田村一二『ちえおくれと歩く男』柏樹社、一九七四年)を再読することとなった。というのは、その本が見当たらずにいたので、また、古本を買って、年末にそれが届いたからだ。再度みてみると、近江学園の初期の頃のエピソードとして「ガンジー自叙伝」についてのの田村の経験が回想されているではないか。
というわけで、昨年、書いたものの修正を新年そうそうすることになった。おおあわてである!
あたらめて読んでみるといくつ発見があったし、触発されて考えることもあった。しかし、それまた、いまはもう忘れている。そんなことだから、目次だけでも書いておこう。
序章 いのちを見つめて
ゴリラの眼/母なるもの/ちえおくれの子どもたち
Ⅰ章 鳴かされた艸虫(くさむし)
「オイ、タム」/赤面恐怖症-五は五なりの人生/アダ名作り-代用教員/絵の勉強
Ⅱ章 福祉の目ざめ
約束の二年間/掃除結婚/香山和尚/両刃漸撃-忘れられた子ら
Ⅲ章 本格的な取り組み
京都から滋賀へ/共に生きる-石山学園/二本立-近江学園Ⅰ/ガンジー自叙伝-近江学園Ⅱ
Ⅳ章 何のためでもない-この子らの教育
社会が施設へ復帰する/待つことの意義/教育と過程
Ⅴ章 人間愛について
福祉ということ/ふれあい/本音/神の恩寵
Ⅵ章 運命と生きがい
母と子の間/何故こういう子どもを授かったか/おばあちゃん/遺伝的記憶
Ⅶ章 福祉の時代をつくる
つながりということ/しあわせな家庭/日本列島の悲願
あとがき
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