光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

レイアウトの映画館通りに想うこと

2011-11-10 22:17:18 | レイアウト・開運橋

 今回はややノスタルジーめいた話になります。

 先日の帰宅時に開いたニュースで知った驚き。

 故郷の映画館通りのメイン映画館二つが閉館との由。

 ここが改装前だった頃から知る身としては寂しい気になります。
 ここは映画館通りの中でも最も大きな小屋でしたし学生時代にガンダムの劇場版や大魔神の上映会などでお世話になっていた所なので猶更そう感じるのかもしれません。

 かつての映画館通りもそれ以前から三軒ほどが閉館しだいぶ寂しい気になっていたのですが…

 私は出身地と、現住地が600キロほど離れているのですが、そんなせいもあってこちらに来て鉄道模型のレイアウトを製作した時、意識的に故郷の風景やコンセプトをモチーフにしたミニシーンやジオラマを組み入れてきました。

 それらのひとつとして「映画館通り」というのも製作しています。


 と言っても、実際の風景をそのまま縮小したものではなくあくまで架空の都市の中に故郷の映画館通りのコンセプトを取り入れたものですが。

 それでも映画館の中に「東映パラス」や「ピカデリー」を入れたりスカラ座のカラーリングに以前の映画館のそれをモチーフに使うなどモデルの街を意識したところはあります(実はポルノ専門の「駅前地下」もあったりするのですが)

 作った当時は少しはこんな遊び心があっても良いといった気持だったのですがよもや映画館通りそのものがいつのまにかノスタルジーの対象になっていくとは思いませんでした。
 モチーフとなる実景をリアルタイムに作っていてもこういう事もあるのでしょう。

 こうなると昔の木造建築時代の映画館を当時の写真でも使ってモデル化すればいいかもしれないと思い始めています。

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レイアウト改修2011・8・路面電車用の架線の製作・2

2011-10-19 18:21:27 | レイアウト・開運橋

 前回の記事から大分間が開いてしまいました。すみません。

 順番が前後しますが今回架線を引こうと思った動機から説明させて頂きます。

 本線の場合架線柱が林立している様は他のレイアウトでも良く目にしますが架線が引かれている例はあまりありません。
 架線はないよりはあった方が良いに決まっていますが本線では編成物が主体である事を考えるとレールオンや脱線時の扱いで手間がかかる事、架線柱だけでも結構目立つ事等があまり普及しない原因の様な気がします。
 加えて日本の場合はお座敷運転が普及しており架線を引く事が面倒な事も関係していそうです。

 そんな事もあって私も本線部では架線は引いていませんでした。

 ところが路面電車線の場合、本線の様な目立つ架線柱がなく加えて電柱や街灯がいっぱいある事もあって専用の架線柱だけでは(一部には電柱と架線柱が兼用されているケースもある様ですし)ぱっとしません。
 又、実車を見ると道路を跨ぐような電線が他ではあまりない事もあり、路面電車線に限って言うなら架線はぜひ必要と感じていました。

 それで見た目の細密さは我慢する(と言うか作れない汗)にしても架線を追加する事にしたわけです。

 さてここからが前回の続きです。

 一応平面上の架線・メッセンジャーの接着が済んだ所で架線柱に接着します。
 架線柱はジオタウンの電柱をカットして使用、架線が平面なので中央部にスタイロフォームのブロックをかませて高さを調整し、固着させました。
 架線がメッセンジャーを含めて一体なので高さを揃えて付けるのは楽でした。

 ここで悩んだのが高さの設定です。
 実物通りに架線にパンタやピューゲルが接触する高さがベストですが、当レイアウトは路面電車はもとより江ノ電や新潟交通、果てはロマンスカーまで(笑)が爆走するのであまり低くは設定できません。
 レイアウトでは車両を煽りで見る機会が多いのでそれならあまり目立たないだろうという勝手な理屈をつけて高めに設定しました。
 
 ですから少しでも視点が上がると不自然さ全開になってしまいます。

 メッセンジャーを中心に線を黒で塗装、碍子は接着のボンドの玉をそれに見立てて白く塗りました。
 私の技術ではブラケットまでは作れないので省略です。

  最後にベースに架線柱の位置に合わせて1・5ミリ径の穴をあけ一体となった架線&架線柱を指し込んで出来上がりです。

  このレイアウトの特殊事情として路面電車線の周辺のベース部は風景の差し替えの関係で線路を境に二分割する構造になっています。
 したがって架線柱と架線は二つのベースを跨ぐ形でセッティングされている訳ですがそのため二つのベースの間隔をこころもち広げる事でメッセンジャーの張力の微妙な調整が可能です。
 この為やや大きめの穴があいているにもかかわらず架線柱が沈んだり落ち込んだりするのはある程度防げます。

 ここまでの状態の物を装着してみました。

 本線部では架線がなくても我慢できたのですが併用軌道上のトラム線に関しては「架線も風景のうち」と思っていたので避けて通りたくなかった所でした(実物の景色ではこの種の架空線は「風景の破壊者」扱いで決して良い扱いをされない物ですが…)

 やはり架線の下を電車が走るのは(工作の上手い下手を忘れれば)とてもリアル且つ様になる物ですね。

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 先日、閲覧者数の累計が26万を突破していました。
 ますます勝手な戯言の増えているブログですがどうか今後ともよろしくお願いします。

レイアウト改修2011・7・路面電車の架線

2011-10-12 18:33:52 | レイアウト・開運橋
 今回からは風景をコンバートして商店街を中心とした風景の改修に入ります。
 ここではまずかねての懸案であったトラム線の架線を張りました。

 実は以前、モジュールでトラム線を組み込んだ時にも架線に挑戦したのですがロールした真鍮線を使った為に架線の形を保てず、又、真鍮線はすぐに変形してしまうために見事に失敗していました。
 今回はそのリターンマッチの意味もあります。

 但し今回の作例は半田付けなし、細部パーツの再現なしのごくごく大雑把な技法です。
 (それでも位置決めやクリアランスの設定などでは困りましたが)

 今回の資材は洋白線。トロリー線部は0.8ミリ径の太めの物を、メッセンジャー部は0.3ミリ径を用いてあります。

 このレイアウトでの架線の条件としては風景を分割して差し替える事から「架線柱ごと架線ユニットを着脱可能にする事」でした。
 太目を承知で洋白線を使った意味はそこにあります。

 まず、道路や歩道の状態に合わせ架線柱の位置を決定し、印を付けた型紙を用意します。
 柱の位置に合わせてメッセンジャー用の洋白線を曲げて行きます。
 洋白線同士の接着は当初半田付けを考えていましたが、仮止め用にセメダインスーパーXを使ってみた所、意外にきちんと接着できたためそのままにしています。
 その下にトロリー線の太いほうの洋白線を接着。メッセンジャーを黒く塗装します。

 後はこれに碍子を追加する…所なのですがどうしたものかと思います。

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レイアウト作りを振り返って思う事

2011-07-15 19:39:54 | レイアウト・開運橋


 先日来kq2100さんのブログでレイアウトに路面電車線を組み込む記事を興味深く拝見させていただいていました。
 それを観ていて自分の経験と照らし合わせてふと気付いた事を書いてみたいと思います。

kqさんの場合、既に本線部分の線路配置ができている時点でTOMIXのミニカーブを買い入れて路面電車線を追加するという経緯をたどっています。恐らくこれは大概のレイアウト所有者やビルダーがやったり考えたりすることではないかと思います。

私の場合ですがこれとは逆で、再開直後にMODEMOの車両に出会った事がきっかけで最初に路面電車線を、これがシーナリィを含めてある程度仕上がった時点でその外側に本線を敷設するという経緯をたどっています。

 つまり当初は路面電車や軽車両こそがメインで外側を走る本線列車の方が「動く背景」「景色の彩」という扱いだった訳です。
 それが入れ替わったのはレイアウトが常設固定となった辺りからです。

 ところがいざ固定されてしまうと、内側にある路面電車線への車両の入れ替えがおっくうになりやすくなってしまい反対に外側の本線で編成物を走らせる事がメインになってしまいました。
 今では逆に路面電車線は年越し運転などでの運行ばかりで、こちらの方が本線列車の彩りになってしまています(汗)

 尤も、モジュールの方の路面電車線はこれよりは扱いやすい為今ではこちらがメインですが。


 ただ、ここで思ったのですが、もし製作の時に先に外側の本線から始めていたら後から路面電車線を組み込むのはかなり難しかった気がします。同じ事はシーナリィに付いても言え、先に路面線から掛かったからこそエンドレスの内側の街並みに力を入れる事が出来たとも思えるのです。

 何より内側から作った事で後からの基盤、線路増設や変更は意外に楽にできた気がします。

 そこで、ある程度以上の規模のエンドレスを基準にレイアウトを作る場合、内側のシーナリィから取りかかり、最後に本線を開通させる工程の方が効率的かつ飽きないのではないかと言うのがここで私の思いついた事です。 
 何より本線が開通しないうちはけっこう頑張れる気もしますし(笑)

 今回もやや書き殴りに近い感想文です。酒は入っていませんがおそらく暑さは頭にきています(爆)  

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住宅地の植樹

2009-11-26 23:00:35 | レイアウト・開運橋

 レイアウト左半部の住宅地も背後に団地を並べたりして少し町らしくなって来ましたが、もうひとつ潤いが足りません。
 そこで少し木を植えてみることにしました。

 ビル街を作ったときですら街路樹を植えていたのですから住宅地ならもっと緑があっても良いはずです。
 先日中古ショップでKATOの針葉樹が安売りされていたのを買い込んでいたので手持ちの樹木とともに加えてみました。この樹木はいわゆる「おむすび型樹木」で正直日本のレイアウト向けではないと思えるのですが他の木と混ぜて使えばどうにか見られるようです。

 ところでこれは私見ですが、町並みに樹木を加えると風景に潤いが出るだけではなく上手く使えばレイアウトを広く見せる効果があるのではないかと思っています。
 と、言うのも樹木は建物と違って大きさと形態があまり一致しない事が往々にしてあり、遠くのものも近くのものも似た様に見える事があります(これは高所から俯瞰で町並みを見下ろす時などに実感されます)これをうまく使えば(例えば近景と遠景の間に木々を挟みこむ等)風景の距離感を錯覚させる効果が期待できるのではないかと思えるのですが・・・


 そんな事を考えつつ走らせるのは205系の仙石線仕様です。4扉通勤型の4連はこのレイアウトには適当なサイズではあります。

レイアウトのポールシフト・ホーム上の人たち

2009-11-24 18:59:59 | レイアウト・開運橋
 レイアウトのポールシフトの仕上げはアクセサリの配置です。

 今回のポールシフトでは高架駅が手前に来る関係上そこのホームが最も目立つポイントになります。
 これまでは無人状態でしたが、流石にそれでは淋しいので手持ちの人形を集中的に配置しています。

 ただ、元々街中の通行人を想定している配列なので少し妙な事になっていますが(笑)

 上の写真でお気づきの向きもあるかもしれませんが妙に女子高生が多い配置になっています。これはレイアウトの製作開始当初にトミーテックのジオラマキャラクターを買い込んで配列した影響です。学生の下校時を想定した時間設定だったのでKATOの奴だけでは足りずに見つけたらすぐ押さえるようにしていたのですが、最近ではジオコレやポポンデッタでも同種の製品が後から出てきたのでやや勇み足だった気もします(但し動感のあるポージングは今でも魅力的ですが)

 ホームの端には楽隊とTVクルー、カメラ小僧の群れ。
 これはイベント列車や記念列車の運行時に使うように配列しました。

 今回のポールシフトの記念編成は擬似編成の「はくつる」と485系ボンネット仕様を選びましたがこれについては次回に



レイアウトのポールシフト6、そして・・・

2009-11-21 17:39:28 | レイアウト・開運橋

 レイアウトのポールシフトも大体出来上がってきました。
 上の図が現在の状況をパノラマ写真で撮影した物です。
 左側の住宅地が建物を並べただけでまだ手付かずの状態ですがここの仕上げが今期の課題となりそうです。

 試運転は断続的に行っていますが風景が風景なだけにローカル色の強い物よりも通勤型や近郊型の車両が似合うようです。
(尤も、イベント列車と言う設定でOE88や懐かしの編成を走行させることは出来そうですが)

 先日、当ブログが9万アクセスを突破していたことに気付きました。
 いつもながらこれほど話題と嗜好が偏った(おまけに不器用さゆえに胸を張って技術を語れない)内容のブログを観に来てくださり、時にアドバイスや感想を頂けるという事はとても有難い事だと感じています。

レイアウトのポールシフト・5・住宅地と「アオシママジック」

2009-11-18 22:50:07 | レイアウト・開運橋

 今回のポールシフトの目的にはもうひとつ、レイアウトの右側(変更後は左側)に配置されている住宅地の工事(これについては2・3年ほど前からベース製作と建物の仮配置を行っていながら最近はモジュールなどにかまけて中断状態だった物です)を本格化させる事があります。

 通勤型や近郊型の電車を主に走らせる事を目的としていたレイアウトですので、走る電車の背景にはある程度ボリュームの感じられる住宅街が欲しかったので既に完成している部分も含めるとこの一角に24軒の住宅やアパートが密集することとなりました。

 今回のポールシフトでこれらの住宅地がかなり目立つ配置となった訳ですが、実際に電車を走らせて見て何か足りないと感じました。家は確かに多いのですが、ただそれだけで風景にメリハリが感じられないのです。
 又、住宅地の向こうがいきなり背景の空になっているのも何か不自然です。

 とにかく何かが足りない。

 そこで思い当たったのが先日1棟完成させたアオシマの団地でした。これを試しに住宅地の奥にロウレリーフ代わりに配置してみました。

 たったこれだけの事だったのですが、俄然風景に奥行き感が出て町並みが締まってきました。
 単なる「家の集合体」に背景として団地アパートが加わった事でより住宅地らしさが出てきた感じがします。

 考えてみれば近所の住宅地域を俯瞰で見てもぐるりと見回せば必ず視界のどこかにこの種のアパートが入ってくる事が多いですから、家だけの住宅地が物足りなく感じられたのも当たり前かもしれません。又、アオシマのキット自体も「団地」をイメージする建物の最大公約数的なデザインなので風景のリアリティを高める上での効果もより大きいと思われます。

 列車を走らせるとこうした背景との相乗で近郊住宅地を走る電車がますますそれらしく見えてきました。
 正に「アオシママジック」と感じました。
 このキットは線路際に限らず、遠景に配置されても風景にメリハリを与える効果が大きいと思われます。

 3年越しで停滞していた住宅地の工事もこれから本格的に行う積りですが、今回の出来事で最初に考えていたほど気に入らない風景となる可能性は多少低くなったと思います。

レイアウトのポールシフト・4・試運転

2009-11-17 19:03:54 | レイアウト・開運橋


 レイアウトのポールシフトもほぼ終わり試運転列車の走行となりました。
 前の向きでは長編成列車を走らせる時(6両以上)に列車の全体像が見えない事にストレスを感じさせる場面もあったのですが

 手前側がほとんど高架線となった事で8両以上の編成でも列車の全体が捉えられるようになりました。
 特に直線からカーブに掛かる所での走行シーンで効果的です。

 以前にレイアウトを作り始めた当初は20M級は4~5両編成程度を想定し、ホームの有効長もそれに準じる形で作っていたのですが最近はセット物の電車だと7両から8両編成が増えておりそれらを走らせる機会も増えている現状ではこの向きの方が良い感じもします。

 その一方で地下線や切り通しなどで列車が見え隠れしながら走行する、ある意味情緒のある風景はやりにくくなりましたが。

レイアウトのポールシフト・3・本番

2009-11-16 23:04:49 | レイアウト・開運橋
 レイアウトのポールシフトも昨日ようやく本番です。

 シーナリィを全て取り外した後、レイアウトのベースを6つのピースに分割し、1ピースづつ前と逆向きに配列してゆきます。
 最初から一体となった場合だとこう手軽には行きませんしシーナリィを着せ替え式にしたおかげで破損を余り気にせずに思い切った向きの切り替えを一気に進められます。

 ベースを全て前後逆に配列し終わった所で線路を接続し、配線を確認。試験列車の運行となります。
 この際なので布を使ったレールのクリーニング、取り外されたシーナリィの清掃も同時に行いました。
 ポールシフトによりこれまで奥にあった高架駅が再び手前に来る形になります。

 ベースが安定している事を確認した後に分割していたシーナリィを奥から順に再配置してゆきます。
 今回はこれまで手前だった土手と切り通し風の部分が一番奥になるので線路の上から映画館通りのベースを改めてかぶせて線路をカバーしてしまいました。
 脱線時等のメンテナンス時にはその都度ベースを外す形になります。ここは少々気になる所ですが、下の線路は複線胸壁つきの直線なので脱線等の危険は比較的少ないと思います。

 ビル街(田舎電気街)側の配置はこんな感じです。
 前の合体時に比べて高架駅側のビルの中間階を追加しているので若干印象が異なります。

レイアウトのポールシフト・2・準備中

2009-11-12 22:30:36 | レイアウト・開運橋


 こうして見ると随分杜撰なつくりである事に我ながら唖然としますが、これが今のレイアウトの状態(というか風景)です。
 手前側の取り外し可能なシーナリィは一部取り外しています。

 これを一気に反対向きにしてしまう訳ですが、幸いレイアウト自体が6ピースの分割式で最大でも900×600を越える大きさのベースが無いので一旦ばらばらにして設置場所から降ろし、再度はめなおす形を取る予定です。

 シーナリィも予め外して置きますが外したシーナリィを一時とはいえ安全に保管できるスペースも要りそうです。

 ひっくり返した状態がどうなるかは、2年ほど前の当ブログの写真(田舎電気街の辺り)にも出ていますが高架駅が手前に来る形となり、ビル街も表通りの側がこちらを向く形になります。全体に上の写真よりもパノラミックな感じになります。

レイアウトのポールシフト・1

2009-11-11 23:59:11 | レイアウト・開運橋
 この所モジュールにかまけていて自分のレイアウトに手を掛ける余裕がなかったのですが、かねてやろうと思っていた事にかかろうと思います。

 それは「ポールシフト」、つまりレイアウト自体の向きを180°回転させることです。
 これだけではなぜそんな事が必要なのかピンとこないと思うので説明させていただきます。

 数年前に最初にレイアウトを作り始めた時にはサイズが小型だった事もあり「どの方向から見てもそこそこ風景が破綻せずに見える」様に製作しました。
 その後順次レイアウトは拡張されていったのですが、これも基本的には年2・3回床の上で合体させての運用だったために後からの拡張部も「すべての方向から見られる」事を念頭にシーナリィを詰めてゆきました。

 昨年まではそれで良かったのですが、今年に入ってレイアウトを合体状態で常設できるようになって状況が一変しました。


 壁際にレイアウトが配置される事を予想していなかったためにいざ実際にそうなってみると風景の見どころとなるポイントが半減してしまったのです。

 今年に入ってからの列車の写真が殆ど同じアングルになったのもそれが理由でした。
 殊に現在の向きだと地下部分が多すぎて長編成の列車の全体が捉えきれない事がかなりのストレスになっていました。反対向きにすれば向こうの面はほぼ全線が高架になるので見た目にはすっきりします。

 そこで定期的にレイアウトの向きを変えてやることにしたわけで、モジュールがひと段落した今のタイミングならどうにか決行できそうに思えます。

 実際はどうなりますか。

宅地造成再開・・・か?

2009-07-30 22:08:03 | レイアウト・開運橋
 今回は久しぶりに本レイアウトの改修プランの話です。

 昨年の4月4日に「宅地造成中・・・断中」というタイトルで新しいセクション上で住宅地を構成する計画の話をした事があります。
 以下はその抜粋です。

~ベース自体は昨年の今頃に製作していました。「よ市」のセクションのあるベースの左側、トロリー線とJR線のふたつのカーブに挟まれた三日月状のスペースにはめ込む積りでした。ところが建物類の配置をしてみるとどうしてもスペースが狭すぎてきつきつの感じになってしまい窮屈な感じになってしまいます。
 最近の日本型市販ストラクチャーが如何に場所取りであるかを痛感させられました。

 この場合、全ての建物を納めようとすると山自体を大型化しJR線に被せてしまうしかありませんがそうすると以下に取り外し式とはいえ、容積を取りすぎて収納できません。
 やはり建物を減らす方向で考えるしかないのですが、そんな矢先のジオコレ近代住宅のリリースだったのでどの住宅を選ぶかが一段と熾烈になりそうです~


 それから1年と4カ月近く、着工から2年4カ月ほど塩漬け状態が続いています。
 前のブログでは未だ出ていないジオコレの近代住宅の話をしていますが、いざ現物が出てみるとこれがまたジオタウン並みかそれ以上に場所を食う代物で折角の宅地造成を混乱させる結果となり更に塩漬け状態を引き延ばしてしまいました。

 その状態に曙光が見えたのはジオコレで狭小住宅がリリースされた辺りからでしょうか。先月にはほぼ同じ敷地面積の建売住宅が4種出た事でようやく造成再開の動きが出はじめています。
 やはり都市の住宅地を表現しようと思うとある程度密度をもった建物の連なりが必要だったようです。

 建物の配置は先月からちょくちょく検討しています。昨年4月のブログを参照していただくとわかりますが、建物の大きさを小さくした分数が増えて密度が高まっています。
 手前側の下町風住宅地(既設)とのバランスも前よりは取れてきているようです。

モジュール更新計画・22・電飾計画・2・少し手を加える

2009-07-11 17:34:47 | レイアウト・開運橋
 

 先日試した電飾キットの続きです。
 今日は遮光用のアルミシートを貼り付け、SNSのブログ上でアドバイス頂いた「照明を床に向けて下向きに取り付ける」処理を施してみました。上の写真で見るとアルミシートが少ない感じがしますがGMの新型ビルキットは壁が二層構造となっている所が多くその部分からの漏光がなかったので壁が一層になっている窓周囲や一階エントランスの壁部分を中心に内張りを施しました。一部はアルミでなく黒いボール紙を使っています。

 先日と比較して漏光が減少したのと、アルミの反射によって光が回りやすくなった事、照明が下向きになった事で配光の不自然さが減った事などが重なったのでしょうか、かなりいい感じになってきたように思います。
 但しこれでも特撮映画のミニチュアで時々見かけるビルの中に光源が一個しかない感じの「ぼんぼり状態」に近い印象は残ります。今回は2階ごとに光源が入っていますが各階毎にもう少し位置をずらした方が良かったかもしれません。

 ここまででLEDは5個使っています。
 昨日書き忘れましたが、このキットは六つのLEDが個別のソケットで接続されているので最低1灯から(もちろん2灯~6灯の範囲で増減可)でも機能するメリットがあります。今回は余った1灯を建物のライトアップ用に使ってみました。

 最後の写真はファーラーの建物(内張り遮光済み)にLED1灯を仕込んでみた物です。光量は減少しますがリアリティはむしろこちらの方が良いようです。
 海外キットは照明を組み込む前提でキットが出ていることが多く 内部に黒いペーパーで内張りを施し、且つ窓の部分にカーテンを描きこむ事で昼間でも中がスカスカになっているのが見えないような工夫がされています(そうでないキットは大概驚くほど細かいインテリアのパーツが付属しています)
 和風のストラクチャーの世界では夜景前提の一般建物モデルが二年前に出たZゲージのPro-Zが事実上最初(TOMIXのパチンコ屋は内部照明が無い)と言う位ですが、このジャンルの製品化はこれからという感じもします。



モジュール更新計画・21・電飾計画・1

2009-07-09 18:22:00 | レイアウト・開運橋
 今回のモジュールでは追加部分の建物に原則として何らかの照明を組み込む事にしています。使えるアイテムも多種多様ですが、それぞれについて検証方々進行させる積りです。

 ジオコレの電飾キットはかねて期待していたアイテムでしたので早速飛びついた口ですが、GMの新型ビルキット利用のホテルに組み込んでみました。本来ビルの照明は白色光の蛍光灯が似合うとは思いますが、ホテルやホールならば電球色でもどうにかなりそうという目論見です。

 今回の例ではベースに二ヶ所、2階ごとに区切られた床板に一箇所づつ直径6ミリ強の穴を開けて一階に2個、上階に1個づつ照明を配線してあります。
 やってみて思いましたが、既に組み立ててある建物にユニットを組み込むのは一苦労です。結果的に半分ばらして仮組み直しをしましたが、ドリルでの穴あけに予想以上にてこずりました。
 これならキットの製作時に予め漏光対策をしていた方がはるかに楽な気がします。
 但し、このキットのLEDは一個一個が電池ボックスから出るソケットに抜き差し可能です。プラグの部分はLEDよりもやや小さめのサイズなので6ミリ系の孔を通すならLED部を通すよりも楽に出来ました。

 結果は上の写真の通りです。
 この時点では漏光対策ゼロなので壁の薄いところや屋上板などから光が透けやすいのですが、それでも予想していたより光が弱い印象でした。又、各階ごとの光のむらが大きく今ひとつピンときませんでした。とはいえ、この段階では何も工夫をしていないので少し手を加えてみる積りです。
 
 照明キット自体は電池ボックスのコネクタが各個の照明に対応している(クリスマス照明のように一続きになっていないので照明の数を調整しやすい、又電池ボックスを中心に放射状に照明を配置できる)事や配線後に照明に台座をセットできる点など手軽さと汎用性の高さが素晴らしいアイテムと思いました。

 これで蛍光灯色がリリースされれば有難いのですがいつ出ることか。

 このキットに関しては街灯への応用や装飾用の照明への利用なども検討してみたいと思います。