8月18日、あいかわらずパッとしない天気ですが降水確率は低かったので白馬まで行ってみることにしました。
午前11時登山口の猿倉駐車場に到着。お盆の混雑期を過ぎてもすでに約50台くらい駐車されていて空きはわずか。
白馬は雲の中ですが、空はまあ明るく雨は降っていないし、この機会を逃したらまたいつ来られるか分からないので登ってみることに。
まずはロッジ猿倉荘で登山届けを提出。
白馬トレッキングと登山についての案内板。
昨日の燕温泉は軽いトレッキング程度でしたが、白馬鑓はさすがに登山となります。
それなりの登山装備に、途中、雪渓もわたるのでアイゼンも必要(後述)。
コースは猿倉→小日向のコル→白馬鑓温泉、4~5時間。
林道から白馬鑓温泉登山道へ。
水芭蕉平。ちょっとした湿地。昔は水芭蕉があったんでしょうかね。
大岩。ガスが濃く小雨模様。先行きちょっと不安になるけれど、小日向のコルは近い。
もう行くしかないです。このあたりトリカブトが群生してます。
小さな池。なんと魚影が!誰かが持ってきて放流したんでしょうか。
雰囲気的にはこちらの方が“水芭蕉平”。
登り続けて2時間弱、弓なりに曲がったダケカンバ。ここまでくればすぐ小日向のコル。
小日向のコルの草原。ガスは晴れない。コルを越えたら急降下。
いくつかの沢を横切りながら、鑓温泉直下の急登まで山腹を巻いて行く。
まずは杓子沢。このあたりからいよいよ白馬の雰囲気になってくる。
雪渓の下、暗渠のように沢が流れています。
落石沢。
名前のとおり落石だらけ。注意して渡る。
いよいよ雪渓を渡ります。簡易アイゼンを付ける。
このアイゼン、通販で1,500円ほどでしたが使ってみると価格の割りにとても優れものでした。本体はゴム製で靴に被せるように装着するだけなので1分もあれば装着完了!
11本爪!で普通に道を歩くように雪渓上を歩けました。
軽くてかさばらず、少しでも荷物を減らしたい登山には便利。
長時間装着の耐久性には不安が残るので岩登りや本格登山には向かないと思いますが、雪渓歩き程度なら断然おすすめ。
白馬駅やロッジにあるレンタル軽アイゼン(賃貸料700円)はバンド式で装着に手間取るし、土踏まずのあたりに4本爪だけなのでベタ足で歩かないと滑ってしまいます。
小日向のコルから1時間ほどで鑓温泉小屋が頭上に見えてきました。硫黄のにおいがする。
山登りの常ですが、見えてからが近いようで遠い。ここから小屋まで最後の試練のような急登が待ち構えています。流れている沢は“お湯”です。
あともう少し。
小屋が見えてから20分ほど、ようやく到着。
標高2,100m。日本で2番目の高所源泉たれ流し(もとい、源泉かけ流し)露天風呂。
ちなみに、日本3大高所露天風呂1位は一昨年行った本沢温泉露天風呂(2,150m)。同高(2,100m)2位に北ア雲の平の高天原露天風呂があります。高天原へ行くには13時間(2泊3日)は山道を歩かないといけないらしいです。体力が落ちないうちに何とか挑戦してみたい気持ちはありますが...どうかな~?無理かなあ。
宿泊手続きもそこそこに待望の雲上露天風呂へ直行。
ガスってなければ白馬岳、鑓ヶ岳が遠望できるはずですが、とりあえず来れてよかった。
白馬山は私も登山したことがありますが、35年ぐらい前の北アルプス縦走だったので装備も大変、表記の簡易アイゼンをみてへーえでした。
温泉紀行は楽しく拝見してますよ、アカデミックな記事は難解ですのでスルーですが、いつも元気な貴君の活躍を
うらやましく眺めています。
安倍ちゃんの安保法案反対!!っと。
それなりに辛い事もあった人生、「いつも元気」ではないです。安倍ちゃんといえば、あのアパルトヘイト騒動で物議を醸した安倍ファミリー曽野綾子氏、基本的には嫌いなお方ですが、その著書「人間の分際」にはそこそこ共感するところもあります。ま、ご自分こそが「分際」をわきまえなさいよと言いたいところですがね。今のうちに体力の許す範囲でやりたいことはできるだけやっておいて、いつ死んでも悔いなく、人に迷惑掛けずにフェイドアウトしたいものだと思っております。