光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

鉄道ミステリとNゲージ・42「ひかり号で消えた」と0系新幹線

2024-10-30 05:39:01 | 小説
 新幹線開業60周年の便乗企画(笑)
 0系新幹線を題材にした「鉄道ミステリとNゲージ」ネタ第2弾。
 今回は徳間文庫「殺しのダイヤグラム」所収の大谷羊太郎作「ひかり号で消えた」をば。

 ある有名音楽評論家が名古屋に向かうひかり23号に乗り込んだが、列車が出発した直後の留守宅に「評論家を誘拐・監禁した」という謎の電話が入った。
 彼が列車に乗り込むところは複数の目撃者がおり、発車後の車内で本人を検札した車掌までいたにも拘らず彼は車内電話にも出ず、名古屋駅にも現れない。文字通り列車の中から消失してしまったらしい事が判明するのだった。

 かねてその評論家を快く思っていなかったクラブ歌手の主人公は、かつてその評論家に騙されて彼の元を去った元恋人がこの事件に絡んでいるのではないかと疑い始める・・・

 というのが大雑把なストーリーです。

 ネタばれにならない範囲で種明かしをすれば、本書の人間消失トリックの一部は当時なら実際に実行可能と思われるごく当たり前のものです(今の様にモバイルスイカと自動改札と監視カメラが当たり前に存在する時代では多分成立しない)
 このミステリのユニークなところは「犯人自身も予期していなかった偶然から当初計画されていたアリバイトリックが結果的に人間消失トリックに変わってしまった」という皮肉な展開にあるのではないかと思います。

 その辺りはなかなか興味深く楽しめるのですが、本作の弱点は登場人物の人物像が平板過ぎて感情移入を伴いにくい事にあり「目の前で事件がなんとなく展開してなんとなく犯人が捕まる」のを眺めているだけの様な印象があります。
 冒頭から登場する主人公にしてもトリック解明のヒントを指摘はするものの、事件そのものには深入りせず傍観者に近い立ち位置ですし。そもそも犯人指摘の意外性も希薄だったりするので猶更淡白な読後感になってしまうのかもしれません。

 まあ、この辺りは実際に本書を読んで頂いて判断されるのがよろしいかと。

 本作の初出は1971年で登場する新幹線もやっぱり0系前期型ですが、今回は前に紹介した学研製ではなく10年ほど前にディスプレイ用に発売されたアシェットの国産鉄道コレクションの先頭車を取り上げます。
 学研のモデルから40年近く後に出たものですが、ヘッドライトの反射板の有無とか床下機器類のディテーリングなどを除くと案外学研版との大きな造形上の差が見いだせないモデルであります。
 机上で飾って楽しむなら、これはこれで悪くないアイテムではあります(わたしも「鉄博モジュールの展示品」の用途で購入しましたし)

梅桜堂の二階建て住宅Bを作る・その2

2024-10-29 05:34:42 | ストラクチャー
 先日作り始めた梅桜堂のペーパーストラクチャーキット「住宅B」製作のその2です。
20240922SE (4).jpg
 建物の形ができたところで屋根の製作。
 前の商店は瓦屋根でしたが、今回の住宅はトタン屋根です。

 なので見た目の構造は簡単そうに見えますが、工程自体は瓦屋根と同じ。
 屋根の凹凸部分を別パーツ化しトタン屋根でも立体感のある見た目に仕上げますから屋根の凸部が「櫛形の別パーツ」となっていて、これにボンドを塗るのがまた一苦労(汗)前にも話していますがわたし自身の手が人より大きいのでこの手の細かい工程にはピンセットが必須となります。

 そこまでやっとの思いで仕上げても次に来るのが「縁側のベンチ」「換気ダクト」そしてペーパーキットとしては珍しい「テレビのアンテナ」の工作なので、それまでの工程のどれよりも手を焼かされたりして(汗)

 余談ですがテレビのアンテナはVHF仕様なので地デジメインの現代住宅にはややそぐいません(OPで地デジ対応のUHFアンテナが製品化されれば面白いですね。何ならBS/CSのアンテナも付けて)

 こうして出来上がった住宅は小さいながらも存在感が抜群。
 同時に買った住宅Aは間口こそ広めですが奥行きはほぼ同じですので、下町によくある「建蔽率ギリギリの住宅密集地の再現」には効果を発揮すると思います。
 (似た様なコンセプトでみにちゅあーとがもう少し近代的な住宅を2タイプ出しているので、街並みのバラエティは出しやすいと思います)

また再びの帰省と「はやぶさ」での晩御飯のはなし(汗)

2024-10-27 05:48:16 | 旅行・探訪・イベントなど
 つい先月車で帰省したばかりなのですが、その後実家のよんどころない事情が生じ、先日急遽二度目の帰省をしてきたところです。

 今回は主に公共機関絡みの手続きがメインで要件の重要性の割に日程がコンパクトな事もあって、わたし一人での盛岡行きでした。

 皮肉な事ですが、その日程のコンパクトさ故にコロナ禍以来約5年ぶりとなる「新幹線での帰省」となったのは嬉しいやら切迫感に押しつぶされそうになるやら複雑な気分です。
 列車への乗車前後のはなしについてはサブブログでも挙げていますので今回は往路の晩御飯のはなしから。

 今回は5年ぶりの新幹線利用という事もあり、出発前から「今夜の晩飯は駅弁にしよう」と決めておりました。乗車する大宮駅は駅弁関係の店が充実しているところで、以前にも何度もお世話になっているところだったので大した心配もしていませんでした。

 ところがいざ駅に着いてみるといつも使っている駅弁屋が閉まっているばかりか、こんなとんでもない表示が。(わたし的には)これではまるで「新幹線では晩飯を食べるな」と言われているに等しい仕打ちです。

 やむなく列車が来るまでの短い時間で駅の中を駆け回り、やっとこさ売店で見つけた最後の売れ残り駅弁を押さえました。

 ・・・首都圏ならどこの駅にもあるような印象の「チキン弁当」がそれです。まあ、これはこれで旅情は感じないでもないですが、事前の期待が大きかっただけに落差もあったりします。

 とはいえ、今年60周年を迎える駅弁と思えば悪くはありません。むしろ駅弁を離れて見直すなら「昭和の時代のデパートの大食堂で売っていたお子様ランチ」の雰囲気が濃厚で懐かしい気分には浸れる気もします。


 で、列車が宇都宮を通過する辺りで早々と空にしてしまう「いい歳こいた欠食児童」の胃袋はまだ不満を感じたりして(汗)

 で、夜の10時過ぎに「はやぶさ」が盛岡に到着すると、早々に駅前のコンビニで夜食を買いに行く事になります。

 そこで見つけたのが「盛岡じゃじゃ麺」

 冷麺・福田パンと並ぶ盛岡市民のソウルフードのひとつですが、まさかコンビニでも買えるとは思いませんでした。
 コンビニだけに食堂みたいに「麺を食べた後、スープを注して貰う(いわゆる「チータンタン」)」訳にはいきませんでしたが、味の方は思っていたよりもちゃんとしていました。

 (失礼な書き方とは思いますが、春に静岡のコンビニで買った「盛岡冷麺と称するもの」が食べてみるとまるで似ても似つかぬ味だったので、あまり期待していなかったのです)

 ちなみにじゃじゃ麺ですが今回の帰省ではもう一度まみえる機会がありました。
 それについては次の機会に。

今度は「シンカンセン」で再び帰省する・・・

2024-10-26 05:50:52 | 旅行・探訪・イベントなど
 つい先月車で帰省したばかりなのですが、その後実家のよんどころない事情が生じ、先日急遽二度目の帰省をしてきたところです。

 今回は主に公共機関絡みの手続きがメインで要件の重要性の割に日程がコンパクトな事もあって、わたし一人での盛岡行きでした。

 皮肉な事ですが、その日程のコンパクトさ故にコロナ禍以来約5年ぶりとなる「新幹線での帰省」となったのは嬉しいやら切迫感に押しつぶされそうになるやら複雑な気分。

 仕事が引けてすぐ大宮駅に直行。何しろ今回はスケジュールの余裕がほとんどなく「乗り継ぎの在来線2本のどちらかでも5分以上遅れたら新幹線に乗れない」という状況だったので大宮までの切迫感が半端ありませんでした(今は首都圏の電車が毎日必ずどこかで遅れを出している現状なのでシャレにならないのです)

 そのくせ一度乗ったら速さの点では新幹線の威力は圧倒的です。何しろクルマだったらランボやフェラーリですらまずできない「時速300キロオーバーの巡航」をやってのける上に「車内で酒が飲める」メリットも大きいです(笑)




 夜7時台の新幹線ホームは約10分に1本くらいのペースで「同じホームにバラエティ溢れる電車がとっかえひっかえする」のが楽しめる「リアル電車えほん状態」が現出します。


 お目当ての列車に乗り込みさっそく開くは現住地の駅で購入した「甲州ハイボール」
 お値段の割にはごちそう感があるので電車の帰省ではよく飲んでいましたが、よく考えたらこれも5年ぶりで

 中央線の「あずさ」からは絶えて久しい「車内売りのコーヒー」が新幹線ではまだ飲めるのも今回嬉しいポイントです。淹れたてでなくとも「熱々のコーヒーを口に運びつつ車窓風景を眺める至福」は(気分的に)缶コーヒーでは味わえないところです。

 盛岡駅に着くとE5系「はやぶさ」とE6系「こまち」の離解シーンを見学。実は「自分の乗ってきた新幹線でこれを見るのも初めて」でした(そうでないのなら2年前に一度「駅弁の待ち合わせ」の時に見ていますがw)

 先日の自然開放事故があった事もあって、いつもとは違う目で見ていた面はありますが、改めて見るとこの連結器はかなり強固な構造をしているのがよくわかります。なにしろ「こまち」就航このかた27年間あんなトラブルは無かったのですから当然ではありますが。


 ひと月ぶりに降りたった盛岡駅前の夜景はやっぱりひと月前と変わりません(笑)

トミーナインスケールのDD13 旧国鉄色

2024-10-25 05:45:24 | 車両・ディーゼル機関車
 帰省往路での予定外散財のはなしから。

 今回入線のモデルの中ではヴィンテージ度は随一の車両です。

 トミーナインスケールのDD13、国鉄旧塗装の仕様です。
 この型のDD13はTOMIXになってからも暫くリリースされていたのですが、TOMIX時代は新塗装の仕様だけになっているので旧塗装はそれなりにレアではあります。
 (KATOやTOMIXの新モデルにも旧国鉄色はまだ出ていないと思いますし。そういえばマイクロにはあったかな?)

 造形は今の眼で見れば思いっきりラフで大雑把(特に激太な手すり類は人によっては拒絶反応が出そう)に見えるかもしれませんが、この趣味に入った時に新塗装のDD13を転がした思い出のあるものからすれば、旧塗装の仕様はそれなりに琴線を刺激されます。
 ナインスケールのDD13は昔のおんぼろバスの様なノイズと大雑把かつ豪快な走り(でもスローが意外に効く)というイメージがあるのですが、それは今回のモデルでも変わりません。

 やっぱりガラガラした走りで繊細なスピード調節とは無縁な感じなのに、MAXがそれほど速くない代わりに「じりじりしたスロー」を見せてくれる時もあります。
 
 さすがに今どきのモデルと並べると見た目が相当にしんどいのも確かですが、一方で何か妙に憎めない雰囲気も持ち合わせているのがこのDD13の面白いところではないでしょうか。
 模型というには細密さが足りず、玩具と斬って捨てるには模型らしさの方が強いという絶妙な立ち位置故にこのDD13の存在感は意外に大きいものがあります。

鉄道ミステリとNゲージ・41「浜名湖東方15キロの地点」と0系新幹線

2024-10-23 05:41:48 | 書籍
 今年は東海道新幹線開業60周年に当たります。そんな訳で当ブログも少しあやかってみようかと(笑)

 この間のブログのコメントで「鉄道ミステリと鉄道模型」ネタで「0系新幹線をなかなか取り上げられない」といった内容の返事を書きました。
 事実「鉄道ミステリに合わせて該当する鉄道模型のモデルを取り上げる」というコンセプトなので、記事を書いた当時はネタの宝庫でありながら0系新幹線をそうそう何度も出せない様な気分になっていたのは確かです。

 ですがその後エンドウのモデルや救援車のモデルなどがいくつか入手できた事もあり、そろそろ0系ネタを解禁しても好いかなという気分になってきました。

という訳で今回はその第一陣としてカッパノベルズ「下りはつかり」所収の森村誠一作「浜名湖東方15キロの地点」を取り上げたいと思います。

 この世の中に面白いものは何もないと信じているノンポリを自称する有閑大学生の主人公が、肉体関係にあった過激派女闘士が内ゲバで殺害された事をきっかけに彼女を殺した反対派を出し抜くために西側のA国大使が乗る新幹線特別列車を爆破しようと計画する。だが警備厳重な専用列車を爆破する方法で行き詰った主人公が新聞の交通事故の記事を見てひらめいたアイデアとは・・・!

 というのが大まかなストーリーです。

 他の鉄道ミステリが新幹線利用のアリバイトリックを題材に選ぶ事が多い中、本作はそのものずばりの新幹線爆破計画を選んでいるところが面白いところです。映画の新幹線大爆破に6年先んじていますし。本作の主眼になる着想は実際に本作を読んで頂いた方が良いと思いますのでここでは割愛しますが、今でもやろうと思えば実際にできてしまいそうな事なのでくれぐれも真似などしないように(汗)

 それを別にすれば過激派によるデモや騒乱が日常的に起きていた当時の世相を反映した内容で、これまで取り上げてきた鉄道ミステリの中で最も時代の空気を反映した一作という事は言えるでしょう。実際、初読の当時〈1975年)わたしも騒乱の描写に違和感は感じなかったですし。

 本書が書かれたのは1969年の事で作中で過激派のデモによる混乱を避けるために特別列車が品川駅から発車する描写があるのですが、新幹線の品川駅が開業するのはずっと後の2003年の事だったりします。

 今回の主役は勿論0系新幹線。
 時期的に大窓仕様の前期型なのは間違いないでしょう。この仕様のNゲージモデルは1975年に学研がリリースした物が最初でしたが、長い事追随モデルがなく最近になってマイクロやTOMIXから現在の水準の造形モデルがリリースされています

 わたしの手持ちは学研のモデルですが、西ドイツトリックスモーター搭載の動力が自慢でした。
 が、M車が片軸駆動で牽引力不足なのに加えてT車の台車の転がり抵抗がこれまた大きいため5連以上の運行はかなり困難。5連でもそう速く走れないという困ったモデルでした。

帰省の戦利品・エンドウの9600それから

2024-10-22 05:39:02 | 車両・蒸気機関車

 先日の当ブログで入線報告したエンドウの9600のそれからのはなしです。
 今回入線した96が動力に関しては不動品である事は前回おはなしした通りですが、通電してもモータが温まらないところからおそらく何らかの理由でモータに通電していない可能性が高いと踏んでいました。

 このモデルはテンダ内にモータを内蔵した、いわゆる「テンダードライブ」ですが、集電はエンジン部からも行っているため両者をつなぐドローバーも通電機構が付いている訳ですが、御覧の通り通電用の線がえらいラフに曲がっていまして、ここを修正するだけでもどうにかなるのではないかと思ったのですが、流石にそんな安直な話ではなく、通電させても不動のままです。

 結局テンダー部の分解と相成りました。ここで何の手掛かりもなかったらかなりまごつく所でしたが、幸いWEB上では同形の96のレストア記事がいくつもあり、分解工程も理解できましたからどうにかモータを引き出すところまでは行えました。
 (最初、ウェイトと一体成型かと思っていたテンダーが「ウェイトにブラスの車体をかぶせる構造だった」のを知ったのもWEBの記事のおかげですw)

 予想はしていましたが、単体で引っ張り出したモータはきれいなもので 通電してみたらきっちり回ります。
 96のテンダー側の集電ではウェイト兼用のダイカストブロックも通電材に使っている様なのでこの付近に問題がありそうです。

・・・と思いつつモータを抜いたウェイトを見ていたら。

 「モータの辺りのダイカストに不自然なもっこりが」
 実はWEBや当ブログのコメントなどでも書かれていましたが、96のテンダーでもダイカストのご懐妊現象は報告されていて、どうかすると上からかぶせた車体が分解を始める所まで進行するとの事でした。なるほど、ボディを外すときに妙に渋かったわけです。
 さっそくもっこり部分に金やすりをかけて平面になるまで修正。幸いKATOのそれよりも材質が柔らかいらしく、思ったよりも早く切削ができたのは幸いです。
 再びモータを載せてウェイトに直接通電させると、見事にテンダーが走りだしました。
 ・・・って、テンダーだけ走ってもどうにもなりませんが。

 問題は前に入線しているエンジン部のコンビネーションロッドの取り付けが弱く「ちょっと走るたびにロッドを落っことす」事です。
 ロッドなしでも一応走行は可能なのですが、なまじパーツが揃っているだけにここはどうにかしてやりたい気分です(そもそもそんな細いピンをどうやって調達する?)

ヘルパのメルセデスベンツSLK

2024-10-20 05:09:24 | アクセサリー
 今回はHOゲージスケールのミニカーのはなしです(16番に非ず)

 先日、久しぶりに覗いた行きつけの中古ショップにまたもや「ヘルパのHOスケールミニカー」が大量に並んでいました。

 それも何故か「メルセデスとBMWばっかり」で、「その半分くらいがオープンカー」という不思議な並びです。
 今気付いたのですが、日本車ではHO(16番)スケールのミニカーはカーコレ80を始め、車種は拡充しているのですが何故かオープンカーはモデル化されていません。

 それどころかサンルーフ装備の奴すらないのです。

 この辺り自家用車が元々富裕層や貴族の乗り物からスタートした欧州と、戦後急速にモータリゼーションが進んだ日本との文化的な差異が象徴されている感じもしますが、まあそれは置いておいて。

 それらの並びの中からわたしの琴線に触れるモデルを2,3台拾ってきました。

 今回紹介するのは、メルセデスベンツのSLK。恐らく90年代のモデルです。

 セダンとしては非常にまっとうな作られ方をしているのに、専らオーナーの柄が悪かったせいで「オラオラ車」の元祖と化している感のあったメルセデスの中でわたし個人が一番好きだったのが初代のSLKでした(二番目はわたしがかつて乗っていた初代A160)

 「メルセデス=図体がでかい」という一般常識(笑)に反して初代SLKはユーノスロードスターに毛の生えた様なサイズ(でも実際は3ナンバーですが)にメルセデスらしからぬ凝縮感と軽快さを打ち出したデザイン。

 ロードスター特有の「キャンバス屋根の対候性の悪さと屋根を閉めた時の後方視界の悪さ」をカバーするための「全自動バリオルーフ」という(当時としては)斬新な機構を引っ提げ、クーペとオープンカーのいいとこ取りをした様なスペシャリティカーでした。
 (なので「クーペボディでありながら2シーター」という初代シルビアみたいな立ち位置のクルマでもあります)

 わたし的には「偉そうには見えないけれど運転して楽しそう」なメルセデスとして記憶に残るとともに、もしお金があったら購入していたであろう1台でもあります。

 今回のミニカーの中にそのSLKが入っていたのですからこれは即買いです(笑)

 1/87のHOスケールでなので1/80の16番と比べると感覚的にはベンツなのに軽自動車に見えてしまうサイズなのですが、ヘルパらしく造形はシャープでインテリアの作り込みもスケールを考えると良好。
 真っ赤なボディカラーと相俟って「レイアウトのどこに置いても目立つ」という人徳を持ちます(笑)

 この間のA160と併せてHOスケールミニカーの中では(わたし的に)宝物になりそうな1台でした(お値段もトミカより安かったしw)
 今回は調子に乗ってHOスケールのオープンカーばっかり何台も買い込んでしまったのですが、それらについては次の機会に。

梅桜堂の「二階建住宅B」を作る・1

2024-10-19 05:07:32 | ストラクチャー
 先日のJAM土産を製作したはなしから

 三つ買ったペーパーストラクチャーキットの中から最初に選んだのは一番小さい梅桜堂の「住宅B」だったりします。

 最初はサイズが小さいから早く仕上がるだろうなんて呑気に構えていたのですが、いざ掛かり始めるとこれがまた手強い(汗)

 手順としてはまず最初に「4方の壁を艤装する」ところから始まるのですが、サッシくらいならまだしも戸袋窓が外側のフレームと雨戸の収納部が別パーツでしかもそれぞれが極細なものですから、糊付けから貼り付けまでの一連の工程ではピンセットのお世話になりっぱなしです。
 (しかもこのメーカーのポリシーなのか「窓ガラス用のセルが付いていない」のでそれも入れるとさらに手間は増えます(大汗)

 そんな訳で四面の壁を仕上げるのに寝る前のひと時を使って丸3晩位は使いましたか。

 ですが、四面全ての壁が仕上がれば、次の工程で建物の形が一気に立ち上がるので感動ものです(いや、マジで)

 これがジオコレ辺りだったらここが最初の工程なのですが、一面一面壁を作るところでの苦労が大きいだけに、流石に嬉しさもひとしおでした。
 しかもディテールのかっちり感はジオコレやGMキットの及ぶところではありません。

 でも、実はここまでが工程のまだ半分なのでもう一息といったところです。

 何しろ寝る前の時間を拾って作っているので一回当たり20分位しか掛けていないのですから(続く)

エンドウの9600・またまた

2024-10-17 05:05:24 | 車両・蒸気機関車
 帰省(というより、その途中で)の散財アイテムその2から

 今回紹介する物はエンドウの9600。
 実はこちらのモデルも既に入線していたのですが、前に入線した奴の半額というお値段だったのと、ボディの状態がなかなか良かった事から購入を決断したものです。

 前に入線した奴はロッド周りのピンが外れやすく走行中にロッドがバラストに突き刺さるトラブルを起こしたりしていたので今回のモデルとコンバートするか、ドナーに使う心積もりでした。
 こちらも帰宅後、試運転したのですが「見事に不動品」(笑)
 エンドウの96はテンダードライブですが通電してもうんともすんとも言いません。

 ただ、モータが熱を持たないところ等から見てトラブルの原因はテンダーの集電系にありそうです。
 おそらく通電が確保できれば走行は可能でしょうが、それはまあ後回しにして。

 エンジン部の方は前述した様に、ほぼ新品同様のコンディションでロッド周りのトラブルもなし。
 ですから前に入線した96(こちらは曲がりなりにも走ります)のテンダを交換すれば走行は可能なはず。

 早速交換してみたら思った通りスムーズに走り始めました。
 前の個体は動力の問題はないがロッドが引っ掛かってまともに走れず、今回のはエンジンに問題はないのに動力に通電せず走らないという組み合わせだったので、前後のスワッピングで走りを回復できたのはとりあえず何よりです。

 とはいえ、今回宙に浮いたエンジンとテンダもリペアは可能とみているので追々レストアする積りでいます。

 書き忘れていましたが、今回の個体は前のにはなかったナンバープレート(金属製)と重連用カプラーも付属しているのでここも手を加えたいところです。

駅そばの「丸政」のサンドウィッチのはなし(笑)

2024-10-16 05:54:42 | グルメ
 今回は久しぶりに食べ物ネタから。

 先日CSで放送されていた「駅そば」の番組で小海線小淵沢駅の「丸政」の立ち食いソバが出ていて、一瞬懐かしい思い出に浸りました。

 十数年くらい前でしょうか、当時はまだテツドウモケイの趣味の再開前だったのですが、久しぶりに駅弁が無性に食べたくなりわざわざ小淵沢駅まで車を飛ばした事がありました。
 その時は小淵沢駅自体行くのが初めてだったのですが、着いてみると周囲の空気の清澄さに加えて如何にも駅弁が似合いそうなローカル臭を感じさせる駅でしたから駅弁一つ買うにもなかなか気持ちが良かった思い出があります。

 そのローカルカラー満載の駅舎は2017年に建て替えられてアヴァンギャルドなデザインに変身してしまいましたが、駅弁や駅そばの方は相変わらず売られている様なのでひさしぶりに今度行ってみようかなとか思っています。

 さて、TVで紹介されていたのは「山賊焼きが乗っかった駅そば」でしたが「丸政」という蕎麦屋さんは富士見駅をはじめ韮崎駅や甲府駅なんかにも出店を出していてあの界隈では駅そばの定番として有名なところです。実際、甲府辺りならばわたしもお出かけのついでに駅そばや駅うどんを食べることが多く、馴染みもそれなりにあります。
 (尤も、わたしのお気に入りは山賊焼きではなく「コラーゲンチャーシュー」の載ったそばの方で、特に冬場なんかは満足できる一品だと思います)


 また「丸政」には駅弁屋さんというもう一つの顔があり、これまた中央線を利用する際にはお世話になっている物が多いです。
 (最近「高原野菜とカツの弁当」に当たらないのがそろそろフラストレーションになりつつありますが)

 「そば屋の天むす」なんかは新宿伊勢丹でも売られているそうで、こうして見ると「丸政」という店は山梨では「駅グルメの百貨店」みたいな存在なのではないかという気がしていました。

 そんなことを考えながら、先日甲府に買い物に出かけた折にスーパー(鉄道とは関係ありません)で何の気なしに昼食用のサンドウィッチを購入しました。

 いわゆる「総菜パン」の一種で、ほかの店のそれに比べて野菜比率が高い上に肉系もそれなりにボリューミーなので、そのスーパーに寄った折には大概買い込む一品です。
 帰宅後、いつものように昼食にそれらのパンをぱくついていたのですが、何の気なしにラベルを見たら

 なんとそのサンドウィッチもが「丸政」の一品でした。これまでこのサンドウィッチは何度となく食べていながらどこの製造かなんてまったく気にしていなかっただけに驚いたのなんのって(笑)

 そういわれてみれば駅そばや天むすのそれに共通したボリューミーさのある総菜パン、しかも生野菜のふんだんさは駅弁のそれを彷彿とさせます。
 ことによるとこのサンドウィッチは駅でも売っているのかもしれません(どちらかというと「電車の中で食べるならそれなりに豪華な感じのする食べ物」ですし)
 次に甲府に行くときには探してみようかとか今から思っています(笑)

「TEZMO SYNDOROME」と「趣味のカラー」のはなし(笑)

2024-10-15 05:48:32 | 書籍
 単行本の発売、RM MODELSへの出張版の掲載とここにきて動きが急なWEBコミック「TEZMO SYNDOROME」丸3か月ぶりの新作が掲載されました。
 今回は一読者の立場から見ると「そう来たか!!」感の強い「マイクロエース・趣味のカラー」ネタです。

 例によって本編をお読みになってから、以下の思い出話(というか一読者の勝手な駄弁り)に移って頂くのがよろしいかと思います。
 「趣味のカラー」でピンと来た?TEZMO SYNDROME(テツモ・シンドローム)40話

 実物をご存じない方もおられると思うので補足すると「趣味のカラー」とは1980年代末期にマイクロエースが既存の日本型車両に外国のTGVやアムトラックなどのカラーリングを施してセット販売していたシリーズの事です。
 当時としてはあまりにぶっ飛んだコンセプトのせいか売れ行きは芳しくなかった様で昭和の末期頃「池袋の駅前広場近くの露店で趣味のカラーのセットがたたき売り状態になっていた」現場を見たことがあります(懐かしいなw)

 こんな事を書いているわたし自身からして、新製品当時はあまりの企画のぶっとびぶりに少なからず引いてしまっていたマイクロの「趣味のカラー」ですが、21世紀以降の趣味の再開後何年かしてから、ばらしの中古モデルを何両か入線させています。

 あの頃は際物臭さが全開でしたが、それから時代は流れ実物の鉄道でもオリエント急行がD51に牽かれて日本の線路を走り、新幹線のコスプレをした気動車が登場したり、キティちゃんやエヴァンゲリオンのカラーリングの新幹線が疾走する時代になってみると、ある意味実物の方がテツドウモケイ趣味人の先を行っている感じすらしますから、逆に「趣味のカラー」も実際にありえそうな錯覚すら感じさせますね。
 185系の157系風カラーを見たときなんか思わず「リアル版趣味のカラーだ!!」と思ったものですが、まさかそれがラウンドハウスで模型化されるとは思いませんでした(笑)


 そう思うとマイクロの「趣味のカラー」はそうした傾向の先取りともなっているのかもしれません(尤も、先取りしすぎて今の時点ですら時代が追い付いていない気もしますがw)

 尤も、当のマイクロ自身は後にイベント限定品名目で「ブルトレカラーのEF61」とか「581系カラーの715系編成」とかのオリジナルモデルを出してはいますが、趣味のカラーに比べるとマニア受けする範囲内に小さく収まってしまっている感じもしないではありませんw 


 まあこういうのはコミック本編で風奈が語っている様に「個人レベルのお遊びみたいなネタをメーカーが正規品として発売した事のユニークさ(もっと言えばある種の趣味人にとっての「嬉しさ」「解放感」)を素直に愛でる事が王道なのだろうなとは思います。

 ところで、作中で風奈がTGVカラーの185系につなげるために手持ちのEF200をSNCF風のカラーリングにリペイントする展開があるのですが、それに近い例としてわたしも大昔に前ユーザーが塗り替えたと思しき「カシオペア牽引機カラーのED75」というのを新宿のぽ〇で格安で入手した事があります。
 安かったのも確かですが、実は店頭でこれを手に取った時「なんだか無性にワクワクする様な嬉しさ」を感じたのも確かで、その時はこのED75に模型という趣味が持つ自由さ、闊達さを教えてもらったような気がしたものです。

 (で、その半年後くらいに実際の「趣味のカラー」の10系を入手するのですがw)

 実際に自分のレイアウトを持ってみて気が付いたのですが最初は「自分のお気に入りを走らせる」ので十分満足していたのが、やがて「レイアウトにも何かお祭りが欲しい」という気分が徐々に湧き上がってくるものです。そうした自分イベントのひとつとして「年越し運転」とか「聖夜運転」があるのですが、そこで走らせる編成として「適度に傾奇いた車両とか編成」があるとお祭り気分がより盛り上がる事があります。
 (これはレンタルレイアウトの運転でも同様w)

 昔ならそういう「お祭り編成」みたいなのは、単なるおふざけ以上の印象がなかったと思うのですがあらゆる車両がモデル化されている今の時代ならもう少し受け入れられるのではないかと思えるのです。

 あるいはJAMとかグランシップみたいなイベントの中でもお祭り気分の彩として傾奇編成がちらほらみられるようになって来ていますし(でも傾奇者ばっかりでも困るのも間違いないのでそこはまあ、各自の節度という奴でw)

 そこまでレイアウト(レンタルを含む)が普及し、大概のマニアが「トランク一杯のブックケースの編成を持ち歩く」様な時代となった今なら或いは「趣味のカラー」の意義も再認識されるかもしれません(爆笑・・・でも半分本気)


 以下余談(笑)

 今回の話は基本「風奈と高島先輩(単行本未登場)がTDFの駅前ビル(笑)の中の居酒屋で模型談議にふけるだけ」の内容なのですが、このまったりとした雰囲気は魅力的であると同時に田舎者のファンには眩しい「都会のマニアのライフスタイルの理想像」でもあったりします。こういう風に「気の置けないファン同士でテツドウモケイをネタに一杯やる」なんて事はイベントを別にするとなかなかできませんから。

地方の鉄道模型イベントに感じること・・・

2024-10-13 05:19:28 | 思いつくままに・考察
 当ブログでもコメントを通じて交流のある緑濃風鉄道さんのブログで、地元岩手での鉄道模型イベントが開催されたはなしが上がりました。

 元記事のリンクは以下のとおりです。
鉄道とプチ農業のきままな生活・鉄道模型、自家菜園、クルマ、DIYなど・・・・。

 実はこのイベント、わたしが盛岡に帰省していた翌週の開催でして、帰宅してからそれを知って悔しかったのなんのって(汗)
 もしも帰省が1週間遅かったなら絶対に覗きに行っていたであろう事は間違いありません。

 元記事からの写真を緑濃風鉄道さんの許可を頂き転載させて頂いていますがモジュールの作りやコンセプトの面白さ、更に夜景を効果的に見せる演出など、見どころの多いイベントだった様で次回はなんとかして見に行きたいと思います。

 ところで、緑濃風鉄道さんの記事に「小さな子供たちが走る電車の模型に目が釘付けになって真剣な眼差しで見ている様子、親子で小さな世界にまるで入り込んだ様に微笑みながら見ている様子」を見た事をきっかけに「近所では仕事を定年された方同志のグランドゴルフや飲み会などは盛んですが子供と世代を超えた交流が乏しいと感じます」「ひとつの世代交流の手段として鉄道模型を通じた交流などもあってもいいのではないか」という部分があったのですが、この部分は特に我が意をえたりという思いがしました。

 これは単に世代間だけの話ではなく、ビギナーとベテラン、どうかすると男性と女性といった部分についても言える事ではないかとも思います。

 まず思う事として、
 わたしが所属しているクラブなんかもそうなのですが、鉄道模型が趣味という共通点ゆえに異なる世代のメンバー(どうかすると住んでいる処も結構離れているのですがw)が同じ場所に集い、運転や模型談義に花を咲かせられるというのはとても嬉しいしありがたい事だと思います。

 と、同時にクラブの場合は一般公開の場が活動の中心なので、子供たちはもちろんそのお父さんお母さん、あるいは通りがかりの年配の方や外人さんに至るまで幅広い層にこの趣味の楽しさをアピールできる事も特徴の一つです。

 大都市圏の一部のレンタルレイアウトなんかで見た様な「マニアの集まり」だけだと、どうしても場が「ヲタクの隔離病棟」みたいになってしまい一見さんが入り込みにくい雰囲気があったりしますしw

 グランシップのトレインフェスタもJAM辺りに比べると一般客へのアピールの要素が大きいイベントですが、クラブの運転会の時も同様に「最初に子供達がまず集まってきて次にその親御さんたちが後ろから覗き込むというパターンが最初にあり、やや時間を置いて年配者のファンや外人さんたちのギャラリーがやってくる、その合間を縫うようにいわゆる「鉄」の皆さんがカメラを構えて写真を撮ってゆく」という流れを感じます。

 ビギナーのギャラリーが多いだけにクラブのメンバーに「これを始めるにはどうしたらいいのですか?」という質問を投げかけてくる方も多く、運転会転じて即席の「鉄道模型教室状態」になる事もしばしばですが、これこそがイベントの大きな役目のひとつではないかと思えます。
 (まあ、その合間を縫ってメンバーでも困る位のマニアックな質問を投げてくる方も居るにはいるのですが汗)

 従来インドアの極北みたいなものだった「鉄道模型の趣味」にこうした一般へのアピールの場が与えられ、それらを通じて趣味の裾野を徐々にでも広げてゆく事は今後もっともっと必要になってゆくのではないかと思われます。

 大都市圏でもそれは必要な事でしょうが、これは地元密着型の地方でのイベントの方がより大きな意義がある様に感じます。
 事に人口密度の低さから同好の士が散在しやすい田舎だと、年に一度でも一堂に顔を合わせ交流する機会を作る意味でも有効ではないでしょうか。

 今回の記事はわたしには思うところが多い記事でしたし、改めて考えさせられる事も多かったと思います。

残暑のひとり運転会(笑)

2024-10-12 05:17:36 | 旅行・探訪・イベントなど
 世間では彼岸も過ぎつつあり、それに合わせてかようやく当地の方も朝晩は「寝られる涼しさ」に移りつあります。

 いや全く今年の夏は暑かった・・・と感慨に浸るのはこの夏の総括としてまた触れたいと思いますが、今回はまだまだ暑さが全開モードだった8月のお盆前のひとり運転会のはなしから。

 7月の梅雨明け以来というもの「暑さと熱帯夜のせいで休日も何かしようとする気力が奪われている」はなしを書いたのですが、その直後から「これではいかん、何かして気力を取り戻さねば」とばかりに一念発起(なんて大袈裟な)



 先日入線の鉄コレたちをこの機会にとN化・動力化させました。
 物はグランシップで入手した遠州鉄道のラッピング車と先日紹介した東武の350系4連。
 ついでに前回触れた73系もパーツ未装着の吊るし状態(TOMIXとしては異例と思いますがこのモデルは「埋め込み式ベンチレーターが全てユーザー後付け」なのです)だったのでこちらも手を加えました。

 こうして並んだ3列車は時代も地域もばらばらな組み合わせで、純粋主義者が見たら卒倒しかねない並びなのですが一方で「レイアウト上のお祭り騒ぎ」という点ではなかなか華やかに見える組み合わせでもあります。
 これらがすれ違いや追い越しを繰り返しながらレイアウト上を疾走するのを眺めていると、この時ばかりは夏バテを忘れられそうです。

・・・などとやっているうちに外では一天にわかにかき曇り、数分後にはこれまた久しぶり且つここ数年見ない位のゲリラ豪雨が襲ってきました。
 直前まで36℃以上だった気温も急速に下がり、1時間後には何と25℃台にまで!
 その一方で雷も最近見なかったレベルの凄まじさで、外に出たらたった3歩歩くだけでずぶぬれになるほどの降りとなりました。

 まったく今年の気候はどうなっていたんだか。

TOMIXの209系1000番台 中央線仕様

2024-10-10 05:15:37 | 車輌・電車
 当鉄道で編成物としては今年ふたつ目の新車の入線です。

 それも偶然とミーハー根性で予約した(汗)代物だったりするのですが。
 物はTOMIXの「209系1000番台 中央線仕様」

 今年のはじめの上京の折、偶然にも2回続けてこの編成の特別快速(当時1日1本しかなかった)に乗ったことが引き金となり、つい予約を入れてしまいました(笑)
 当時の記事のリンクはこちらから

 今年最初の秋葉原と中央線の209系のはなし

 物は実車の印象通りに「武骨」というか「愛想のない箱」なんて感想がでてきそうな感じですが、ヘッドライトや行先幕辺りの表現が昔のモデルよりリアルでバージョンアップ感が高い印象です。
 ただ、不思議にもカプラーは普通のアーノルドでした(昨年最後の新車だった115系300番台はTNカプラーでしたが)

 走行性もごくスムーズで、フル編成でも当レイアウトの3%勾配を悠々クリアしました。うちのレイアウトはサイズ的な都合で自然な運転ができるのは精々10連程度(それ以上だとリバーズループよりも長くなってしまう)なのですが、ぎりぎりで不自然さを感じないで済む長さには収まっています。

 現在はまだ行先も入れていませんし室内灯の装備もまだですが、年内にはどうにかしたいところです。

 以下、余談
 今回は珍しく通勤電車のフル編成に拘って基本・増結セットを揃えましたが、ケースの内張を見ると、最大10両が収まる様になっていました。
 基本セットが6連・増結セットは4連な上に実際の編成では基本と増結の編成のちゃんぽんぶりが凄いので、一つのケースに10両収めた方が効率的と思います。

 なのでさっそく実行しましたが、結果「10両入るブックケースがおまけに付いてきた」形になり、望外のプレゼントになりました。