YAMAHAギターの歴史といってもいいロングランFGシリーズのジャパンビンテージ。その1つにしてダントツ不人気のYAMAHA FG201オレンジラベル。
1970年代製造の40年物入門器ですが、販売数が他に比べて圧倒的に多かったためか、コレクション的希少価値が無く、実力以上にコケにされ続け、3,000円も出せば結構掘り出し物にめぐり合えます。ジャパンビンテージの大穴と言っていいと思います。
YANAHAギター黎明期のFG180赤ラベルはじめグリーン、革ラベルなどは、その希少性も相まってマニアコレクターの間で実力以上に持ち上げられ、いつしか都市伝説?にまでなってしまっています。
YANAHAギター黎明期のFG180赤ラベルはじめグリーン、革ラベルなどは、その希少性も相まってマニアコレクターの間で実力以上に持ち上げられ、いつしか都市伝説?にまでなってしまっています。
そんなかわいそうな悲運のFG201オレンジラベルを手に入れたのでレストアし、amazonで格安でも使えそうな匂いのするPA+PU(2,160円)を取り付けてエレアコに改造してみました。
手持ちの小型アンプでのテストでは、まあまあいい感触だったものの実際のところは分かりません。
そこで昨日、行きつけのsmileさんの上等なアンプでテストさせていただいたところ結構いい感じで鳴ってくれました。
居合わせた皆様にもそこそこ評価いただけたようなので、われながら結構イケてるんじゃないかとちょっと思いあがって、ご参考になればと紹介させていただきます。
安物ギターでも価格が安いだけで、よく選んで丁寧に調整してあげると生まれ変わる場合もけっこうあります。特にビンテージ物は、価格は安くても現在のような中国や東南アジア方面で量産されているようなものではなく、日本の腕のいい職人さんが丁寧に作った、原価以上の隠れた実力を持つものも多いです。
はっきり言って、何十万円もするような高級器はよく鳴って当たり前、別に自慢するほどのことでもありません。十万百万ははした金というお金持ちならいざ知らず、そんなものを腫れ物に触るようにして「大事に」使うなんてあんまり楽しくない(見せびらかして悦に入る分にはいいかも)、というのは私の偏見かもですが。
ヘタなテスト演奏ですみませんが、低音部がよくなったと思いますので低音部中心のテストになってます。