「科捜研の女」劇場版 9月3日公開
観てきました。
何を隠そう、私、沢口靖子さんのファンです。
全体的には、TVドラマのようにCMや「来週に続く」でブチブチ切られる興覚めもなく、終わりまでの目まぐるしい展開は目をそらさせません。
ただ捜査手法や科学捜査に関しては、多少なりとも生物学をかじったことの ある人にはツッコミどころ満載でしょう。特に大腸菌の扱いに関しては、いくら体内に普通にいる菌だといっても、研究で取り扱うのにあんな雑な取り扱い方はしないし、できない。面白さ優先で、話をつまらなくしてしまいそうな生物学系の専門家の監修はあえてしなかったんでしょうね。ま、突っ込んで面白がるのも、映画の楽しみ方の一つではありますし。
そして何より、製作者の意図的なものなのかは不明ですが、予想外のオマケ的な仕掛けもなかなか楽しめましたです。
本筋のミステリーのネタ晴らしをするのはルール違反なのでおいておくとして、ツッコミどころと仕掛けの方を少しご紹介。
一つだけ突っ込んでおきますと、
警察の行き過ぎ捜査と、監察官によるチェックシステム(そんなものが本当にあってちゃんと機能してるのかはナゾ。あればもうちょい冤罪も減ると思うが?)の説明みたいなサブストーリーの一方で、予告編見りゃ大体予想できる「オイオイ、そりゃおとり捜査だろう?」というマリコさんの一芝居にはおとがめなしの不思議。
仕掛けその1.マリコは駆け出しのころ既婚であった!!実はこれが今回最大のミステリー?
別れた相方が警察庁のエライさんになって登場、マリコたちの捜査を助ける。別れた理由は不明、次作に請うご期待!? うまいこと引っぱるなあ。
仕掛けその2.チョイ役に小保方さん!!?
洛北医大(京都医科歯科大だったかな?まそれはどっちでもいいこと)の細菌学教室助教、はたさん(漢字不明)、なんとあの「スタップ細胞はありまーす」小保方さんに激似。単なる偶然か?、いやいやこれは絶対に仕掛けたとみた。「はた助手」って呼ばれて「”助手”ではありません、”助教”ですっ!」となかなかのツッパリ、トンガリっぷり。思わせぶりに登場しといて結局、事件には何の関係もないという、それはないだろう的な。
以上のように、沢口靖子さんファンでなくても、いろいろ突っ込んで楽しめる「佳作」だと思います。
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