ロシアのウクライナ侵攻に、またぞろ池上さんがしゃしゃり出て来て、「ロシアに譲歩した停戦合意なんかしてしまうと、ミュンヘン会談の宥和政策でナチスドイツを調子に乗らせ、第二次世界大戦を招いてしまった歴史の二の舞になる。だからウクライナは徹底抗戦せよ。世界は団結してロシアに対抗せよ。」としたり顔で「解説」、同席のキャスターやゲストがウンウンとうなずく。
あれ?これってどっかで見たような光景。ロシア国営テレビの「先生」が子供に、「これはロシア同胞を救うための『軍事行動』なんだよ。西側の謀略宣伝に乗せられないように、情報の真偽をきちんと確かめようね」と諭し、子供がウンウンとうなづき「ハイ分かりました。気を付けます」のプロパガンダと全く同じで笑ってしまった。日本国民はこんなプロパガンダにやすやすと乗せられてしまうんだろうか?
おそらく、「これ以上ウクライナの人々の犠牲を増やさないためにも、(多少譲歩しても)ロシアとの合意・停戦を急ぐべき」という声が出始めているのだろう。これはマズいというわけで、こんなプロパガンダを始めたわけだ。
こうした動きには背後で糸を引くアメリカの匂いがプンプンする。
米としては、3極の一角ロシアが消耗して国力衰退してくれれば大成果なわけだ。米の本音は、正義の味方面で子飼いの欧州諸国や属国日本を動かして「経済制裁」「武器物資供与」で火に油を注ぎ消耗戦を長引かせ、あとは高みの見物で相対的に米の力が強まること。できれば消耗戦に中国も巻き込むことができれば1石二鳥の大戦果。
日本は、本当に平和を目指す気があるのなら、これを機に「全ての国の非武装中立(各国憲法への明記と国際法化)、全ての軍事同盟解体」を全世界に訴えるべきだ。なのに米軍基地固定化「思いやり予算」は増やすは、「核兵器配備」まで言い出すに至っては何をか言わんやだ。
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