今日未明、テンちゃんが天国へ旅立ちました。
18年の猫生でした。
一昨日、寝たきり状態だった。
昨年末から弱り始め、何とか年は越したものの大往生でした。
老衰で足元もおぼつかない中、トイレだけは最後まで自力で這うようにして行きました。
さすがに最後の1週間ほどは漏らしてしまうことも。でも周りにそんなに迷惑をかけることもなく、2ヶ月ほどのお別れの気持ちを整理する時間も作ってくれて、こんな人生の仕舞い方をしたいものだと教えられるような立派な最後でした。
子猫のころはほんとにやんちゃで、駆け回っていた。外へ出るとケンカしたのか、ボロボロになって帰ってくることもありました。
大人になると一時は6kgを越えるまでに大きくなって、長くはないけれど細く柔らかい毛が密生していて、頬ずりするとモフモフでとっても気持ちがよかった。たまにドジをかまして家族みんなを癒してくれました。
15歳くらいから老境に入って来ると落ち着いてきて、ノンビリ余生を楽しんでいるようでした。最後は体重も3kgほどに半減するほどやせ衰えましたが、まるで即身仏になろうとする高僧のように、悟りきって泰然とその時を待っているようでした。