

鉄道模型の趣味を再開して以来毎年恒例となっている大晦日の年越し運転の準備に掛かっています。
今夜はとりあえず線路を繋ぎ、レールのクリーニングと試走を行いました。ベースを繋ぎ線路を接続するまでに大体40分位。レールのクリーニングも兼ねた試走車を走らせていますが、いつも活躍しているEF30が今日は不調で所々で突っかかる走りになります。車輪のクリーニングやギアへの注油をしましたが、本調子になりません。やむなくEF58&64を走らせて線路の安定を確認しました。
明日はこのベースの上に分割したシーナリィを配列して運転に臨みます。
最後に昨日やったお遊び写真から


私たちの世代からすれば、夢の競演(対決?)の組み合わせであります。

後5分で今年も終わり。
ただ今年越し運転スタンバイ中です。
良いお年を。


新調した竹取坂駅前の建物群。並んでいるのは主に街コレの建物なのですが、駅前の一番目立つ一角にはフォルマーの家屋が建って居ます。街コレのそれも出来るだけ雰囲気を合わせた物を並べましたが、街並みの印象を決めているのがこの家屋なのは否定できません。隣の写真はファーラー製のビルを並べたショッピングセンターですが、斜め前から眺める(交差点の過度から向かい合うようなアングル)となかなか堂々として見えます。

もうひとつ、「よ市」のセクションの角地にもフォルマーのビルが置いてあります。こちらは別に角地に置く事を想定していない建物なのですが、横側の壁面がきちんと作りこまれているために角地に置いても違和感がありません。こちらも商店街の入り口に当たるポイントに置かれて存在感を示しています。
こうして見ると海外メーカーの建物類は角地に置くと映えて見える物が多い感じがします。そして街並みを表現する時には街並みの顔(或いはランドマーク)として印象を残しやすい、ある意味得な役回りの建物が数多く製品化されているように思います。
翻って日本製、又は日本風のレイアウト用一般建造物で角地のランドマークが務まる物を探してみると、その大半が店舗か小型建造物で何となく街並みまで貧弱な印象を与えてしまう物が多い様です(ジオタウンの地方銀行なども出てきましたが)そのせいか、専門誌などのレイアウトを見ても日本風のものは16番・Nを問わず海外のそれに比べて街並みがどれも似たり寄ったりに見えてしまい印象で損をしている面もあると感じます。
実際に町を歩いてみても、又、列車の車窓から街並みを眺めても町の入り口にある角地の建物はかなり印象に残ります。場合によってはその建物の印象が街そのものの印象を決定してしまう事すらあるかもしれません。

ここ数年の間に日本風の建造物の製品化は急ピッチで進んできていますが、この種の角地のランドマーク系一般建造物はまだ開拓の余地はありそうです(なければ自作するというのも確かに一法ですが)


今年も押し詰まり、年末のレイアウトの合体・年越し走行に向けて竹取坂駅周囲の仕上げを仕事や家事の合間を縫って少しづつ進めています。
暑がりの体質の私は夏場の猛暑の時には暇な時はあってもなかなか動き出す気に慣れなかったものですが、最近の季節となると僅かな暇でも何かしらレイアウトに手を入れる気になれるのだから不思議な物です。
今回は駅前広場と道路沿いに街灯を取り付けたり道路の区分線を入れるなどが主です。
レイアウトの町並みに街灯を入れる時、町並みの性格に合わせて形状が選べる位だと良いのですが、現実にはそこまでの製品ラインナップは期待しにくい所が有ります。今回使用したのは津川洋行製の二灯式水銀灯ですが、他の場所ではKATOやGM製の物も併用しています。余談ですがジオタウンの駅前アクセサリセットに付属している街路灯の様な洒落たデザインの物がもう2・3種類あると良いと思いますが。
JR竹取坂駅周辺のメイクアップについては年内はこの辺りで一段落となりそうです。


シーナリィをさし替えたレイアウトで車輌の試走を行います。走らせるのは主にここ2年の間に増備した車輌、言い換えればこのシーナリィの上で走行するのは初めての奴を中心にしました。
先ずは江ノ電1000「S・K・I・P号」。観光地を想定したレイアウトには似合いそうなラッピング電車です。竹取坂駅の雰囲気には結構似合っているのではと思いました。まだシーナリィにフィギュアを配置していませんが、学生を中心に早急に並べたいところです。


もうひとつは長鉄「ゆけむり号」。このレイアウトを製作していた当時にはまさかこの併用軌道つきの線路をロマンスカーが走るとは思いもしませんでした。こちらも甘味横丁を走るのは初めてです。流石にこの風景の中を4連の電車が走ると妙な迫力があります。



秩父デキ200が入線してトロリー線の方にも貨物列車が活躍しそうですが、当レイアウトでは以前から私鉄機関車がもうふたつ、鉄道コレクションの名鉄デキ100が2タイプ活躍していました。
というか、電車中心だった当鉄道のラインナップで機関車自体がこれしかなかった時期が長かったのですが。
牽引する貨車も鉄道コレクションのトフトかワフしかなく電車に比べるとかなり見劣りする陣容でした。
とはいうものの、機関車自体はなかなか味のある形をしていて見飽きません。思えばこのスケールで簡単に手に入る凸電が出たのはこれが初めてのような気がします。
以前はK・S・KタイプCタンクとか3軸小型ディーゼル機関車など、小レイアウトに似合うこの種の機関車が色々出ていましたが、こういうのがもっと出てもいいと思います。

秩父デキ200との2ショット。活躍した年代も場所も違うのですが、こうして並べてもなかなか画になると思います。


年末で出費が重なる時期だというのに衝動買い等できるはずがないのですが・・・
今日の帰り掛けに立ち寄ったショップで見つけたマイクロエースの秩父鉄道デキ200。最近の機関車増備攻勢の中でかねて欲しいと思いながらもどこにも見つからず半ばあきらめかけていた「デッキの付いた茶色い電気機関車」です。
自分の考えていたのより小さめのサイズですが、短編成の貨物を牽かせるにはサイズ的にはむしろ丁度良いともいえます。この製品の場合ありがたかったのがスムーズにスロー走行出来る事。MODEMOの電車などもそうですが、小型車で自然なスロー走行が出来るのは最近の製品の嬉しいところです。
本来ならばセメント貨車などを牽かせるところでしょうが、当鉄道ではタンク車かホッパー車辺りの短編成を考えています。併用軌道上をのんびりと走らせてもよさそうです。

秩父鉄道つながりで鉄道コレクションのデハ300です。当初は入線予定の立たないままストックされていたのですが、デキの入線を機にN車輌に改装させました。でもこちらは併用軌道に似合いますかどうか?


現在の「よ市」セクションの方はひと段落つけて来年はシーナリィを竹取坂の甘味横丁と保存街区に差し替える予定ですが、それに備えて甘味横丁の部分を約2年ぶりに箱から引き出してきました(入れ替わりに「よ市」とそれにつながる住宅街がこれから箱詰めされて仕舞われる訳です)
箱詰めされていたので埃や紫外線の心配は余りなく、見たところは仕舞い込む前と殆ど変わらないように見えます。
ただ、最初に製作したセクションと言う事もあるのでしょうが今見直すと、ウェザリングが足りなかったりディテールが今一つあっさりし過ぎている様に感じられます。
一番感じるのが、樹木や植え込みの少なさでしょうか。この後に作ったセクションではかなり樹木の量や配置に気を使ってきたのでこちらを見ると何となく見劣りする感じがします。
差し当たりはこの部分から手を加えていこうかと考えています。

以前にも書きましたが、年に一回か二回しかない全セクションの合体運転を行う数少ない機会が又近づいてきています。
昨年は「よ市」と「電気街」のシーナリィでしたが、今回は改修を進めた竹取坂を中心としたシーナリィでの運転を計画しています。今回改修したのは主に駅前周辺でしたが、そこに隣接する甘味横丁と保存街区の部分は一昨年以来殆ど手付かずでした。
というのも、今年はこの部分のベースが「よ市」の改修と住宅街の追加工事に費やされていたので手を付けられなかったというのが真相です。甘味横丁は箱詰めになって丸二年放置されていた状態だったわけです。
この次のシーナリィ改修のメインはこの部分となりそうです。


改修の進んだ竹取坂の周辺を見ていて思いましたが、改修が進むに連れて徐々に旧型車輌や国鉄型の車輌が似合わないシーナリィになりつつあるようです。嗜好が変わったというよりも、他に国鉄型向きな市街地セクションというシーナリィがある事で思い切った風景の切り替えがし易くなったという事もあるのでしょう。