WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

東北の旅 -3- 田舎館村「田んぼアート」

2017年08月14日 | 観光

田舎館村は、青森県の真ん中あたりにある弥生時代から続く稲作農業の村。
弥生遺跡と田んぼ以外これといった呼び物のない村で、村を元気にしたいと今から25年前、農協婦人部を中心に色の異なる種類の稲で文字や絵を描いて、稲作の村をアピールし観光客に見に来てもらおうと始まった。
最初は単色のお岩木山と「弥生の里いなかだて」という文字だけのシンプルなもので、見物するのも今のような展望台などなく、田んぼの中に遊歩道を設置して歩いて眺めたり、木で組んだ簡単な見物台からながめるような、規模も小さいものだったそうです。

今でこそ「田んぼアート」は日本全国あちこちで行われるようになりましたが、当時は他に参考になるような取り組みもほとんどなく試行錯誤の連続だったそうです。
それから、回を重ねるごとに絵柄も複雑になり、常設の展望台も設置されて高いところから見渡しても絵柄として見えるように、見る角度や広がりなども計算して植え方を設計して植えられるようになりました。今では、当初の展望台がある田んぼの他に、新築されたお城のような村役場の屋上や‶天守閣”から眺める第2会場も増えています。

今年のテーマは桃太郎。横幅優に100mはあると思われます。

見物用展望台。約10mの3階までエレベーターで上がります。平日だったにもかかわらず、約30分待ちの行列ができるほどの人気。
展望台から真下を見る。

他に、玉石で描いた絵も。祐ちゃんの右手にある駅は弘南鉄道弘南線「田んぼアート」駅!?

お城のような田舎館村役場。正門には「田舎館村役場」の看板と「田舎館城」の看板が両方掲げられていました。‶お城”に上がるのも行列、待ち時間なんと50分!

‶お城”から見た田んぼアート。これだけ複雑な図柄になるともう、地上で見ても何が何だかよく分かりません。