昨年から時々、ゲスト参加させていただいている山登りサークル「K2」の方々と、大阪府と奈良県の県境、「金剛生駒国定公園」にある大和葛城山に登ってきました。
登山口は大阪・奈良両側にありますが、奈良県御所市側のロープウェイ乗り場からの北尾根コース(山頂まで約2時間)が一般的なようです。ロープウェイ(720円)を利用すればたった10分ほど!で山頂へ行けます。
ちなみに、北尾根コースも県境の御所市側沿いを歩くため葛城山は奈良県で、一方、大阪府の最高峰は「金剛山(1,125m)」と思っている人が多いようですが(私も最初そう思っていました)、地図で確認すると葛城山の三角点は大阪府千早赤阪村にあり、金剛山の三角点は奈良県御所市にあることが分かります。つまり、大阪府の最高峰は金剛山ではなく葛城山なんですね。ウンチクついでに大阪府の最低峰は?...、ご存知「天保山」ですね。
山頂です。360度の眺望はなかなかのもの。
山頂は平坦なススキの原です。昼間だったのでイマイチ。
ススキは、横からの日差しに照らされて穂が銀色に輝き揺れる、明け方か夕暮れが断然きれい。
ススキの原の写真を撮るなら、高原ロッジに宿泊して明け方夕暮れにねらうのがベスト。
山頂付近の白樺食堂。焼きダンゴが名物?
周辺には立派な公衆トイレやロッジなど結構設備も整っています。整いすぎて少々興ざめな軽トラ!まで。
白樺食堂の広大な展望デッキ。御所市方面、畝傍山などいにしえの大和盆地が一望に。
背もたれを倒せば“ベンチ+テーブル”にもなるベンチ!グッドデザイン賞もの。
山は、ご多聞に漏れず荒れたスギ・ヒノキの放置人工林が多いですが、ナラ、カシなどのドングリ系やツツジ、リョウブ、ネジキ、ブナなど結構植生豊富な里山でもありました。こんなにたくさんどんぐりが落ちている山は、子供のころ遊んだ山以来、久しぶりに見ました。春はカタクリの花にワラビ、秋の今頃はアケビにシバグリ、晩秋は紅葉も良さそう。冬は樹氷が見られるそうです。