光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

運転会の「瑞風」と「701系」(笑)

2019-12-31 05:55:05 | 旅行・探訪・イベントなど
 先日行われた交通フェスタの運転会の参加車両から。


 毎度の運転会でスターを演じる編成たち。今回も子供たちとそのお母さんお父さんの人気をかっさらいました(笑)
 この手のお遊び編成やラッピング車はイベントにジョイントした運転会では大いに華を添えます。

 「ポケモンWith Youトレイン」はクラブでは私のほかに少なくとも二人のメンバーが入線させている人気車両。
 私が持ち込んだ編成は「鉄博風モジュールの展示車両」として飾り物になりましたが、それとは別にメンバーが持ち込んだ奴が本線上を快走しました。なので「実車がひとつしかない編成のツーショット」と言うある意味シュールな、モケイならではの光景が現出する事になりますw

 もちろんお遊びとは違う他の編成もとっかえひっかえ走り回ったのは言うまでもありません。

 さて、今回の運転会では同時期にリリースされたKATOのモデルがふたつ、運転会デビューを果たしています。

 一つは私が入線させた701系1000番台仙台色
 かねて紹介している通り私自身はマイクロや鉄コレでこれまで何編成かの701系を入線させていますし、その中のいくつかは何度か運転会で走行させてもいます。
 KATOの701系はモデルとしては最後発なのですがプロトタイプが同じなだけに「走らせてみた所でそう大した事はないだろう」と高をくくっていたのは確かです。ところがこれが間違いでした。

 先行他社のモデルとは明らかに異なるボディの色つやの表現、ヘッドライト周りの灯りの自然さ、加えて実質動力台車が1台車2軸しかないのに驚くほどスムーズな走り!同じ701系なのに一種独特の気品と言うかオーラが感じられる走りだったのが意外です。
 まさか701系のモケイでこんなに感心出来るとは正直思いませんでした。

 そして運転会の大トリを飾ったのはメンバーが持ち込んだ同じくKATOの瑞風、室内灯組み込みのフル編成です。
 これがまた舌を巻く造形、および光り物とメタリックグリーンのボディのバランス感あふれる配色の産み出す上質感に驚かされました。


 これが走行する運転会のフィナーレは正にゴージャスの一語。
 見ているこちらも目の保養をさせて頂きました(笑)

 実はこれと並行して私もTOMIXの四季島を並走させたかったのですがイベントのラスト近くで準備に手間が掛かる(何しろ通電カプラーの連結は時間がかかるのです汗)ために実現できませんでした。次のイベントでは是非やってみたい組み合わせであります。

 さて、今回の運転会ではもう一つ用意した見せ場がありましたがそれについては次回にでも。

公共交通フェスタの運転会

2019-12-30 06:51:55 | 旅行・探訪・イベントなど
 「山梨県公共交通フェスタ」が先日甲府駅と駅前広場で行われました。
 オファーを受けた私の所属するクラブとしても今年最後の運転会となります。


 いつもの様に会場で設営開始・・・となったのですが今回はモジュール接合部の段差が予想以上に大きく出てしまい意外に時間を食いました。
 冬場という事で木製のモジュールのベースに狂いが出ているのか、あるいはベースの机の寸法違いなのかは判りませんが以前の設営ではこれほどの段差はなかったので気候の関係はあるかもしれません。

 ともあれ、開場ぎりぎりのタイミングでどうにか設営は完了し、試運転即本格稼働となりました。

 私もかねて紹介してきた鉄博風モジュールで参戦です。


 気候はやや寒いですが、天気は上々。
 メンバーも自慢の編成をとっかえひっかえして運転を堪能しましたし、ギャラリーの一般客の反応も良好でした。
 駅のコンコースだけに見に来る方々も様々で、対象が固定されがちな他のイベントとはまた異なる印象もあります。

 モジュールや参加車両などについては次回に紹介します。

今月のジャンク車から MODEMOの313系

2019-12-29 05:31:37 | 車輌・電車
 JR東のローカル電車というと先日紹介した701系とかE127系がまず連想されますが、JR東海でそれに相当するのはやっぱり313系という事になりますか。


 現住地の近くを身延線が走っているだけに、実車を目にしたり乗ったりする機会は701系より多かったりします。デザインもステンレス製弁当箱そのものの701系に比べて、113系の系譜を引くかの様な電車らしいもので個人的に好感を持っています。

 (だからと言って701系が嫌いというわけではないので念のため)
 その313系ですがKATOやTOMIXからも製品が出ていますが私の記憶では最初に製品化されたのは確かMODEMOだったと思います。

 MODEMOの製品のリリースは私の趣味の中断中でしたし、最近はMODEMO313系の中古の出物自体めっきり見なくなりましたから結構ご無沙汰していたモデルです。
 先日そのMODEMOの313系のジャンクを見つけてついむらむら来てしまいました(汗)

 一応300番代の2両セットですがパンタグラフ欠損、M車のカプラーポケット欠損、T車のスカート欠損、ステッカー無し、集電用スプリングが一個外れています。このコンディションだけでも前のユーザーの扱いが相当にラフだった事が想像できそうですが、お値段もそれに見合う物でしたから文句をいう積りもありませんが。

 今回は他社のASSYをあてがってどうにかしようと思っています。
 ただ、スカートだけはどうしたものか(汗)

 それらを別にすると、MODEMOの313系は発表年代を反映してか行先表示幕がシールらしく、点灯する様な機構になっていない様ですがそれでも全体的な印象は案外と他社の同系との差は感じられません。
 レイアウトなんかで走らせる分にはそうボロも出ないだろうとは思います。

エンドウの16番駅舎から

2019-12-28 05:28:51 | ストラクチャー
 先日の静岡の戦利品から
 ここ数年、殆ど行きつけになってしまった中古ショップの拾いものです。


 物はエンドウの駅舎
 メーカー名からお分かりのように16番の仕様です。
 エンドウの駅舎はお座敷運転用のブリキ製のかなり頑丈なものですが、それでもトラックプランや雰囲気の使い分けを狙ってか2種類の駅舎が出ています。

 比較的駅舎らしい形状のとんがり屋根の本屋は以前紹介した事がありますが、今回入手したのはそれよりもやや小ぶり。

 見様によっては「遊園地のミニ鉄道の料金所」に見えなくもありません。
 もし私がリアル派、細密至上主義の16番嗜好だったらおそらく絶対に手を出さなかったろうと思います。

 ですが今の私の16番嗜好はフリータイプやショーティにも独特の魅力を感じている「ゆるゆる16番派」
 その目で見るとこの駅舎、結構好ましいのです。

 マンガチックに見える外見ながら改札口や出札口など、駅としてあるべきものは一通り付いていますし、正面から見るとW字状の屋根を持つコンコースは結構お洒落で手が掛かっています。
 それでいて駅名看板を支えるステーとか、ホームの隅についている街灯等以外に手を抜いていない印象もあります。

 そして何よりちょっと落としたくらいでは壊れない頑丈さ。
 当16番で最近とみに増備が著しいフリーのタンクロコが牽引する2軸の客車列車なんかが良く似合いそうです。あるいはメルクリンのファーストセットなんかにも合いそうですし。

 この手の建造物は50年前の16番ユーザーの何割かはこうしたブリキのストラクチャーのお世話になっていた筈です。
 
 ですが他の建物類と同様にこの手のお座敷運転用のブリキのストラクチャーは今どきの16番ユーザーにはほとんど相手にされていません。
 そのせいもあってこの駅舎もジャンク扱いで意外な位安価で手に入りました。何しろNゲージのKATOのローカル駅舎の中古よりも安かった位ですから(笑)

 幸か不幸か私の嗜好と世間のそれがずれているお蔭でこういう役得も得られている訳ですが、それはそれで複雑な気分だったりします。

師走とテツドウモケイ

2019-12-26 05:23:49 | 鉄道模型 
 (このブログの原文を書いている時点で、ですが)今年も残す所あと3週間ほどになりました。

 外に出ると例年よりも暖かな日差しと冬場特有の澄みきった空が眺められるという気候が続いています。
 明日は極月の煤払い。田舎のスーパーとはいえ、店内はお歳暮セールにクリスマスセール、正月準備フェアと賑々しさを感じます。

 そんな年末でもテツドウモケイ関連のイベントはやって来るわけで。

 今年は予定が重なった為、残念ながらソニックシティには行けそうにありません。
 あそこの熱気は田舎住まいには毒な位ですが、行けないとなるとやはり寂しい物があります。
 とはいえ、近場で別のイベントがあるという事なので埋め合わせにはなりそうな気はします。

 また、うちのクラブが参加する甲府駅のイベントも間近、モジュールの改修も寝る前の時間を使って急ピッチで進行中。
 作業場には暖房がないのでこういう時くらいは暖冬が有難いです(笑)

 クラブのイベントも今年最後になります。

 私個人は・・・年越し運転の準備をそろそろ、と言う所でしょうか。

 以前はこの時期になるとまるで来年のカレンダーを買う様に各社のカタログを買っていたものですが最近はそういう事もめっきりなくなりました。2,3年に一度買えばいい方でしょうか。ネットの普及このかた一番買わなくなったのが最新版のカタログというのも時代を感じます。

 趣味の世界でも師走はやっぱり師走らしいですね。

メルクリンHO、そして・・・

2019-12-25 05:21:12 | 鉄道模型 
 この夏に初めて中古の基本セットを入手しているメルクリンHO。
 あれから短期間の間に矢継ぎ早に動きが続いています(とは言っても40年以上前の旧製品ばかりなのですが)

 今回は先日の静岡行の戦利品から

 以前紹介のメルクリンHOの中古、今回某中古ショップでなぜか二つ目を入手できました。
 形式こそ前回のと同じスターターセットと言われる基本セットなのですが、前回のとは異なりポイントが付属しトラックプランのバリエーションが多いタイプです。
 実は基本セットを入手した時からどうにかしてポイントレールが欲しかったのですが、旧式レールのポイントが地元はもとより秋葉でも容易に見つからず半ばあきらめかけていた折、基本セットと言う形で並んでいるのを見つけられたものです。

 しかもお値段が前回のスターターセットとほぼ同額でお得感も高い(これ重要w)

 機関車と客車は最初の基本セットと同じ形式なのですが、青系に塗られたカラーバリエーションだったのも嬉しいポイントではあります。


 セット内にはポイント2本と15度のクロスレールが同梱されており、最大で上の様な8折式エンドレス、側線2本付の線路配置になります。
 無機質なエンドレスや単純な側線追加とも異なり、如何にも鉄道らしい配列。恐らくこれにシーナリィを追加しても違和感は少ないでしょう。この辺りの演出も実に巧みです。

 走行性は前の基本セットと同じなので特に付け加える所はありませんが、メルクリンらしいタフネスさは感じる事が出来ます。恐らくは40年以上前の製品と思うのですが、スローがよく効く所とか集電の不安定さが感じられないところなどは未だに第一級の性能と言えます。

 ただ、今回の運転では交流3線式のメルクリンゆえの特徴にまごつく所もありました。
 交流だと直流と異なりポイントのどの線にも通電しているので、側線に2両の動力車が居るとポイントの定位・反位に関係なくパワーパックに反応してどちらも同時に動いてしまうのです。これを防ぐには側線にギャップを切り通電切り替えスイッチを繋がないといけませんが、このタイプのメルクリンでは「厚紙一枚で簡単にギャップが切れる」のでその点は良い物の、切り替えスイッチが新品では入手できない問題が。

 また、容量の小さいパワーパックで複数の動力車を操作しようとすると車載の逆転機への信号が不十分になり「2両が正面衝突コースを突っ走る」なんてのもありました(笑)この辺の呼吸がDC2線とは異なるのですが、対処法が分かれば結構楽しそうではあります。

16番(HO)のレンタルレイアウトを見に行く

2019-12-24 05:00:05 | 旅行・探訪・イベントなど
 先日、うちの近場の鉄道民宿が期間限定で16番(HO)のレンタルレイアウトを開催するというはなしをしましたが、どういうものか見たくなり先日お邪魔してきました。
 日曜の昼下がりに民宿にお邪魔すると常設のNゲージレンタルレイアウトは既に予約客で盛況。

 それを横目でみつつ件の16番レイアウトルームへお邪魔しました。
 部屋にあったのは複線エンドレスと4線ほどの側線を備えたシーナリィ付のモジュールレイアウト。
 20M級なら4~6連くらいが行けそうな規模です。

 線路配置は単純ですが線路周りのシーナリィがあるというのはやはり違います。
 私の現住地の16番ユーザーでシーナリィ付のレイアウトで運転した経験のあるユーザーがどれだけいるだろうかとか考えるだけで、このレイアウトの持つ意味の大きさが窺い知れます。


 今回は運転は遠慮したのですがご店主の話では、このレイアウトは実際にJAMで展示された事もある本格派だそうです。
 各部は画材店なんかにあるポスターパネルを用い、裏返しの骨組み部を上に向ける事で線路の突堤を表現しやすくしているのが目を惹きます。
 側線のある駅には先日紹介した甲府モデルのペーパーキットのホームが早くも配置されていますし、パワーパックもKATOのハイパーDを使用し抜かりはありません。


 このレイアウトが期間限定な理由ですが、年末年始などの繁忙期は同じ部屋が子供連れのお客さん用の「プラレール部屋」になるからだそうで、これはこれでまた楽しそうです。
 ですが私個人としてはぜひ手持ちの車両(いわゆる「ゆる系16番」ばかりですが)をこのシーナリィ付のレイアウトで走らせてみたい気持ちでいっぱいだったりします

鉄コレ第29弾の名鉄6000系から

2019-12-22 05:30:39 | 車両・私鉄/民鉄
 先日入線した鉄コレ第29弾のはなしから。

 昨年暮れ(というか大晦日!)に私が岩手への帰省の折に入手したアイテムに名鉄の6000系3次車というのがあります。

 Nゲージで名鉄電車の2両編成と言うのは、これまでの当鉄道のラインナップでも特に拡充が著しいジャンルでして古くは初期の鉄コレの3700形から始まり、GMの7700系、5700系、TOMIXのパノラマDXなんかの中古の出物によく当たりました。
 先日も鉄コレ27弾で7300系が出たばかりです。これがまたどいつもこいつも判で押したように2連の編成ばかり(笑)



 で今回の第29弾でも同じ名鉄の6000系がラインナップされてきたのですから私はよくよく名鉄の2連に魅入られているらしいです。
 (同じ名鉄でも岐阜市内線のモデルは意識的に集めたのですがw)
 こちらの6000系は側面の窓が開閉できる様になった5次車。ですので先日入線の3次車とは印象が大きく異なります。実例があるかは別としても手持ちの名鉄2連車と組み合わせて4連化するのも悪くないでしょうし単純に側線の飾り物として使ってもいいアクセントにはなると思います。


 ところで今回の29弾のシークレットと言うのがその6000系のグレードア仕様。
 見ての通り側面扉の上半分がグレーに塗られた仕様で、通常品の鉄コレでも同じ6000系2次車のグレードア仕様が出ていたと思います。
 ひょっとしてこれと組ませるためのシークレットなのかもしれないですが、今回はこの仕様が2連分存在するらしく2両揃えるのは結構難易度が高そうな気がします。今回は私にしては珍しく(笑)シークレットを引き当てましたが、お蔭で編成化すると見事な片ちんば状態になります。

 まあ、気にしなければそれはそれで済みますが。

趣味の原点を振り返る 江ノ電300とリファレンスのはなし

2019-12-21 05:27:54 | 趣味の原点をふり返る
 前回の宮沢模型のBタンクは16番モデルや小型機関車のリファレンスとなったモデルですが、今回紹介するのは15年前に鉄道模型の趣味を再開した時のリファレンスのはなしです。

 15年前、ちょっとしたきっかけから鉄道模型の趣味を再開することになった時は中断前と異なり最初からレイアウトを自分で作る事を目標に据えていました。
 ただ、今とは異なり目標としていたのはNゲージでも「ごく小型の電車が主体のレイアウト」というもので最急曲線は当時最も小径だったユニトラックの216R。それらに対応できる小型車両のラインアップはKATOやTOMIXでもそう多くはなく、作る前から不安を感じていたのも確かです。

 ましてやその前の20年のブランクの間にNゲージの動力がどの程度進歩していたかは全くの未知数。
 中断前に持っていた車両は幹線級の20M級編成でも当時の16番に比べると「とりあえず走ります」といったレベルにとどまっていましたし、ましてや小型車両のナインスケールのDCやアーノルドのT2はスローの性能が今ひとつどころかいま三つくらいでした。
(実はこの点も20年の中断の遠因になっていたのですが)

 ですから21世紀のモデルの走行性がどれだけのレベルなのか、とにかくひと編成入手して確かめる必要がありました。
 そんな折にショップに入荷していたのがMODEMOの江ノ電300、いわゆる「チョコ電」仕様でした。

 MODEMO、すなわち「長谷川製作所の鉄道模型」は趣味の中断前にはまだなかったブランドでしたが「小型車両で2車体の連接車」と言うのは当時のメジャーどころでも製品化されていない変わり種中の変わり種に映りました。
 ですがこれの走りが実用に耐えるものだったら、レイアウトの先行きはかなり明るくなります。

 当時の乏しい予算を割いていわばサンプルの積りでひと編成入手。急カーブや勾配などを試してみました。線路もパワーパックも中古品とはいえ21世紀の水準品でしたからチェック自体は可能です。

 で、走行させてみて驚いたのがスローの性能の良さ!流石に人が歩く位のレベルは難しくとも小走りくらいのスローが実にスムーズだったのには驚かされました。しかも連接車ゆえにカーブに強く、離れた二つの台車から集電するため安定性も予想以上だったのです。
 これならレイアウトも行ける!

 この車両が呼び水となりレイアウトの着工にGOサインが出せた訳です。
 以後もMODEMOを始め直後に登場した鉄コレの小型車両などが順次増備され私の第一号のレイアウトは完成、小型車が行き交う運転を楽しむ事が出来るようになりました。

 ですからもしこの300の走りが悪かったら最初のレイアウトの着工自体が無かったかもしれません。そればかりか、江ノ電300は以後入線する車両の走りを判断する基準(リファレンス)として私の中で地位を占める事になりました。

 それにしても驚かされたのは中断中の20年の間にNゲージはこんな小型車両ですらスローを語れるレベルまで腕を上げていた事です。
 この事が以後、幹線級の編成物の導入もNゲージで行く事の原動力になったのは間違いありません。

 そういう意味ではMODEMOの江ノ電300は私の趣味の中で大きな意味を持っていたと言えます。

鉄博風モジュール改修進行中

2019-12-19 05:25:47 | モジュール・3
 先月から掛かっている鉄博風モジュールの改修とメンテナンスは現在進行中。
 タイムリミットまであと10日程になり進行も急ピッチです。

 先月製作した頭端式の展示台と幅を詰めた頭端駅舎はモジュール手前のこれまで殺風景だった一角に配置。
 博物館前の保存建造物と言った趣を狙っています。

 
 前回の運転会の投入から大分経っているので劣化したところも多いのですが、中でもフィギュアの行き倒れ(時間が経つとボンドが支えきれなくなり卒倒状態になってしまう現象)が目立ちます。釘か何かで固定すればこんな問題は起きないのですが、一方でリペアが容易なので運転会三日前くらいに再度ボンドで固定する予定です。


 モジュールのサブトラックには先日のJAMで入手したZショーティのE5系を試運転。模型の図体を考えると実にスムーズな動きなのが助かります。但し標準装備のアーノルド風カプラーは自然解放が多いので製品付属のドローバーに変更する予定。また同じく昨年暮れに入線しているミニクラブのCタンクも投入の予定です。
 展示品も先日紹介のスケルトンN700系や鉄道馬車などが投入され博物館らしくなってきました。

 あと一息です。

趣味の原点を振り返る 宮沢のBタンクとリファレンスのはなし

2019-12-18 05:22:20 | 趣味の原点をふり返る
 久しぶりの趣味の原点のはなしから

 テツドウモケイに限った話ではないのですが、物が介在する趣味の場合「最初に触れたアイテムがその趣味の原点になる」と言うのはよくある話です。
 趣味を始めたタイミングで良いものに出会えればそれが後の趣味の展開を図る基準点として作用するでしょうし、逆に碌でもない物に当たってしまうと早々と嫌気がさしてその趣味をやめてしまうというのもよくある話です(もちろん例外もありますが)

 私がこの趣味を始めたのは1975年の事で最初からNゲージを選択していたのですが、鉄道模型そのものに興味を抱いたのはそれより数年前、当時機関士をしていた親類が16番をやっていた影響を無視することはできません。

 とはいえ、それらの模型はあくまでその小父さんのものであって私個人のものではなかったのですがそれでも家にお邪魔した折に小父さんの制作した模型を運転させてもらいながら「いつかはこんなのを」と夢見たのも確かです。

 それらの模型の中でも宮沢模型のBタンクの印象は格別でした。
 他のスケールモデル(自作車両を含む)に比べて非常に可愛らしいデザインでありながら、明らかに玩具とは異なる存在感がありましたし、金属製ゆえの質感はヘタな細密感よりも蒸気機関車である事を強く主張するものだったのです。

 それだけでも凄いのに線路に通電させ、パワーパックを操作すると前進も後退も自由自在。それどころかつまみをひねれば思う様にスピードの調整までできるというのは当時のガキだった私には大変なアドバンテージだったのです。
 今ではその小父さんも鬼籍に入り、何年か後にそのモデルをご遺族から譲り受けた時の感慨は忘れられません。

 これがきっかけの一つとなり16番やHOのモデルにまで手を出し始めて大分経ちます。
 ですがここ数年は大型のスケール機のロコよりも自由形などの小型機関車に手を出す事が多くなりました。
 三つ子の魂百までと言いますか、店頭でこれらのロコを見ると反射的に宮沢Bタンクを思い出してしまうからかもしれません。


 実際、小型の自由形機と言うのは細密感とか実車の再現性とか言うところよりもデザインセンスと印象把握で機関車らしさを感じさせるところにメーカーの腕の見せ所があると思いますが、後に入線させた16番小型機を見ると無意識的に「ああ、このロコはここが宮沢のあれと違うな」とか「宮沢のあれよりも走りっぷりがいいな」とか感じてしまう。
 そういう意味で宮沢のBタンクは私の中で模型機関車の評価の基準点として作用している気がします。

 今ではNスケールでもこれに負けないくらいのミニ機関車がスケール機、自由形を問わず次々と製品化されるようになりましたが、それらを眺める時でさえ同じ様に宮沢のBタンクと比べてしまうのですから大したものです。

PECOのパンフレットから

2019-12-17 05:19:55 | 書籍
先日久しぶりに訪問したホビセンの戦利品。

KATOが先日からPECOのレールを扱い始めたことは知っていましたが、書籍売り場でそのPECOのレイアウトプラン集を始めとするリーフレットが何冊か並んでいたのを見て、驚くと同時に血が触るものを感じました。


一冊150円から一番分厚いものでも700円(感覚としてはチラシ並みに薄いのですが)と手を出しやすい値段でしたし早速3、4冊購入する事になりました。

レイアウトプラン集をはじめとしてNゲージレイアウトガイド、PECOポイント&信号ガイド、レイアウトプランのデザインガイドとどれもこれも食指の動くタイトルです。

帰宅後早速パラパラめくったのですがプランの図や写真を眺めるだけでお腹いっぱいになりました。カーブを巧みに使い、ベース形状も(おそらくHOやOOを想定しているのでしょう)部屋の四辺をフルに使ったO字型を始め、半島式やヤードと走行部を分離させたQ字型と縦横無尽。

 型通りの長方形を笑い飛ばすかのような自由闊達な設定は同じPECOの40年前のレイアウトプラン集そのままで日本メーカーのプラン集にはないワクワク感が横溢しています。
ましてや「レイアウトプランの作り方」という視点をしっかりさせたパンフに至っては英語がわからない私が「なんとかして読めるようになりたい!」と思わせる程のインパクトがありました。

(とか言いつつ翻訳ソフトを探し始めたりしてw)


英語なんかろくに分からないくせに全文英文のパンフに手を出したのですが、実際それだけの事はありました。

鉄道コレクション29弾

2019-12-15 05:06:45 | 車両・私鉄/民鉄

 今回の29弾はメジャー級私鉄の現役かそれに近い新鋭車(私の感覚だと平成以降の車両は何でも新鋭車に見えます。もう30年前なのに)を中心にしたラインナップでアバンギャルド度は過去のどれよりも高く見えます。

 ここ2年くらいの通常品鉄コレはこの種の新鋭車のラインナップが増えていますが、線路上が華やかに見える反面馴染みの薄い車両が増え、懐かしさを感じさせる車両が少なくなっている感じもします。
 特に最近の車両はファンの嗜好の偏りが強く反映しやすいのか特定のお気に入り以外は見向きもされない傾向も見受けられます。
 現に今回の29弾については行きつけのショップでこれを予約したのは私一人だけだったそうで(汗)


 そんな個人的な感想をさておけば、お値段に見合うだけの造形と表現、細密感は感じられます。

 中でも驚かされたのが西武の30000系。
 こんな未来的なお面の車両が鉄コレで出るとは思いませんでした(笑)

 南海の1000系もこれまでの鉄コレ(通常品)のラインナップからすれば十分以上に近代的です。

 他のラインナップについては追々紹介したいと思います。
 今回は予算の都合で一部を除いて埋蔵金化する可能性は高そうですが(汗)

メルクリンHO、それから・・・タンク機増備のはなし

2019-12-14 05:02:48 | 車両・16番

 先日入線のメルクリン基本セットの話の続きです。
 すでに基本セットにはCタンクと客車2両があるわけですが、走りを楽しむなら動力車がもう1両くらいは欲しくなります。


 とはいえ、メルクリンの機関車で安価な奴など、田舎ではそうそう見つかるはずがない。というわけで先々月のアキバ行きの折、中古ショップを回ってみました。

 結果発掘したのが別なタイプのCタンクと貨車3両がまとめ売りしている出物でした。
 基本セットのCタンクは客車用ですが、今回のロコは貨物用を想定している様です。



(上・下とも科学教材社 77年版工作ガイドブック 408Pより画像引用)

 ところが帰宅後、資料を調べてみて驚きました。
 こちらのCタンクは同じメルクリン基本セットの貨物列車仕様のバラシだった様なのです。
 この基本セットは旅客列車と貨物列車のふたつの仕様からなり車両以外は共通の様です。

 まあ、それだけなら驚かないのですが、2両の機関車を並べてみるとスタイルが違うのは勿論なのですが旅客用が3軸の動輪の1軸だけを駆動しているのに対して、貨物用のは3軸全軸を駆動する構造だったのです。
 この貨物機、見た所ではZゲージでも先日入線しているBRの89形タンク機関車の様です。

 (こちらはZゲージ仕様)
 つまり同じ時期に出ている似た様な基本セットの似たようなロコなのに格好だけでなく中身まで全く違う仕様だったのです。

 普通、他のメーカーなら貨物と旅客という別仕様であってもカッコが違うだけの中身が同じモデルでお茶を濁しそうなものですがメルクリンはそれぞれに専用の中身の機関車をあてがっているというのは結構新鮮な驚きでした。

 おそらく貨物仕様の方は後から貨車を追加して長編成化するであろうことを想定して動力に余裕のある3軸駆動を採用していたのかもしれません。古典仕様の2軸客車の長編成は想定しずらいですし。

 そのせいもあるのか同じセットでも貨物列車セットの方が2千円以上高価になっています。
 
 走りっぷりは前のCタンクに比べると重量感のある走りでスローも幾分効いている反面スピードはあまり出ない様です。

 さて、2両の機関車が入手できたならそれを同じ線路の上で走らせたらどうなるかを確かめたいですがそれについては次の機会に。

鉄コレナローゲージの単端

2019-12-12 05:59:40 | 車両・16番






 






トップページ レイアウト・モジュール 車両紹介リンク
思い出の書籍 ふと思うこと 趣味の思い出 そのほか




1
 鉄コレが猫屋線と称してナローゲージモデルに進出してからそろそろ3年目くらいになりますか。
 実はその当時からリリースを待ち望んでいたのが「単端」と呼ばれる片運転台式の気動車でした。

 単端は元々自動車のエンジンと駆動系を鉄道の車両に移植したような独特なスタイルで軽便鉄道ならではの存在とも言えます。
 しかも1両だけで鉄道が開業できる上にやろうと思えば客車や貨車を併結して機関車代わりに使う様な用途にも耐え、デザインのユーモラスさと相俟って私個人は「軽便の華」と呼んでいたりもします(笑)

 ですから猫屋線のラインナップに単端が加わる事はかねてから楽しみにしておりました。


 今回リリースの単端は塗装はもとより車体の形状まで異なる2種類が同時リリース!連結される客車や貨車まで付いてきますから「これだけで完結したレイアウト」だって可能ですし、その方が軽便らしいともいえます。

 運転台の前にボンネットやラジエータグリルを装備した独特のお面は如何にも軽便鉄道と言った趣を充分伝えてくれます。
 これまでの猫屋線車両とは異なるちんまりしたフォルムも好印象。


 もちろん繋げられる客車や貨車も単端に合わせたちんまりした二軸。実はこれまでの猫屋線の車両は軽便と言うには少々大掛かりに感じられるボギー車ばかりで少々違和感があったのですが、これでようやく軽便らしいラインナップになった気がします。

 これなら炬燵の上に103R位のエンドレスを組んで走らせても様になるでしょう。

 個人的に強いて外見上の難を上げるなら、ボディに比べて足回りがやや貧弱な印象な事。
 先ほどのはなしと矛盾する様ですが足回りがボディ以上にちんまりしているため見た目に不安定な感じがします。

 既発売の二軸動力貨車の足回りを転用する関係上こうなったと思いますし、動力化してもそう不安定な走りにはならない気もしますが。

 実車の単端ではもう少しホイールベースを広げたり、動力車軸の後ろに従輪を付けて足回りを安定させているケースがあるので、例えば先日発売になったチビ客車の動力を転用するとか、従輪を追加する改造を施すと多少は安定感が出そうな気もします。

 まあ、実際試してみない限りは机上の空論ですが。

 2セット入手して誰でもすぐにできるのは単端が牽引する貨車と客車の入れ替え。
 これだけでも結構雰囲気は変わりますし楽しみも倍加します。

 ですがこれを手に取っているとそんな事をしたくなるようなワクワク感があるのも確かです。
 先ずはウェザリングからやってみますか。

2
 先日紹介したKATOのチビ凸用動力ユニット。

 これを入手して目論んでいた事のひとつは先日リリースされた鉄コレ猫屋線の単端の動力にこれが使えないかという事でした。

 もしそれが可能だったら、軸距が鉄コレ動力のそれより長くなり見た目の安定感は増すのではないか、又KATOの新型動力によりスムーズな走りになるのではないかというのが目論みだった訳です。

 そこで入手した動力を早速コンバートします。

 今回の単端は床板のフレームに別売りの動力を組み込む方式を取っています。

 事前のチェックではこのフレーム部分の寸法は今回のチビ凸動力とほぼ同サイズの様です。

 床板フレームを車体にはめ込むためのポッチが引っかかりますが、ここ(写真では下の方のポッチ)をカットすればどうにか入りそうです。
 単端の場合カプラーは後部のみなので、チビ凸のカプラーも片方は取り外します。
 また、鉄コレでは床板から出ている4か所のポッチを車体にはめ込む形式ですが、今回のチビ凸ではポッチを無視してそのまま組み込んでみました。もしダメでも最悪動力をボディに接着してしまえばいいかという覚悟で臨みました(笑)

 結果。

 「案ずるより生むが易し」の諺通りと言いますか、案外簡単に動力がはまりました。

 見た目の安定感も向上していますし、動力の威力のせいか「このサイズの単端が惰行した」のには驚きました。

 ただ、動力とパワーユニットの相性の問題かスローの効く範囲は狭い様で、スロットルを加速して、あるポイントまで来ると急に加速する傾向がある様です。
 又、軸距が長いせいで103Rのクリアは難しそう(近く実験するつもりです)


 又、私のイメージにある単端と比べるとやや足回りが重厚過ぎるのが惜しい。
 ですが改善点の方が大きいのでこれはこれで納得できます。

【PR】プロ直伝・dポイントをザクザクためる術
【PR】安い&大量の「訳あり商品」がヤバい!
【コメント募集中】「納豆」を食べる際のこだわりは?
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
dポイントが当たる!無料『毎日くじ』

アクセス状況

アクセスアクセス
閲覧 815 PV UP!
訪問者 410 IP UP!
トータルトータル
閲覧 4,852,845 PV 
訪問者 1,335,202 IP 
ランキングランキング
日別 1,489 UP!
週別 1,605 UP!

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
 鉄道模型レイアウト、光山市とは作者の故郷や現住地、憧れの場所等のイメージごった煮に作り上げた架空の都市名であります。
 レイアウトも基本的には「光山市内のどこか」のモデル化としています。

カレンダー

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

最新コメント

バックナンバー