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てらまち・ねっと



 2週間ほど前。愛知県に行ったとき、セルフのガソリンスタンドの看板を見たら1リットル「142円」だった。
 岐阜に帰っていつも行くセルフスタンドを見たら「143円」。

 数日前、岐阜市内で「レギュラー 160円」という看板のスタンドがあった。
 そこは、ちょっと高いにしても、値上がりを感じる。

 ちょうど、昨日14日、経済産業省 資源エネルギー庁が直近の平均価格、都道府県の価格を公表した。
        「 153円 」

 そのデータにリンクしておく。

 ところで、「ブロゴス」に面白い意見が出ていた。
     背景には、安倍政権が掲げる「インフレ目標2%」というものが“免罪符”になっているのかもしれません。
      要するに、自民党政権ベッタリの大手企業であるメーカーの経営サイドには、
      「今ならガソリン価格を上げたところで、それはインフレに寄与する要因であり、言ってみれば国の政策を後押しするのだから文句は言われまい」
      ぐらいの思惑もあったりするように・・・・」



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  ●経済産業省 資源エネルギー庁   公式Webページ



         ●  ★石油製品価格調査の結果

 ★石油製品価格調査の結果
  石油製品価格調査  1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
(2月14日(木)14時公表)

○2月12日(火)時点のガソリン等の小売価格調査の結果は以下のとおり。

【調査結果】
(レギュラーガソリン)
2月12日(火)結果 : 153.8円/㍑
・ 前週の151.7円に比べ+2.1円(10週間連続の値上がり)

(軽油)
2月12日(火)結果 : 133.2円/㍑
・ 前週の131.3円と比べ+1.9円(10週間連続の値上がり)

(灯油)
2月12日(火)結果 : 101.2円/㍑
・ 前週の100.2円と比べ+1.0円(11週間連続の値上がり)

○次回は、2月18日(月)時点の価格を調査し、2月20日(水)
14時に公表予定。


 都道府県へのデータ


●ガソリン価格、レギュラー153.8円…前週比2.1円高
資源エネルギー庁 特別編集
├ガソリン価格、レギュラー151.7円…10週連続の上昇

            2013年2月14日(木)



資源エネルギー庁が2月14日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月12日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり153.8円となり、前週に比べて2.1円の上昇となった。

レギュラーガソリンは昨年11月26日の145.5円を底値に、11週連続の価格上昇が続いている。

地域別では、北海道で2.9円、四国で2.7円、関東で2.3円、東北で2.1円、中部で1.9円、近畿と中国で1.6円、九州・沖縄で1.5円上昇。全国すべてのエリアで前週を上回った。

ハイオクガソリンは2.0円上昇して164.6円、軽油は1.9円上昇して133.2円だった。

e燃費(運営:イード)によると、2月14日のレギュラーガソリンの全国平均価格は146.83円/リットル、ハイオクは157.83円/リットル、軽油は124.53円/リットルだった。

なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。

全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどe燃費のデータは、燃費管理サイトの「カーライフナビ」で見ることができる。
カーライフナビ URL http://carlifenavi.com/
最寄りのガソリン価格とランキングをチェック!!     《纐纈敏也@DAYS》


●ガソリン価格153円、10週連続値上がり
            日テレ  2013年2月14日
   資源エネルギー庁が14日に発表したレギュラーガソリンの店頭価格は、1リットルあたり全国平均で前週比2円10銭高い153円80銭で、10週連続の値上がりとなった。
円安によって輸入価格が高くなっている他、原油価格が上昇していることが要因。調査担当者は先行きについて、「今後も値上がりする」とみている。

 また、資源エネルギー庁は値上げが続く状況を踏まえ、来週から主要な石油元売り会社にヒアリングなどを行い、便乗値上げなどがなく適正な価格になっているか監視を強化する方針。

●ガソリン価格:10週連続値上がり 原油相場上昇と円安で
          毎日新聞 2013年02月14日
 経済産業省資源エネルギー庁が14日発表した12日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(2月4日)比2円10銭高の153円80銭となり、10週連続で値上がりした。指標となる中東ドバイの原油相場が上昇基調にあるほか、外国為替市場の円安傾向も押し上げ要因となった。

 灯油は11週連続で値上がりし、18リットル当たりの店頭価格は前週比18円高の1821円だった。

 調査したみずほ総合研究所は「一時期の円の下落が急ピッチだったため、全てを小売価格に転嫁できてはいない」と指摘し、上昇圧力がしばらく続くとの見方を示した。(共同)

  ●この時期のガソリン価格高騰を疑問に思う件
             ブロゴス/大関暁夫/2013年01月31日
聞くところによると、現在年をまたいで8週連続でガソリン価格が高騰しているとか。8週前と言うことは、すなわち解散総選挙が決まった直後から、ということです。要するに、「政権交代→アベノミクスに期待」という観測が広がり、為替が円安にふれ始めた頃とちょうど時期を同じくしているわけです。ガソリンメーカーの言い分はやはりというか思ったとおり、「原油価格の高止まりと、円安の影響」ということらしいのですが、なんか少し怪しい気がしています。

思い起こせば80円を割り込む急激な円高局面に入った頃に、巷でもけっこう話題になっていたのが、「急激な円高になっても、ガソリン価格が安くならない」という類の消費者サイドからの不満の声でした。この時に供給サイドが言っていたことは、「為替の動きとガソリン価格の間は一定のタイムラグあり、すぐに価格に反映されるものではない」と。しかしその後は、「原油価格の高騰」もあって結局円高によるガソリン価格への恩恵は感じることが出来ずじまいでした。

タイムラグというのは、原油価格や為替レートが影響するのは日本企業が原油を仕入れた段階の話で、その後原油が日本に運ばれて精油されてガソリンスタンドで販売されるまでに2~3ヶ月はかかるという価格反映へのズレの話でした。では、今回の為替が円安にふれたのとほぼ同じタイミングで動き出したガソリン価格の8週連続高騰の要因は何なのでしょう?

先のタイムラグを勘案すれば、ガソリン価格が高騰し始めた12月初旬よりも2~3ヶ月前の段階での為替と原油価格を見てみる必要があるのですが、昨年9~10月の円ドルレートは78円台でかなり安定した円高傾向が続いていた時期で、原油価格(WITI)に至っては9月から10月にかけてはむしろ若干ですが相場を下げているのです。こうなると、国内メーカーが円高のときに主張していた「為替や原油価格がガソリン価格に及ぼす仕入れと販売のタイムラグ」はどうも怪しいということになりはしないでしょうか。

会計における在庫管理の原則で、「先入れ先出し法」というのと「先入れ後出し(後入れ先出し)法」というものがあります。前者は、先に仕入れたものから順次販売するというやり方で、まさに国内メーカーが円高時に言っていたところの価格反映される商品が市場に出るのはその前の仕入れ分を売り切ってからというやり方のこと。後者は、とりあえず後から仕入れたものを在庫の有無に関係なく先に販売して、即座に仕入れコスト増を販売価格に転嫁するというものです。

ということは便乗値上げでこそないものの、どうもガソリンメーカーは円高や原油価格下落の時には「先入れ先出し法」で価格を決め、円安や原油価格高等局面に入ると「先入れ後出し法」に転じるという、同一ルールを貫くという会計原則を逸脱するかのようなやり方をしているのではないかと思えてくるわけです(会計処理上はもちろん一定ルールでやっているのだとは思いますが)。しかも今回の件に関して言うのなら、冬の掻き入れ時に「後入れ」した分がまだ製品化される前から値上げをしているわけで、今後の値上がりを見込んで「安い仕入れの商品で、販売価格を上げて稼げるときに稼いでおけ」というちょっと悪どい商法が透けて見えるように思うのです。

背景には、安倍政権が掲げる「インフレ目標2%」というものが“免罪符”になっているのかもしれません。要するに、自民党政権ベッタリの大手企業であるメーカーの経営サイドには、「今ならガソリン価格を上げたところで、それはインフレに寄与する要因であり、言ってみれば国の政策を後押しするのだから文句は言われまい」ぐらいの思惑もあったりするように思えてならないのです。

本当に原油価格や為替レートの実態を反映して仕入れ価格が上昇した商品の販売に際して価格が高騰しているのなら、それは正当な価格決定プロセスをへた商品価格であり納得もいくところですが、今回の背景を見るにどうも怪し感じがして納得がいかない気がしてなりません。もし本当に私が思っているようなことがあるのなら、これは広い意味での「コンプライアンス違反」と言っていいマネジメントであると思います。メディアには、不透明なガソリン価格を見える化していくという観点からも、ぜひこのあたりの検証を正確にして欲しいところです。



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