WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

荒野の七人

2011年09月28日 | 映画(西部劇など)

かつて地方の場末の二番館、三番館いわゆる「名画座」では配給元払い下げの旧作を格安で上映していた。TOHO CINEMASの一部映画館では、「午前十時の映画祭」としてそんな懐かしの「名画座」を再現してくれている。

先週の「荒野の用心棒」に続いて「荒野の七人」を観に行ってきた。世界のKUROSAWAの「七人の侍」に惚れたハリウッドの超大物俳優ユル・ブリンナーが翻案権を買い取って製作したというのはよく知られた話だが、個人的にはそんなに良い出来だとは思わない。130分弱の上映時間の中で7人の用心棒達の生い立ちとキャラクター紹介をしながら物語を進めるのにはかなり無理があり、大味でキャラクターにも物語にも「感動」や「わくわく感」がイマイチ沸いてこないのだ。あれだけの個性派俳優をそろえながらもったいない話だ。

ではなぜわざわざ観にいったのかというと、シリーズの上映予定が知りたかったので。係りの人に尋ねたら「午前十時の映画祭」の説明をしてくれ上映予定表をくれた。それで初めて現代版「名画座」の試みとウェスタンシリーズは実はその一部であることを知らされた。

「午前十時の映画祭」は昨年から始められ今年2回目。1年間に週替わりで50本の名作が上映される。ウェスタンシリーズはその一環で次週より「シェーン」「大いなる西部」と続くたった4回だけ。ウェスタン好きとしては期待しただけにちょっと残念ではあった。まあ、西部劇以外にもかなりの名作が並んでおり、一般1,000円、学生500円で観ることができる企画自体には大いに拍手を送りたい。

すでに上映済みに「アメリカングラフィティ」、「甘い生活」、「麗しのサブリナ」など、今後の予定に「山猫」、「卒業」など(あくまで個人的好み)。