お茶席の和菓子に「唐衣」というのがあります。
(google画像検索より)
「唐衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」(在原業平)
の和歌の各句頭の文字を連ねた(か・き・つ・ば・た)に由来するということです。
お菓子の形が、身ごろを深く重ねて着る中国の衣=「唐衣」に似ていること、また、形や色をカキツバタに似せていることから、かの歌の上句「唐衣」と呼ばれている、なんとも風雅なお菓子ですね。本物は1個500円!くらいします。
で、もっと安価な材料で簡単に作ってみました。
本物とは微妙に違いますが、まあ、ビンボーなシロートには十分です。
<作り方>
材料:餡入り生八ッ橋(あんなま(本家西尾)、夕子(井筒)、聖(聖護院)、おたべ(美十)など)
今回は、比較的カキツバタの色に近い、薄い水色の本家西尾八ッ橋さんの「あんなまラムネ」(5個250円)を使いました。
実は季節商品でよりカキツバタの薄紫色に近い「あんなまブルーベリー」というのがあるらしいのですが、販売期間が6月のみとのことでした、残念。6月になったらこれを買ってもう一度作ってみようと思います。
作り方:「あんなま」をいったん開いて「唐衣」の形(上の画像)に折り直すだけ。超簡単に高級和菓子に変身!
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