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てらまち・ねっと



 神戸の地震の時、物資を運んだり関係者との連絡のためなどにと、急きょ、レンタルした携帯電話。
 しばらくして、新機を購入。  以来、18年。
 今のは、購入4機種目。
 購入して5年ほどになる。

 ところが、昨年あたりから、こちらかの音声が小さいとか言われたり、今年になって、ぷつんと切れたりするようになった。
 相手からの着信の音はしっかり聞こえているのに。
 電話機の設定を確認しても異常はない。

 そういえば、前の機械も年数がたって、不調な時があるようになり、交換した覚え。
 そんなわけで、どれにしようか、情報収集している。
 今のところ、「携帯」にするのか「スマホ」にするのか、「携帯とタブレット」にするのか・・そんな中の選択かな、と見えてきた。
 利用しているAUの販売店で説明も聞いた。
 今時、「携帯」にする人は1割、という。 

 他、ネットの情報をみて、その世界の今と今後をイメージした。
 同じように考えいる人がいると思うので、
 調べた情報をリンク・抜粋・引用しておく。

 つれあいの形態も1年遅れの購入なので、「2台の携帯」をどういう組み合わせで入れ替えるか、という次のステップもあるとも思えて来た。
 しかも、ノートパソコンも、5年目ほどなので、そう長くは快適には使えないだろうし・・・

 あと、詳しい人に相談してみよう。

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 ●PCか携帯かスマートフォンかiPadか
  PCか携帯かスマートフォンかiPadか svexjhmkhfさん
PCか携帯かスマートフォンかiPadか
転居後のネット接続環境について悩んでいます。
今はドコモの普通の携帯(パケホ無しでネットせず。月額1500円位)+家のパソコン(光で月4725円)を使っています。

1・今の使用状況を変えず、新居にネットをひく
2・今のドコモ携帯にパケホをつける
3・携帯をスマートフォンに変える
4・携帯はそのまま、別でiPadを買う

ネットサーフィンしたりちょっとした動画見たり程度ですが、ネット好きで使用時間は長いです。
どれがおすすめでしょうか?
貧乏故節約したいのですが、初期費用や月額はどれぐらいかかりますか?

   ★ベストアンサーに選ばれた回答
kon_do_ruさん
インターネットメインなら通常のブロードバンド契約になりますね。

フレッツなどで光対応マンションなら2年契約ですが、安く契約出来ます。
   http://kakaku.com/bb/ranking_VDSL_210040999927000000000024/?sort=3&...

また戸建ならeo光がプロバイダ込で4900円で電話を付けても5200円です。
   http://eonet.jp/service/

ブロードバンド契約は新規の場合2年契約が条件で初期工事費無料で申し込み金のみで契約出来ます。

携帯やスマホはブロードバンド契約と関係なく(auを除く)費用が必要です。

スマホもiPadも自宅でWiFi接続すればデーター通信料はかかりません。

他には移動体回線(ポケットWiFiルーター)もエリア内ならPCやスマホ、iPadも接続出来て月3880円~で使い放題です。
   http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1010/21/news018.html

●スマートフォンかipadどちらにすべき?
         ●スマートフォンかipadどちらにすべき?  id_ka_riさん
スマートフォンかipadどちらにすべき?
長文になりますが、よろしくお願いします。

4月から大学1年生になる者で現在auのガラケーを使用してますが、こちらが7月でサービス終了になる機種とのことなので買い換えなければなりません。そこで自分の環境ではスマホかipadのどちらがいいかアドバイスを頂きたいです。(ipadの場合、通話とメールのみを行うガラケーを新しく1つ持つ予定です)

以下通信機器に疎いのでおかしな部分があるかもしれませんが、ご容赦ください。

まず、自宅にはネット回線を引いておらずノートPCもありません。がやはり大学生ともなると自由にネットを閲覧できるものがないと不便だと思います。回線つないでPC買えと言われるかもしれませんが、家庭の諸事情で現状それはできません。そこでスマホかipadにしようかと思います。
用途としては、ネット検索、ニコニコ動画(ニコ生含む)/you tube 等の動画サイト閲覧が主です。

自分の中では、小さい画面でチマチマ作業するのが煩わしく思われるのでipadがいいかなーと思うのですが、ipadはあくまでPCのサポートツールであり、verアップや更新はPCで?、アプリを購入するのもPCにiTunesを落としてそこ経由で?など単体ではやはり十分に生かしきれないと聞きます。(ネカフェや大学内のPCでも更新や購入はできるんでしょうか?不都合なくできるなら定期的にそちらへ通うというのもありかなーと。)

となると小ささは我慢してやはりスマホの方がいいのでしょうか?
もしスマホの方がいい場合、Android端末とiphoneのどちらがいいのでしょうか?iphoneの方が初心者に向いてると聞きましたが。

また、ipadではflash対応?されてないそうなのでニコ動には見れないものがある(アプリ次第で見える?)と聞きますがスマホはどうなんでしょう?(ブラウザで直接見れるものやアプリを介するもの?等機種によって違う?のでオススメ機種を教えてくれれば幸いです)

ipadの方は多少調べたのですが(文章からは到底そう思えないでしょうが)、スマホはまだあまり調べていないので無知ですいません。

自分の性格上堅苦しく回りくどい文章になりましたが、以上を踏まえてここまで読んでくださった方回答よろしくお願いします。(上記以外のオススメ端末やスマホ等で他に留意すべき条件等のアドバイスがあれば、そちらも是非)


★iPadを視野に入れての悩みでした 断然iPhoneですね^^
ちっちゃいiPadだと思えばいいです。

ただ、iOSは現在のところフラッシュには対応していません。

PCなくても、iPhone個体でアップデートや
音楽ダウンロードはできます。

OSのバージョンアップもPCがなくてもできるようになりました。

初心者にはiPhoneがよいよありますが、
正直iPhoneだろうとAndroidだろうと
持ってしまえば慣れです。
普通の携帯と慣れるまでの時間はさほど変わりません。

アンドロイドはセキュリティ面で甘いし、
なにより機種が有りすぎて、ソフトウェアに
統一性と安定性がないことがネックです。
機種によって機能が違う点もありますので
使用頻度がそのようなことでしたら
操作性とかも踏まえてiPhoneの購入をオススメします。

ちなみにソフトバンクはiPhone購入者に月額無料でiPad買える(毎月払うのは機種代のみ)
とか、Wi-fiルーターを無料でもらえる、(家で高速接続できる)
とか、特典もありますよ。


スマートフォンの理想と現実●日本国内の端末動向はスマホが二極化 / 
 タブレットは7インチが熱く、一部でガラケー回帰も ――2013年モバイル界展望【前編】   スマートフォンの理想と現実
       週刊ダイヤモンド 【第39回】 2012年12月13日   ロサカタツヤ [株式会社 企/クロサカタツヤ事務所代表]
今年も残すところあと2週間少々となった。本連載は再来週も更新を予定しているが、その頃にはすでに休暇に入っている方もいるかもしれない。
 そして年が明けると、1月早々には米国ラスベガスでコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が、また2月末にはスペイン・バルセロナでモバイル・ワールド・コングレス(MWC)が開催され、新たな製品が続々発表される。
 そこで今回と次回(再来週更新予定)で、2013年のモバイル分野の展望を占ってみよう。

スマートフォンは ハイエンドとローエンドに二極化する
 2012年も数多くの端末が発表された。特にアップルのiPhone5は、買い換えを待ち望んでいた人たちはもちろん、これからiPhoneを使い始めようとする人たちの取り込みにも、ある程度成功しているようだ。
また日本では、KDDIとソフトバンクモバイルの二者間で、iPhone需要を争奪せんとする火花が、いま現在も散っている最中である。KDDI側の予想以上の攻勢を受けて、以前からずっと燻っていたイーアクセス(イーモバイル)買収に踏み切ったことからも分かるように、ソフトバンクのお尻にも火がついた格好だ。

 では、2013年はどうなるのだろうか。
 一つは、iPhone5やSamsung GALAXY S IIIなど、高性能スマートフォンの、さらなる性能向上が予想される。
SamsungもCESで新たな端末を発表するようだし、4Kクオリティの描画能力を有するiPhone5Sが来夏に登場するという噂が、すでに一部では流れはじめている。
またHTC等も春先に新製品を投入するようだ。
 こうした製品は、すでにスマートフォンを従前から使いこなしている人たちの、飽くなき欲求に応えるものとして、提供されることになる。
要は、世界中のスマートフォン・マニアに向けた製品だ、ということだ。そう考えると、付加価値は大きく見込めるものの、出荷台数の絶対的な規模という観点では、そう大きくはない


・・・(略)・・・

タブレットは7インチが主戦場
このところ、小型のタブレット端末の発表が相次いでいる。
ざっと書き出してみても、アップルのiPad mini、GoogleのNexus 7、アマゾンのKindle Fire HD、SamsungのGALAXY Tab 7.7 Plus、
また国内勢ではNECのMEDIAS TABや、シャープのAQUOS Pad、等々。

気がつけば百花繚乱である。

これらに共通しているのは、画面サイズが7インチ前後であるということ。
iPadをはじめ、従来のタブレット端末は大体画面サイズが10インチ程度である。
比べてみると確かに小型で、これならギリギリ片手で使いこなせる、というところだろうか。


 たかが画面サイズというなかれ。
画面サイズが変われば、重さも含めた持ち運びの難易度がまず変わる。
使い勝手も当然異なるし、向いているアプリやサービスにも違いが出てくる。
結局はその端末の使用の有無や使い方に、大きく影響してくるのだ。


その意味で、7インチ前後のミニタブレットは、
これまでいま一つ立ち上がりきらなかったタブレットの需要を、いよいよ本格的に顕在化させる起爆剤となるかもしれない。


 たとえば7インチのタブレットであれば、特に日本では普及が遅れていた電子書籍を、いよいよ広めることができるかもしれない。
また移動中に映画などの映像コンテンツを楽しむのも、誰かと視聴を共有するならさておき、自分一人ということであれば7インチで十分、というよりむしろ没入感も含めて心地よいと思う人もいるだろう。

悩ましいのは、ノートサイズ(画面が5インチ前後)のスマートフォンと、競合してくるというあたりだろう。
ただ7インチのタブレットと比較すると、ノートサイズが若干中途半端に感じられるのも事実である。


・・・(略)・・・

一方、特に日本全体のスマートフォンの普及状況と地理的分布状況を比較してみると、地方での普及が想定したほど進んでいないことがうかがえる。
実際、東京圏を離れてみると、大都市であっても、スマートフォンを使っている人を見かける頻度が下がる。
中小規模の都市は、推して知るべし、というところだ。こ
れは通信事業者やメディア事業者がそれぞれ独自に行っている調査等でも、数字の差としてはっきり認識される。


 こうなると、通信事業者としては、難しい判断を迫られることになる。
現在、通信事業者間のMNP(携帯電話番号ポータビリティー)による獲得競争は、地域を問わず相変わらず盛んだ。

MNPの草刈り場とされてしまい、契約数が純減したNTTドコモ
こうした状況を受け、一部の通信事業者はフィーチャーフォンへの一時的な回帰を検討しているようだ。
スマートフォンの顕在化した需要が一巡する一方で、ローエンド端末の登場までに調達の都合も含めてタイムラグが生じるとしたら、現行のフィーチャーフォン利用顧客をつなぎとめておくための施策として、
背に腹は代えられない判断だろう。

 言うまでもなく、悩ましい選択である。多くの販売ケースでは、割賦販売による「2年縛り」となるため、この先フィーチャーフォン利用者を一定規模で2年間抱えることになる。
結果として、さらにスマートフォンへの移行を遅らせてしまう可能性がある。


またインフラやプラットフォームの観点からも、スマートフォン向けとフィーチャーフォン向けに二重投資を続ける、ということにもなる。
このあたり、どの程度進展するのかは市場の反応次第でもあるが、コンテンツビジネスの開発やサービス提供にも直結することもあり、状況を冷静に見定める必要があるだろう。


●スマートフォン/スマートデバイスも PCと同様の端末管理が必須 /スマートフォン/スマートデバイスのセキュリティ対策
  週刊ダイヤモンド 2012年12月17日
 業務用PCには万全のセキュリティ対策を講じていても、スマートフォンやタブレット端末は手付かずという企業もあるようだ。
だが、最近はスマートフォンを狙ったウイルス感染なども報告されている。


スマートフォン/スマートデバイスをビジネスで活用する上でどのような対策が必要か。情報セキュリティに関する調査・分析などを実施している情報処理推進機構(IPA)に聞いた。
★ 拡大画像表示


 スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの利用者が爆発的に増加する一方で、セキュリティの脅威が広がっている。その背景には、スマートフォン/スマートデバイスが攻撃者に狙われやすい事情がある(図1)

従来型の日本の携帯電話(フィーチャーフォン)は、「ガラパゴス」とやゆされたように利用環境が国内に閉じ、通信事業者主導で各社独自仕様の機種を作ってきた。
基本ソフト(OS)は日本独自であり、アプリ(ソフトウエア)は電話帳や他アプリなどへのアクセスが厳しく制限される上、審査は厳密に実施され、公式コンテンツとして提供されることが多かった。
利用者の自由度が低い半面、ウイルス感染など攻撃の対象になりにくかった。


情報処理推進機構(IPA)
技術本部
セキュリティセンター 調査役
加賀谷伸一郎氏

 それに対し、スマートフォンはPCと特徴が似ている。OSの仕様は世界共通で、アプリの開発も自由だ。利用者はインターネットを介してアプリを入手し、機能を容易に追加できる。
「こうしたスマートフォンの特性が、ウイルスを送り付ける攻撃者に好都合なのです。携帯電話からスマートフォンへの移行は、温室育ちの人が、いきなり危険なジャングルに入り込むようなもの。それぐらい脅威のある世界に足を踏み入れることを意識してほしい。OSによって脅威の度合いが異なることも注意のポイントです」とIPAの加賀谷伸一郎氏は指摘する。

紛失・盗難時の対策は不可欠
 IPAは2011年に「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」を実施、スマートフォン利用者に必要と考えるセキュリティ対策を聞いている。
それによると、「OSのアップデート」「信頼できる場所からアプリをインストール」などが上位を占める一方、情報漏えい防止に効果的な「リモートロック等の不正利用防止機能」「データの暗号化による紛失時の対策」は下位にとどまっていた。



 PCではセキュリティ対策としてデータ暗号化などを導入する企業は多いが、スマートフォンではまだ理解が進んでいないのが一般ユーザーの実情のようだ。
スマートフォンには顧客・取引先の電話番号やメールアドレスなど個人情報が含まれる場合があり、紛失・盗難時の対策は不可欠だ。

実際、スマートフォン利用時の不安要素は、「スマートフォン本体の紛失、盗難」が最も多く、以下「ウイルス感染による不正利用」「データの盗難・漏えい」と続いている(図2)。

スマートフォンは 小さなPCと考える
 最近では、スマートフォン利用者に端末の「電池持ち改善アプリ」をかたった迷惑メールを送り付ける手口も出てきている。
メールに記載されたリンクをタッチすると不正アプリが置かれたサイトに誘導される。
ユーザーがアプリをインストールする際、個人情報などを不正に盗み取るため“連絡先データ読み取りの許可”を求めてくるという。


「電池のアプリなのに、どうして連絡先データが必要なのか疑問を持ち、想像力を働かせることが大切です。公式マーケットにあるアプリでも、念のために権限や評判を確認してからインストールするなど防衛策が必要です」と加賀谷氏は助言する。

 IPAではスマートフォンを安全に利用するための6カ条を公表している。
(1)「スマートフォンをアップデートする」。OSやアプリの脆弱性を突いた攻撃に遭う危険性があるので、きちんと更新する。
(2)「スマートフォンにおける改造行為を行わない」。利用者が端末の保護機能を解除するなど、不適切な設定により、ウイルス感染のリスクが高まる。
(3)「信頼できる場所(公式マーケット)からアプリをインストールする」。
(4)「アンドロイド端末では、アプリをインストールする前に、アクセス許可を確認する」。不自然なアクセス許可を求められたら、インストールを中止する。
(5)「セキュリティソフトを導入する」。特にアンドロイド端末では必須。
(6)「スマートフォンを小さなPCと考え、PCと同様に管理する」。


 スマートフォン/スマートデバイスをビジネス活用する場合には、さらなる注意が必要だ。
加賀谷氏は「PCとケータイ、システム手帳を合わせたくらい重要な個人情報やビジネス情報がスマートフォンに保存されています。万一、不正アプリや紛失・盗難によって取引先の情報が流出するような事態になれば、企業の信用を失墜することになりかねません」と警告する。

 そこで、業務外のアプリのインストールを制限したり、端末の紛失・盗難時に遠隔操作で端末のロックやデータを消去したりできるモバイル端末管理(MDM)がスマートフォンのセキュリティ対策として有効な一つの解だという。社用の携帯電話を配布している企業は多いが、スマートフォン/スマートデバイスの場合は、携帯電話よりいっそう強固なセキュリティを求められるノートPCと同等の管理を行うべきといえるだろう。
 セキュリティリスクを回避しつつ、スマートフォン/スマートデバイスをいかに業務に活用していくか。経営者の的確な判断が求められている。


●スマートフォンの理想と現実
  「NTTドコモからiPhoneは出るのか?」 素朴な疑問から浮かび上がる最大手キャリアの課題
        スマートフォンの理想と現実 【第37回】 2012年11月14日 クロサカタツヤ [株式会社 企/クロサカタツヤ事務所代表]
「で、NTTドコモから、iPhoneは出るんですか?」
 この仕事をやっていて、結局一番多い質問であるように思う。KDDIからiPhoneが投入され、状況が変わった今日においても、やはり時折この問いかけをいただく。
 本件については大手メディアも常にニュースを追いかけ、そしてことごとく誤報を繰り返してきた。そんな、メディアとしての信頼性が失墜するリスクを負ってでもなお、本件を取り上げるのは、それだけ耳目を集める話題であることの裏返しでもある。

 そんな「ドコモiPhone」の噂が、ここにきて業界内でまたぞろ広がっている。NTTドコモからの番号ポータビリティによる顧客流出が大きく注目される中、今度こそ起死回生の一手を打つという、希望的観測にも近い見立てである。
 その可能性そのものについては、私はそれを論じるつもりもないし、その立場にもない。しかし本件を通じて、NTTドコモが抱えている課題が、いくつか見えてくる。そしてそれは、単にiPhoneを導入すれば解決するというような単純な話では、どうやらなさそうだ。

ドコモLTEの最大の失敗は  マーケティング?
 NTTドコモの不調が伝えられて久しい。KDDIがiPhoneを投入したあたりから、現場での勢いに差が見えるという論調が目立ち始めた。
そして昨冬の通信インフラの大規模障害で、それまでの「つながるドコモ」のブランドさえも、かげりはじめた。

 もちろん、インフラが逼迫する状況は、NTTドコモに限った話ではない。他の通信事業者も似たり寄ったりではある。
本連載でも幾度となく触れているが、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を前提としたインフラでは、スマートフォンのトラフィックは、質量ともに耐え難いという、根本的な構造問題である。

 こうした事態を打開すべく、NTTドコモはモバイルブロードバンドに適した新たな通信規格のLTEの導入を、他の事業者に先駆けて進めた。その結果、LTEの利用環境を有する利用者は、サービスエリアで利用する限り、しばらくの間は快適な通信環境を満喫できた。

しかしここに来て、「ドコモのLTEが遅い」という声が広がっている。
KDDIやソフトバンクモバイル(以下SBM)が相次いでLTEサービスを開始し、それぞれが速度や快適さを競う中、「KDDIはおろかSBMと比べても、ドコモLTEが遅い」という評価が、最近の東京圏ではしばしば見受けられる。

 それ自体は、別段驚くことではない。
無線通信規格としてのLTEのスループットがいかに高速であろうとも、通信速度はバックボーンも含めた回線全体、さらにはNTTドコモの回線網の先に接続されたインターネットや、さらには接続先のサーバの能力に依存する。通信回線を利用者が融通しあって使う以上、どの事業者のLTEも、ユーザが増えればいずれは遅くなっていく。

 ただ、自然の摂理とも言うべき、こうした状況の変化に対して、NTTドコモが効果的な施策を講じてきたかと振り返ると、残念ながらそのような印象がない。
 これは、通信規格の世代交代時にしばしば生じる、マーケティングの課題でもある。
現状に極端な不満がない場合、その状況下で新しいサービスを利用する。消費者にとっては、不満がないのに新たに追加のカネを払うということであり、そこには相応の理由や納得感が必要だ。


 かつてPDC(2G)がW-CDMA(3G)に移行した時も、当初はそうだった。
 ・・・・・・(略)・・・

うまくやったKDDI
 これに比べて、マーケティング面でLTEサービスの立ち上げを最もうまく進めたのは、KDDIであるように見える。
KDDIは、本来のLTEサービス開始のスケジュールを前倒しして、iPhone5投入に間に合わせた。
しかも、LTE対応Android端末の周波数対応、基地局敷設のプラン、他の周波数帯のやりくり等を調整した結果、2.1GHz帯で提供されるLTEサービスに関しては、当面はiPhone5専用という状況を作り出した。

 また、iPhone5の主な顧客が集中し、従来のSBMの回線状況の悪さに最も不満を抱いていた、都市部(さらにいえば東京圏)にフォーカスして基地局整備を進めたのも、マーケティング的にはうまいやり方である。地方部では不満が募る向きもあるだろうが、需要の多いところから対策を講じ、そこで得た利益で需要の少ない地域も迅速に対応を進めるのが、商売の常道である。

 これらが奏功して、特に2.1GHz帯のLTEが利用できる環境下では、従来のSBMのiPhoneに比べ、劇的に快適という声が、あちこちで聞かれるようになった。
 KDDIは今回、iPhone5の登場に合わせ、LTEサービスの前倒しと最適化を進めた。消費者から見れば、LTEを使う理由がしっかりと提案されたことになるし、確かに他社に比べてそこには明確な理由がある。
テザリング対応も含め、NTTドコモのLTE需要と、SBMのiPhone需要の両方を、草刈り場にすることができたということだ。

 もちろんKDDIも、需要逼迫でインフラ敷設が追いついておらず、LTEと3Gが頻繁に切り替わったり、特に鉄筋の建物の奥の方(マンションやオフィスの奥の部屋)では電波が届かないなどの課題は生じている。
 また2.1GHz帯のLTEも、当然だが未来永劫iPhone専用というわけではない。テザリング対応も、中長期的にはインフラへの負荷を高める。


・・・(略)・・・

すでに日本のケータイ市場は、総契約数が人口を超えている状況である。
スマートフォン普及がいよいよマジョリティ層へと向かう中、今後は「2台持ち」需要も鈍化していく。人口も頭打ちから減少に入りつつある以上、近い将来に市場が飽和することは自明である。


一方でスマートフォンの普及はおそらく今年度末でもまだ総契約数(≒総人口)の3割強程度であろう。
すなわちスマートフォン普及に伴う課題や混乱は、いよいよこれからが本番ということだ。
 ケータイに対する期待(と依存)は高まるが、スマートフォンへの移行が進む中、これまでのインフラと端末のパラダイムの延長で、そうした期待に応え続けることができないことは、冒頭で触れたインフラの障害などからも、すでに一部は明らかになっている。

 いま本当に求められるのは、過当競争下で優位性を誇ることではなく、社会におけるケータイの役割や存在意義を改めて考え直し、新たなパラダイムを打ち立てることではないだろうか。
 もちろん、一事業者が担うには、限界のある話ではある。そしてこれは、事業者のみならず、規制当局はもちろん、最終的には国民全体で考えるべき課題でもある。他ならぬ私たち自身のケータイ依存を振り返ってみれば、これらが決して大げさな物言いでないことは、明らかである。

 しかしその中でも、全国規模で多くの人に支持される事業者であるからこそ、NTTドコモは率先してそのパラダイムを拓いていく役割がある。それを「十字架」と考えるのか「責任」と考えるのか。期待も込めて、私はこの「責任」に正面から対峙してほしいと願っているが、いずれにせよNTTドコモにとって、iPhoneはその判断を分ける、踏み絵なのかもしれない。


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