光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

MODEMOの東京都電7000形「花電車」仕様

2023-07-29 05:29:36 | 車両・路面電車
 先日の中古ショップ開店セールの戦利品。

 実は今回購入のモデルでこれが一番高額でした(と言うか、前に紹介した4両をまとめたのとほぼ同額w)それでも新車の半額程度でしたが。
 おまけにこれまでに紹介したほかの4両と全く脈絡のないつながりの一品です。

 物はMODEMOの東京都電7000系「花電車」仕様
 こちらは比較的最近のリリースだった筈ですが、店頭で見かけた期間が短く、ついに買いそびれてしまった恨みのモデルでした。

 「花電車」とはいってもカラーリングがそれっぽいというだけのはなしで、実際の花電車みたいな「線路上のデコトラ」みたいな訳にはいきません。
 が、お祭りを思わせる賑々しさはやっぱりこの電車の大きな魅力の一つ。
 昨年暮れに移設再開された竹取坂レイアウトの路面電車線で走らせるのにこれ以上お似合いの車両はありません。

 今回のモデルは改修後の仕様で菱形パンタがどっかり乗っかる屋根上が特徴。
 灰色に塗られたパンタはなかなか落ち着いて見えて好印象です。

 これほど小さな車体と径の小さな車輪を装備していながら走行性は今回入線した動力車の中のどれよりもスムーズでスローもしっかり効きます。
 最近のモデルらしくヘッド&テールランプと行先幕が点灯するのも有難いところです。

 タイミングが良かったと言いますか、先日のミニSLレイアウト「棚幡線」の開業10周年でも活躍し、架線柱もないレイアウトを華やかに彩ってくれました。

鉄コレの江ノ電800

2023-02-09 05:49:38 | 車両・路面電車
 昨年の年越し運転直前に入線した文字通り2022年最後の入線車。
 物は鉄コレの江ノ電事業者特注モデル「江ノ電800」です。

 鉄コレで江ノ電の車両はおそらくこれが最初と思いますが、通常色といわゆるチョコ電色の2タイプ同時リリースとなかなか気合が入ったラインナップです。
 今回は当鉄道に入線しているMODEMOの江ノ電300とお揃いのカラバリという事でチョコ電色を選びました。ただ、実際のモデルはMODEMOの300よりも淡い色合いです。

 モデルの造形自体は最近の鉄コレに準じますが、片側運転台を付けた短躯の車体の2連はノス鉄や過去の鉄コレなどの両運転台モデルに比べてちまちま感が薄いゆったりとした雰囲気があり、田舎の風景にもよく似合う気がします。

 付属のステッカーには通常の行き先幕の他、さよなら運転時のヘッドマークもあり、これらを貼り付けると華やかな感じになります。

 実はこの江ノ電800ですが、元々は山梨交通の7形として登場し、同線の廃線に伴い上田交通へ譲渡、そこからさらに江ノ電に転出してきたと言う複雑な経緯を持つ電車だったりします。

 (現在は山梨の鰍沢の公園に当時の山梨交通色にリペイントされた1両が展示されています)

 実車は江ノ電入線以降フェイスリフトや3扉化でかなり雰囲気を変えているのですが、個人的には山梨交通仕様や上田電鉄仕様のモデル化に期待したくなります。

鉄コレの阪堺電気軌道1001形「紫おん」

2020-09-06 05:24:55 | 車両・路面電車
 先日富士急と静鉄の金ピカ編成を走らせた折、鉄道模型大好きおじさんから阪堺電気軌道の車両も金色であるとコメントを頂きました。

 その時以来堺トラムの金色電車が頭の中で引っかかっていたのですが折も折、その阪堺1001形の鉄コレを行きつけの中古ショップで見つけたのも何かの縁かもしれません。

 3連節の車体は街並みに溶け込み易いデザインです。金色基調とは言え派手な意匠がある訳ではないので金ぴか感は薄く、派手さを抑えた見た目になかなかシックな感じで好感の持てるカラーリングと思います。
 ただ、どちらかというとレトロな商店街よりも近代的なビル街が似合うアバンギャルドな雰囲気ではあります。

 今回入手できたのは紫帯の「紫おん」の仕様。
 困った事に私の脳内では「石焼き芋」をつい連想してしまいました(汗)
 現にこれを買った帰りにスーパーで焼き芋を買ってしまいました。このクソ暑いのに。

 生憎中古なだけに動力の手当がついていませんがいずれは自走させるつもりでいます。
 ただ、窓が大きく車内がよく見通せるデザインですので窓を塞いでしまう動力ユニットを入れるのが勿体ない気もしてしまいます。KATOのユニトラム並みに窓の下に動力が収まるようなユニットが出てくれると嬉しいですが。

ワールド工芸の電動貨車

2020-08-23 05:20:08 | 車両・路面電車

 久しぶりに積みプラ消化作です。
 数年前に秋葉のIMONで購入したワールド工芸の電動貨車キット。
 休日蟄居の友として先日製作しました。

 とはいえ、今年は殊の外雨が多く好天に恵まれませんでした。
 ですから塗装を必要とするキットでありながら、天候面の問題でこれまでなかなか取り掛かれなかった車両でもあったのです。
 6,7月に休日と晴れ間が重なったわずかの偶然を利用して各パーツを塗装。ようやく先日組み立てました。

 とはいえこのキットは動力ユニットは組み立て済み。そのままでも自走できますがノーマルだといかにも軽すぎる。付属のウェイトを積んでどうにかといったところです。
 2軸ですが駆動するのは片側。コアレスモータを床下に組み込んでいますから、やや荷台の床が高いものの「真ん中が向こうへ抜けている動力車」という昔のNゲージだったら考えられない構造の車両が実現できるわけです。

 車体の組み立てはABSボンドを使うのを除けば、単に箱を組み立てるだけなので塗装さえしなければ20分もあればできます。
 カラーリングは以前紹介した甲武鉄道のロハに準拠してオリーブドラブ。
 2両並べたときの統一性を取りました。

 一応完成した貨車にワムを引かせてみたら若干ですがワム70000よりも小振りだったのには驚きました。コアレス故にスローはそこそこ利くはず・・・だったのですが車体の軽さと集電の不安定さからゆったりした走りはやや不向きかもしれません。

「ゴトウの日」のはなし・それから・・・

2020-05-26 05:03:43 | 車両・路面電車
 先日の「ゴトウの日」に関連した出し遅れネタです。


 日曜のブログで「私の手持ちに510が付くのはEF510くらい」なんて書いてしまいましたがレサレサさんのコメントで名鉄のモ510というのも存在していた事に気づき汗顔の至りです。
 名鉄のモ510と言えば、かつて私が家族に会いに年に2回くらい岐阜市に出かけていた頃、かなりの確率でお目に掛かっていたデンシャでした。

 EF510よりもはるかに馴染みがあり、岐阜市内線廃止の折にはMODEMOの記念モデルまで買っていたというのにこのざまです。
 という訳で二日ほど遅れましたがモ510のはなしも。

 上記の様に家族が岐阜に住んでいた1990年代。
 私自身は鉄道模型の趣味の中断期間だったのですが、春と秋の年に二度岐阜に出かけ(当時の愛車はEF58青大将カラーの日産セレナw)ていたのですが、中央道の土岐ICから岐阜に向かう折、関から先は必ず美濃町線と併進して走っていました。
 私の好みのデザインだった真っ赤なモ600がのんびりと田んぼの中を走っているのを眺めながら並走するのには独特の情緒という奴を感じたものです。

 そして岐阜市内に入ると当時の主力車だったモ780辺りに混じってツートンのレトロ感あふれるデンシャとよく行き会いました。
 それがモ510だった訳です。

 他の電車とは明らかに違う旧式ボディでありながら最新式に混じって事も無げに走っているその姿はいつの間にか私の中で「岐阜の風景の一部」にすらなっていた気がします。
 沿線のマクドナルドでビッグマックをぱくついている脇を通過するモ510、横断歩道を渡る時に目の前に停まっているモ510、車で市内を走っている時に前方を流しているモ510。
 路面電車という奴が如何に沿線の風景に密着しているか、それを空気として実感させてくれたのがモ510の存在でした。

 今は岐阜市内線自体がなくなっていますが、この趣味を再開した時に路面電車・軽快電車のレイアウトを志向した背景にこの岐阜での体験があったのも間違いありません。

 Nゲージのモ510はMODEMOの製品で廃止の折に出たモデルに飛びついたものです。
 町中でこれを走らせると「周りの風景が何でも岐阜の様に見えてしまう」なんて妙な錯覚を覚えるのもそうした思い出のなせる業でしょう。

天賞堂とソニックシティと砂津の600

2019-03-17 05:00:52 | 車両・路面電車
 先日の天賞堂の閉店セールでの戦利品のひとつにトラムウェイの路面電車用動力ユニット(B)があります。
 定価4700円のところ70%引きという事で1ユニット1400円ちょっと。二つ買っても正札1個より安いというのに惹かれました。

 あまり書きたくはないのですが、WEBなんかの情報ではここの動力は当たり外れが大きいというのが定評になっていて、試走の際にも多少震えの見られるものがあったのですが、私が使う分にはどうにか許容範囲内と判断して店頭に残っていた二個を買ってしまいました。

 何故二個なのか。

 一つについては以前紹介した山梨交通のボロ電のユニットへの転用を、また今回同時購入した鉄コレに使えるかと言うのもあります。
 そしてもうひとつについては昨年暮れのソニックシティで入手していたキットに使えるかと言う目論みがありました。

 それが西鉄軌道線の砂津の600型です。

 これは暮れのソニックシティのイベントの折に、車体だけのキットについ飛びついてしまったと言う曰くがあります。
 説明書では鉄コレの路面電車用動力ユニットの仕様が推奨されていたのですが、トラムウェイのユニットが元々マスターピース製都電7500キットの動力に推奨されていた物なので寸法が同じか近接している可能性が高いと判断したものです。

 このキット、動車組・すずめ模型・甲府モデルのコラボ企画品という事でそれぞれが3Dプリンタによる車体、ペーパー製の屋根板、排障器とパンタ架台とそれぞれの得意分野ごとにパーツを組み合わせた点がユニークと思います。
 何というか組み立て前のパーツを見ていてもワクワクさせる何かを感じました(笑)

 ですが入手はしたものの当初は動力ユニットの当てが付かなかった事、実車の塗り分けが結構複雑なのでオリジナル塗装にしようか迷っていた事などから丸二月塩漬けになっていました。

 今回のトラムウェイのユニットを試しに仮合わせしたところではユニットの方が微妙に長い事が判明しましたが、その差がわずかなのでユニットの方を若干切削すればどうにか行けそうな気もします。
 ただ、台車枠が実車と異なる可能性が高い事、床下機器を付けるスペースが無く、ペーパークラフトで貼り付ける位しか当てがない事が問題ですがここは妥協せざるを得ません。

 更に今回の動力ユニットは「ヘッドライト、テールライトそれどころか行先表示幕までもがLEDによる点灯式」
 これを生かそうと思ったら少なくとも行先表示幕の開穴は必至でしょう(大汗)

 私にそこまでできるのか現時点では未知数ですがキットの説明書によると製作にはパンタグラフやクーラー、ベンチレーターと並んで「最後まで成し遂げる気力と体力」とありますので(笑)ここは一番腰を据えて焦らずに取り掛かろうかと思います。

ウッディジョーとバンダイ動力のはなし

2018-08-26 05:44:16 | 車両・路面電車
先日の帰省の折の戦利品から。

 この間モデルを製作したウッディジョーの木造電車ですがKATOの動力を指定されていたものの妙に腰高感があってどうしたものかと考えていました。
 この件に関しては以前レサレサさんからポケットラインの二軸動力のへコンバートの可能性を指摘いただいたのですが、その時は帰省中だったのでおいそれと手が打てませんでした。

 そんなおり、鉄道模型をほとんど扱わない故郷のホビーショップを覗いたところ、そこでひとつだけバンダイのBトレインショーティの動力を発見しました。しかも幸か不幸か「路面電車用」です。
 これを買ってしまうと帰省の際のお土産代が足を出してしまうのですが、今後入手できるかどうかわからないという焦りから購入してしまいました。

 帰宅後KATOの動力と並べて見たのですが、シャシの長さこそ同じなものの台車の軸距はバンダイの方がやや広めでした。
 そのせいか、足回りはKATOと異なるどっしり感があります。

 試しに車体を載せてみましたが、腰高感の改善はわずかなものの、KATOよりも見た目の安定感が得られました。
 肝心の走行性ですが、KATOのそれとは大差なし。特に不満はありません。

 さて、肝心のポケットライン動力ですが「ぎりぎりで動力の方が長いためにそのままではコンバートできません」でした。
 但しシャシを一部カットすれば載る可能性はありそうです。

 ここからどうするか、少なくとも3種類の選択肢が出てきたので考え処です。

ウッディジョーの木造電車タイプ2を作る

2018-08-18 05:19:19 | 車両・路面電車

夏の工作三昧、8月に入ってもあまり勢いが変わらない気がします。
今回は前にも予告した「ウッディジョーの木造電車タイプ2」

前作がクローズボディだったのに対して短いながらもデッキを備え、ピューゲルの代わりにポールを備えた古典的なデザインです。
前作のタイプ3よりも明治村の京都市電みたいな雰囲気が個人的に気に入っていたのでこちらの方を本命にしていました。

制作工程は基本的に前回と違いませんが、屋根の二段構造やデッキ部の工作はいかにも「工作をしている」気分に浸らせてくれます。
ポール部分はエッチングでパーツが小さい分少々手こずりましたが、付けて見るとなかなか雰囲気がよろしい。
かっちり感があるキットなので、製作の手間はそれほどかかりません。私は片手間で二晩掛けましたが、素組みなら2時間もあれば形になるでしょう。

動力はBトレ対応のKATO動力ですが、取り付けて見ると幾分腰高に見えてしまうのが惜しい。
動力の床板を一部カットするか、他に方法があるか検討したいところです。

乗工社の江ノ電キットを山梨交通仕様にする・その3

2018-07-29 05:37:19 | 車両・路面電車
乗工社の江ノ電キットから山梨交通仕様をでっちあげるはなし、その3です

 山梨交通時代を再現するピューゲルの追加。
 そして前部排障器とステップですがこれは考えどころです。どれもこれも田舎ではおいそれと揃うパーツではありませんからどこからかドナーを見つけるのが手っ取り早いやり方になります。

 という訳でジャンク箱をひっくり返し、結局手持ちの食玩、通称「実相寺コレクション」の都電からパーツをドナーして対処しました。
 車体ではなく動力ユニットの方に排障器を仮付けしているので排障器が引っ込みすぎていますがこれだけでも足回りは引き締まります。

 なお実車は併用軌道区間を走っていたとはいえ、かなり床が高かったため乗降用に補助ステップが装備されていましたがこれは次回の課題という事で。


 テールランプは銀河モデルのパーツを使用。これまた電車用のパーツが見つからずやむなく機関車用の部品を転用せざるを得ませんでした。

 改めて思いましたが、元々のキットが完全な実車準拠ではない「タイプ」なので幅が広すぎ、車長も寸詰まり気味ですので過剰なディテーリングをするよりも「あくまで雰囲気を近づける」様にした方が良いと思いました。

 先日製作したウッディジョーの木造電車との2ショット。少々玩具じみていますがこういう雰囲気には合うのかなと自賛してみます(汗)

「ウッディジョー」の木造電車を作ってみる

2018-07-26 05:32:42 | 車両・路面電車





 






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今日も猛暑です。
平日休の今日などは到底外に出られる様な気候ではありません。

とか言いつつ日曜日に引き続いて庭の草むしりもやったのですがやっぱり20分以上の連続作業はかなりきついです。

1


というわけで午後の時間、台所に籠って積みプラ状態だったキットの一部の製作に使います。
その第一弾はグランシップで購入した、かの「ウッディジョー」の懐かしの木造電車。

素材の素朴さと作例写真の雰囲気の良さに惹かれて購入したものです。
キットを開封するとまるで昔の駅弁の蓋の様なペラペラの板が数枚。
そういえばこんな蓋の弁当、最近見ない気がします。

パーツはレーザーカットのペーパーキットの要領でカッティングしているのでカットは楽だし、各パーツもかっちりしています。
木工ボンドと一部クリアボンドで接着、ピンセットとカッターでもあれば半日くらいで完成できます。

 素材が素材なのと、私自身の腕の雑さがにじみ出ている事もあって(汗)ただ組み立てているだけなのになんだか夏休みの宿題をやっている様な気分です(笑)
 木製としては非常にかっちり感のあるキットで特に窓サッシの抜けのシャープさはなかなかのものです。
 
 仕上がりも夏休み工作みたいなノリになってしまいましたが、普通の腕の方なら確実にこれより綺麗に仕上がると思います。
 ただ、このキットの唯一残念なところはキット自体ではなく動力ユニット。

 KATOのBトレインショーティ用の動力を転用するのですがどう見てもクラシカルなボディに比べて台車が近代的すぎる事です。
 私自身は割とこの手のミスマッチには寛容な方だと思っていたのですが、実際に装着してみると少し考え込んでしまいます(汗)

 さて、今回製作したのは木造電車の3。これと別に京都市電を思わせるクラシカルなタイプ2があり、私にとってはこちらが本命なのですが最初に作ると失敗が怖かったので習作のつもりで3から掛かりました。
 また、今回のキットに付属のピューゲルやステップはエッチングの割合しっかりしたもののようですが他のキットで使いたい目論見があったので敢えて付けていません。
 ですがこれだと同じシリーズで出ている「木造客車」そのまんまの外見になるのですが(笑)

 2についてもこの夏中に作ってやろうと考えています。

2


夏の工作三昧、8月に入ってもあまり勢いが変わらない気がします。
今回は前にも予告した「ウッディジョーの木造電車タイプ2」

前作がクローズボディだったのに対して短いながらもデッキを備え、ピューゲルの代わりにポールを備えた古典的なデザインです。
前作のタイプ3よりも明治村の京都市電みたいな雰囲気が個人的に気に入っていたのでこちらの方を本命にしていました。

制作工程は基本的に前回と違いませんが、屋根の二段構造やデッキ部の工作はいかにも「工作をしている」気分に浸らせてくれます。
ポール部分はエッチングでパーツが小さい分少々手こずりましたが、付けて見るとなかなか雰囲気がよろしい。
かっちり感があるキットなので、製作の手間はそれほどかかりません。私は片手間で二晩掛けましたが、素組みなら2時間もあれば形になるでしょう。

動力はBトレ対応のKATO動力ですが、取り付けて見ると幾分腰高に見えてしまうのが惜しい。
動力の床板を一部カットするか、他に方法があるか検討したいところです。

乗工社の江ノ電キットを山梨交通仕様にする・その2

2018-07-22 05:34:32 | 車両・路面電車
乗工社の江ノ電キットから山梨交通仕様をでっちあげるはなし、その2です

 乗工社のキット自体は屋根板が元々小田急のデユニとのパーツ共用を考えたモデルらしく、形状が江ノ電とも山梨交通とも異なります。
 こればかりはホワイトメタルの切削が要求されるため手間と仕上がりを考えて今回は見送りました。

 車体のカラーリングですが写真の印象位しか参考資料がないので近似色としてショップでお勧めされたGMカラーの首都圏色DCのそれを使いました。
 実際にはこれに加えて窓周りの色刺しが必要ですがとりあえず先日の炎天下、日陰を見つけて塗装を図ります。

 カラーリングを変えただけなのに結構印象が変わりました。

 あとは窓周りの縁取り(山梨交通仕様ではこれが結構アクセントになります)で細筆で色刺しをしましたが、このためにわざわざ筆を新調したのにも拘らずえらく雑に見える仕上がりになったのが辛い。

 次は若干のディテーリングに掛かります。

乗工社の江ノ電キットを山梨交通仕様にする・その1

2018-07-19 05:29:23 | 車両・路面電車


先日紹介した乗工社の江ノ電を山梨交通仕様に改装するはなしから

 先ずクリアしなければならないのは動力ユニットです。
 前にも書きましたがこのキットは元々KATOの旧DD13の動力ユニットを転用する前提のものなのでプロポーションの狂いには目をつぶらなければならないのですが、それをのけてもDD13の機関車然とした足回りにはさすがに違和感を感じます。
 特に動輪のでかさと台車枠の物々しさはどう見てもこの車両には似合いません。

 前回書いたように当初は鉄コレの短車体の動力ユニットをコンバートする方向で考えていたのですが、TM-01では短すぎTM-02では逆に長すぎます。
 あとから出た14M級ユニットならと思いチェックしたのですがこれまた微妙に長すぎる。
 特に鉄コレの動力は台枠ぎりぎりまで端に台車を寄せているため台車外側のオーバーハングに乗降口のあるこのタイプの車両では台車の位置に違和感を感じてしまうのです。
 DD13の13M級の動力は未だに似たサイズの動力が無かったという事実にがっかりするやら参るやら。

 一時は計画自体が暗礁に乗りかかりました。

 ところが以前秋葉原のトレニアートの開店時に入手していたBACHMANNのトラムがサイズ的にこのモデルに近い事に気づきます。
 オリジナルのトラムは動力とボディの構造上の問題からミニカーブの140Rがクリアできない事が判明して以来塩漬け状態が続いていたのですが(但し動力単体でならクリアします)これが使えないかと考え付きました。

 山梨交通デハ7は一見路面電車風ですが江ノ電に転用された事でもわかる様に実際は路面電車よりも腰高な構造なので今回のトラムの動力に合いそうです。
 というわけで早速被せてみると

 かなり車体がめり込みますが、動力ユニット上にスペーサーでもかませれば行けそうです。


 1,2ミリ厚のプラバンを何枚か重ねて被せ、腰回りの高さを調整しました。

 これが使えるなら話は早い。
 あとは塗装の変更と一部パーツの追加です(続く)

今月の入線車 乗工社の江ノ電800ととある目論みのはなし

2018-07-17 05:17:24 | 車両・路面電車
1
 さて、今回は先日入線した旧モデルから。

 ここ数年来、出物があればと思っていた乗工社のメタルキット、江ノ電800型を先日ようやく入手できました。

これが欲しかったのは800型のルーツが上田電鉄からの譲渡車、さらにそのルーツを手繰れば今から50年以上前に廃止された山梨交通の路面電車に行き着くからです。
 つまりあの頃の山梨交通の通称「ボロ電」が最も手軽に再現できるのがこのキットだったからです(とか言いつつリリースされてから優に30年は経っていますが)

 今では800型の1両は、山梨の鰍沢に里帰りして展示されていますが顔が江ノ電当時の仕様になっていて当時を偲ぶには少し辛いものがあります。
 これをNゲージで再現する場合、スクラッチとかキットバッシュで製作するのも一法なのですが、実はクラブのメンバーで既にそれを実行している方もいまして、私がやるなら別なアプローチでやってみたいという生意気な意図もあったわけです。

 今回入手できたのは前ユーザーが既に組み立てていた完成品で当時指定されていたKATOのDD13の動力と組み合わされたものです。しかも前ユーザーの手で台車も換装されていましたが、103系用のDT22なのでたいした差はありません。
 実はこのキットが欲しかったもう一つの理由は「今だったら鉄コレの動力が使えるのではないか」という点があります。特に16弾以降は15M?16M級の動力が複数あって以前よりも選択肢が広がっていると見ています。

 作例では上田時代の状態をモデル化していて山梨時代と同様のヘッドライト配置になっているのも好都合。ですから動力の換装とリペイントが肝になります。実車の江ノ電の仕様は顔つきが変わっただけでなく昭和50年頃に3扉化してオリジナルと相当に異なる外観になっていましたが、今回のモデルは改修前の仕様の様なのでこれまた好都合と言えます。

 ただし実際実物を手にとって気になるのが「異様とも言える幅の広さ」
 既存の動力を使う以上これはやむを得ないので妥協する他ありません。
 それを別にすれば窓の抜けの良さ、車体の肉の程よい薄さはブラスモデルならではの長所。これは生かしたいところです。
2
 先ずクリアしなければならないのは動力ユニットです。
 前にも書きましたがこのキットは元々KATOの旧DD13の動力ユニットを転用する前提のものなのでプロポーションの狂いには目をつぶらなければならないのですが、それをのけてもDD13の機関車然とした足回りにはさすがに違和感を感じます。
 特に動輪のでかさと台車枠の物々しさはどう見てもこの車両には似合いません。

 前回書いたように当初は鉄コレの短車体の動力ユニットをコンバートする方向で考えていたのですが、TM-01では短すぎTM-02では逆に長すぎます。
 あとから出た14M級ユニットならと思いチェックしたのですがこれまた微妙に長すぎる。
 特に鉄コレの動力は台枠ぎりぎりまで端に台車を寄せているため台車外側のオーバーハングに乗降口のあるこのタイプの車両では台車の位置に違和感を感じてしまうのです。
 DD13の13M級の動力は未だに似たサイズの動力が無かったという事実にがっかりするやら参るやら。

 一時は計画自体が暗礁に乗りかかりました。

 ところが以前秋葉原のトレニアートの開店時に入手していたBACHMANNのトラムがサイズ的にこのモデルに近い事に気づきます。
 オリジナルのトラムは動力とボディの構造上の問題からミニカーブの140Rがクリアできない事が判明して以来塩漬け状態が続いていたのですが(但し動力単体でならクリアします)これが使えないかと考え付きました。

 山梨交通デハ7は一見路面電車風ですが江ノ電に転用された事でもわかる様に実際は路面電車よりも腰高な構造なので今回のトラムの動力に合いそうです。
 というわけで早速被せてみると

 かなり車体がめり込みますが、動力ユニット上にスペーサーでもかませれば行けそうです。


 1,2ミリ厚のプラバンを何枚か重ねて被せ、腰回りの高さを調整しました。

 これが使えるなら話は早い。

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 乗工社のキット自体は屋根板が元々小田急のデユニとのパーツ共用を考えたモデルらしく、形状が江ノ電とも山梨交通とも異なります。
 こればかりはホワイトメタルの切削が要求されるため手間と仕上がりを考えて今回は見送りました。

 車体のカラーリングですが写真の印象位しか参考資料がないので近似色としてショップでお勧めされたGMカラーの首都圏色DCのそれを使いました。
 実際にはこれに加えて窓周りの色刺しが必要ですがとりあえず先日の炎天下、日陰を見つけて塗装を図ります。

 カラーリングを変えただけなのに結構印象が変わりました。

 あとは窓周りの縁取り(山梨交通仕様ではこれが結構アクセントになります)で細筆で色刺しをしましたが、このためにわざわざ筆を新調したのにも拘らずえらく雑に見える仕上がりになったのが辛い。

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 山梨交通時代を再現するピューゲルの追加。
 そして前部排障器とステップですがこれは考えどころです。どれもこれも田舎ではおいそれと揃うパーツではありませんからどこからかドナーを見つけるのが手っ取り早いやり方になります。

 という訳でジャンク箱をひっくり返し、結局手持ちの食玩、通称「実相寺コレクション」の都電からパーツをドナーして対処しました。
 車体ではなく動力ユニットの方に排障器を仮付けしているので排障器が引っ込みすぎていますがこれだけでも足回りは引き締まります。

 なお実車は併用軌道区間を走っていたとはいえ、かなり床が高かったため乗降用に補助ステップが装備されていましたがこれは次回の課題という事で。


 テールランプは銀河モデルのパーツを使用。これまた電車用のパーツが見つからずやむなく機関車用の部品を転用せざるを得ませんでした。

 改めて思いましたが、元々のキットが完全な実車準拠ではない「タイプ」なので幅が広すぎ、車長も寸詰まり気味ですので過剰なディテーリングをするよりも「あくまで雰囲気を近づける」様にした方が良いと思いました。

 先日製作したウッディジョーの木造電車との2ショット。少々玩具じみていますがこういう雰囲気には合うのかなと自賛してみます(汗)


先月の入線車から・MODEMOの東京都電6000

2018-06-12 05:26:48 | 車両・路面電車

ここ2週間ほどグランシップ関連の話題が先行していたのと、先週の後半寝込んでいたのとでつい後回しになってしまった話題から。

以前からブログでやり取りしている方からあるきっかけで頂いたモデルです。
コメントによれば最近私が都電の話を書いていた事から選んだモデルだそうですがいずれにしろ有難いことです。
この場を借りて改めてお礼させて頂きます。

さて、そのモデルですがMODEMO初期の鉄道模型モデルでもある東京都電6000型。
このメーカーの方向性を端的に示したある意味記念碑的なモデルでもあるのですが掛け違ってこれまで入手どころか店頭に並んでいるのもろくに見たことがありません(汗)
初期のMODEMOの路面電車は真横から見てもはっきりわかるくらい腰高な上に台車枠からギアボックスがもろにはみ出す独特な構造でした。
殊に6000の様な有名な車両だと実車とのイメージ落差が目立ってしまい手を出さなかった向きも多かったのではないかと思います。
その一方で車体そのものの造形は非常によくできています。

走行性はスムーズとは行かないまでも許容範囲内。手軽に都電の走るレイアウトを志向する向きには悪くありません。もしどうしても腰高が気に入らないなら鉄コレの動力ユニットをコンバートしてしまうという手もありますし(実例はネット上では結構見かけます)
ただ、個人的には「鉄コレ動力を組み込んだ昭和思い出博物館の6000」がすでに入線しているので、あえてこのままでもいいかなと思っています。

実はこの都電6000、別な意味からも私にとって意外なサプライズがあったのですがそれについては次の機会に。

グランシップとウッディジョー(笑)

2018-06-02 05:37:43 | 車両・路面電車
 グランシップでの入手ものから。
 前回のホビーショーネタはこれの前振りだったりします(笑)
 
 実を言いますと過去二回のフェスタではあれほど出店が出ているのにそこで買い物をしたことがありませんでした。

 スワップミートのようなイベント性があるわけでもなし、単に買い物だったら地元や東京近辺でもできると思うからでよほどの面白いアイテムか、さもなければ他での入手が難しい中古モデルという事になってしまうからです。

 ただ、今回は例外でした。
 昨年暮れあたりから話題が出始め、先日のホビーショーでも注目を集めていた「ウッディジョーのNゲージ木製車両モデルのキット」が並んでいたからです。
 あいにく設営、撤収メインだったのでわたし自身が買うっわけには行かなかったので当日参加のメンバーに頼んで2両ほど代理購入してもらいました。

 まだ未組立の段階ですがポール&ピューゲルを装備した古典的な路面電車は素材の珍しさを置いておいてもなかなかいい味を感じます。
 と言いますか、この種の時代がかった木造路面電車をそのものずばりの木製キットで出してくれたという事がとにかくうれしかったりします。
 (他のラインナップには客車や貨車、DLまでありましたし駅本屋のキットなどは予算が許せば欲しかったアイテムでもあります)


 帰途に行きつけのショップで動力ユニットも入手しましたし組立が楽しみです。

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 鉄道模型レイアウト、光山市とは作者の故郷や現住地、憧れの場所等のイメージごった煮に作り上げた架空の都市名であります。
 レイアウトも基本的には「光山市内のどこか」のモデル化としています。

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