AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

AKBが売れてる理由? (読者からの分析記事)

2009-11-22 06:54:46 | AKB48
私(ナッキー)の友人の記事を載せます。


先日のAKBのNY公演の直後に、フジテレビの「とくダネ!」という番組でNY公演の速報とAKBが売れている理由を探るというテーマで特集コーナーが組まれました。
内容は、かつてアイドル界を席巻したモー娘との比較論が中心で、AKBの特徴である「秋葉原発信」とか「会いに行けるアイドル」であることなど(知っている人には当たり前のことですが知らない人向けなので)、今の世相と絡めて丁寧に解説していました。
でも、それらは確かにAKBの特徴ではあっても、モー娘より売れている理由ではないでしょう?ということを書いてみようと思います。

何故AKBはモー娘よりも売れているのか。実はとても単純なことなのに、そこに言及している文章を見たことがありません。皆、肝心なことを忘れているようです。

ここで例え話をひとつ。

トヨタとスバル。どちらが売れているでしょうか。明らかにトヨタですね。何故でしょう。資金力、販売力、色々挙げられるでしょうが、取扱車種が圧倒的に多いというのが単純な真実です。下はパッソから上はセンチュリーまで、ありとあらゆるタイプのモデルを用意しています。一方のスバルはレガシィの他に数車種しかありません。スバルは元航空機メーカーで技術力には定評があります。世界的にも希少なボクサーエンジンを採用していますし、乗用車に四駆モデルを展開したのもクワトロシリーズで有名なアウディよりもずっと早い時期です。クルマ通を唸らせる要素が満載です。でも、そういうことと「売れる」ということは別問題なのだとわかります。

もうひとつ。

メニューの豊富なファミリーレストランと職人こだわりのラーメン屋。話題性があるのは明らかに後者ですが、こちらは客を選びます。一方のファミリーレストランは、とりあえず何でも揃っているし、嗜好の違う友人と一緒でも安心して入れます。なので大量集客できるのは前者です。

つまり、バラエティに富んだ商品をずらりと揃えておくほうが集客には有利で、それがすなわち「売れる」ということです。

さて、モー娘とAKB、商品数(メンバー数)が多いのはどちらでしょう。圧倒的にAKBですね。だからAKBは売れる。これが答。実に単純な話です。

私もアイドル好きなのでAKBのメンバーは大体わかりますが、でも「好きなのは誰?」と訊かれたら答えは一人に絞られます。その一人がいなければ、たぶんAKBに興味を持ってはいなかったでしょう。私のような「ある特定のメンバーが好きで、だからAKBが好き」という人と、同じく「ある特定のメンバーが好きで、だからモー娘が好き」という人と、どちらが多いのか。そりゃメンバー数に比例するに決まっています。

なのでモー娘との比較で論じる限り、AKBのほうが「売れる」最大の理由は「メンバーが圧倒的に多い」からです。

もちろん他の要素も色々あるわけで、様々な要素が相俟ってAKBの人気を作っているという論を唱える人もいることでしょう。私もそれは否定しません。ただ、モー娘との比較に於いては「メンバーが圧倒的に多い」が決定打だと言い切ってしまいましょう。

ついでに。

「秋葉原発信」とか「会いに行けるアイドル」とかいうのを「鬼才秋元氏ならではの戦略」などというのは後講釈であって、成功したからこそ言えること。メトロポリタンちゃんのような大勢いるアキバ系地下アイドルだって皆秋葉原で活動しているし、テレビには出ないけれど会いに行けば確実に会える。つまり皆「秋葉原発信」で「会いに行けるアイドル」。でも売れてはいない。だからそういった理由でAKBが売れたわけではない。

AKB結成当初は秋元氏も新人アイドルを売り込むための王道的な手法を踏襲していましたよね。まあ強いて言えば「あのおニャン子を作った人」が「新時代のアイドル集団をプロデュース」というレッテル効果と話題性が効いていたことは間違いないでしょう。

そんなわけで、識者(?)がもっともらしい後講釈を語るのを疑ってかかれ!ということをAKBをネタに書いてみました。

それはそれとして、せっかくバラエティに富んだメンバーを大量に擁するAKBには、是非ともアイドル界のワンストップサービスを実現してもらいたいと思います。

なお、文中、人間を商品として記述しましたが、便宜上の表現で他意はありません。ご了承ください。
コメント (2)
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