講談を聴きに行ってきました。
会場は奈良市にある「ならまちにぎわいの家」。最近あちこちで流行の古民家を改造した集い、イベント施設です。
出演は、旭堂小南陵さん、旭堂南龍さんのお2人。
昨年、岩倉近くの山端地区で開催されている山端寄席で小南陵さんの講談を聴いて大ファンになりました。
館内は公演中は撮影禁止なので写真はありません。それなのに中には写真撮影する心無い人も見受けられました。マナーは守りたいもの、残念なことです。
なので、下に「ならまちにぎわいの家」の公演会場以外の施設や外観の写真のみ載せておきます。
ひところの衰退低迷期を乗り越えて今、講談がブームの兆しらしいです。
私が子供のころの記憶にある講談のイメージとはだいぶ変わって(進歩して)いて、漫才や落語、漫談といった要素も取り込んだ、斬新な芸風を模索されているようです。2人での掛け合いあり、笑いあり、泣きありの語りには本当に引き込まれてしまいました。
新しい講談の世界、みなさんも一度聴きに行かれては。超お勧めします。 小南陵さんが先頭に立って奮闘努力されてこられた、講談を中心とした寄席小屋「此花千鳥亭」が、この4月からめでたく新規開設される運びです。
上記リンクサイトのお知らせでは1月のオープンイベントが報告されていますが、その後消防法の関係や内装の仕上げなどなどで本格オープンは4月から、3月31日に応援団開催のプレオープンイベントもあるようです。
落語の桂文枝師匠が、2006年9月に「天満天神繁昌亭」 をオープンされましたが、小南陵さんも文枝師匠から「伝統芸能の振興には定席が絶対に必要」とアドバイスされ、講談の定席開設に向かって踏み出されたとのことです。
しかし、資金も集められずなかなか多難な船出だったようで、女性の小南陵さん含め講談師さん自ら手弁当で素人DIYにも挑戦、精出されたそうです。そんなことで建設工事の遅れや消防法など制度上の知らなかったことへの対応(指摘されて小南陵さん自ら防火管理者の資格を取得されたとのこと)などで本格オープンが4月にずれ込んでしまったとのことでした。 本格オープンしたあかつきには、私も陰ながら勝手連的応援団として通いたいと思っております。
では最後に、「奈良町にぎわいの家」の写真です。築年は、タイルを使ったおくどさんの造りなどから、さすがに江戸まではさかのぼらず大正から昭和頃と思われますがなかなかの町家です。