光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

鉄コレ第25弾から・近鉄820系のはなし

2018-07-31 05:31:53 | 車両・私鉄/民鉄
 今回は鉄コレの埋蔵金編成(箱買いしたけれど私の本命から外れていたモデルの事)から一席。
 昨年暮れに出た第25弾の近鉄820系です。

 私の手元にある「には私鉄電車プロファイル」にもこの820系の2連のイラストが掲載されています。
 それによると1961年に奈良線に登場した18M級2連固定ユニットで当初は2ユニット4連で特急に使われていたそうですが、後に京都・橿原の両線に転出、京阪へも乗り入れ他という錚々たる経歴の持ち主だったようです。

 私個人の印象では近鉄というとどうしてもビスタカーとかあおぞら号なんかに代表される「標準機の大型デンシャ」のイメージが強いのですがこの820はそうした印象とは異なり短編成でも結構様になる近代的な中型車という趣です。前から見るとややほっそりして見えるプロポーションも独特ですが、それでいて近鉄のデンシャらしい個性も同時に感じさせます。
 
 最終的には狭軌の860系に改造され伊賀線に転出、後に伊賀鉄道に貸与という形で2011年まで運用と、履歴を見るだけでも結構波乱の多い車歴だったようですね。
 因みに伊賀鉄道の仕様ですがこれも鉄コレの事業者限定品としてリリースされていた事があり、それをなぜか岩手に帰省の折に入手した事があります(本当になぜ!?)
 その時はまさか原型の820が通常品の鉄コレで出るとは予想していませんでしたが、9年近く経ってそれが実現したのですから気は長く持って見る物ですね(笑)

 伊賀鉄の新塗装もそれなりに好きなのですが、近鉄時代の単色のカラーリングもシンプルな所が好きです。
 2連の組み合わせで短編成でも十分に様になりますし。

乗工社の江ノ電キットを山梨交通仕様にする・その3

2018-07-29 05:37:19 | 車両・路面電車
乗工社の江ノ電キットから山梨交通仕様をでっちあげるはなし、その3です

 山梨交通時代を再現するピューゲルの追加。
 そして前部排障器とステップですがこれは考えどころです。どれもこれも田舎ではおいそれと揃うパーツではありませんからどこからかドナーを見つけるのが手っ取り早いやり方になります。

 という訳でジャンク箱をひっくり返し、結局手持ちの食玩、通称「実相寺コレクション」の都電からパーツをドナーして対処しました。
 車体ではなく動力ユニットの方に排障器を仮付けしているので排障器が引っ込みすぎていますがこれだけでも足回りは引き締まります。

 なお実車は併用軌道区間を走っていたとはいえ、かなり床が高かったため乗降用に補助ステップが装備されていましたがこれは次回の課題という事で。


 テールランプは銀河モデルのパーツを使用。これまた電車用のパーツが見つからずやむなく機関車用の部品を転用せざるを得ませんでした。

 改めて思いましたが、元々のキットが完全な実車準拠ではない「タイプ」なので幅が広すぎ、車長も寸詰まり気味ですので過剰なディテーリングをするよりも「あくまで雰囲気を近づける」様にした方が良いと思いました。

 先日製作したウッディジョーの木造電車との2ショット。少々玩具じみていますがこういう雰囲気には合うのかなと自賛してみます(汗)

猛暑!!

2018-07-28 05:35:38 | その他
 今回は気候絡みの愚痴です。

 先週末からひたすらに暑い日々が続いています。
 例年梅雨明けを過ぎると室内が暑すぎて大掛かりなレイアウト工作なんかできないのですが今年はそれ以上だから参ります。

 どうかすると「自宅のレイアウトの運転」すらも少しでも日が出ると暑くてできない状態。
 夜にしてもここ数日熱帯夜ですから、何をするにも汗をふきふきという状況が続いています。

 勢い車両工作がメインになりがちなのですがエアコンの効いた部屋でこれをやると接着剤の匂いなんかで家族のブーイングが怖いのでこれまたできる事が限られたりします。

 こういう時木工ボンドで工作できる「ウッディジョー」「甲府モデルのペーパーキット」は大いに助かる存在です
 塗装も屋外のブース(つまり適当な段ボール箱)でやる分には影響は少ないですが何分この高温ですからこれまた長時間できません。

 第一このブログを上げている夜の10時台ですら外の気温は28度台。今夜も熱帯夜確定ですね。

 一体この暑さ、いつまで続くのやら。
 全く参ってしまいます。

「ウッディジョー」の木造電車を作ってみる

2018-07-26 05:32:42 | 車両・路面電車





 






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今日も猛暑です。
平日休の今日などは到底外に出られる様な気候ではありません。

とか言いつつ日曜日に引き続いて庭の草むしりもやったのですがやっぱり20分以上の連続作業はかなりきついです。

1


というわけで午後の時間、台所に籠って積みプラ状態だったキットの一部の製作に使います。
その第一弾はグランシップで購入した、かの「ウッディジョー」の懐かしの木造電車。

素材の素朴さと作例写真の雰囲気の良さに惹かれて購入したものです。
キットを開封するとまるで昔の駅弁の蓋の様なペラペラの板が数枚。
そういえばこんな蓋の弁当、最近見ない気がします。

パーツはレーザーカットのペーパーキットの要領でカッティングしているのでカットは楽だし、各パーツもかっちりしています。
木工ボンドと一部クリアボンドで接着、ピンセットとカッターでもあれば半日くらいで完成できます。

 素材が素材なのと、私自身の腕の雑さがにじみ出ている事もあって(汗)ただ組み立てているだけなのになんだか夏休みの宿題をやっている様な気分です(笑)
 木製としては非常にかっちり感のあるキットで特に窓サッシの抜けのシャープさはなかなかのものです。
 
 仕上がりも夏休み工作みたいなノリになってしまいましたが、普通の腕の方なら確実にこれより綺麗に仕上がると思います。
 ただ、このキットの唯一残念なところはキット自体ではなく動力ユニット。

 KATOのBトレインショーティ用の動力を転用するのですがどう見てもクラシカルなボディに比べて台車が近代的すぎる事です。
 私自身は割とこの手のミスマッチには寛容な方だと思っていたのですが、実際に装着してみると少し考え込んでしまいます(汗)

 さて、今回製作したのは木造電車の3。これと別に京都市電を思わせるクラシカルなタイプ2があり、私にとってはこちらが本命なのですが最初に作ると失敗が怖かったので習作のつもりで3から掛かりました。
 また、今回のキットに付属のピューゲルやステップはエッチングの割合しっかりしたもののようですが他のキットで使いたい目論見があったので敢えて付けていません。
 ですがこれだと同じシリーズで出ている「木造客車」そのまんまの外見になるのですが(笑)

 2についてもこの夏中に作ってやろうと考えています。

2


夏の工作三昧、8月に入ってもあまり勢いが変わらない気がします。
今回は前にも予告した「ウッディジョーの木造電車タイプ2」

前作がクローズボディだったのに対して短いながらもデッキを備え、ピューゲルの代わりにポールを備えた古典的なデザインです。
前作のタイプ3よりも明治村の京都市電みたいな雰囲気が個人的に気に入っていたのでこちらの方を本命にしていました。

制作工程は基本的に前回と違いませんが、屋根の二段構造やデッキ部の工作はいかにも「工作をしている」気分に浸らせてくれます。
ポール部分はエッチングでパーツが小さい分少々手こずりましたが、付けて見るとなかなか雰囲気がよろしい。
かっちり感があるキットなので、製作の手間はそれほどかかりません。私は片手間で二晩掛けましたが、素組みなら2時間もあれば形になるでしょう。

動力はBトレ対応のKATO動力ですが、取り付けて見ると幾分腰高に見えてしまうのが惜しい。
動力の床板を一部カットするか、他に方法があるか検討したいところです。

昔の私鉄豪華車両のはなし

2018-07-25 05:30:14 | 書籍
先日紹介したTMS20号から

今回のTMSで触発された特集の一つが「私鉄豪華車両」の特集でした。
「豪華車両」と言っても列車ではなく「車両」である事がポイント。

アメリカ流で言う「ビジネスカー」あるいは「貴賓車」と言う方がしっくり来ます。
戦前の私鉄は各社とも編成中、または単行でこの種の豪華車両が運用されていたようでこれが自慢の種になっていました。

本誌で紹介されたのは新京阪500、阪急1500、東武フキ1、南海クハ1900、このうちクハ1900は巻頭に折り込み図面までつけていると言う気合の入れようです。

車両工作派にとっても(この当時はまだレイアウトは普及していませんが)レイアウト派にとっても「自分の鉄道に自分だけの豪華車両がある」と言うのは結構なステイタス(笑)でした。
そういえば創刊間もない頃の「とれいん」でもフリー形式ながら「私の社長専用車」の特集を組んだことがあります。
お召運転専用の路面電車とか、車内に展望風呂を内蔵させた単行車両とか、自由形らしいアイデアの詰まった車両たちがけいさいされていましたっけ。
これも当時どれだけ触発された事か。

編成の1両に組み込むのもよし、特別編成を組ませて「自分だけの夢空間」を作ったり、あるいは年越し運転や運転会の始発列車に使うのも面白い。
使い方でこれだけ夢を感じさせてくれるのも豪華車両の御利益でしょう。

TMSのはとれいんとは異なりすべて実車が存在しますから純粋主義者にも抵抗が少ないのではないでしょうか。
自分用にこういう車両を1両作ってみても面白い気がしますね。

今月の入線車・MODEMOの小田急RSE

2018-07-24 05:27:15 | 車両・私鉄/民鉄

先日入線したサプライズモデル
 MODEMOの小田急RSE「あさぎり」のセットです。

 実はこの中古モデル、春に上京した折にとある中古ショップの店頭で見つけていたものです。
 その時にはあいにく持ち合わせがなかったので見送らざるを得なかったのですが、仮にも23区の繁華街にある中古ショップでこれほどの出物が何か月も売れずに残るなどとは考えられませんでした。

 何と言っても「生き馬の目を抜く」東京ですから。

 そんな訳で半ばあきらめていたモデルでしたが、この間当てにもせずに再び同じショップを覗いたら同じセットが残っているのを発見。
 3か月越しのインターバルを経て入線に成功した次第です。

 MODEMOというと個人的には江ノ電とか東急世田谷線とか、とにかく路面電車とか併用軌道が似合うモデルのイメージが非常に強い物があります。

 もちろん、313系とかキハ35系など「路面電車でない車両」のモデルもあるのですがラインナップが妙に脈絡がなく他社に比べて影が薄い印象でした。
 (第一、あさぎりを含めたこれらのラインナップを全部買った人なんてコレクターを除けばなかなかイメージしづらい物があります)

 そうした目で今回のあさぎりを見てみるとこれまたKATO、TOMIXはもとよりマイクロエースやGMとも異なる造形のセンスの様なものは感じました。
 台車のモールドも他社に比べてボーッとした感じで若干メリハリに欠けますし、前面のライト周りもクリアパーツの肉の厚みを意識させられてしまう感じはあるにはあります。

 SE~VSEに至る小田急の優等列車の中で不思議と軽快感よりも重厚なイメージを感じさせるのがこのRSEなのですが(二階建て車両を連結している関係で先頭車もボリューム感のあるデザインと見受けられます)その雰囲気はとりあえずモデルを通して感じます。
 
 走行性は昔のマイクロよりも少し力強さを感じるものですが、それでいて全体のフィールは他社よりほんの少しがさつです。

 中古モデルですし走りに関して致命的なトラブルもなし。「まあこんな物かな」と思えば不満もあまり感じません。

 さて、今回このRSEに目を付けた理由は「これを種にして富士急の富士登山電車が作れるかな?」と言うのが最初の目論見でした。
 ですが7連のフル編成でレイアウトを走らせてみるとどんどん「もったいない感」も強く感じてしまいます。
 (改造すると少なくとも2階車両は使わなくなりますし)

 あさぎりはあさぎりとして活躍した方が良いのかもしれません。

 MODEMOさんには「フジサン特急」を含めて富士急行仕様の製品化を切に願います(汗)

乗工社の江ノ電キットを山梨交通仕様にする・その2

2018-07-22 05:34:32 | 車両・路面電車
乗工社の江ノ電キットから山梨交通仕様をでっちあげるはなし、その2です

 乗工社のキット自体は屋根板が元々小田急のデユニとのパーツ共用を考えたモデルらしく、形状が江ノ電とも山梨交通とも異なります。
 こればかりはホワイトメタルの切削が要求されるため手間と仕上がりを考えて今回は見送りました。

 車体のカラーリングですが写真の印象位しか参考資料がないので近似色としてショップでお勧めされたGMカラーの首都圏色DCのそれを使いました。
 実際にはこれに加えて窓周りの色刺しが必要ですがとりあえず先日の炎天下、日陰を見つけて塗装を図ります。

 カラーリングを変えただけなのに結構印象が変わりました。

 あとは窓周りの縁取り(山梨交通仕様ではこれが結構アクセントになります)で細筆で色刺しをしましたが、このためにわざわざ筆を新調したのにも拘らずえらく雑に見える仕上がりになったのが辛い。

 次は若干のディテーリングに掛かります。

趣味の原点を振り返る番外編・学研の583系

2018-07-21 05:32:36 | 車輌・電車
趣味の中断前に入線していた大昔のNゲージモデルの思い出から。

Nゲージのモデルで最初に製品化された特急車両は関水金属の20系ブルートレインでした。では最初のNゲージ特急電車は?
結構歳の行ったNゲージャーでも「関水金属の181系!」と答える人がいたりするのですが実はこれは不正解。

181系の半年くらい前に学研が出した583系が在来線の特急車両としては最初になります。
実は超特急の0系はこれよりさらに1年早く、これまた学研のリリースでした。

シンカンセンのNゲージの広告を最初に「学研の科学」で初見した時はその意外性に驚いたものの、特に欲しいとは思いませんでした。
あの頃の鉄道ファンやマニアには新幹線に対するアレルギーというか拒絶反応が今以上に強かったですから「誰かが持っていた」なんていう形で目にする事もありませんでしたし。
ですが583系のリリースの時は驚くと同時に心底「これは欲しい!」と思ったものです。

前述の通り関水金属の181系もまだ出ていない矢先に私の故郷の沿線である東北本線を走っていた看板車両のまさかの製品化でしたから。
ですが問題だったのがその価格。トミーは勿論関水金属のそれよりもかなり割高なお値段はどうしても購入を躊躇させられるものがありました。

関水のキハ82系の先頭車が2000円に対しクハネ583は2300円、動力車が3500円だったのに583系のそれは4600円だったのですから子供においそれと手が出せる代物ではありませんでした。あの頃は編成のセット売りなんてありませんでしたから時間をかけて1両1両増やしていくしかなかった訳です。
その年(昭和52年)の夏、第一陣としてクハネを2両入線。

線路に載せてまず驚いたのは「ヘッドライトが標準装備だった事」でした。関水のキハ82はごく初期の物を除いてヘッドライトはオプションでしたから。しかもクハネの場合「屋根上のライトまできちんと導光」されていたのがリアルでした(あとから出た関水の181系すら屋根上のライトは点灯しませんでした)

とまあ、そこまでは大いに盛り上がったのですが後に続くべき中間車、特に動力車は高すぎて手が出せないまま時が過ぎ、そのまま趣味の中断期に入ってしまいました。モデルそのものも台車の転がりが悪かったのと関水に比べてラフな造形が祟って当時から評判は芳しくありませんでした。
(当時のTMSの「製品の紹介」の解説を読むと、書き手が多すぎる欠点をオブラートにくるみつつ、どうにかこうにか穏当な表現にしようとしているのが透けて見え、興味深いですがw)

件の動力車を含めた「学研の583系」が編成で入線したのは趣味の再開後、2005年頃のことです・
その頃になるとKATOはもとよりTOMIXもHG相当のディテーリングの583系を出していましたから、今更学研のに手を出す人もおらず、動力車ですら1両500円であっさり買えてしまいましたが(笑)
伝達系の不安定さ、走りのがさつさなんかについてはその時初めて実物の印象として知った訳ですが、30年前にこれを体験していたら今私はNゲージを続けていただろうかとふと思います。

ところでこの583系、当時の私のある思い出と密接にリンクしているのですがそれについては次の機会に。

乗工社の江ノ電キットを山梨交通仕様にする・その1

2018-07-19 05:29:23 | 車両・路面電車


先日紹介した乗工社の江ノ電を山梨交通仕様に改装するはなしから

 先ずクリアしなければならないのは動力ユニットです。
 前にも書きましたがこのキットは元々KATOの旧DD13の動力ユニットを転用する前提のものなのでプロポーションの狂いには目をつぶらなければならないのですが、それをのけてもDD13の機関車然とした足回りにはさすがに違和感を感じます。
 特に動輪のでかさと台車枠の物々しさはどう見てもこの車両には似合いません。

 前回書いたように当初は鉄コレの短車体の動力ユニットをコンバートする方向で考えていたのですが、TM-01では短すぎTM-02では逆に長すぎます。
 あとから出た14M級ユニットならと思いチェックしたのですがこれまた微妙に長すぎる。
 特に鉄コレの動力は台枠ぎりぎりまで端に台車を寄せているため台車外側のオーバーハングに乗降口のあるこのタイプの車両では台車の位置に違和感を感じてしまうのです。
 DD13の13M級の動力は未だに似たサイズの動力が無かったという事実にがっかりするやら参るやら。

 一時は計画自体が暗礁に乗りかかりました。

 ところが以前秋葉原のトレニアートの開店時に入手していたBACHMANNのトラムがサイズ的にこのモデルに近い事に気づきます。
 オリジナルのトラムは動力とボディの構造上の問題からミニカーブの140Rがクリアできない事が判明して以来塩漬け状態が続いていたのですが(但し動力単体でならクリアします)これが使えないかと考え付きました。

 山梨交通デハ7は一見路面電車風ですが江ノ電に転用された事でもわかる様に実際は路面電車よりも腰高な構造なので今回のトラムの動力に合いそうです。
 というわけで早速被せてみると

 かなり車体がめり込みますが、動力ユニット上にスペーサーでもかませれば行けそうです。


 1,2ミリ厚のプラバンを何枚か重ねて被せ、腰回りの高さを調整しました。

 これが使えるなら話は早い。
 あとは塗装の変更と一部パーツの追加です(続く)

モジュール・とあるホテルとその周辺の製作その7・モジュールの屋外撮影のはなし

2018-07-18 05:27:15 | モジュール4

 今回は先日グランシップに展示したモジュールに関連して

 撤収の翌日の朝、車に積んであったモジュールを降ろして家に運び込もうとしたのですが、月曜日の早朝、天気も悪くなし、風も吹いていない事に気づきました。
 そこで思いついたのが「この条件ならモジュールの屋外撮影ができる」という事です。

 モジュールは既に車に載っているので撮影地に持ち込むのも難しくありません。

 という訳で近所の公園にモジュールを持ちこみました。

 周囲の植生や石垣の関係でどうしても背景に樹木などが写り込んでしまうのですが、それでも自然光のもとでモジュールを見直すのは一種のリアリティを感じます。
 まして今回の物は「普通の風景を普通に作る」ことを目標にしていたものですから本来屋外撮影との相性は良いはずです。

 現地で早速モジュールを降ろして撮影開始。
 レイアウトコンペ以来久しぶりの「怪しげな撮影会」となりました。

 予想通りと言うか、自然光は七難隠すというか、手前みそながら屋内よりも風景のリアリティが格段に高まるのを感じました。
 これがエンドレスを中心に組んだ「レイアウト」だったら「レイアウト特有の情景のちまちま感」が前面に出てしまう所でしょうが、一枚のベースにひとつの風景を原則としたモジュールの場合、シーナリィ中心の構図が自然光と合わさる事で特撮映画のミニチュアに近いリアリティを出せると感じます。
 (この点は以前ミニカーブのエンドレスを組み込んだ棚幡線レイアウトを屋外撮影して痛感した所でもあります)


 特にレイアウトでこれ位の規模の物を組み込むのが難しい「微妙な勾配を付けた陸橋の一部」ではその効果が絶大でした。

 市販の4パーセント勾配の橋脚と高架橋辺りを使ったものだと自然光の下ではかなり嘘くさく見えた事と思います。
 と、まあそんな訳で屋外で撮影した事で自己満足の度合いが少し上がって、次の瞬間それとは正反対のラフな作りの粗に落ち込んでしまう私がいる、と。

今月の入線車 乗工社の江ノ電800ととある目論みのはなし

2018-07-17 05:17:24 | 車両・路面電車
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 さて、今回は先日入線した旧モデルから。

 ここ数年来、出物があればと思っていた乗工社のメタルキット、江ノ電800型を先日ようやく入手できました。

これが欲しかったのは800型のルーツが上田電鉄からの譲渡車、さらにそのルーツを手繰れば今から50年以上前に廃止された山梨交通の路面電車に行き着くからです。
 つまりあの頃の山梨交通の通称「ボロ電」が最も手軽に再現できるのがこのキットだったからです(とか言いつつリリースされてから優に30年は経っていますが)

 今では800型の1両は、山梨の鰍沢に里帰りして展示されていますが顔が江ノ電当時の仕様になっていて当時を偲ぶには少し辛いものがあります。
 これをNゲージで再現する場合、スクラッチとかキットバッシュで製作するのも一法なのですが、実はクラブのメンバーで既にそれを実行している方もいまして、私がやるなら別なアプローチでやってみたいという生意気な意図もあったわけです。

 今回入手できたのは前ユーザーが既に組み立てていた完成品で当時指定されていたKATOのDD13の動力と組み合わされたものです。しかも前ユーザーの手で台車も換装されていましたが、103系用のDT22なのでたいした差はありません。
 実はこのキットが欲しかったもう一つの理由は「今だったら鉄コレの動力が使えるのではないか」という点があります。特に16弾以降は15M?16M級の動力が複数あって以前よりも選択肢が広がっていると見ています。

 作例では上田時代の状態をモデル化していて山梨時代と同様のヘッドライト配置になっているのも好都合。ですから動力の換装とリペイントが肝になります。実車の江ノ電の仕様は顔つきが変わっただけでなく昭和50年頃に3扉化してオリジナルと相当に異なる外観になっていましたが、今回のモデルは改修前の仕様の様なのでこれまた好都合と言えます。

 ただし実際実物を手にとって気になるのが「異様とも言える幅の広さ」
 既存の動力を使う以上これはやむを得ないので妥協する他ありません。
 それを別にすれば窓の抜けの良さ、車体の肉の程よい薄さはブラスモデルならではの長所。これは生かしたいところです。
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 先ずクリアしなければならないのは動力ユニットです。
 前にも書きましたがこのキットは元々KATOの旧DD13の動力ユニットを転用する前提のものなのでプロポーションの狂いには目をつぶらなければならないのですが、それをのけてもDD13の機関車然とした足回りにはさすがに違和感を感じます。
 特に動輪のでかさと台車枠の物々しさはどう見てもこの車両には似合いません。

 前回書いたように当初は鉄コレの短車体の動力ユニットをコンバートする方向で考えていたのですが、TM-01では短すぎTM-02では逆に長すぎます。
 あとから出た14M級ユニットならと思いチェックしたのですがこれまた微妙に長すぎる。
 特に鉄コレの動力は台枠ぎりぎりまで端に台車を寄せているため台車外側のオーバーハングに乗降口のあるこのタイプの車両では台車の位置に違和感を感じてしまうのです。
 DD13の13M級の動力は未だに似たサイズの動力が無かったという事実にがっかりするやら参るやら。

 一時は計画自体が暗礁に乗りかかりました。

 ところが以前秋葉原のトレニアートの開店時に入手していたBACHMANNのトラムがサイズ的にこのモデルに近い事に気づきます。
 オリジナルのトラムは動力とボディの構造上の問題からミニカーブの140Rがクリアできない事が判明して以来塩漬け状態が続いていたのですが(但し動力単体でならクリアします)これが使えないかと考え付きました。

 山梨交通デハ7は一見路面電車風ですが江ノ電に転用された事でもわかる様に実際は路面電車よりも腰高な構造なので今回のトラムの動力に合いそうです。
 というわけで早速被せてみると

 かなり車体がめり込みますが、動力ユニット上にスペーサーでもかませれば行けそうです。


 1,2ミリ厚のプラバンを何枚か重ねて被せ、腰回りの高さを調整しました。

 これが使えるなら話は早い。

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 乗工社のキット自体は屋根板が元々小田急のデユニとのパーツ共用を考えたモデルらしく、形状が江ノ電とも山梨交通とも異なります。
 こればかりはホワイトメタルの切削が要求されるため手間と仕上がりを考えて今回は見送りました。

 車体のカラーリングですが写真の印象位しか参考資料がないので近似色としてショップでお勧めされたGMカラーの首都圏色DCのそれを使いました。
 実際にはこれに加えて窓周りの色刺しが必要ですがとりあえず先日の炎天下、日陰を見つけて塗装を図ります。

 カラーリングを変えただけなのに結構印象が変わりました。

 あとは窓周りの縁取り(山梨交通仕様ではこれが結構アクセントになります)で細筆で色刺しをしましたが、このためにわざわざ筆を新調したのにも拘らずえらく雑に見える仕上がりになったのが辛い。

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 山梨交通時代を再現するピューゲルの追加。
 そして前部排障器とステップですがこれは考えどころです。どれもこれも田舎ではおいそれと揃うパーツではありませんからどこからかドナーを見つけるのが手っ取り早いやり方になります。

 という訳でジャンク箱をひっくり返し、結局手持ちの食玩、通称「実相寺コレクション」の都電からパーツをドナーして対処しました。
 車体ではなく動力ユニットの方に排障器を仮付けしているので排障器が引っ込みすぎていますがこれだけでも足回りは引き締まります。

 なお実車は併用軌道区間を走っていたとはいえ、かなり床が高かったため乗降用に補助ステップが装備されていましたがこれは次回の課題という事で。


 テールランプは銀河モデルのパーツを使用。これまた電車用のパーツが見つからずやむなく機関車用の部品を転用せざるを得ませんでした。

 改めて思いましたが、元々のキットが完全な実車準拠ではない「タイプ」なので幅が広すぎ、車長も寸詰まり気味ですので過剰なディテーリングをするよりも「あくまで雰囲気を近づける」様にした方が良いと思いました。

 先日製作したウッディジョーの木造電車との2ショット。少々玩具じみていますがこういう雰囲気には合うのかなと自賛してみます(汗)


鉄コレのクモハ52系から

2018-07-15 05:08:47 | 車輌・電車
 今回はある意味何をいまさらなネタです。
 5月のアキバツアー最後の訪問地は八王子のハー●オフ。

 ここはいつ行っても空手では帰らせないある意味悪魔のような存在ではあります。
 ここでの入手品は鉄コレのモハ52系横須賀色の飯田線仕様。窓周りの伸びやかさが魅力の2次形車です。

 青とオレンジの独特のカラーリングの方は新発売当時に入手していましたが普通のスカ色の入線は初めてです。
 鉄コレと言えども人気モデルはどうかするとプレミア価格がついたりするのですがこちらのは久々の1両3桁価格。
 理由は箱がなかったのとパンタグラフが欠落していたことと思います。
 パンタはいずれN用のPS13辺りを付けるでしょうし車両ケースに収めるなら外箱も要らなくなると思うのである意味無駄のない組み合わせであります。

鉄コレのスカ色クモハ52は確かにコレが初めてなのですが、GMとマイクロがひと編成づつあるのになんでまた増備してしまうのか。
(但し、これはこれで並べてみて造形の違いを楽しむというやり方もありますが・・・)

 どうも52系という電車には私を引き寄せる何かがあるのかもしれません。
 (そのくせ肝心のKATOの奴を持っていないのですが)

オリンパスTG-5を試す

2018-07-14 05:04:08 | その他
 今回はカメラのはなしから。

 従来使ってきたNikon CoolPix P340もそろそろくたびれてきました。実は当機には逆光気味の条件で撮影すると画面中央に斑点が出やすいという弱点があり模型撮影で少しストレスになっていた所でした。

 そんな折、よく読んでいる模型誌でテツドウモケイの撮影に最適なコンパクトデジカメとやらが紹介され、いい機会とばかりに購入した次第です。
 専門誌でもない雑誌記事ですぐ飛びついてしまう辺り、カメラ素人の私らしいと言えます。何しろ銀塩カメラの時代には自分用のカメラなんて持っていませんでしたし(汗)

 物はOLYMPUSのTG-5
 聞く所では同社のラインナップの中で唯一のコンパクトデジカメだそうですが、何と言いますかこれまでのカメラにない個性を感じさせます。
 それもそのはず、本機はアウトドアでのヘビーユースを用途の中心に置いていて、耐水性、耐衝撃性、耐結露などに力を入れているとの由。

 某誌で「鉄道模型向き」とされているのは「深度合成機能」と呼ばれるマクロ撮影機能。
 元々はアウトドアで花や昆虫などを「顕微鏡モード」と呼ばれる超マクロ機能で撮影する際に奥の背景がぼけない様な画を撮るための機能だそうです。

 従来マクロ撮影というと焦点の合った部分ははっきり写るものの、奥の方がぼけてしまうという弱点がありそれを解決するために絞りを深くして撮影するのがセオリーとされています。
 これまで私が自分のカメラで使ってきたのは絞り優先モードで最大F8.0に設定したマクロ撮影がメインでした。
 コンパクトカメラとしてはこれでも深い方ですがレンズのサイズやらカメラ自体の性能から言って精々この辺が限界だったようです。
 しかもレイアウトの撮影なんかではシャッタースピードが遅くなりますしそうなると手持ちではこれまたぶれやすいのです。

 かといって本体もレンズもでかい一眼レフではレイアウトに入り込んだようなアングルでの撮影は非常に困難な上に何をするにもでかくて重い。

 デジタルカメラの銀塩カメラに対する最大のアドバンスが「際限なく小さく出来る事」と心得ている私にとっては、コンパクトで手前も奥もきちんと合焦してくれるカメラは一種理想であります。

 本機の場合は一種奇策と言いますか「同じ素材を深度を変えて何度か撮影しカメラ本体の中で一枚に合成してしまう」という荒業を用いており、これを「深度合成機能」と呼んでいます。

 上と下の写真はこの機能を使って撮影したものですがご丁寧に「使用前」「使用後」の二枚を記録してくれるので効果は感じます。まあ、言われなければ(あるいは言われても)下の画像が「合成写真」だとはなかなか気づきませんが。


 レイアウトを中心に色々と撮って見ました。見た所では深度合成機能の威力は絶大な様です。

 私個人は「一種の特撮カメラ」と解釈しています。というか最近は「カメラの中に合成ラボが内蔵されている」というのにまずぶったまげましたが。
 あと如何にもアウトドア用カメラらしい(と言うか観る人によっては余計なお世話かも)のがカメラの中に温度計と気圧計が内蔵されているらしく撮影データにGPSの位置情報と一緒に気温と気圧、高度まで表示して下さるのがある意味新鮮(爆笑)

 ジャイロコンパスの機能も内蔵し液晶画面に表示出来たりもするのでインドアな私の場合「恵方巻きを食べる時にはさぞ役立つ事でしょう」

 それを取り除ければカメラの性能は十人並み、と言いますか青空や夜景の撮影ではまだP340の方にアドバンスを感じます。
 そして、今さっき気づきましたが、これまで使ってきたデジカメにあったシャッター速度優先モードがないのも少し気になる所です。これまた運転会では割と使うモードなので。

 まあP340も壊れた訳でもないですし、TG-5の他の機能で役に立つ物はまだあるかもしれません。
 二台持ち込んでもかさばるものでもないので、その辺TG-5の性能もチェックしつつ当面はふたつを併用する形になりそうです。

モジュール・とあるホテルとその周辺の製作その6・グランシップ本番と今後の展開(予定)

2018-07-12 05:01:26 | モジュール4


グランシップトレインフェスタに今回紹介している準新作(ベースが鉄博風、ミニSLレイアウトの棚幡線と共用していて風景だけ差し替えたもの)のモジュールを持ち込みました。
 前回の様に1日、前々回の様にフル参戦していた時と違い、今回は実質会期中私がいたのは30分に満たない物でしたから、見に来られた方々の反応を見る事ができなかったのですが、今回は「言われなければわからない位目立たない」モジュールだったので前の様な大きな反応はなかった様子です。

 とはいえ、おかげさまで写真が後で専門誌に取り上げて頂けたりもして望外の嬉しさも経験できましたし。

 それも無理からぬ話で、今回のモジュールは「普通の風景を普通に作る」という余程の腕の持ち主でもない限りアピールするポイントの無い物でしたから。
 更に言うなら腕があれば地面の表現や地形の創成に腕を振るう事ができたのでしょうが、そんな腕もない私の場合「ただ市販品を並べただけ」に近いレベルの代物に見えてしまうのも仕方ありません。

 ですがその一方で私個人としてはこういう「普通の風景」の中に自分自身の思い出のエッセンスを取り混ぜた点でこのモジュールにはそれなりに思い入れはあります。

 この機会に白状しますが、モジュールのメイン、右半分を占めるところのフルスクラッチのホテルの建物。実はこれはそこのホテルの社長さんから行きつけのショップを経由して依頼のあったものですが建築模型の様に実物を正確に縮尺する事ができなかったのである程度ディフォルメを加えています。

 ですがそれでもモジュールの半分近くがこれで占められていますから実物のモデルのある建造物をレイアウトに組み込むことの難しさは実感しました。

 ちなみにこのホテルはイベント終了後に改めて手を加えたうえで引き渡す予定になっています。

 モデルがあると言えば、左右の風景を分断する形で縦断している陸橋、これも実は故郷の駅の近くのそれをモチーフに使っています。
 そしてこれは、引き渡しに伴うホテル移転後、空白となる敷地のシーナリィプランに関連する様にする、いわば布石のような役目も担っています。

 少しわかりにくい表現ですが、次回にはこの部分もある程度実在のモデルを持った構成の街並み(恐らく題材としてはこれまでレイアウト化されていない物だと思います)を配置する予定でいます。その風景もわかる人にしかわからないほどの普通の物なのですが、今回の展示も結果的には次回につながる一種の予告編の意味も持つ事にはなりました。

 盛岡近辺に住んでいた事のある人なら多少は見当を付けられるかもしれませんが。
 なんだか今回は相当に独り善がりな文章になってしまいすみません。

 なおこのモジュールはグランシップの後にもうひとイベント有ったのですがそれについては次回にでも。

昭和25年のTMSを読んで

2018-07-11 05:59:39 | 書籍
 先日中野の古本屋で入手した昔のTMS。
 実は昨年来新装開店したショップとか地方のショップなんかで昭和20年代のTMSが割合安価に入手(ここで言う「安価」とはワタシ基準で「現在出ている新刊雑誌と同程度の価格」というのをひとつの目安にしています)されているので余裕がある時は買う様にしているのですが、今回のは割と拾い物だったと思います。

 通巻20号の昭和25年5月号です。
 これまで私が入手したTMSの中では最も古い一冊。これが現在のTMSの定価よりも安価に入手できたのはとても有難いです。

 時期が時期なのでレイアウトの記事は絶無。
 ほぼすべてが車両工作の記事に費やされています。

 目次を繰るとトップに来るのが0番の「国鐵ED22の作り方」
 続いて当時のモデラー5人による座談会(!)「私はこう作る」

 次いで目を引くのは「私鐵豪華車両とその製作」という小特集(とは言っても4ページ+巻頭の折り込み)
 更によく見ると「8ミリゲージ流線型ディーゼル列車(!!!)」の製作記事まであります。

 出版時期の事情もあって仙花紙みたいな紙質、総ページ数も30ページ前後
 しかもそのうち裏表紙を含む3ページ以上が広告に使われていますからボリュームとしてはパンフレット並みの厚さに過ぎません。

 それなのにこれを通して読むと、中身が実に濃い!

 件の座談会などは1950年代はじめのモデラーの製作のポリシーの紹介に始まって苦労話や業界への要望などもあるのですがその主題が「制作にあたって図面を書くか?」「ゲージとサイズの違いによる製作テクニックの違いは何か?」「良く使う真鍮板の厚さは」なんてのまであります。
 今とは違って模型工作の定石が確立していない時代、様々なゲージやサイズが混在して存在していた時代の座談会だけに内容が具体的ですし、「模型一つ作るのに全てが試行錯誤で進められていた」時代ゆえの熱気が感じられます。

 8ミリゲージの製作記事もそうした勢いと情熱を感じさせるものです。
 因みにこの当時は16番ですらまだ勃興期でしたし、8ミリの他に9,5ミリゲージで試作していたモデラーも居たようです。
 1950年代初めに8ミリゲージのモデルが発表されたというだけでも大事なのによく読み進めると「実際に製作に掛かったのは昭和16年(!!)」
 しかも交流3線式です。ずっと後に出たNゲージですら交流3線式の製品化はなかった筈ですし

 時代が時代なだけに模型屋さんに潤沢にパーツ在庫がある筈もなく「モーターをはじめほぼすべてが自作」
 毎晩(と週末)に製作時間を集中させながらも製作期間4か月、うち1か月はモーターの製作に当てていたようです。

 「作りたい」と言うだけの動機でこれが進められた事を思うとこれこそがモデラーの性であり趣味の醍醐味と言うか矜持のようなものを感じさせます。


 これらに代表されるようにこの頃のTMSは「作る楽しみ、作れる嬉しさ」に満ち溢れています。
 レイアウトの記事もないですし、ページ数の関係で個々の記事も最低限のページ数しかないにもかかわらず限られた文字数の中に可能な限り情報を詰め込むことで、製作者の技量だけでなくどこに苦労したか、作者のポリシーはどのあたりにあるのかと言った事まで伝わってくるからすごい話です。

 おかげでこれだけ薄い本なのにも拘らず夜ごと読みふける度に元気な気持ちになってくるから不思議です。

 因みにこの号ではもう一つ触発される特集があったのですがそれについてはいずれまた。

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 鉄道模型レイアウト、光山市とは作者の故郷や現住地、憧れの場所等のイメージごった煮に作り上げた架空の都市名であります。
 レイアウトも基本的には「光山市内のどこか」のモデル化としています。

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