌らしいアプローチです。特にモデルアートのそれは市販の建物に余り手を加えずにベースの上に並べているのに下手な自作建造物を配置したレイアウトよりはるかにリアル且つ存在感のある風景を演出していたのが印象的でしたし、ホビージャパンのジオラマ製作ではウエザリングの技法を多くの写真を用いて具体的に示している所にこだわりを感じさせました。
車輌の工作・加工は流石に専門誌には一歩譲る印象ながらホビージャパンのN700/500系のクリアコートの記事などはある意味意表を突かれる発想で面白かったです。
その点Nゲージマガジンの方は老舗の貫禄というか、車輌工作や加工の記事・投稿は流石に充実していますし、レイアウトの方もある程度運転することを念頭に置いた構成の物が多く私の様な古くからの購読者にはとっつきやすい感じでした。
RMMODELSの別冊は基本的には初心者向けのハウツー本という体裁をとっていますが市販車輌の分解図やメンテナンスなど一冊に纏まっていると有難い情報が写真入で説明されている点を買いました。実際、今回購入した4冊の中では実用書としての利用頻度はこの本が尤も高そうです。
今回は何時になく多く本を買い込みましたが、今年の暮もこんな感じなのでしょうか?