光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

2014夏の運転会から点描

2014-07-29 00:11:52 | 旅行・探訪・イベントなど
 夏の運転会も無事終了しました。
 そこから点描。

 レイアウトが大きいだけに周りに人がいないときは列車と一緒に歩きながら流し撮りが出来るのもモジュールのメリットです。
 特にこのアングルは結構迫力を感じますが、イベント中でもなかなかこういう機会は作れません。


 体験運転コーナー脇に設けられた撮影スペース
 そういえば特撮博物館や原鉄道模型博物館など撮影する事をも楽しんでもらおうという姿勢の展示が最近増えている気がします。
 「視点を下げてみてください」の部分はレイアウトの魅力に触れてもらう上で大事な要素と思います。

 先日も紹介した「道頓堀」モジュールの人混みなどは視点を下げる事による迫力をもっともよく感じさせるところと思いました。
 1分の1だと鬱陶しいはずの人混みがミニチュア化されると楽しく見えるのはなぜでしょう(笑)

 メンバーの参加車両から

 このいい意味での統一性の無さ(笑)が楽しめるのも「お祭り」だからでしょう。

 今回の運転会は昨日で終わりましたが実は8月にあと2回別な会場でも行われる予定です。

2014夏の運転会・ジャンクの花道

2014-07-29 00:07:42 | 旅行・探訪・イベントなど
 昨夜は恒例の夏の運転会・夜の部へ参加してきました。

 梅雨明け以来猛暑が続き体調も気分もだれだれになるこの時期こういう元気になれるイベントというのはとても有難い物です。
 今年は猛暑の影響などもあってか例年よりも一般のギャラリーが少なめだったそうですが、私の見た限りでは見に来た人たちの反応はいつになく良かったように感じます。
 季節柄(夜という事もあるのですが)浴衣の客が多かったのも印象的です。

 それはさておき、
 運転会第1日目の夜の部は一番一般客の少ない時間帯ですのでメンバーの趣味に走った編成とか自慢の車両とかが走り回りやすくなります。
 (昼の部ですと一般の、特に子供たちの好みの新幹線や特急列車が多くなる)
 渋めの旧国とか気動車、私鉄の通勤車なんかがよく見られます。

 で、私の場合は個人的に「ジャンクの花道」と称してレストアで復活したモデルとか今では忘れ去られかけたモデルなんかを集中的に運行させる事が増えています。
 これまでも骨董品クラス(それも自慢にならない様な)のモデルをいくつか走行させてきました。

 今回ですが、この間例の「ジャンクの玉手箱」でその手の骨董モデルに事欠かなかったのでどれを走らせようか考えたのですが、
 以前このブログでも紹介した(たぶん)世界最古のNゲージと思われるアーノルドのDLと客車の編成を持ち込みました。

 50年前のモデルだけに最初は他のメンバーも走るのかどうか疑わしい雰囲気でしたが、いざ試走させるとその元気のいい走り(笑)は少なからず意外だった様です。
 実は私もそのひとりだったりするのですが。
 Nゲージの始祖のひとつであるアーノルドラピードのモデルだけに動力系が簡略化しつつもタフに出来ている証左なのでしょう。
 最初は走行でところどころ引っ掛かりがあったのですがメンバーの方がギア部に手持ちのグリスを注入してくれると更に走行はスムーズになりました。

 1周20M近いエンドレスでの走行はまさに「花道」ではあります。

 運転会は今日まで続きます。

夏の運転会へ・・・

2014-07-29 00:04:24 | 旅行・探訪・イベントなど
 今日から地元のショッピングセンターで運転会が行われるので、昨夜は閉店時間までその準備を手伝ってきたところです。


 昨年はこの時期までに5,6回あった運転会ですが、今年は1月以来半年ぶり位です。
 予想外の豪雪やら増税準備の影響やらでイベントのオファーが少なかったからですが、考え様によっては昨年のペースが無闇に多かっただっただけかもしれません。
 夏の運転会はここ10年来続いていて毎年この時期の恒例と化した感もあるのですが、それだけにこれがないと落ち着かない気もします。


 とはいえこの時期の設営だけに汗が止まらないのなんのって(大汗)

 久しぶりのイベントだけに新作モジュールも複数登場。
 LED照明を駆使した「道頓堀」やらモジュールならではの「飛行場」やらがお目見えしています。


 例年以上に華やかな運転会になりそうです。
 今回も私はミニSLモジュールとして棚幡線を持ち込み参加していますが、前回との相違点が「木が数本増えただけ」という体たらく(恥)

 土曜勤務の関係もあって私が参加できるのは今年も夜の部だけになりそうですが愉しんできたいですね。

 これ以降もイベントがありますし、いよいよ今年の「鉄夏」のはじまりです。

オリジナルペイントのKATOのDD13

2014-07-25 23:12:25 | 車両・ディーゼル機関車
 この間、ユーザーの手が加えられたC11改造のCタンクの話をしましたが、あれから似たようなものを同じショップで見つけました。

 今回はKATOのDD13。
 最初はオリジナルのリペイントを施した物かと思いましたがそれにしてはカラーリングがかっちりしすぎている気もします。
 調べてみたら鹿島鉄道の仕様のカラーリングですが、足回りの色が製品版と異なる所からやはりそれらしくリペイントされたものの様です。
 先日紹介のCタンクに比べるときれいな塗りになっており十分許容範囲でしょう。

 実際、このタイプのふたつ目のDD13はあちこちの貨物専用鉄道や鉱山などの専用線に払い下げられたり、あるいはわざわざ新車を発注した物が多いのが特徴です。
 発注品の場合は微妙に国鉄仕様とは細部が異なるケースも結構あるのですが、それでもぱっと見には普通のDD13とあまり見分けが付きません。

 それだけにリニューアルの初期型が出ている今でもこのタイプのDD13はレイアウト派や運転派には重宝する存在と言えます。
 動力もタフでかなりの急カーブにも対応しますし、貨車ばかりか客車を牽かせても様になります。
 何よりどこにでもありそうな(旧国鉄色みたいな感じもします)カラーリングは大概の風景にも溶け込みそうですし。

 という訳で飛びついてしまいました。
 棚幡線の最新機関車としてそれらしく使える一機と思います。
 ですが出来ればどこかで手を加えたい所ですね。

 などと思っていたのですがこのDD13、もっと数奇な運命をたどる事になりそうです。

16番DD13の走りを復活させて

2014-07-25 23:10:29 | 鉄道模型 
 中古モデルのレストアのはなし、今回は16番編です。

 先日入線のマイクロキャストのDD13ですが購入時点で「走行に難あり」と書かれており、実際店頭での試運転では所々に引っかかりがありました。
 最初は車輪のクリーニングが必要かと思い帰宅後し運転させたのですが何回か直線を往復させるうちにとうとうストップしてしまい全く動きません。

 これまでのNのレストアの経験から言うとギアの欠損か集電のトラブル、あるいはモーター自体の故障が考えられました。
 そこでレール上で通電後押したり引いたりしましたがモータが回る気配が一切ありません。

 直前まで引っかかりがあるもののモータの反応はあったのでこれは集電のトラブルではないかと思い分解に掛かります。

 このモデルはNのDD13、それも香港TOMIXのそれによく似た動力の構造でした。
 ですが動力台車のマウントがNのそれに比べても華奢な感じで集電用のコードの取り付け部がぐらぐらしています。
  
 しかもしばらくいじっているうちに集電コードがあっさりと外れてしまいました。
 これはいよいよ集電系です。
 早速取り付け金具のクリーニングを行なった上で再度つけ直したところ購入時と比べてもはるかに元気よくすいすい走りだしました。
 トラブルがあまりに単純だった割にはその効果がかなり劇的で驚かされました。
 この際のチェックではギアやモータの異常は殆ど無かったのでこれで新車並みの走りが復活できた訳です。

 古い16番の完成品の場合、構造が比較的単純な割には各機構部がNに比べて大きいので意外に走行部のレストアがしやすい印象です。
 しかもNの様なアッセンブル交換と異なり各パーツごとの調整がしやすいせいか、やっていて「機械を直している」感覚がより強い所も面白い所でした。
 以前C54とかC58でも動力系のレストアをやった事はありますが、16番モデルの動力調整はやってみて楽しめる要素も大きいですね。
 (流石に「ダイカストのフレームが変形した」というレベルの大掛かりなものだと打つ手がないのですが)

TOMIXの211系2000番台長野色

2014-07-25 23:07:49 | 車輌・電車
 今回は比較的最近のモデルから。
 このところジャンク車ばかり入線していましたから妙に新鮮な気がします。

 TOMIXの211系2000番台長野色の3連セットです。
 中央線の大月以西では未だに115系が頑張っていてくれているのですが、それらの後継として徐々に勢力を広げている編成です。

 最近ではちょこちょこ豊田辺りでも見かけるようになりましたが、これを見ると115系もあと少しかという感慨も感じさせます。
 とはいえ211系自体も決して新しい機体という訳ではないので今後何年みられるかは微妙なところですが。

 モデルとしてみた場合、最低3連で恰好がつく構成は手軽ですし3連+3連の6連への延長も可能な構成(別パーツで貫通幌も付属しています)なので重宝はしそうです。
 正直な話、115系ですと長野色に一種の違和感を感じる事が往々にしてあるのですがこちらの場合はステンレスボディに色帯を付ける構造のせいか違和感は少なくむしろパステル調で彩度が抑えられているカラーリングなので少しシックな感じもあって悪くありません。

 ところで先日のhidakamiさんのブログで36型お座敷車両がMade in Japanだった事を書かれていましたが、こちらの211系も同様に日本製でした。
 私には詳しい事は分かりませんが物によって国内製と海外製を作り分けているようになって来ているのでしょうか。だとすれば興味深いですね。

GM?改造のクモル

2014-07-21 19:49:14 | 車輌・電車
 今回もユーザー工作品の中古モデルから

 この間のC11改のCタンクやリペイントのDD13など改造品の中古の出物が多くなっています。
 この間の私のブログの影響という訳でもないでしょうが、仕上がりは製品版並みとは行かないまでも味を感じるモデルもあったりします。

 今回紹介するのは恐らくGMの73系を改造したと思われるクモルです。
 この手の無蓋電車は先年ワールド工芸がブラス製で自走できる究極並みのモデル(新車の値段も凄いですが)がリリースされていますが、それ以前のNゲージャーは自作、改造でそれらしい物を作るというのが定番でした。
 昔のKATOの動力ユニットを組み込んでモーターにカバーを被せて積み荷に見せるという苦肉の策をとった物もあった物のその大半は動力化を諦め、側線の飾り物にするのが定番だったと思います。

 このモデルも当然動力はありません。しかも片運転台なので反対側につなげる車両が無いと様にならないモデルではあります。
 荷台側面ではベースの4扉電車の裾を上下逆に取り付ける等の裏技も駆使してそれっぽさを出そうと工夫しているのも見てとれます。

 それどころかこのクモル、パンタすらついていませんでした(笑)あくまで「それっぽく見える」事に主眼を置いたモデル化と思います。

 ただ、そのままではさすがに内のレイアウトでは使いにくいので手持ちのPS13を装着して恰好だけは付けました。
 運転席側にダミーカプラーでもあると細密感が出そうですが、ここは今後工夫したい所です。

ジャンクの玉手箱がもたらしたもの

2014-07-21 19:47:17 | 思いつくままに・考察
 7月も半ばを過ぎもう今年も半分過ぎたなあと思いつつ感じている事を。
 今年の上半期は全くジャンク旋風が吹き荒れた感があります。

 2月の「童友社のC58セット」も結構な衝撃でしたが5月のジャンク箱に至っては衝撃を通り越して気絶物でした。
 (あくまで私にとって…の話ですが)

 それまでもレストアの素材として、或いは前に入手できなかった機種の補充程度の意味で年代物の旧モデルをちょくちょく入線させてはいたのですが一時にこれだけ大量に入線するとは思いませんでした。
 そうしたモデルと何カ月かお付き合いしているうちに私自身のモデルの嗜好も少しづつ変わっているのを実感します。

 この趣味の再開当時から最新モデルへのこだわりというのはあまりなかったのですが、細密化とそれに伴う高価格化・特定ナンバー機や特殊な編成が普通に量産品としてバンバンリリースされる現状に少し疑問を感じていた事も中古モデルの増加の要因のひとつの気がします。

 とはいっても最新モデルの中にも欲しい物はありますからそれなりに入線はさせています。
 ただ、最近は予約してまで欲しいモデルが少なくなっているのも確かですが。

 そんな折にまるで爆弾の如く私の前に出現したのが件のジャンク箱でした。
 質的にはともかく量的なボリュームに驚かされましたが、それ以上に60年代~80年代のNゲージの歴史そのものを俯瞰した様な構成には強く惹かれました。
 ここまでの検品や一部のレストアはとても楽しい物でしたし、最新モデルの編成に入り混じって50年前のオモチャみたいな編成が快走する様に独特のワクワク感も感じる事ができました。

 我ながら驚いたのはジャンクモデルを線路に載せて試走させるこの快感は最新モデルをレイアウト上で試走させるそれと全く同じだった事です。
 動きが硬かったりまともに走らない物まで結構あったにもかかわらずです。
 ましてやレストアで走りが復活したモデルを試走させるそれは最新モデルにない感動すら感じさせました。

 しかもそれがこの3カ月近く殆ど毎週末たのしめたのですから。

 こんな偶然はこれから早々ない(大体フリマで鉄道模型に当たる事自体大変な偶然ですし)と思いますが、それでもひとつの経験として得難いものだったと思います。

 昨年の後半あたりから(この間紹介したEF65の一般色とかペーパーのクモユニ74とかがそうですが)新車のちゃんとしたモデルが既に出ている(しかも出来ははるかに良い)にも拘らずそれに手を出さずに自作や改造に拘る辺りにも最近の私の嗜好の変化が出てきている気もします。
 今回のジャンク箱はそうした傾向を加速させた気がしてなりません。

 まあ、いずれにしろ愉しめれば「趣味」としての役割は十分なのですが(笑)

少し変わった入線車・マイクロのDF91

2014-07-21 19:43:57 | 車両・ディーゼル機関車
 又しても中古モデルのはなしです。

 先日ジャンク箱でかなりの外国形客車が入線したのですが、それを牽引して引けを取らない様な日本形ロコが入線しました。

 マイクロのDF91。
 主に四国で活躍したDLですが多分に試作車的要素が強く、1両しか製造されていません。
 そのせいもあるのか側面は丸窓が連続していますし、前面もEH10をバタ臭くしたような独特の雰囲気に包まれております(笑)
 おまけに台車配列はDLとしては空前のC-Cとこれまた個性的。

 こんなのが国鉄に居たのかと思えるほどの個性の塊みたいなロコです。
 そのせいか地元の模型店で相当に長い間売れ残っていた気がしますが今回は中古の出物で半額以下で入線を果たしました。

 試しにB&O(笑)のコルゲート客車を牽かせて見たのですが、こちらはどうもピンときません。
 このデザインはどちらかと言うと欧州型に向いている気がします。
 (実際には国鉄型の旧客なんかを牽いていたと思うのですが)

 初期にDF40を名乗っていた頃には色々な塗色を試されていたそうで、クリームと赤のツートンなどは結構似合っていそうな感じもします。

鉄道模型ファンのお国柄のはなし

2014-07-18 22:45:56 | 思いつくままに・考察
 68年のTMSの記事から。随分と古いネタですが

 MR誌のウェスコット氏の話から「鉄道模型趣味のお国柄について」書かれた物があり興味深く読みました。
 それらを要約させて頂くと

 ドイツのスケールレールローディングは主に運転を楽しむのであるが電気的な面に興味を持ち、モデラーは信号所や操車場にいる気持ちで完全な自動運転に魅力を感じる人が多い。だから電気といってもトラコンやキャブコンに興味が少なく、1列車をひとつのルートに自動的に回らせ向こうから列車が来れば自動的に停止したり退避したりする運転が面白がられる。

 フランスとなると機械的なヒントなどが尊重され、工作を楽しむ。

 イギリスは鉄道模型の元祖というべき国だが、狭いスペースで最大限の楽しみを得るのが上手とでも言えようか。レイアウトの背景は芝居の書き割り式が多いしその書き割りの手前に少し高い道路があり、その道路の手前下方は線路になっている。しかしそのイリュージョンは好い。これなどはイギリスのレイアウトプランの特徴を良くつかんだ言葉と思うが、これ以外に車両工作がどこより盛んな国という事を忘れてはなるまい。

 アメリカのファンはディテールを重んじフリーを嫌い、運転の時には機関士や車掌になりたがりスムーズな発着を大切にする。また、操車に興味を持っている人も多くなってきているとのこと。

 日本は固定レイアウトのスペースがないので組み立て式が多く、多くのファンは自然に車両に興味が行くが建造物やシーナリィにも秀でたものがある。

 以前に日本最古のレイアウト本(と思われる)でも冒頭に同様のお国柄の違いを書いた部分がありましたが、それから20年近くを経て同様の話が書かれている所は興味深かったです。
 そちらで書かれていたのもこの機会にあげてみますと

 「イギリスでは主に車両をこつこつと細かに作り、いわゆるクラブという所に頭のはげたおじさんが集まって『この機関車のこのところにリベットは何個なければならない』などという事を研究しているらしい」

 「アメリカではドライバひとつで組み立てられる様になっているセットを買ってきて車両を作り床とか庭いっぱいに敷き回したレールの上を走らせて喜んでいるようで、中には機関士と同じ作業服を着、同じ帽子をかぶって喜んでいる人もあるようです」

 「敗戦国日本では6畳の部屋に何人も住んでいる有様ですから、空き室はおろか屋根裏もありません。それでせいぜい鴨居の高さに高架鉄道を天井からぶら下げて楽しんでいる有様です」等々。

 今回の場合は入門書ではなく専門誌の主筆の書いた事なのですが、それでもそれぞれの国の鉄道模型ファンの本質を端的に言い当てています。

 この中で個人的に共感を感じるのはイギリス流の愉しみ方でしょうか。
 私個人の考える鉄道模型ファンの理想像のひとつが感じられます(とはいえ、以後のミキストなんかを読んでいると英国のファンには日本のそれ以上に論争好き、純粋主義な所もあったりするのも見てとれるのですが)

 今になって言われてみればアメリカのGD LINE、イギリスのBACHNGHAM BRANCH、あるいはドイツのミニチュアワンダーランドなどはそれぞれの特徴が端的ににじみ出ている気がします。
 日本で上述の話に最も近いのは恐らくエコーモデルの阿部敏幸氏がやっていた上新鉄道か 宮下洋一氏の地鉄セクションなんかがそうではないかと。

 昔の思い出話に当てはめると鈴木雅夫氏の「須津谷急行」はドイツ的な匂いがありますし、松本謙一氏のD-GRNは文字通りカッコだけでなくコンセプト的にもアメリカ的な印象を感じたりします。


ジオコレ「昭和のドライブイン」など

2014-07-18 22:43:45 | ストラクチャー
 こちらも久しぶりに購入したストラクチャーキット(但しリリースはもっと前です)から。

 ジオコレの「自動販売機・昭和のドライブイン」
 実は最近CSで「トラック野郎」シリーズの一挙放送をやっていまして、チャンネルを合わせるとかなりの確率でシリーズのどれかに当たるという状態が続いています。
 このシリーズは1974年から1979年頃まで全10作品が作られていたようですが、今で言う「デコトラ」で日本各地を練り歩くコメディ作品で基本が人情話でありながら、カーチェイスあり舞台崩し並みの派手な喧嘩シーンあり挙句の果てには東映作品としては珍しい第ステージに組まれたミニチュアセットを駆使した特撮シーンまであるという盛りだくさんなシリーズでもあります。

 で、それらのシリーズでよく登場するのがドライブインのシーンです。
 製作年代からもわかる様に昭和40年代~50年代半ばまでのそれが登場するのですが、その建物のイメージが正にこのキットそのまんまでした。
 この作品を観ていて思い出しますがあの頃は帰省とか旅行などの折にこうしたドライブインを利用してカレーライスとかカツ丼とかを食べていた子供の頃の思い出も呼び起こされる気もします。

 
 今回のキットの場合、物が「自動販売機」なので建物の奥行きが無いのですが間口周辺のイメージが全くそのまんまです。
 ですから奥行き部分をスクラッチするなどすれば十分使えると思います。
 現代の風景であっても「廃業したドライブインの建物」は国道沿いなんかでは結構見かけますし。
 こうしたキットの存在にこれまで気付かなかったのは不覚でした。

 さてこのキットにはもうひとつ「トタン板で囲われた自販機コーナー」の建物も付属しています。
 一見すると田舎のトイレの様にも見え(実際、昭和の頃のドライブインにはこの手のトイレも結構あったのですが)ます。

 ですがこれを現代の風景に当てはめるなら(あくまで田舎の場合ですが)「アダルトDVD」とか「成人雑誌」の自動販売機コーナーとしてこれまた良く見かける建物でもあります。
(それどころか「明らかに新築されたピカピカのバージョンで」見掛ける事も結構あったりします)
 ですのである意味時代を問わないアイテムと言えるかもしれません。

 現代の風景だったら周囲に「悪書追放」とか「子供の環境」云々と書いたのぼりを集中させるとそれらしい雰囲気が出そう(これまたこの手の建物とは必ずセットで見かけるアイテムですね)です。

 それにしてもこの手の下世話なアイテムまでモデルにするとはジオコレ恐るべしです。

今月の中古車・マイクロのEF59

2014-07-18 22:41:46 | 車両・電気機関車
 先日、中古ショップの品ぞろえが増税以降やや薄くなっていると言ったはなしをしたのですが、その後に同じ店を覗いてみたら殆ど狂い咲きみたいに色々揃えていて仰天しました。
 特にマイクロのロコが異様なほどの充実度です。

 増税を意識したのか値段の方はそれなりに抑えられていて(その代わりでしょうか、それまでやっていたポイントカードを廃止していたのが何ともです)増税前とあまり変わらない値付けなのが有難いと言えば言えます。
 そんな訳でつい手を出してしまったモデルがちらほらと(大汗)

 そんな中から。
 マイクロのEF59。いわゆる「瀬野八スペシャル」の電機です。
 瀬野ー八本松間の勾配を走り切るために通常の機関車に繋がって後押しを行なうという特殊用途に特化した機関車ですが、こういうスペシャリティなロコは少なくとも私の故郷や現住地ではあまりお目に掛からない存在なので珍しいと感じると同時に未知の魅力と言うのも感じさせます。
 このロコの実車はEF53ベースの物とEF56ベースの物があり今回入線したのは後者の方です。

 瀬野八スペシャルと言うと古くはC52、あるいはEF61の200番台、後にはEF65改のEF67なんかがありますがいずれもベースの機関車に手を加えて独特の重厚感を持たせているのが特徴です。
 その点ではこの59も例外ではなく(とはいえ上述の機種に比べれば変更点は大人しい方ですが)ベースの56にいくつかパーツを追加している上に前面のゼブラ塗装が只者ではない感を漂わせます。

 ですがこいつはどのように運用したものか(汗)

鉄コレの広島電鉄1000形

2014-07-14 21:45:53 | 車両・路面電車
久しぶりの新車(但し鉄コレですが)です。

 広島電鉄の1000形、以前紹介のサントラムと同様の3連節車体の路面電車です。
 こちらの電車は以前MODEMOのグリーンムーバーが入線しているのでペアとして使えるモデルです。

 内容的にはサントラムと大差ないですがブラウンを基調としたカラーリングがシックなイメージで悪くはありません。
 最近流行りのいわゆる「萌えキャラ系」「ゆるキャラ系」ラッピング電車も悪くないのですがこういうシックなカラーリングの車両も街並みを落ち着かせる意味では好きな部類です。

 ところで広島電鉄というとTLVの方で西部警察で有名な「もみじまんじゅう電車」もモデルになっていますがこちらは鉄コレで出ないものでしょうか(笑)

謎の改造Cタンク

2014-07-14 21:43:17 | 車両・蒸気機関車
 先日、手を加えられた中古モデルが安価に出ている事について書きましたがそれに関連したモデルと言えなくもありません。

 9600を改造してDタンクにしたモデルが近所の中古屋に並んでいた話を先日しましたが同じ中古ショップを再訪した所更にラインナップが拡充(笑)していたのには驚きました。
 9600と同じKATOのC11の線輪と従輪を大胆にもカット、それに合わせて車体も切り詰めたという力作です。

 それほどの力作なら少し位値段に色が付いてもよさそうな気もするのですが事実状態の悪いC11よりも良い値付けになっておりました。
 ただ、それも状態によります。

 このC11改は2、3両あったのですが色が黒い奴は高価だったものの1両だけ極端に安いモデルがありました。
 
 これを見て頂ければ理由は問うまでもない気がします。
 作り手の一生懸命さは非常に伝わって来るのですがここまで塗りたくられると考え物です。

 とはいえ動力はしっかりしていましたし塗装はともかく改造自体はよく出来ていると思いました。
 色を落として手を加えれば面白い存在になりそうだったのでこちらを購入しました。

 線輪も従輪もありませんがパーツのあてが付けばC12風のショーティにも出来そうですし、切り詰め方悪くないのでそのままで使ってもそれなりに行けそうです。

 KATOのC11は線輪と従輪の追従の関係から140Rのミニカーブをクリアできないのですが単純なCタンクの状態で単純なエンドレスを走らせる分には多少引っかかるものの140Rをどうにか走らせられます。

またまたのDE10(汗)

2014-07-11 23:55:54 | 車両・ディーゼル機関車
 今回は中古車ネタから

 最近近所に開店した中古ショップでの見つけものです。
 この店は本来鉄道模型を扱う気がそれほどなさそうな店で、品ぞろえもごく少ないのですが他店よりも割安な値付けになっているのが取り柄でした。
 (ただ、在庫がなくなればそのまま鉄道模型自体売るのをやめそうな店でもあります。以前にもそういうケースを複数経験していますし)

 さてそこでの入線車はTOMIXのDE10、JRF塗装のモデルですが現行品の前のタイプです。
 とはいえ、使う分には問題もないですが。
 この辺りは「偉大なる凡庸」の面目躍如たる所ではあります。

 これまで当鉄道のラインナップでJRF塗装の旧国鉄機は16番のDD51があるのみでNとしてはこのDE10が最初となります。
 個人的にはDD51の塗装は垢抜けてはいる物のどことなく違和感があったのですがDE10の場合は不思議と違和感がありません。
 DE10自体カラーリングのバリエーションが多い事が関係している気もします。

 このモデルは殆ど新古品みたいな印象で後付けパーツ(ナンバープレート等)は殆ど未取付でしたので早速取り付けました。
 何しろこれが無いとヘッドライトの漏光が凄いので付けない訳には行きません。


 走行性は普通ですが微妙に凹凸のある線路上では3軸台車の動力のない一番内側の車輪が止まってしまう走りになります。
 これはモデルの問題と言うよりは3軸台車の宿命みたいなものでしょうから十分許容範囲でしょう。

 それ以外は特に問題もありません。