なにげに新聞の映画案内を見ていたら、TOHO CINEMASでなんとあのマカロニウェスタンの名作「荒野の用心棒」を上映しているではありませんか!
もう居ても立ってもいられず、観に行ってきました。DVDも持っていますがやっぱり映画は映画館で観るもの。いやぁ、映画ってほんとにいいものですねえ。
賛否はあるでしょうが、テレビやDVDではマカロニ特有の目を覆うような残酷シーンはカットされていることも多いものだが、今回上映されているものはノーカットだった。これぞマカロニ。いかにもアメリカ的な勧善懲悪、人種差別、そこそこ物語り重視の初期ハリウッドウェスタンとは違ったシンプルなハチャメチャエンターテイメント。
撃ちまくり殺しまくる、殴る蹴る半殺しのリンチ。これでもかの暴力の連続。しかしそうしたシーンもマカロニウェスタンを成立させる一つのパーツ、現実感のない乾いた演出の一つなのだ。イーストウッド愛用のガラガラヘビのコルト45SAA(こうしたディテールはDVDやビデオでは小さくて見えない。映画の大画面ならでは)と彼一流のガン捌き、ウィンチェスター94(92)との対決、苦みばしったポンチョにシガー、荒野を連想させるテーマ曲・・・、たまりませんなあ。
DVD同様著作権切れの恩恵で一般1,000円!もありがたかった。
しかもしかも、予告編に「次回上映作品はあの「荒野の七人」」だと!。KUROSAWAシリーズ?
ウェスタンリターンズ!マンセー!