昨年読んだ『脳男Ⅱ』は、結局、自宅にあったので、二度読んだということになる。続けて図書館でかりたのが首藤瓜於『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』である。図書館でちょっと読みをすると、呉秀三らしき人が、年老いて病院の院長をやっている精神科病院の昔の話。妄想が広がり、そして、何が何だかわからない状況が続いていく。捕鯨の話が長く続いて、「大幽霊烏賊」の妄想が延々と続いたり、最後には、急速に話が展開して、とんでもない結末にいたる。
この小説、出てくる人の名前が読めない。呉秀三らしき人、精神病院がでてくるし、そして、どうもこの作者が「自閉症」やら精神疾患についてテーマとして小説を書いているということだけで、読まされている。だいぶ時間がかかった。全574頁。
字面をおっているだけ・・・。これからの読書はそんなことなんやろなとおもう新年。
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