光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

「浜の釜めし」で「食べるトレインフェスタ(笑)」

2023-06-29 05:37:58 | グルメ
 6月も終わりだというのにまたもやトレインフェスタ絡みのネタですがご勘弁を。

 二日間の会期の中で私たちを含むスタッフ、参加者には事前に予約された駅弁が宛がわれました。

 前回までは一般客に交じって会場内の駅弁コーナーでその場で選んだ奴を買っていたのですが会期中は駅弁が売り切れるのが早く、本来一般客に回る筈の弁当のかなりの数が参加者に買い込まれていたと思われるのでまあ、これはやむを得ない処置でしょう。

 ラインナップの中から静岡らしい駅弁という事でわたしが選んだのが「浜の釜めし」「あしたか牛すき弁当」

 駅弁という奴は一見嵩が小さいように見えますが、ご飯もおかずもぎちぎちに圧縮されていることが多く一個だけでも結構満腹できてしまうという事を過去の事例から身に染みていますから今回は一日一個だけです。

 その中で「牛すき弁当」は一昨年紹介しているので今回は「浜の釜めし」の方を紹介したいとおもいます。
 釜めしというとまず連想されるのが横川駅のそれですが、あちらのが「海なし県」の釜めしなのに対しこちらは「ウナギが名産の浜松の釜めし」という点でまず個性を主張してきます。
 ふたを開けてみると飯を横断するようにウナギのかば焼きの切り身が乗っかって食べる前から気分を盛り上げます。

 これに上半分が鳥そぼろの上にシイタケ、ニンジン、紅生姜などで釜めしらしい彩を整え、下半分の卵そぼろが色彩的に鮮やかさを演出しています。
 (よく見るとレンコンも地味ながら結構なスペースを取っていますが、ここはトレインフェスタですから「蒸気機関車のボックス動輪」と思って気分を盛り上げましょうwww)

 わたしの癖でしょうか、これを食べたときには「ラストに来るウナギを堪能するための前奏曲として卵→鶏で徐々に気分を盛り上げ、三口目のウナギでフィニッシュを決める」を繰り返すことになりました。まるで漫画の「かっこいいスキヤキ」みたいな食べ方ですが、ことこの駅弁に関してはこんなシンフォニーみたいな食べ方が似合う気がします。
 まさに「食べるお祭り」みたいなひと時が楽しめました。

 これに加えてクラブの元メンバーから差し入れされた「富士川の小まんじゅう」をデザートにつけてメニューはすっかり静岡気分。

 ・・・だったはずなのですが、食べる場所は昨年同様「会場地下の楽屋のかたすみ」という無情極まるロケーション。
 駅弁には駅弁が似合うロケーションというのが存在するという事を昨年に引き続き実感したりしてw

「TEZMO SYNDOROME」とジオラマのはなしに思い出すこと・その1

2023-06-28 05:34:27 | 鉄道模型 
 グランシップにかまけていて他のネタが最近お留守になりがちでしたが、そろそろペースを戻してゆきたいと思います。
 今回は二月ぶりにWEBコミックの「TEZMO SYNDOROME」のはなしから。

 先月と今月が事実上続きのはなしになっているので感想も二月分を纏めますw

 手持ちのアイテムを組み合わせてジオラマ(というか、ミニシーンかパイク)の製作に挑戦しようとする新米の宮浦さんに風奈と高島先輩がレクチャーをたれつつ自分もジオラマに挑戦するというのがここ2回のはなしです。

 先月分は「ジオラマのモチーフの設定」
 最初は手持ちのアイテムを並べながらそこから湧き上がるイメージを形にしようとするプロセスが描かれていましたが、考えてみたらわたしもこの趣味を再開したきっかけ(およびレイアウト製作の動機)は「ハード〇フに並んでいたファーラーのストラクチャー」でした。

 と言ってもこれで欧州風景のレイアウトを作るのではなく「和風の風景のアクセント」からスタートし、イメージを考えるうちに「似非欧州の風景を持つ観光地」というモチーフが出来上がっていったというのが実際のところです。

 つまりコミックの風奈と同様に「手持ちのアイテムから風景イメージを膨らませていった」訳でかつての傑作レイアウトの様に「予め風景のモチーフを具体化させて臨んだわけではない」点が似ていると言えば言えます。

 これとは逆に二作目の「よ市のある風景」については予め故郷の行事をモチーフに設定し、そのイメージに合う市販品を徐々に揃えていきましたが、これはこれで前作とはまた違った面白さ、楽しさはありました。
 ですが前者はイメージを固める段階であれもこれもと考えるうちにイメージがとっ散らかりやすいという欠点があり、後者では実在のモチーフに拘りすぎると「レイアウトよりでかい疑似風景(つまり特撮映画のセットみたいなもの)」になってゆくという、鉄道模型としては本末転倒な展開になるという(笑)

 いずれにしてもイメージの寸止めみたいな過程がないとうまく纏まりが得られにくいという気はします。

 おかげで先月の27回は「あの頃を思い出して身につまされる」様な読後感に襲われました。

 余談ですが、ラストで風奈がイメージした「廃車体に巨木」ではHOスケールの樹木を使っていましたが、現実の風景でも巨木というのは意外にあちこちにあるもので例えば山手線や中央線の車窓から都内を眺めると下手な高層ビル並みの高さとボリュームのある木立というのは結構見かけます。
 しかも樹木は建物に比べて形状が一定しないため、枝ぶりなどが実物通りの構造でなくても結構ジオラマに生かせる魔法の様なアイテムだと思います。

 今回の趣旨から外れますが、シーナリィ付きのレイアウトでは風景の転換点となる境目に巨木を配して(キットのままの団扇状でも可)事実上のロウレリーフ代わりに使うと実際以上に風景に奥行きがあるような錯覚を起こさせる事ができます。前述のとおりNのレイアウトでHOスケールの樹木というのはその場合好都合だったりしてw
 

 ここまでで長くなってしまった気がするので28回については次回以降にでも。

今年後半のストラクチャーから

2023-06-27 05:31:13 | ストラクチャー

 トレインフェスタ絡みのはなしがこの期に及んでまだ続いているのですがご勘弁を(汗)
 前にも紹介しましたが今回のフェスタではトミーテックの展示が昨年の倍くらいのスペースで広げられており、わたしのお目当てだったSL銀河のC58なんかが展示されていましたが、ストラクチャーでも個人的に注目していたアイテムがいくつか出ています。

 個人的な注目株が、新規に作成された「コンビニエンスストア」
 定番の「セブンイレブン」のほか北海道(と茨城、埼玉)に展開する「セイコーマート」の2種類ですが、今回の製品は既存の総合ビルなどの1階部分と差し替えて使えるサイズと構造になっている点に注目しています。
 つまり、既存のレイアウトにそれらのビルが組み込まれていれば簡単に「1階のリニューアルができる」事になるという(笑)

 それで思い出したのですが、うちの故郷なんかで特に顕著な傾向として最近のビジネスホテルは新築されるとかなりの確率で「1階にコンビニが組み込まれている」事が多いのです。
 その伝で言うならTOMIXでも総合ビルサイズのホテルでも出してくれれば今回のコンビニとの組み合わせが結構楽しい感じもします(大体この手のホテルはターミナル駅の駅前に集中していますから)まあ、製品化が待てないユーザーならホテル本体をスクラッチしてもいい訳ですがw
 なお、細かな点ですがセブンイレブンとセイコーマートは単なる色替えでなく、造形も微妙に変えている(ことによると同一個体の表裏かもしれませんが)のが嬉しい点です。

 旧製品になる(?)コンビニの方ですが、これはこれで非常に出来がいいアイテムなので今回の新製品と二本立てで続けてほしいと思います。

 後、フェスタには出展されていませんでしたがGMが製品化を予告した「コメダ珈琲店」も注目アイテムです。
 サイズがどれくらいなのかピンときませんが、こちらの店も最近地方都市でも複数見かける様になっている店舗だけに現代の風景の創生には不可欠なアイテムと言えます。

 今年の後半は新車はもちろんですが、この手の「実在系ストラクチャー」のリリースが加速していてお財布には優しくない季節になりそうですね(大汗)

 もう少しお気楽なノリのアイテムというとTOMIXの「ペーパーストラクチャーのビル」なんかがありました。最初は学研が昔出していたペーパーキットの様なものかと思っていたのですが、実は「車両用のクリアケース」を芯材に使い高層ビルや横長の建造物にしてしまうというアイデア商品。この種の車両ケースを余らせているユーザーも多そうですから面白いアイテムではあります。
 (因みにわたしはこれらのケースを「筆箱」や「カード入れ」に使っていますがw)

 リアルなレイアウトではロウレリーフ的な背景位にしか使えないと思いますが、お座敷運転のシーナリィとしての雰囲気づくりには結構威力を発揮しそうに思います。

 ただ、お値段(予価)がもう少し安くならない物かと汗

ブログ17年目に突入して・・・

2023-06-25 05:09:27 | 日記
 2007年の6月5日に初めての記事を上げてから、はやいもので当ブログも17年目に突入しました。

 基本的に鉄道とテツドウモケイのはなししかしないブログで、我ながらよくここまで続いているものだと驚くやら呆れるやら(汗)

 しかしその間には肉親との死別をはじめ例の大震災や、予想外の災害などもあり、実生活の中の波風もそれなりにありました。
 最近だとやはり足掛け4年近く影響を与え続けているコロナ禍なんかもそのひとつです。

 もちろんそれらの影響に伴う中断もありましたが、それでも気が付いてみるといつの間にかブログの更新をやっている自分がいたりして、これではまるで一種の中毒なのではないかと思えてきたり(大汗)

 思えばこのブログ自体、私自身の趣味の備忘録のような性格を持っているので書き溜めた記事を後から読み返すこともしばしばありますが、最近では「自分がやった工作がいつの事だったかも忘れる事が増えているので(歳ですなあ汗)ブログを読み返してやっとこさ思い出す」なんていうボケ丸出しの用途に使っている事も多いので、曲がりなりにもブログを続けてきたことは実質的にも役に立っている気がします。

 それを別にしてもこの16年間を通してみると、わたし自身のホビーライフだけではなく世間的な意味でのホビーライフや環境の変化も意外と大きくなり、趣味の楽しみ方自体も知らず知らずのうちに16年前とは変わってきていることも実感させられます。

 そりゃあ、16年前は近所に鉄道カフェなんかありませんでしたし、レンタルレイアウトをはしごできるなんてのも予想しませんでした。SNSでの交流もごく限られたものでしたし。
 何よりグランシップへの参加この方、JAMやソニックシティなんかのイベントで「本来インドアなはずの鉄道模型の趣味でこれほどあちこち飛び回るホビーライフが現出する」とは思わなかったですw

 こうした変化は今後も確実に続くでしょうし、それに合わせる形で楽しみ方の質も変わるのかもしれません。
 ですが、こうしてブログを続ける事で(おそらく最初はわからないであろう)変遷を記録してゆくのも後から読み返せば面白いものになるかもしれません。

 16周年という事もあって、今回は事実上思いついたことの垂れ流しみたいな内容になりました。
 ともあれ、今後もこんな調子で更新することになると思いますが、よろしくお願いいたします。

KATOのEF64-1000と4年目の敵討のはなしw

2023-06-24 05:07:09 | 車両・電気機関車
 先日紹介したトレインフェスタのお土産話の続きです。

 物はKATOのEF64-1000一般色。もちろん中古品です。
 前回紹介したアイテムに比べると些か唐突な組み合わせに見えますが、実はこれについても過去のトレインフェスタでのトラブルが関係しています。

 2019年のフェスタの折にわたしが持ち込んだ編成にブルトレの24系「いわて平泉号」(2012年に当時の震災復興の応援イベントのひとつとして中央線経由で山梨から平泉まで走った24系ブルトレ編成)をというのがありその牽引機に同じKATOのEF64(やっぱり中古)を持ち込んだのですが、これがまた本番になって走行系のトラブルが頻発。

 遂には走行も困難になり急遽たまたま会場内の物販コーナーで見つけたマイクロエースのEF64を代打に立てた事がありました。
 (これ以後、トレインフェスタでは中古モデルの機関車を売っていませんから、こんな離れ業ができたのは一種奇跡でした)

 その場はどうにかそれで落ち着いたのですが、何せKATOよりも10年くらいは旧型のマイクロのモデルでしたから異様に引っ込んだ大口開きのスカートを始めとして造形面での不満はそれなりに感じていました。

 4年後の今回、駅ビルのポポンに立ち寄った時、不意にその事を思い出しKATOの中古モデルを何両か物色。一番コンディションの良さそうだった個体を購入して持ち帰った次第です。
 田舎の中古ショップでは複数の個体の中からコンディションの良いものを選ぶ事自体が困難ですし、そもそも購入時に試走をさせてくれる様な店もありません(新品を扱うショップはそうでないですが)

 今回は上述の「いわて平泉号」を持ち込んでいませんが、次回持ち込む時に使えるロコが買えた意味は大きいです。
 試走が良かったのはもちろんですが、ナンバーをはじめ付属品の取り付けが手付かずの言わば「クリーム」なコンディションのモデルでしたから。

 で、帰宅後しばらくしてからパーツとナンバーを装着し、4年ぶりくらいに「いわて平泉号」の先頭にKATOのEF64 1000を立ててレイアウトを疾走させることができました。
 その意味では「4年後の仇討ち」という事も出来ないこともないかとw

トレインフェスタで走らせた「クラブの車両群」

2023-06-22 05:00:48 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回は写真中心に私の所属するクラブで走らせていた車両たちを紹介したいと思います。

 まずはNゲージから

 御覧の様に日本型のみならず外国型の車両やラッピング車までも交えた色とりどりに疾走し、クラブのメンバーの嗜好のバラエティが楽しめるのが第一の特徴です。

 女性メンバーが持ち込んだデコロコとク5000を走る水族館に見立てた編成。
 こういうセンスは男性にはなかなか思いつけない物ですが、イベントではひときわ目立つ個性を発揮。一般客にも好評でした。

 そこへ行くと私の持ち込んだ編成は統一感に欠ける事夥しい組み合わせになりました。

 マイクロの「52席の至福」は車内結婚式を組みこんだのですがまるで目立たず(汗)

 京成の「ターボくん」は本来昨年グランシップデビューさせるはずだったのを1年遅れで持ち込んだものです。

 ヤード上には上記のデコ列車をはじめリニアモーターカーやネコバス、宇宙戦艦ヤマトまでが並んでいます。これらがすべて自走できるというのは考えてみたら凄いはなしです。

 外周線のHOでは自作の伊豆周辺の私鉄の看板列車をはじめカナディアンのスタックコンテナ列車(グランシップ2023仕様)などが疾走しました。

 わたしがこちらで走らせてもらったのは先日入線させたカツミのフリータイプ中型客車をこれまたショーティのED66やEB10にけん引させた(模型としての)レトロ列車。

 完全な自己満足の世界ですが、元々お座敷遊びを想定したこれらのモデルをフェスタという檜舞台で走らせるのも一種「ジャンクの花道」だったのではないかと(笑)

トレインフェスタのお土産のはなし

2023-06-21 05:56:16 | 旅行・探訪・イベントなど
 グランシップトレインフェスタ2023のお土産から

 トレインフェスタ自体が静岡の鉄道をメインに据えている事もあり、物販コーナーも基本的に一般向け、或いは家族連れ向けのアイテムがメインに売られているのがこのイベントの特徴です。
 (でも「アロハ電車のNゲージモデルを3万円以上の値付けで売っている屋台」もあったりするのですがw)

 ただ、JR貨物辺りから実車の部品類の放出があるのだそうで、そっち目当てに開会の前日から徹夜組が並んでいるのがマニアックアイテムでは目を引く程度です。

 これがJAMだったら限定品の模型やらジャンク品やらに人だかりができるものですが、こちらは鉄道模型のイベントではないので正直そちらの掘り出し物はまず期待できません。
(何しろ普通の鉄道アイテムと一緒に「ミニ四駆のパーツ」やら「ガンダムのGアーマーのトミカ」が売られているといえばどういうノリかは想像がつくと思いますw)

 一般的なアイテムだったら結構面白いものを拾えますが、基本「お祭りのお土産」レベルのものが中心になります。

 まず目につくのが静岡の各私鉄が会場に並べるチラシ類。タダという事はもちろんあるのですが種類が結構多くて帰宅後にスクラップするだけでも結構楽しめるアイテムです。

 今年はそれに鉄道模型メーカーのパンフや「鉄道模型クラブの勧誘チラシ」なんてのも加わっているのでお祭り気分も一層盛り上がる訳で笑

 鉄道会社系のノベルティやグッズも遊び心あふれるものが並んでいました。でもわたしの場合「花札のやり方を知らないのですが汗」

 勢いというものは恐ろしいもので現住地だったら手を出したかどうかわからないようなものに財布を開いてしまうのがなんともはや。「旅先ではついつい気が大きくなる」という遠出のイベントのこわさが身に沁みます。

 実際にはこれのほかに静岡のポポンデッタや駿河屋で買い込んだものもあったりするのでどんどん嵩が増えてゆく(大汗)


 最後に買ったのがそれらのアイテムやら家族へのお土産を詰め込む袋。
 最初はしずてつの手提げ袋程度で収まるかと思っていたら思いのほかアイテムが増えたので、急遽JR貨物のブースに行ってボストンバッグも追加購入する羽目になりました。

 とはいえ、今回のイベントで個人的にうれしかったアイテムは
 入場者には入場券代わりに配られ、参加者には昼飯の駅弁と一緒に配られた「参加記念券」でした。

 昔懐かしの硬券の紙質でこれが懐かしいのなんのって。

 今はサイズは似ていても手に持ったら汗でくしゃくしゃになりそうな薄さの切符ばかりになってしまいましたから、久しぶりに手にする硬券のずっしり感には感動すらします。
 あとこれに欲しかったといえば「改札鋏の切り込み」ですが、クラブのメンバーでこれを持っている人がいるので今度鋏を入れてもらおうかと。

「52席の至福」と「車内結婚式」

2023-06-20 05:57:58 | 車両・私鉄/民鉄
 さて、今回はグランシップトレインフェスタに向けた車両側のアプローチから。

 昔、テレビドラマで放映されていた「新幹線公安官」(1977)というドラマの劇中で「運行中の0系新幹線を1両借り切って車内結婚式を挙げる」という話がありました。
 当時は実際に実行するのは(ドラマのロケでも)なかなか難しかったと思いますが「新幹線大爆破」の遺産である「実車のパーツを使った車内セット」を最大限に活用した一本(しかも式の最中に殺人未遂事件まで起きるw)と言えます。

 確か2年くらい前にJR東海がこの種の用途に車両や列車そのものの借り切りができる制度をスタートさせましたから、40年以上経ってようやく現実がドラマに追いついた気もします(でも今の新幹線には食堂車がないので披露宴が大変そうですが)

 実はこのはなしはここまでが前振りですw

 先日ヨド⚫️シのポイントを使って入線させたマイクロの「52席の至福」
 そのままでも「テーブルランプが点灯する」ギミックがありなかなか楽しい編成なのですが、実はこの列車の1両目は室内にインテリアが何もありません。

 それこそ大昔の16番モデルの様に「ドンガラの室内に灯りだけが空しく灯る」寂しさなのですが、元々の実車がこの車両をイベント用のフリースペースとして活用する構造なので一応リアルではあります。

 この1両目を手に取っていて「車内結婚式」を思いつくのは当然の成り行きという物です(爆笑)
 幸いジオコレの「ザ人間」にも結婚式のセットがあります(その上このセットはどこに行っても買えるくらい売れ残りが多いw)から好都合。

 早速結婚式ひとセットと室内灯を都合して作業開始。
 実車はどうか知りませんが、厨房のある3両目は「仕事場」なので白色LEDを、1両目は雰囲気重視で電球色を組み込みました。2、4両目はテーブルランプだけでもいい雰囲気なのと「乗客はみんな1両目に移動したあと」という想定でそのままですw


 ただし車内の天井がただでさえ低い上に照明ユニットがさらに天井を低くしているので人形は下半身の大半をカットせざるを得ませんでした。

 一通り組み込んで走らせてみると予想通り結構いい雰囲気なのは嬉しいですが
 ですから今回の加工もまあ、自己満足の一つということで汗

 この列車の会場での反応については他のメンバーの持ち込み車両の話と併せて次回以降の機会にでも。


「トレインフェスタのコンビニ」と化したポポンデッ●のはなし笑

2023-06-18 05:39:24 | 旅行・探訪・イベントなど
今回もグランシップトレインフェスタ2023のおはなしから。

静岡という土地が元々模型の街という性質もあって、イベントに伴なうお土産も勢い模型関連となりがちなのはある意味必然の様な物ですw

しかも、どうかするとイベントで不足を感じたり欠品を生じたアイテムを補充することも容易なので一種「トレインフェスタのコンビニ買い」みたいなノリにもなりやすいのが何とも汗

第一日目の夜の宿舎までの帰路、駅ビルのポポンデッタ(こんなのが存在する事自体、地方都市としては結構異例なのですが)で買ったものもそんなノリだったりします。
以前も紹介したことのあるポポンデッタのレールクリーナー。これもイベントでのレール清掃で威力を発揮するアイテム。今回はこれに加えて車輪クリーナーも買い揃えました。

KATOカプラーのナックルタイプはイベント中に破損したC53のカプラーのリペア品。本来ならばこれに16番用のカプラーも欲しかったのですがあいにく扱いがなくこれは断念でざるを得ませんでした。

鉄コレ動力ユニットのTM-06Rも甲府モデルのML-100の動力の不調から急遽入れる事になったアイテムだったりします。

こうしてみるとどれもこれも「イベントのお土産」というよりも「イベント中のトラブルに対するリペア品」になっているのが何ともです。カプラーの破損も動力の不調も事前のチェックでは浮上していなかったトラブルなのですが、いざ本番という時にこうした不測のトラブルが起きた時にすぐに補充が効くというのは田舎からの参加者にとっては非常に有り難い事なのです。

ですから、(少なくとも今回の)わたしにとってはポポンデッタ静岡店は文字通り「開いててよかった!」的な鉄模のコンビニとして実に有効に働いてくれました。

そうしたアイテムであとひとつ、これまた過去のトレインフェスタ絡みのトラブルに絡む補充品があったのですが、それについては次の機会に。

ちなみに他のメンバーですが、地元より高取りを期待して中古モデルを買い取りコーナーに持ち込んだり、これまた地元店では売り切れになっていたニューモデルを見つけて買ったり、或いは掘り出し物を求めて中古コーナーで鵜の目鷹の目していたりしておりました。

まあ、本来ならばそれがこの店に行く目的で当たり前なのですが。

ノスタルジック鉄道コレクションのデハ1031

2023-06-17 05:36:17 | 車両・私鉄/民鉄
 今月の入線車のはなしですが、実は今回もトレインフェスタ絡みのネタです。

 これまで何度か参加して感じるのですが、出展者としてこのイベントに参加していると、思いも描けない形で予想外のアイテムが入手出来て驚くことが一度や二度ではありません。
 最初に参加した折には昼食を買いに出向いた静岡駅ビルで「エンドウの0系新幹線ひと編成」を格安で入手できましたし、数年前には前夜祭のスワップミート大会で南武線仕様の209系0番台ひと編成が手に入ったことがありました。

 さすがに年を重ねるとそこまで凄いアイテムに当たること自体がないのですが、それでも今年は「トレインフェスタ絡みの入線」に驚かされることになりました。

 トレインフェスタでの楽しみのひとつに「普段顔を合わせる事が少ない同好の士との交流の機会」があります。それは時には飲み会の折にほかのクラブの人とひたすら駄弁るとか写真を見せて頂くとかいうのもありますがw
 今回はブログでいろいろコメントを頂いているレサレサさんが来訪してくださったのみならず、近作の加工車両を持参して見せて頂く事ができました。

 架空のオリジナリティのある鉄道を設定し、それに準拠した車両モデルを統一した世界観で揃えるというのは海外のレイアウトでは結構見かけるのですが、日本のNゲージでは割合珍しいジャンルと思います。

 この点に関して詳しいことは他の方のモデルとも併せて後ほど改めて紹介したいと思いますが、その折にレサレサさんから頂いたのが

 ノスタルジック鉄道コレクション第3弾のデハ1031でした。

 ご存じの向きもおありかと思いますが、このモデルは通常品のデハ1001の片側の運転台(非貫通)を貫通式にしたシークレット仕様。

 ノス鉄第3弾では同色の2両(うち一両はトレーラー)がありますが、これと併せて3連化すると前面の変化のある編成が楽しめると思います。
 普通ではなかなか入手しにくい物を頂く事ができて有難かったです。

 レサレサさんにはこの場を借りて改めてお礼申し上げます。

トレインフェスタ ラージスケール編 その他

2023-06-15 05:39:00 | 旅行・探訪・イベントなど
 Nゲージ編、HOゲージ編と続けてきたグランシップトレインフェスタ2023見学ネタ。
 今回は主にラージスケールモデルを取り上げます。

 一般的な鉄道模型ファンにとってOゲージ以上のスケールのモデルを見る機会というのはそんなに多くはないと思います。
 殊に(わたしを含む)田舎のファンなどは猶更のはなしです。
 トレインフェスタはそれらのラージスケールモデルを扱うクラブが複数参加しており、極めつけは人の乗れるライブスチームが会場外で子供たちを乗せて走り回るお祭り騒ぎが堪能できる貴重なイベントということができます。

 NゲージやHOゲージだけがテツドウモケイではない事を肌で感じられるというのは、自分の視野が広がる感覚があって楽しいものです。

 御託はそれくらいにして

 Oスケールワールドはわざわざ茣蓙を敷いた上に3線式の線路を引き回した、昭和20年代の鉄道模型風景を彷彿とさせる展示が懐かしいです。

 日本0番鉄道模型クラブは今回は中国の鉄道車両をモデル化して一堂に集め、題材面でも存在感を見せました。

 桜門鉄遊会はうちのクラブの近くに出展していて会期中ずっと目にしていたクラブでした。
 シェイやハイスラーなどのギアードロコの動く機構を楽しめるのはまさにラージスケールの特権!この迫力と精巧さはHOですら十分には伝わらないと思います。

 1/45鉄道模型 房州鉄道
 コム1と最新コンテナとの組み合わせがなんだか楽しいですw ラージスケールのペーパー車体モデルも目からうろこ物のアイデアでした


 会場外の華ともいえ、トレインフェスタのランドマークにすらなっている感のある駿河ライブクラブの展示
 ライブだけでなくN700や電動貨車まで飛び出し、飽きさせません。実はここのクラブは会期中は人混みが多くて写真が撮りづらいので準備中のところを撮らせていただきました汗

 倶楽部N・HO清水の展示。クラブ名はN/HOなのですが今回面白かったのが各種スケールの鉄道模型の比較展示でした

 これまで誰かがやりそうでやらなかった(できなかった?)だけに楽しめました。

 今回唯一の展示と思われるZゲージのレイアウト

 NMRCの金属製ラージスケールモデルの迫力は遠くから見てもよく伝わってきます。

 長泉鉄道模型クラブの展示
 今回の展示の中で一番遊び心にあふれていると感じたのがここの展示でした。プラレールの線路をそのまま使いラージスケールのナロー列車を走らせるなんて発想はまさに目からうろこです。

 トレインフェスタは模型だけのイベントではありません。地元の写真系鉄道サークルからの出展も複数ありましたが、さすがに作品を撮る訳にもいかなかったので看板だけの紹介にとどめます。

トレインフェスタHOゲージ編

2023-06-14 05:32:05 | 旅行・探訪・イベントなど
 前回に引き続きグランシップトレインフェスタ2023の見学のはなしから。
 今回はHOゲージ編です。

 フェスタ主催者のひとつ静岡HOクラブ。
 レイアウトのレイアウトの雄大さも去ることながらその中に静岡名産「ラブライブ!」推しが華やかさを掻き立てます。

 サークル165
 毎回展示されているコンビナートのモデルはいつ見ても素晴らしいものがあります。

  とな会 こちらでは岳南の車両が勢ぞろい。

 スワローエンゼル倶楽部

 エンドレス
 今回HOの車載カメラの展示が目立ったのがここでした。
 展望車の展示や外国型の編成が入り混じるところに遊び心を感じさせるサークルです。

 今回ベストパフォーマンスクラブ賞を獲った、スハの会
 アンカプラーを駆使した貨車の入れ替えゲーム、企画展示の「1形式1両」とマニアから一般客まで訴求した構成がこれまた楽しい展示でした。

 関西から参入のゼネラルトレインズクラブ

 いつ行っても一般客の受けがいい名古屋メルぽっぽクラブ
 唯一のメルクリン専門サークルですが、これまたいつ見てもメルクリンのシステム性の凄さを実感させられます。

 NMRCはHOだけでなくNやラージスケールモデルを万遍なく網羅
 まるで鉄道模型の博物館の様相でした。

 名古屋HOクラブは体験運転が人気でした。

 全般にHOゲージの展示は広いスペースで長編成を楽しむお祭りという感じがありますが、自宅でこれほどのスペースで走らせられる事が難しいだけにどのクラブのメンバーも生き生きとフル編成の列車を運転している様が印象的でした。

 次回はラージスケール編・その他をば。

トレインフェスタ2023探訪・Nゲージ編

2023-06-13 05:17:11 | 旅行・探訪・イベントなど
トレインフェスタ2023も終わり、ひと段落ついたという感じで今回からしばらくは会期中に見て回った出展を纏めて行きたいと思います。

わたし個人の事情から書き出して恐縮ですが、このイベントで3日間フル参戦する機会はわたしの勤務体制の都合上何年かに一度のペース。
大概は前日の搬入と二日目だけの参加の事が多く、その際は全ての展示を見て回る事ができないでしまうのが普通です。
それゆえにフル参戦の時はすべての展示を見て回る絶好の機会となり、勢いあの広大な会場を飛び回る事になります(まあ、クラブの展示の穴をあけてほかの運営メンバーの迷惑にならないように気を付けている積りではありますが)

そこで見てきた各クラブの展示を紹介したいと思います。

第一回の今夜はNゲージのモジュール、レイアウト編から。

今回、レギュラー参加の各クラブの新作は少なめでしたが、今回から初参戦したクラブが複数あり展示に新風を加えていたのが印象的でした。

新規参入の相模原鉄道模型クラブ。展示と併せてメンバー勧誘も行っている辺り抜かりがありません。
トーマス系のレイアウトをうまく組み込んでいたのが印象的でした。


同じく新規参入組の新百合ヶ丘鉄道模型クラブ。
地方中核都市をモチーフにしたレイアウトが売りでしたが、

展示会場の11階から見える静岡の風景が借景として機能していたのは思わぬ効果を得ていたと思います。

モデルアイゼンバーンクラブの欧州風レイアウト。


今回も魅せてくれました、げきだん☆さんぽうる。
大迫力の鉄橋からミニサイズに密度の高いシーナリィを作りこんだパイクまで様々なアプローチを楽しませてくれました。

毎回人だかりがすごい、鉄ちゃん倶楽部。

ヘッドマークファイブナインズの名物のZコースターも健在です。

駿河鉄道模型クラブの大レイアウトは明るい会場に移った事でよりスケール感が際立った印象でした。

相変わらず見事な作り込みが冴える会津ヨシ!
個人的には下のレイアウトの、急曲線を組み合わせているのにそれを不自然に感じさせないセンスに脱帽させられました。

クラブライナーの大レイアウト。
市販品の中ではかなり大きなGMの東横インの建物が自然に溶け込めるスケールの大きさに圧倒されます。

TOMIXの詰所の組み合わせでこれほど迫力のある郵便局を作ったセンスも凄いです。


結伝社さんのレイアウト。
前回よりも展示スペースが広くなった様子で作り込みの良さと同時にレイアウトの運用にも余裕が感じられる構成でした(汗)

今回のトリを飾るのは本年度のグッドパフォーマンスクラブ賞を受賞した愛知ろう鉄道模型クラブ。
こちらのレイアウトを見て感じたのは「正攻法の威力」
派手なパフォーマンスに頼らず丁寧さと作り込みのセンスで細密さと楽しさをうまく両立させている印象でした。

今回は長々とした紹介になってしまいすみません。

HO編、ラージスケール編も順次紹介したいと思います。

トレインフェスタの初日・・

2023-06-11 05:55:24 | 旅行・探訪・イベントなど
以下のはなしは5月23日にメインブログで上げた記事の再録です。

グランシップトレインフェスタ2023の初日のはなしから。
今回は私の所属するクラブのはなしから始めさせていただきます。

前にも書いていますが今回のフェスタではわたしの所属するクラブの展示場所が変わり、前よりも人通りの良い場所での出展となりました。

そのせいもあって初日の開場直後から、それまでの数倍以上の一般客の目に触れる形になり、その反応の違いに改めて驚かされました。

これまでのクラブの運転会、それもコロナ禍以前のそれはショッピングモールや、駅のコンコースなどでの展示が主体でレイアウトもファンやマニアよりも一般客の目に触れる機会が多かったものです。

ですから同じ一般客でも「買い物や旅行のついでにたまたま目に触れた」といったノリが強かったのですが、今回はイベント目的にわざわざ足を運んでくださった客が殆ど。

当然展示されるモデルやモジュールを見る目が明らかに違う事が実感されます。

実を言いますと、今回わたしが持ち込んだモジュールは当初の予定には無かった物なのですが、過去の同じ場所の盛況ぶりから見て、周囲の他のクラブの出展に埋没する恐れを感じたので「遠くからでもわかるランドマーク(ここでは電飾付きの超高層ビル)が必要なのでは?」と感じて急遽モジュールを付け加えたものでした。

その効果のほどは正直分かりませんが、少なくとも周囲からの目印にはなったような気はしています。

加えてNゲージだけではなくHOゲージの外周線のモジュールにもシーナリィが追加され、更に見た目を充実させる効果を得ていたと思います。

車両の方も日本型ばかりか外国型からフリータイプまでなんでもありの編成がN・HOともに揃えられたというバラエティも含めて、今回の変更に対しクラブのひとりひとりがいつもとは違う決意を持ってイベントに臨んだのは間違いありません。

実際、1日目を見る限り一般客の方々の反応はなかなか良く、観覧者の多さと相まって今回の展示に向けたメンバーの決意はそれなりに報われていた気がします。

開会式の時に主催者の挨拶にもあったのですが、このイベントで重要なのは鉄道模型というホビーがいかに楽しいものであるかを見て頂く、参加者たちがいかに楽しんでいるかを一般の方々にも知って頂く事ですから。

さて、二日目はどうなりますか。

グランシップトレインフェスタ2023 メーカー出展に感じたこと

2023-06-10 05:49:39 | 旅行・探訪・イベントなど
以下の記事は5月21日にメインブログで上げた記事の再録です

 グランシップトレインフェスタの第一日目は無事終了しました。
 参加各クラブの出展には多くの刺激を頂きましたが、今回は後回しにしてメーカー出展のはなしをば。
 2019年の時はMODEMOとGMが、昨年はトミーテックが小規模ながら試作モデルの展示を行っていましたが、今回はKATOとトミーテックが出展しています


 今回初参加のKATOはビッグボーイとEF55が目玉展示。
 実際に試作モデルを手に取ってチェックできるのはイベントならでは。特にEF55の複雑極まるカーブのクリア機構を理解できたのはわたし的に収穫でした^_^
 係のお姉さんの気合いの入った解説も印象的です。

 トミーテック(とトミー)は会場11階を丸ごと使ったかの様な気合いの入り具合。
 半分がプラレール、残りがNゲージという構成です。
 わたし自身はお目当てのC58の試作展示に燃えました^_^


 体験運転のコーナーは長蛇の列。
 運転台のディスプレイと実際に走らせる模型が一致しているのは良い配慮と思います。

 また、KATOの方もジオラマ製作の体験コーナーを設けておりこちらも盛況でした。

 ホビーショーから1週間のインターバルの展示でしたが、明らかに一般客に鉄道模型の魅力を伝える事に主眼が置かれた展示に見受けられ、わたし的には好感の持てる展示と思いました。

 そして今回KATO、トミーテックに続く第3のメーカーブースと思われる、ノエルコーポレーションの展示。

 実際に浮上して走るリニアモーターカーの展示が目玉。高速列車とはいえスケールスピードがマッハ1くらいありそうな高速走行には目がついてゆけません。が、そのうちレイアウトにこんなリニアが疾走する日が来るのかもしれないですね。