脳科学が流行だ。今日のオープンキャンパスでの模擬講義も「脳科学から見た発達障害」がテーマである。その準備もあって(とはいえ、講義はN先生がしてくださるのだが…)、正高信男『天才脳は「発達障害」から生まれる』(PHP新書、2009年)を読んだ。考えようによると、脳のなんらかの障害が発達障害を生むのであるが、ベクトルを逆さまにして発達障害によって脳のある部分が活性化し、飛び抜けた能力が育つというもの。
精神医学でいうところの「病跡学」。いってみれば「精神的に傑出した歴史的人物の精神医学的伝記やその系統的研究をさす」、「簡単にいうと、精神医学や心理学の知識をつかって、天才の個性と創造性を研究しようというもの」。
正高信男は、霊長類研究所に所属し、認知神経科学を専門とする。この本の構成は次の通り。
はじめに
ケース1 キレやすい信長
ケース2 かたづけられない北斎
ケース3 てんかんもちの熊楠
ケース4 野口英世の放蕩癖
ケース5 サバイバーとしての中内功
おわりに
精神医学でいうところの「病跡学」。いってみれば「精神的に傑出した歴史的人物の精神医学的伝記やその系統的研究をさす」、「簡単にいうと、精神医学や心理学の知識をつかって、天才の個性と創造性を研究しようというもの」。
正高信男は、霊長類研究所に所属し、認知神経科学を専門とする。この本の構成は次の通り。
はじめに
ケース1 キレやすい信長
ケース2 かたづけられない北斎
ケース3 てんかんもちの熊楠
ケース4 野口英世の放蕩癖
ケース5 サバイバーとしての中内功
おわりに