以前の記事で、チームBのセットリストには「先輩」という言葉がよく使われていることを検証した。
実はもう一つ、「汗」という言葉も、やけに度々耳にするようで気になっていた。
B3rd『初日』では「夢は汗の中に少しずつ咲いて行く花」というフレーズが印象的だ。
比喩として少し分かりにくいのは、「夢」という抽象的な概念を、「汗の中に咲く花」という実存しないイメージに例えているからだ。「あなたを思う気持はいっぱいのかすみ草」(松本典子『いっぱいのかすみ草』)とかだと実存するので分かりやすい。
「汗の中に咲く花」は実存しないが、毎日のレッスンで汗を流している姿、夢をあきらめない努力、そういったイメージがありありと伝わってくるいい歌詞だと思う。
同じB3rd『ワッショイB』でも、「一所懸命汗をかき 夢に向かってレッスン」と歌われている。
汗は努力の象徴。ひたむきな努力により、自分たちのセットリストでの舞台という夢をつかんだチームBのメンバーにとって、「汗」は大事なキーワードである。
現在のセットリストB4thにも、当然のように出てくる。
『アイドルの夜明け』では「息が切れても弱音吐くなよ 汗を拭って頑張れ」。
『アリガトウ』では「一生懸命やって いっぱい流れた汗や 弾んだ息遣いまで 私のすべて出し切った」。
対照的に、チームAには、だらだらと流れる汗は似合わない印象がある。天性の素質を生かして、難しいダンスも涼し気にこなすのがチームAの魅力であろう。エースの前田に「省エネダンス」疑惑がささやかれるのも、その魅力の裏返しであろう。
しかしA5thセットリストには1曲だけあった。
『AKB参上』。「輝いてるのは落ちた汗じゃなくて燃えてる魂さ」。
しかしこれもチームAのことと言うより、AKB48全体のことを歌っている歌詞である。
体育会系のチームKには沢山ありそうだが、意外にもK1st~3rdには存在しない。
ところが、一転してK4thには続々登場する。
『逆上がり』。「夏の日の白いブラウスが汗ばんでいた」。
『その汗は嘘をつかない』。「その汗は嘘をつかないよ キラキラ光る真実」。
そして、聞き逃しやすいが『エンドロール』にも。「溶けた氷 汗をかいたグラスにミントの葉」。
通算ではチームBが4曲、チームKが3曲、チームAが1曲。
現在のセットリストではチームKの3曲が最大である。運動会の順位と一致しているのも、あながち無関係ではないだろう。
なお、ひまわりのセットリストでは大量発見。1軍2軍に分かれて熾烈な競争を繰り広げたセットリストとすれば、当然のことだろう。思えば、この辺りから「根性、努力、競争」といったものが、前面に押し出されて来たのかもしれない。
『Dreaming girl』。「汗も涙も乗り越えDreaming girl」。
『Let’s get‘あと1cm’』。「一生懸命になれるってことは何回くらいあるだろう?最高の汗かこうよ」。
『青春の稲妻』。「どこかで倒れるまで汗を拭わないよ」。
『ロックだよ人生は』。「噴き出す汗は今ダイヤみたいに キラッ!キラッ!キラッ!」。
そして最新シングル『RIVER』にもあった。
3コーラス目、「君の心にも川が流れる 汗と涙の川だ!」。スタイリッシュで前衛的な曲だが、歌詞の内容は、泥臭く「根性、努力」を歌った、AKB48においては保守本流の曲なのだ。
実はもう一つ、「汗」という言葉も、やけに度々耳にするようで気になっていた。
B3rd『初日』では「夢は汗の中に少しずつ咲いて行く花」というフレーズが印象的だ。
比喩として少し分かりにくいのは、「夢」という抽象的な概念を、「汗の中に咲く花」という実存しないイメージに例えているからだ。「あなたを思う気持はいっぱいのかすみ草」(松本典子『いっぱいのかすみ草』)とかだと実存するので分かりやすい。
「汗の中に咲く花」は実存しないが、毎日のレッスンで汗を流している姿、夢をあきらめない努力、そういったイメージがありありと伝わってくるいい歌詞だと思う。
同じB3rd『ワッショイB』でも、「一所懸命汗をかき 夢に向かってレッスン」と歌われている。
汗は努力の象徴。ひたむきな努力により、自分たちのセットリストでの舞台という夢をつかんだチームBのメンバーにとって、「汗」は大事なキーワードである。
現在のセットリストB4thにも、当然のように出てくる。
『アイドルの夜明け』では「息が切れても弱音吐くなよ 汗を拭って頑張れ」。
『アリガトウ』では「一生懸命やって いっぱい流れた汗や 弾んだ息遣いまで 私のすべて出し切った」。
対照的に、チームAには、だらだらと流れる汗は似合わない印象がある。天性の素質を生かして、難しいダンスも涼し気にこなすのがチームAの魅力であろう。エースの前田に「省エネダンス」疑惑がささやかれるのも、その魅力の裏返しであろう。
しかしA5thセットリストには1曲だけあった。
『AKB参上』。「輝いてるのは落ちた汗じゃなくて燃えてる魂さ」。
しかしこれもチームAのことと言うより、AKB48全体のことを歌っている歌詞である。
体育会系のチームKには沢山ありそうだが、意外にもK1st~3rdには存在しない。
ところが、一転してK4thには続々登場する。
『逆上がり』。「夏の日の白いブラウスが汗ばんでいた」。
『その汗は嘘をつかない』。「その汗は嘘をつかないよ キラキラ光る真実」。
そして、聞き逃しやすいが『エンドロール』にも。「溶けた氷 汗をかいたグラスにミントの葉」。
通算ではチームBが4曲、チームKが3曲、チームAが1曲。
現在のセットリストではチームKの3曲が最大である。運動会の順位と一致しているのも、あながち無関係ではないだろう。
なお、ひまわりのセットリストでは大量発見。1軍2軍に分かれて熾烈な競争を繰り広げたセットリストとすれば、当然のことだろう。思えば、この辺りから「根性、努力、競争」といったものが、前面に押し出されて来たのかもしれない。
『Dreaming girl』。「汗も涙も乗り越えDreaming girl」。
『Let’s get‘あと1cm’』。「一生懸命になれるってことは何回くらいあるだろう?最高の汗かこうよ」。
『青春の稲妻』。「どこかで倒れるまで汗を拭わないよ」。
『ロックだよ人生は』。「噴き出す汗は今ダイヤみたいに キラッ!キラッ!キラッ!」。
そして最新シングル『RIVER』にもあった。
3コーラス目、「君の心にも川が流れる 汗と涙の川だ!」。スタイリッシュで前衛的な曲だが、歌詞の内容は、泥臭く「根性、努力」を歌った、AKB48においては保守本流の曲なのだ。