毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 今朝、外を見たら、雪が積もっています。
 とはいえ、昨夜から、大きな塊をいれておいた薪ストーブのおかげで、部屋の中は温か。

 今日は新聞休刊日。3月10日付けの私の「新しい風ニュース」、市内全戸に折り込まれるのは明日の朝刊。
 インターネットでは、いつものように、ここで載せておきます。

 昨夜、メールで、「廃止運動の署名の結果どうなりましたか? 署名した人達知りたがってますよ~」って、市民の方からも問い合わせ、もしくは、催促。
 ちょっ遅れ気味でごめんなさい。

 山県市議会は、今日は本会議での議案質疑、明日から木曜まで順次各委員会、金曜日は一般質問、来週火曜日閉会、です。
   
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

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  インターネットでの印刷用は 
   PDF版 534KB   本文は下記に。
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新しい風ニュース 184号
やまがたの環境とくらしを考える会(通巻221)
岐阜県山県市西深瀬208 ℡・FAX 0581-22-4989
なんでも相談  どの政党とも無関係の 寺町 ともまさ
 2007年3月10日
HP ⇒ 寺町ともまさのWebページ   メール ⇒  tera-t@ktroad.ne.jp
私のブログにアクセスするには 「てらまち」 で 検索してください
    
直接請求の署名、ご協力ありがとうございました
 皆さんにご協力いただいた山県市の選挙公営の条例の廃止の署名は、さきの2月16日、「署名簿120冊 976名」の連名で提出しました。
 
3月2日に条例廃止議案が可決されました
 その手続きが進行中の3月2日、同日開会の市議会の定例会初日の開始した冒頭に19人の議員の連名で条例廃止の議案が提案され、議場での、40分間の質疑応答、10分間の反対と賛成の討論の後、20対1(反対は共産党)の多数決で廃止が可決されました。
 今回は報道記事を中心にして、詳しいことは、改めて、報告させていただきます。

 3月議会は、3月2日から20日まで。4月に県議選と市長選があることから、変則的です。市長選は無投票が予測されていることから、私は、一般質問で平野市政の4年間の状況から今後を展望できるのか、厳しい観点で問いかけます。
 市長は、4月22日の投票日に向けて、自らの姿勢や政策が良いということをPRするわけですから、私は、市政の現状や将来の議論に接しられない市民の皆さんの参考のためにと組み立てました。裏面に通告文を紹介。
 なお、3月議会の一般質問のテレビ放送は4月22日の投票後に延期。

(ペーパーニュースは、新聞を抜粋しました。報道の全紙には、こちらの 3月9日のブログ でリンクしています。よって、ここでは略します。ニュースにどれを使ったかは、PDF版でどうぞ)

3月5日通告した一般質問。私は3月16日(金)午後の1番の見込み
   (通告の全文や資料は、ブログやHPに載せてあります)
       3月議会・一般質問・通告しました 3月7日ブログ

トップである市長自身の法令遵守の姿勢や倫理観を問う(答弁者・市長)

 来る4月22日執行の山県市長選挙に平野氏が立候補することは公知されているところ、市長の基本的な法令遵守の姿勢や倫理観について具体的に例示して現状を明らかにする。

A. 市の財政支援団体からの「市長選・推薦」の受諾の法令違反・倫理違反ではないかと私が驚いていることがある。
 山県市の正式な予算的な関わりとして、任意団体を含めて各種団体・法人等に財政支援(補助、助成、拠出など)している(以下、「各種団体」という)し、委託・契約・出資関係(以下、「業務団体」という)のところもある。
 予算執行の責任者である市長が、これら団体から、現職市長の再選の市長選挙あるいはその政治活動において、「推薦」とか「支持」とか「応援」等という「関係」を成立させること(以下、「推薦等」)は、政治家としての市長の倫理観を本質的に問われる課題である。
 来る市長選に関して、平野氏は、各種団体の推薦を受けたと報道もされているところである。(2007年2月27日 岐阜新聞一面 「自民党から推薦を得たほか、市商工会や市体育協会など各種団体からも推薦を取り付けており、市内全域で浸透を図っている。」)
 平野氏の政治家・市長(選)等としての推薦等の意思表示をした団体のうち、山県市が財政支援している各種団体等について、その名称と代表者名、過去1年間の交付等の額と支出名目、月日はどのようか。同じく、業務団体についてはどのようか。

B. 旧高富町にあった倫理条例では、このようなことのできないように規定されていた。市になって倫理条例を「不要」と答弁してきた市長の政治姿勢の問題が根本にあるのではないか。

C. また、職員の駐車場使用料にかかる遵法姿勢やリーダーシップの面でも驚きである。
 市の駐車場は、大部分が市有地で、一部に借地がある。市長は、職員から駐車場の料金を徴収することを本年1月から開始した。いくら徴収するのか、算定根拠はどのようか。
 市長自らは徴収の対象外としておいて、職員に対してリーダーシップが発揮できるのか。

D. 庁舎内禁煙が不徹底であることについて、市長は、見てみぬ振りをしているのではないかと疑う。
 山県市が、「庁舎内は一律禁煙」としていることは、市民からも好評である。
 が、「時に庁舎内の執務室などで喫煙している職員がいる」と、内外から苦情がある。
 市がルール化して一律適用していること=すなわち「制度」を無視することは、モラル違反であることは当然として、法令遵守=コンプライアンスの違反である。事実関係はどうか(答弁によっては、固有名詞等を挙げることもあり得る)。今後はどうであるのか。

ダイオキシン、重金属、公金支出の市の隠蔽・非公開体質(答弁者・市長)
 再選を目指すというが、市行政の隠蔽体質や非公開体質を放置したままでは無責任だ。

A. ダイオキシン問題から見たとき
 昨年1月から3月ころ、美山地区の市のゴミ関係施設であるクリーンセンター敷地内において、基準を超えるダイオキシンが検出された。しかし、市は、これを隠し続けていた。
 いつ、どの経過の中で、どのような値が検出されたのか。なぜ1年近くも隠し続けたのか。
 汚染土壌など、現在はどうなっているのか。市民の健康に直結する問題。周辺の再度の調査などすぐにすべきでなかったのか。今後の対策及び対策費の額はどのようか。

B. 建築廃材のチップ中の重金属検出から見たとき
 伊自良地区の建築廃材のチップが実質不法投棄状態で放置されている。このチップから、92検体の平均で基準値を超える重金属の「鉛」が検出された。 
 市が知った時期と結果の内容、それに対する対処はどのようか。周辺は農地が広がり、井戸水を飲用している住宅もあるが、承知しているのか。私が要求しても状況説明すらせず、資料ももちろん見せなかった事実は歴然としている。
 今後、基準値を超える重金属等や放置されたチップはどうなっていくのか。そもそも、基準値を超える重金属等検出の第一報の時点で、市は独自に予算措置し調査し、対策すべきだった。なぜ、独自調査しなかったのか。今後すみやかに、重金属やアスベスト、その他の各種調査をすべきではないか。

C. 情報公開における非公開体質から見たとき
 私は、昨年末、市議の選挙公営に関して山県市選管に、県議と知事選挙に関して岐阜県選管に情報公開請求した。
 それに対して、岐阜県選管は、「運転手の氏名、住所などの個人情報も公開した。しかし、山県市は、運転手の氏名、住所などもすべてマジックで黒く塗った。 非公開の体質があふれている。体質を改善すべき認識と意欲はあるのか。

市を財政破綻直前にいたらせた市長の責任について(答弁者・市長)
 山県市の実績に基づく「中期財政予測」の公式データでは、市の財源は、2009年(H21年)度に赤字となる。平野市政の1期4年の総括として、市を財政破綻直前にいたらせた市長の責任を市民にどう説明し、釈明するのか。
 財源不足に陥ることを回避するには、各時点での精一杯の予測に基づき、可能かつ適切な事務事業の選択がなされるべきだった。
 これを怠ったトップとしての責任をどう説明・釈明するのか。抽象的な緊縮の意思表明は、議会議員も市民も聞き飽きている。具体的に、どの事業につき、どうしていくというのか

前宮城県知事の浅野史郎さんのこと。昨年7月に名古屋で浅野さんの講演会を企画、その講師依頼やらで浅野さんと親しくなりました。11月14日には、慶応義塾大学の浅野教室の地方自治の講義で2/3を私が話をするよう頼まれ、250人の学生に講義しました。  今年、「東京都知事選に立候補して」という全国や東京の運動の一翼に加わりました・・・やっと、ご本人の出馬決意。 
 日本の地方自治が変わることを期待しています。


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 石原産業が豊橋市に搬入・処理する計画は白紙撤回された。会社の説明は「地元の反対も考慮したが中止した理由はそれだけではない。(代わりの)処理計画はこれから検討する」。

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● 豊橋・処分場にフェロシルト搬入計画 「住民が阻止」申し合わせ  3月5日 中日 
 豊橋市東細谷町の産廃中間処分場に石原産業(大阪市)が製造した土壌埋め戻し材「フェロシルト」の搬入が計画されている問題で、処分場の近隣住民による勉強会が3日夜、地元の公民館であった。搬入阻止に向け、付近住民が一体となった活動を展開することを申し合わせた。
 処分元の産廃処理業者「ミダック」(静岡県浜松市)が2日開いた「事業報告会」に出席した住民が、今週早々に石原産業四日市工場からフェロシルトが搬入される可能性がある点を報告。反対運動を展開する時間が少ないことから、住民からは「個人や1町で動いていては効果がない。3町で要望書を出すなどしないと厳しい」と連携を求める声が相次いだ。
 別の町内の男性は「フェロシルトが持ち込まれれば豊橋市全体のイメージが悪くなる。近隣3町だけの問題ではない」と指摘。全市的な問題としてとらえる必要性を訴えた。 (越田普之)

● フェロシルト豊橋搬入中止  3月7日 東日新聞
 石原産業(本社・大阪市)のフェロシルト(産業廃棄物)豊橋搬入処理問題で6日、
 市廃棄物対策課によると、この日午後2時20分過ぎ、石原産業の安藤正義常務取締役から尾川克也環境部長に電話が入り、「総合的な観点から、ミダックへ搬入しないことを決めた」と連絡が入った。前日、尾川部長が来庁した同社社員に対し、あらためて市長名で出していた要望書の回答を求めたのに答えた。

 続いて午後4時15分過ぎ、ミダックの土井社長から廃棄物対策課に電話が入った。職員が内容を聞き取り、尾川部長および加藤三男助役、早川勝市長に報告した。

 「石原産業と協議の上、受け入れないことにした。このことは当方から地元町内会の代表である豊清町総代(浅井末義氏)に連絡した」という内容だった。

 早川市長は「今回の両者の判断は、適切妥当なものである」とのコメントを発表した。

 関係7町が断固反対を表明したほか、市議会でも反対質問(通告)が相次ぐ騒ぎに発展していた

● 愛知・豊橋への搬入を断念 石原産業のフェロシルト  3月7日 中日
 有害物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」を愛知県豊橋市内の産廃中間処分場に搬入する計画をたてていた石原産業(大阪市)は6日、計画の中止を決め、豊橋市に伝えた。理由については「総合的な観点から」としている。
 市によると、同日午後に石原産業の安藤正義常務から電話で市環境部に計画中止の連絡があった。処理する予定だった産廃処理業者「ミダック」(静岡県浜松市)からも同様の報告を受けた。
 市への届け出では、石原産業は4日市工場で保管する高濃度の六価クロムを含むフェロシルト2000トンを豊橋市東細谷町のミダックの中間処理場に3月末までに搬入。薬剤で六価クロムを無害化する計画だった。石原産業の炭野泰男常務は本紙の取材に「地元の反対も考慮したが中止した理由はそれだけではない。(代わりの)処理計画はこれから検討する」と答えた。


● フェロシルトで地元民傍聴  3月10日 東日新聞
 豊橋市議会定例会本会議は9日再開し、一般質問を続けた。尾崎義明(清志会)▽坂柳泰光(同)▽朝蔭芳治(同)▽鈴木博(公明)▽渡辺則子(市民会議)の5氏が立ち、フェロシルト問題、資源化センター新焼却炉、風力発電、ファーマーズマーケットなどの諸課題について質問。3日間にわたる代表・一般質問を終えた。フェロシルトの質疑に地元7町の総代ら約80人が傍聴した。

 【フェロシルト問題】石原産業のフェロシルトが豊橋市内に搬入され、中間処理される計画が中止となった問題について、尾崎、渡辺両議員が取り上げ、市の対応などを聞いた。

 尾崎氏が説明会について市が仲介するように求めたが、尾川克也環境部長は「受け入れ業者(ミダック)に対し、環境保全協定に基づき、地元住民に説明責任を果たし、情報を提供するように指導した」点を強調。「説明会は事業者が行うべきであり、排出事業者も出席するように指導した」。

 尾崎氏は「市長が要らない施設だと言えないか」と指導力を迫ったが、早川市長は答弁に立たなかった。また口頭で中止を伝えてきたことに対し、「文書を要求すべきだ」と求めたが、尾川部長は「届け出であり、口頭で有効だ」との見解を示した。

 傍聴した豊清町の浅井末義総代は「搬入中止となったことに対しよくやってくれたが、もう少し早く、詳しい説明が欲しかった」と感想。



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 3月9日の東京・中野での浅野史郎さんの集会。中野駅で中央線の列車からホームに降りたら、隣は、集会の呼びかけ人代表の法政大の五十嵐敬喜さん(都市政策論)に似ていました。
 「五十嵐さんですか?」と声をかけました。
 こちらを向かれたので、間違いないことがわかりました。
 「岐阜の寺町です」と話したら、「あーっ、どうもどうも」と。
 2月25日の集会のことを覚えていてくださったようです。

 会場の、中野ゼロホールまでの道中、お話ししながら歩きました。

 25日は沈黙だった浅野さんは、この日は、まず20分を一気に語りました。

 浅野さんは人に火をつけるのもうまいから、途中と、最後に本人の話を入れて盛り上げれば、なおいいのにと思いつつ・・・ 9日の参加者は800人。
 移転問題にゆれる築地市場の関係者の発言もあり、浅野さんは、集会後に、翌日、築地に行くことを即決したらしい。

 ・・・翌日、10日の朝刊各紙を買って帰ろうと思っていました。それで、10日午後の上野千鶴子さんの講演会のあと、東京駅に戻って新聞を買おうと思ったら、夕刊に入れ替わっていました。

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  今見たら、浅野さんのページは、トップがガラッと模様替えされていました

 ←これは、前回2月25日の集会の帰りの
 新幹線からの写真(26日)。

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● 都知事選:「情報公開」が争点に浮上  3月10日 毎日
 4月の東京都知事選で、情報公開のあり方を巡り立候補予定者間の論戦が激しくなっている。宮城県知事時代に情報公開を進めた浅野史郎氏(59)は石原都政を「秘密主義」と批判。これに対し3選を目指す石原慎太郎知事(74)は、浅野氏が県警の捜査報償費開示を求めたため「捜査にそごを来した」とやり返し、対抗意識をむき出しにしている。【北村和巳、鈴木梢】

 浅野氏は93年に宮城県知事就任後、県の食糧費の不正経理問題をきっかけに情報公開に取り組んだ。仙台市民オンブズマンの住民訴訟を受け、不透明さが指摘される県警の捜査報償費に切り込み、開示を拒まれると05年6月に予算の執行を停止した。
 石原氏は9日の定例会見で「浅野君を批判するつもりはない」と前置きしながら、捜査報償費の開示問題に触れた。「現に宮城県は検挙率が下がった。開示、開示と言ったって、ある意味危険で、治安にも影響してくる」と語気を強めた。
 東京都は情報公開制度自体の立ち遅れが目立つ。石原氏の知事交際費や海外出張の概要は、2月に都ホームページでの公開方針が示されたが、東京地裁判決で一部支出を違法認定されたり、高額さが問題視されたための措置だった。

 全国市民オンブズマン連絡会議が毎年公表する情報公開度ランキングで、東京都は06年まで9年連続「失格」。開示の際、コピー代のほか閲覧手数料も徴収するためだ。宮城県は浅野氏の知事在任中、1位を7回獲得した。
 石原氏は「公開請求の55%は都外の人で、東京での業務展開に必要とする人が多い。都民の税金を使うわけにいかず、『失格』というのは、とんちんかん」と反論する。 

 一方、浅野氏は6日の都知事選出馬会見で「情報公開こそ、都政を貫く基本姿勢」と強調。宮城県警の捜査報償費開示に取り組んだ理由を「予算執行の最終責任者としての義務」と説明した。9日には石原氏の発言に「情報公開は都民との問題意識の共有。オンブズマンの評価は客観的事実」と述べた。
 宮城県警の捜査報償費は、05年11月の自身の知事引退に伴い開示は実現しなかった。都知事に当選した場合、警視庁にも開示を求めるか問われ、「都民は説明のつかない税金の使い方を許さない。狙い撃ちするつもりはないが、それはやる」と宣言した。

 情報公開に関し、共産党推薦の吉田万三・元足立区長(59)は「知事の公務日誌や交際費支出の全容をホームページで公開するなどガラス張りの都政を実現する」、建築家の黒川紀章氏(72)は「都の隠れ借金となっている外郭団体の不良債権をすべて洗い出し公開する」と主張している。
毎日新聞 2007年3月10日 10時43分


● 石原都知事「攻め方変える」  3月9日 日刊スポーツ
 22日告示の東京都知事選を控え、3選を狙う石原慎太郎知事(74)は都議会が終了した9日、「(これまで)ストレートに攻めてましたが、新しい攻め方を考える」と述べ、かつてない逆風を意識し、選挙戦術を再構築する考えを示した。
 挑む前宮城県知事浅野史郎氏(59)は、出馬のきっかけとなった市民グループの集会に出席。約500人を前に「建設的ではないので今日以降は(石原)都政の悪口は言わない。情報公開で透明、品格ある東京をつくりたい」と話した。

 定例会見で石原知事は高額接待費や都政私物化などの批判があることを念頭に「だいぶバッシングされてきた。そう安閑としていられないと思う。(アドバイザー役となる)『軍師』を迎え、それでいこうと」と話した。

 浅野氏や建築家黒川紀章氏(72)が制度の徹底を公約とし、元足立区長吉田万三氏(59)を推薦する共産党も活用してきた「情報公開」に関する質問に、知事は「限度があると思う。浅野君を批判するつもりはないが、宮城県での警察の経費を全部開示しろと。これ警察の捜査に非常にそごを来します。現に宮城県の検挙率は下がった」と宮城県知事時代の浅野氏を批判した。

 またコピー代の手数料を取る都の情報公開が市民団体から「失格」とされたことに、知事は「(情報公開請求の)55%が都外の利用者。都民の税金を使うわけにはいかない。失格と言うのは、とんちんかん」と述べた。
[2007年3月9日22時4分]


● 「都知事選:築地市場の移転問題巡り、各候補が舌戦」  3月11日 毎日新聞
 東京都知事選で、「日本の台所」築地市場(中央区)の移転問題が争点に浮上している。石原慎太郎知事(74)は12年度に江東区豊洲地区へ移転させる方針だが、予定地の土壌汚染が判明し反発は根強い。吉田万三・元足立区長(59)は計画撤回を主張、建築家の黒川紀章氏(72)も移転反対デモに参加。浅野史郎前宮城県知事(59)は10日、現地視察し移転に慎重な姿勢を示した。
 
 築地市場は手狭なうえ老朽化し、都は01年に東京ガスの工場跡地への移転を決定した。しかし、予定地で環境基準を超える鉛やヒ素、シアンなどが検出された。土壌を入れ替え、アスファルトで被覆する都の対策では不十分との指摘がある。

 浅野氏は10日、築地市場を初めて訪れた。移転反対派の仲卸業者らでつくる「市場を考える会」の案内で場内を歩いた。同会の「安全安心な生鮮食品を提供できなくなる」との訴えに耳を傾けながら視察。これまで移転問題に言及しなかったが、「毒だと言われる土地に移転したら風評被害が発生する。今すぐ是非は言えないが、科学的データを広く知らせて議論すべきだ」と語った。

 一方、石原氏は「築地は古くて清潔でない。都民や消費者の利益を考えれば、市場を維持するわけにはいかない。ほかに適地はない」と強調する。築地の跡地は招致を目指す16年五輪のメディアセンターとする考えだ。【鈴木梢、北村和巳】
毎日新聞 2007年3月10日 20時57分

● 「出陣 07都知事選 現場で知った本来の福祉」   3が9日 東京新聞

■前宮城県知事 浅野(あさの) 史郎(しろう)氏(59)
 「地方自治のエキスパート。自分で言うのも何だけど(都知事は)適任でないこともない」。宮城県知事三期十二年を全うした自負がある。

 ゼネコン汚職に伴う県知事選で初当選。対立候補は逮捕された知事補佐役の副知事だった。

 「私を知事に推したのは、能力や実績ではなく『宮城県の恥を吹き払ってほしい』という県民の思い」。これを「出生の理由」と位置付け、知事として悩むたびに立ち戻った。

 厚生省(当時)課長からの転身。クリーンな官僚候補を探す新党さきがけなどから「最後の一人」として担ぎ出された。都知事選で民主党から「最後の一人」として推薦候補の打診を受けた図式に似ている。

 当時は、そのまま政党推薦を受けた。当選後、「選挙が終われば味方が怖い」と知る。見返りを求める人たちに、便宜供与は一切しないという意味で、「選挙の借りは選挙(を支援すること)で返す」と宣言した。

 政党推薦を排した勝手連頼みの「浅野流選挙」は、二度目の県知事選から。「選挙の図式が、知事のありようを決定づける」と、しがらみを断った。結果は自民、新進(当時)両党の「保保連合」候補を二倍の得票で破っての再選だった。

 「日本一の福祉先進県に」が、一期目からの公約。福祉への傾倒は一九八五年、厚生省から北海道福祉課長への出向がきっかけだ。

 「施設を造ってくれ、補助金を確保してくれという陳情が殺到した。 おかしいぞ。障害者はそんなことを望んでいない」。現場を知るほど、 本来の福祉とは「あわれみではなく、社会を住みやすくする国づくり。 福祉に携わる人は国士」との思いを強くする。

 県知事時代は、障害者と健常者が助け合いながら暮らす、ノーマライゼーションの実現に力を入れた。

 二〇〇五年八月、「権力に長く居座ると腐敗する」と、突然の四選不出馬宣言。それから一転しての都知事選出馬は「ふるさと日本が荒れんとしている」から。ゼネコン汚職の際も、「ふるさと宮城が荒れんとする」と称した。

 東京からの政治改革を意図して、都知事選に出馬した。「理由の一つが、都政の惨状だ。『政治をあきらめたい』という(都民の)状況が見て取れる」

 「選挙を通じて知事になっていく」。元神奈川県知事の故長洲一二氏の言葉が行動指針。「選挙は好き。わくわくしている。大げさでなく日本の政治風土を変えたい」 (小坂井文彦)


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 昨日3月9日は、東京中野で行われた浅野史郎さんの集会に参加しました。
どんなふうになるのか、立ち会いたいと思って。
 みんなが帰って、ステージでは、浅野さんの会見、マスコミが何重もの垣根になって山のよう。

 
帰り際、半年振りに川田龍平さんに会ったので、「(7月の参議院選挙の)準備は進んでますか?」と。
 去年より、表情もいっそうリンとして、かつ、やさしそうで、なお、頼もしくうかがいました。2回の握手も力強かった。
 応援したい私は、「今度、カンパ送っときますね」と言って分かれました。

 というわけで、今10日朝ですが、まだ、東京。
 午後に上野千鶴子さんの講演を聞いてから帰ります。  
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 ミツマタ、じんちょうげ(沈丁花)、姫リュウキンカ(立金花)も咲き始めました。

 みつまた(三又、三枝)もチンチョウゲも、分類は「フトモモ目 ジンチョウゲ科」。
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)





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 選挙の時の候補者の使った費用の一部を、候補者の申請に基づいて、税金で支払う制度。ここ、山県市で1月から、直接請求の手続きを進めていました。
    1月17日 ◆選挙の候補者の費用を税金で負担する制度の廃止を求める直接請求の運動
 2月16日に署名簿を提出しました。粛々と手続きが進み、3月の定例議会に議案が提出される見込みでした。
    2月17日 ◆直接請求の署名収集期限の特例。署名簿提出

 ところが、3月2日の議会開会日の冒頭に「条例廃止」の議員提案、しかもその場で採決。
 NHKは夕方はもちろん、その日の昼のニュースですでに流し、中日新聞はその日の夕刊の一面の真ん中に。ずいぶん、広く報道されました。あちこちから反響が来ています。

 ただ、一部の記者のコラムや学者のコメントにある、「選挙公営を廃止すると、平等を阻害するおそれ」という趣旨の懸念は、私は、選挙の公営と、選挙の実を知らない誤解ではないかと思います。
 昨日取材に来た「岐阜放送」のテレビ。新聞の本日9日のテレビ欄で、18時10分からのニュースで「選挙公営条例の廃止の影響を探る」とPRされています。
 私は、それら、否定的意見に反論するコメントをしておきました。

 この制度の問題点と改善を全国に波及させたい私としては、ここで論点を整理しておきます。
 
 (投稿後、県選管に照会してた事項「=選挙カー代関係の諸経費位置づけ」についての回答があったので、それを加味して修正します)

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●《前提》
 ● 選挙公営
 選挙公営は、公明正大な選挙を確保する方策として設けられた制度で、諸費を公費で負担する制度。国会議員の選挙について、その内容は、新聞広告、ポスター掲示板の設置、 選挙広報の発行、 候補者への選挙運動用ハガキの作成費用、交通機関の無料乗車券、テレビ・ラジオの政見放送など16種類。
 地方自治体の選挙は、これらに準じて(一部が)実施されている。

 ● 法定選挙費用
 法定選挙費用とは、各候補者の「選挙運動費用としての支出の最高限度額」のことで、選挙費用が莫大にならないように設定されている。これを超えて支出すると出納責任者に罰則が科せられるとともに、連座制により候補者の当選も無効となる。法定選挙費用は選挙の種類によって異なり、選挙人名簿に登録されている有権者数に人数割額を乗じて得た額と固定額の合算した額となる。
 ちなみに、2004年執行の山県市議会議員選挙の際の法定費用は「277万円」だった。
 選挙後の各候補者に義務付けらている収支報告書の記載事項は、「人件費、家屋費、通信費、交通費、印刷費、広告費、文具費、食料費、休泊費、雑費」などの項目で詳細に規定されている。
 
● 《誤解を生む要因-1》=「選挙公営」のあいまいさ
「選挙公営」ということばが一人歩きしている。
 行政が、有権者が等しく投票権を行使でるように場所や同一の情報を提供したり、投票・開票などの実務を行ったり、候補者に均質に要求される届けなどの対応をしたりなどの、行政の固定的かつ広範な業務提供部分がたくさんある。
 現在、ここに、ポスター掲示板など「行政が等しく整備すべきこと」の経費と、候補者個人のポスター、車、運転手などの「候補者個人の範疇のこと」の経費も「公営」概念に含めている。
 とはいえ、次項のとおり、すべての費用を「公営」にしているわけではない。
 このあいまいさが、話をややこしくさせる。 

● 《誤解を生む要因-2》=個別の候補者がする支出は、各候補固有のもの
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 候補者がする選挙運動の基本は「ボランティア」である。「法定選挙費用」の概念のとおり、本来、選挙は、候補者本人が各自の手法で行い、この際の支出に上限を設けて、金のかからない選挙を実現させようとしている。
 この上限額かつ法の定める使途の範囲内で、潤沢に使おうが、節約しようが、候補者に委ねられている。ポスター印刷費などもここに含まれている。
 実際、選挙を10万円程度で済ませる人も、数十万円で済ます人も、数百万円かける人もいる。

● 《誤解を生む要因-3》=公選法の収支報告の例外
 それにもかかわらず、「選挙カーの調達維持経費と運転手の日当、燃料費」は、選挙費用に含めず、収支報告への記載事項ともされていない。この理由も、選挙カー関係を公営にした理由も不明である。


● 《どこが誤解か》=現在の選挙公営には、要因-1、2、3が混合されている
 いわばハードのようなことのために要する経費だけを「選挙運営に必要な経費」と定義づける必要がある。前2.3項の候補者個人の支出部分を税金で負担することを「公営」と認識しないことが、誤解を防ぐ基本である。
 ポスター印刷費の公費負担を廃止することが立候補の機会均等確保にマイナスであると主張する立場は、マイクでしゃべる人、俗に「ウグイス」も公費で出すべきで、同様に事務所費も電話代も・・みんな、候補者の選挙費用は公費で負担しなければ機会均等は実現しないということを主張しているに等しい。
 自治体条例に基づくポスターや選挙カー代などの公費負担額は、候補者が支出する諸経費から見れば、ほんの一部であって、立候補の決意を決定的に左右する要因ではない。

● 《いずれにしても》=公費負担があるから贅沢なポスターを作ればよいのか
 議員等になろうとする候補者が、制度があるからと贅沢を求めることは、いまや許されない事態、時代である。自ら税金を贅沢に浪費する政治家に、公務員や役所に「コスト」「効率性」などを求めることはできないはずである。いまや、「知恵と工夫」が不可欠である。
 実際に、ポスターなどは、現在の基準額の3割程度で十分に作成できるというデータがそろってきている。
 私は、過去の旧高富町の掲示板35枚のポスターを「厚紙にカラーコピー」で1枚100円程度で作ったし、前回は山県市の135枚の掲示板に「防水紙に全面シールつきカラー写真」で1枚600円程度で作った。(山県市の条例のポスターの上限は、1枚当たりにすると「2746円」)

● 《水増し請求の指摘》=制度があるから過剰に請求する例もある
 ポスターに関して、不適正の余地が生じている。

● まとめ
 結局、「候補者の選挙運動経費を税金で負担すること」は、選挙費用を節減することにならない。
 むしろ、その分、他のところで過剰に使う余地を生じている。
 山県市のように財政逼迫の自治体が、(選挙公営全体の廃止ではなく)「ポスターなどの公費負担廃止」をすることは自然。
 財政にゆとりのある自治体が存続するのも選択。ただし、真実の請求・支払を達成する基準にするべきことは当然。

 ところで、前回の岐阜の県議選で、候補者の請求に基づいて県の交付した経費のデータが情報公開された。来週あたり、過剰請求部分の返還の住民監査請求をすることになりそう。

● 山県市の選挙公営条例の廃止の議決についてのコメント 3月2日 午後
 
本日の山県市議会の条例廃止議決につき、下記のとおりコメントいたします。             
                  記

 本日3月2日午前10時開会の山県市議会3月定例会の本会議において、議員22人のうち議長、寺町、共産党議員を除く19名の議員の連名による「山県市議会議員及び山県市長の選挙における自動車の使用及びポスターの作成の公営に関する条例を廃止する条例」が提案された。10時10分から50分までの提案議員との質疑、加えて執行者からは「可決されれば数日以内に公布される」旨も答弁された。
 10分間の討論(反対1、賛成1)の後、20対1で廃止する条例が可決された。

 この事態は、直接請求手続きが粛々と進められている最中(さなか)、地方自治法第74条で保障された有権者の直接請求の権利を無にするものともとれるまったく同一の議案を議員提案することに理解しがたい点は存する。しかし、願意である制度廃止がすみやかに実現したことは請求者としては評価するものである。

 なお、このまま請求手続きを進める相手方(廃止すべき条例)がなくなったことで、本日2日午後、「岐阜県山県市条例廃止請求署名収集・署名簿の取下書」(記載内容は「岐阜県山県市条例廃止請求書に添えて提出する条例廃止請求者署名簿120冊976名分を2月16日に提出したが、本日3月2日開会の山県市議会本会議において、議員提案により当該条例の廃止が議決されたので、ここに署名簿の全部を取下げる」)を提出、署名簿の返還を受けたところである。

 請求者としては、他の自治体においても、同種条例の廃止あるいは基準額の適正額への引き下げなど、検討されることを期待したい。

 また、一部の有志は、今後、他の県民らとともに、4月執行の県議選の選挙公営における各候補者からの請求の適正を図るためにも、前回の岐阜県議会議員選挙、知事選挙における選挙公営の請求・交付状況の実態にメスを入れ、高額を請求した候補者の「相場を著しく上回って請求し交付された公費部分の返還」等に関して県監査委員に住民監査請求、知事に申し入れなどするよう予定している。
 もって、他の自治体の検討のさらなる誘因としたい。以上 
 

 ● 選挙費の公費負担廃止 岐阜・山県市 3月2日 中日夕刊一面 
 4月の統一地方選を前に、岐阜県山県市議会は2日開会の3月定例会で、市長選や市議選のポスター製作費などを市が公費で負担することを定めた選挙公営条例を廃止する議員発議を可決した。市財政の負担削減が狙い。候補者にとって「金のかからない選挙」を目指し、1992年の公選法改正を機に全国の自治体に広まった選挙公営制度の廃止は珍しいという。
 公選法は町村の選挙公営を認めていないため、山県市は町村合併で誕生した2003年に条例を制定。候補者1人当たり、選挙ポスター製作費37万円、選挙用自動車経費24万6000円を上限に市が補助している。
 04年の市議選では候補者25人が請求し、市は計1020万円を支出した。これに対し市民グループが「財政難の市にとって負担が大きすぎる」として1月から条例廃止の直接請求を始め、法定数の約2倍の署名を市に提出して審査中だった。2日の本会議では全議員22人のうち19人が連名で、市民による本請求を待たずに条例廃止案を発議。賛成多数で可決した。
 選挙公営制度は、岐阜県では瑞穂市など6市を除く15市、三重県ではいなべ市を除く13市、愛知県は35市すべてで導入。愛知県日進市では昨年12月の市議会で公費負担の上限を下げる条例改正案が議員発議されたが、否決された。


● 選挙公営条例廃止を可決 山県市議会、市長選から適用  3月3日 中日
 山県市議会は2日開会した3月定例会で、市長選や市議選のポスター製作費などを市が公費負担する選挙公営条例を廃止する議員発議を可決。選挙公営制度の廃止は全国の市でも極めて珍しいといい、平野元市長はこれを受け「速やかに手続きをとりたい」と述べた。4月の統一地方選で行われる市長選から適用されることになる。
 同市では選挙公営条例をめぐり、市民グループの代表で市議でもある寺町知正氏らが「市にとって財政的な負担が大きい」などの理由で、1月から廃止を求める直接請求をしていた。法定数の約2倍の署名が集まって市選挙管理委員会に提出、審査中となっていた。
 この日の本会議では議案説明に先立ち、22人の市議中19人の連名で条例廃止案を発議。質疑、討論の後、賛成20、反対1で可決された。
 今後、議長が市長に対して説明し、来週中にも市長が告示、同時に条例が廃止される見通し。平野市長は「議員発議による賛成多数の可決であり、方向性について納得している。速やかに手続きを取り、提出したい」と話した。
 直接請求を行っていた寺町氏は「全国的にも例がなく、結果的に廃止されたことは評価できる。しかし署名をしてくれた約1000人の市民の民主主義は守られていないのでは。非常に複雑」とし、他の自治体でも今後同様の動きが出てくることを期待した。
 選挙公営制度は1992年の公選法改正で、候補者が一定レベルの選挙運動を展開できるよう、ポスター作製費や自動車の経費などを市などが負担できるようにしたもの。町村では認められていない。 (山下麻子)


● 山県市が選挙の公費負担廃止 統一選から  3月3日 岐阜
 山県市議会は2日、本会議で、市長選と市議選で候補者のポスター製作や選挙用自動車の経費などを公費で賄う選挙公営条例を廃止する議員発議を賛成多数で可決した。4月の統一地方選で行われる市長選から適用される見通し。
 選挙公営は、候補者に金銭的負担をかけず、選挙運動の機会均等を図るために制度化された。候補者のポスター製作費や選挙カーの借入金、運転手の日当や燃料費が申請に応じて支給される。
 同市は、合併した2003(平成15)年に選挙公営条例を施行。候補者1人につき、ポスター製作に27万円、自動車の経費に24万6050円を上限として支給される。同年の市長選(無投票)と04年の市議選が行われ、計1035万円が支給されている。
 議員発議は、市の経費削減を目的に市議22人中、19人の連名で提出された。採決では議長を除く市議21人中20人の賛成で可決した。
 同条例の廃止をめぐっては、市民グループが条例の廃止を求めて直接請求手続きを進めていた。議員発議が可決されたことで直接請求は取り下げられた。総務省によると、同条例を廃止する例は全国でも珍しいという。



● 選挙公営廃止します「無駄遣い」批判で…岐阜・山県市  3月3日 読売
 岐阜県山県(やまがた)市議会は2日、候補者の選挙運動費用の一部を負担する「選挙公営」を定めた市条例の廃止を可決した。

 選挙公営は、候補者のポスター代や選挙カーの燃料費など選挙運動費用の一部を自治体が負担する制度。市民らからの「無駄遣い」との批判から、議員が提案した。4月の市長選から適用する。廃止は異例で、総務省は「全国的にも聞いたことがない」としている。
 山県市は2003年の合併時に制度を導入し、ポスターの場合、1枚当たり2747円を上限に市が負担。04年4月の同市議選では、ポスター1枚1000円程度の候補者がいる一方、上限に近い1枚2600~2700円を請求した候補者もいた。一部市議らが同条例廃止を求めた直接請求の手続きを進め、先月16日、市選挙管理委員会に976人の署名簿を提出した。市議選の場合、約1000万円の経費削減になるという。

 選挙制度に詳しい三重中京大の阪上順夫客員教授(政治学)は「財政難に陥っている地方自治体が多いので、今後、選挙公営の廃止が全国に広がる可能性がある。しかし、『平等で金のかからない選挙』のための選挙公営廃止で、資金力のある候補者が選挙で有利になる危険性がある」と指摘している。
(2007年3月2日23時25分 読売新聞)


● 03年導入の「選挙公営制度」廃止を可決 岐阜県山県市  3月2日 朝日
 岐阜県山県市議会は2日の本会議で、市長と市議の選挙でポスター代などを公費負担する「選挙公営制度」を廃止する条例案を賛成多数で可決した。自治体が選挙公営制度を廃止するのは全国でも珍しいという。
 同市は03年4月に高富町、美山町、伊自良村が合併して発足した際に選挙公営制度を導入。得票が供託金没収ラインを超えた候補者は選挙ポスターの作製代や選挙カーの賃貸料、運転手の日当などを市に請求できることになっていた。
 だが、「市の財政を圧迫する」との批判があがり、公営制度を廃止する条例案が議員提案で出された。
 市によると、04年の市議選では定数22に27人が立候補。25人が公費負担を請求し、総額1000万円以上が支出された。無投票だった03年の市長選では15万円余を支出した。

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 3月22日からの都知事選、やっぱり話題が多い。
 しかも、それらが、逐一報道されるところはさすが。

● 浅野史郎氏“マラソン遊説”計画明かす 都知事選 ◆ スポニチ単独インタビュー ◆
 3月8日 スポニチ
 4月8日に行われる東京都知事選に立候補する前宮城県知事で慶応大教授の浅野史郎氏(59)が出馬表明から一夜明けた7日、都内でスポニチのインタビューに応じ、選挙戦でマラソン遊説する意向を明かした。

 ジョギングが趣味で月間150キロを走る健脚。2月18日の東京マラソンでは応募も抽選に漏れ、5度目のフルマラソン挑戦はお預けとなった。だが、「運動靴でやることになるのかな。選挙戦の本質ではないが(マラソン遊説を)やりたい気持ちはある。選挙戦は別の意味での東京マラソンになりそう」と語った。

 東京では無党派層が約6割とされ、その掘り起こしが最大のライバル、石原慎太郎都知事(74)との勝敗を左右するとみられている。無党派層に訴えながら、3月22日の告示から17日間の選挙戦で街を駆け抜ける浅野氏の姿が見られそうだ。

 都知事選には共産党推薦の吉田万三氏(59)建築家の黒川紀章氏(72)も出馬を表明している。


● 石原陣営“空中分解”  3月8日 ゲンダイ・ネット
 早々と出馬表明し、準備万端、浅野史郎氏を迎え撃つはずの石原都知事陣営がここにきて慌て始めているという。周囲から漏れてくるのは「大丈夫か?」の声ばかり。選対本部も「てんで動いていない」し、ポスターやマニフェストもまだ。このままでは陣営は空中分解の危機も……圧勝した過去2回の選挙では考えられなかったような事態になっている。

● 丸山弁護士、都知事選出馬へ!「石原vs浅野」構図に殴りこみ  3月9日 サンスポ
 テレビのバラエティー番組などで人気の丸山和也弁護士(61)が、22日告示の東京都知事選で立候補に必要な届け出書類を入手していることが8日、分かった。
 都選挙管理委員会によると、丸山弁護士の代理人が同日夕、書類を受け取りにきたという。
 丸山氏は東京第一弁護士会に所属。日本テレビ系「行列のできる法律相談所」に出演中で、タレントとしても活躍している。政治活動とは無縁ではなく、平成元年の参院選では法曹界関係者で作ったミニ政党「新政クラブ」で比例代表区から立候補したが、落選した。
 都知事選には、3選を目指す石原慎太郎都知事(74)、共産党推薦の元足立区長、吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)、民主党と社民党が支援する前宮城県知事、浅野史郎氏(59)が既に出馬を表明している。

 政治評論家の有馬晴海氏は、丸山氏が出馬の動きを見せていることについて「もし立候補したとしても、都知事選の構図は石原vs浅野で揺るがない」と指摘。その上で「丸山氏は知名度もあり、都民に効果的なメッセージを出すことができれば、無党派層の票を取り込むことにつながる。そうなれば選挙の当落に少なからず影響を及ぼす可能性はある」と分析した。

■丸山 和也(まるやま・かずや)
 昭和21年1月23日、兵庫県生まれ。44年に早大法学部を卒業後、法務省に入省。45年に司法試験合格。50年に渡米し、ワシントン大学ロースクールに入学し、55年に帰国。丸山国際法律特許事務所を開設した。平成14年から日本テレビ系の「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演。17年には同テレビ系「24時間テレビ28」で、100キロマラソンを完走。昨年は演歌で歌手デビューを果たした。

★浅野氏と黒川氏が都内でバッタリ、握手交わす
 4月の東京都知事選に出馬する前宮城県知事の浅野史郎氏(59)と建築家の黒川紀章氏(72)が8日夜、都内で偶然顔を合わせ、ガッチリ握手するという一幕があった。「反石原」色を鮮明にする2人だけに、タッグ結成!?
 両者が遭遇したのは、千代田区のビックカメラ有楽町店本館。浅野氏は同店が入るビル内で開かれた集会に出席後、店内1階で買い物をしていた黒川氏とバッタリ。居合わせた関係者によると、2人は「お互い正々堂々とやりましょう」「頑張りましょう」などと健闘を誓い合い、握手を交わしていた。

● 丸山弁護士、都知事選出馬を検討 周囲は慎重論、流動的  3月9日 朝日
2007年03月09日03時13分
 テレビ番組などで活躍する弁護士の丸山和也氏(61)が、22日告示の東京都知事選に立候補する意向を関係者に伝えていることが分かった。関係者によると、丸山氏の代理人が8日、都庁の都選挙管理委員会を訪れて立候補届け出書類を入手しており、丸山氏は都政を変えたいとの趣旨の発言をしているという。ただ、周辺には慎重論も強く、立候補に踏み切るかどうかは流動的だ。
 丸山氏は兵庫県新宮町(現たつの市)出身。69年に早稲田大を卒業後、司法試験に合格。弁護士業務の傍ら、バラエティー番組「行列のできる法律相談所」に出演。演歌のCDも出している。
 丸山氏は89年7月の参院選に、弁護士らでつくるミニ政党「新政クラブ」から比例区に立候補したが、落選している。

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 管理が悪いのか、花つきの良くない枝垂れのウメ。
 今回の雪が降る前のようす。
 世話の仕方を覚えないと、「花いっぱい」にはならないかもね。

 
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 先日、テレビで、石原*浅野=35*24とか流していましたが、昨日のインターネットで「35対20くらいで石原リード」と流れていました。

 今日、まちであった友人は、浅野バッシングが始まってますねぇ、と言っていました。
● 世論調査 10ポイント差で急追なら浅野が勝つ  3月7日 ゲンダイ・ネット

 都知事選へ出馬する浅野史郎氏が、石原都政についてかなり研究してきたのは間違いない。記者会見では石原知事が嫌がる点を並べ立てた。当初は甘く見ていた石原陣営も警戒し始めている。今、世論調査をすれば35対20くらいで石原リードとみられるが、この差が10ポイントに縮まると一気に逆転しかねない――との予測も出てきた。

  なんと、 らくちんランプ  さんが自主・ネット調査も開始。 さすが、東京の人はすごい!!
    「東京都知事選の立候補者が出揃った!」調査
  調査期間: 2007年03月07日 13時14分~2007年03月21日

● 都知事選出馬の浅野氏 民主に支援要請 3月7日 北海道新聞
 東京都知事選への出馬を表明した浅野史郎前宮城県知事は7日、民主党本部で小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長と会談し、支援を要請した。

 鳩山氏によると、会談で浅野氏は「日本の危機ではないかと認識し、出ることにした。東京を変えなければいけない」と決意を表明、小沢氏は「頑張りましょう」と述べたという。

 浅野氏は会談後、記者団に「民主党に選対に入ってもらうことはない。好きなようにやってもらい、支援の輪を広げてもらいたい」と述べ、選挙戦を政党主導にしない考えを強調した。浅野氏は同日、連合や社民党なども訪問し、支援を要請した。


3月9日の
企画は進行形で修正中

“浅野さんと都民が東京を語る会”
 日 時: 2007年3月9日 金曜日
       18時30分 開場 19時 開演

 場 所: なかのZERO大ホール
    JR・地下鉄東西線「中野駅」南口から徒歩8分
    会場案内・地図 
 参加費: 500円

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 一昨日の夜、雪が少し落ちてきました。
 その日から、久しぶりに薪ストーブを着けていましたが、薪が少ないので、昨日は、少し、大割。

 ストーブの上で、余熱を与えてから燃やせば、結構いけます。
 今朝5時に外に出てみたら、外の車の上には白いものが・・
 だから、今も、薪ストーブをつけています。

 今日は、来週月曜日に行われる議会の本会議での議案質疑の通告期限が12時、今日中に自分の新しい風ニュースを作って印刷を済ませなければいけないし、昼前にはテレビの取材、午後は友人の議員が本人の住民訴訟のことで建築・設計の専門家らと打ち合わせることに同行して私も勉強・・・・ 

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


 

午前5時


7時半
 
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 うっかりして、間が伸びてしまったけれど、岐阜県のこの取り組みは確かなもの。
 先日は、担当者が岐阜県の取り組みを国に説明する場があったと流れている。

 私のこのブログに時々、キャッシング業者からのトラックバックがあったり、いたずらメールも、その業界からも結構送信されてくる。

 いたずらメールは、どうしてたが、先月あたりから、また、ぐっと増えてきた。毎日、消すのも楽じゃない。

● 「多重債務110番」を隔月に 県、新年度から実施  2月22日 中日新聞
 県は21日、多重債務者の救済を進めるため、本年度2回実施の「多重債務110番」を、新年度は隔月で計6回行うと発表した。岐阜市から離れた地域での出張面接相談会も実施しており、多重債務問題への取り組みが一段と強化される。古田肇知事は多重債務者に向け「問題を一人で抱え込まず相談してほしい」と呼びかけた。

 110番は、弁護士や司法書士、消費生活相談員が電話や面接の相談に無料で乗る。弁護士や司法書士が無償で協力しているため「ゼロ予算施策」になっており、古田知事は「ボランティアでやっていただくことに感謝している」と述べた。
 政府は昨年12月に多重債務者対策本部を設置して多重債務者の救済策を検討中で、自治体の取り組み強化を求める姿勢が強い。県はこうした流れを先取りしており、日本弁護士連合会は「都道府県では岐阜県が全国最先端を走っている」と評価している。

 110番は、4月14日、6月9日、8月11日、10月13日、12月8日、来年2月9日の午前10時から午後4時まで。当日の受付電話番号は058(277)1003。面接場所は岐阜市薮田南、県民ふれあい会館内の県民生活相談センター。面接の予約も同じ電話番号で可能。 (白井康彦)
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 浅野さんの昨日の立候補表明。新聞やニュースをぐるりと見た。
 一部に揶揄する記事もあるが、大半は好意的。

 ところで、2月後半までほぼ皆無だったが、先日来、ブログで浅野史郎たたきが始まっていると感じる。組織的と思える面もある。
 ま、始まる前からそれだけ評価が高いことのあらわれ。

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◆立候補の記者会見資料と会見の動画にもリンク
● 浅野前宮城県知事、都知事選出馬を正式表明  3月7日 日経
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 前宮城県知事の浅野史郎慶大教授(59)は6日、東京都庁で記者会見し、4月8日投開票の東京都知事選への出馬を正式表明した。立候補の理由は「石原都政にストップをかけなければ、日本の政治が取り返しのつかないところまで行ってしまう」と強調、「透明性のある都政に転換し、納税者のお金を大切に使う」などとしている。民主党が支援する方針。

 浅野氏は旧厚生省課長から1993年に宮城県知事に初当選。情報公開を進め、「改革派知事」といわれた。3期勤め、2005年に退任した。

 都知事選にはこのほか、3選を目指す石原慎太郎知事(74)、共産党が推薦する元足立区長の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)が出馬の意向を明らかにしている。


● 都知事選:浅野氏、冗談やたとえ話で親しみやすさ演出 3月7日 毎日

 都知事選の出馬表明会見に笑顔で臨む浅野史郎前宮城県知事
 =都庁で6日午後4時4分、竹内幹撮影

 「石原都政の実態を知るにつれ、心の中のコップに注がれた水がこぼれる瞬間があった。そこからドラマが始まった」。浅野氏は6日の会見で、立候補決意の理由をこう表現した。一度は出馬を否定していたが「カードが裏返るように心変わりしたわけではない」とも強調した。
 都知事選出馬が取りざたされてから、浅野氏は冗談やたとえ話を駆使して自らの心情を表現し、親しみやすさを演出した。百数十人の報道陣が参加したこの日の会見でも「浅野節」は健在。A4判10枚の資料を配り「泣きながら勉強してパソコンを打った。私がホチキスでとじた」と庶民感覚をアピールした。
 浅野氏は先月、民主党の出馬要請を一度は断ったが、先月25日の市民集会で態度保留に転じてからは「私は失語症」「フリーズ(凍結)」と沈黙。同28日に突如「『フリーズ』は溶け『プリーズ』になった」と言葉遊びで意欲を表明した。

 この間に、浅野氏は民放各社のテレビ番組に出演し続けた。日ごとに出馬意欲の度合いを高め「都民から悲鳴に似た声が聞こえる」などと石原都政批判を展開。知名度アップのためのメディア戦略とも取れる行動だった。こうした言動に支援者からは「テレビに出過ぎてタレントのよう」と苦言も。浅野氏は「その時々の気持ちを正直に話している。私の言葉が真実」と強調するが、浅野氏をよく知る宮城県幹部は「追い込まれないと決断しない傾向がある」と評した。

 浅野氏の正式出馬表明について石原慎太郎知事は6日、「出たり引っ込んだりして、やっぱり出たってことかな。あまり江戸っ子向き、東京っ子向きじゃないね」と皮肉った。【鈴木梢】毎日新聞 2007年3月6日 20時40分 (最終更新時間 3月6日 21時08分)

● 浅野史郎氏が出馬「都政のゆがみ直す」  3月7日 スポ日
 4月の東京都知事選について、前宮城県知事で慶応大学教授の浅野史郎氏(59)が6日、東京都庁で会見、出馬を正式に表明した。3選を目指す石原慎太郎東京都知事(74)について「私物化、側近政治による都政のゆがみを直し、都政を正常化する。(石原都政は)害が大きすぎる」と対決姿勢をあらわにし「勝算なしに(選挙に)出る人はいない。当然勝ちます!」と意気込みを語った。都が招致を目指す2016年夏季五輪については「都民が真に望んでいる課題なのかを見極めつつ判断していく」とした。

 民主党の推薦は「受けない」とあらためて表明。だが「支援は幅広い方がいい」と話し「礼儀として」民主党都議へあいさつを行った。

 宮崎県の東国原英夫知事は、女優のかとうかず子と離婚した末に知事選に挑戦したが「うちは夫婦付随」と家庭円満を強調した。慶応大には当選した場合、休職届を出す予定。「4月に教壇に立っていたら、このプロジェクト(都知事選)は失敗ということ」と説明した。

 都知事選には共産党推薦の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)も出馬を表明している。 [ 2007年03月07日付 紙面記事 ]

● 浅野氏、都庁で出馬会見「石原都政にストップを」  3月6日 ライブドア・ニュース
「私、浅野史郎は来る3月22日告示、4月8日投票の東京都知事選挙に立候補することをここに表明いたします」―― 6日、新宿にある東京都庁6階「記者会見室」、前宮城県知事で慶應義塾大学教授の浅野史郎氏(59)が、東京都知事選への出馬を明らかにした。浅野氏は開始時刻と同時に会場入りし、質疑応答なども含め約1時間の会見となった。

 浅野氏は記者会見の中で「石原批判」を展開。「今ここで立ち上がり、石原都政にストップをかけなければ、東京や都民にとってだけでなく、日本の政治にとっても取り返しのつかないことになる」と語った。「(石原都知事に対し)もういいでしょう、もうやめましょう。このままじゃいけない。折角輝かしい業績をあげてきた。そこまではいい。しかし、もう4年やるというのは、もうやめてください」と浅野氏は続けた。また、浅野氏は今回出馬に至った経緯を以下のように説明している。

 「3期12年、宮城県知事を務め、知事業は卒業と考えていた私が今回の都知事選挙に立候補することを決意した最も大きな要因は、東京だけでなく、全国各地の人たちから寄せられた『石原都政はもうたくさん』という悲鳴にも似た声です」。

 「社会的弱者に対する差別発言、都政の私物化、公私混同、側近政治、恐怖政治のような教育現場など、石原都政がもたらした数々の問題点を指摘しながら、その変革を必死になって願うメールや意見に接するうちに、誰かがこういった都政を変革するために、立ち上がらなければならないと思うようになりました」。

 「その誰かが私である必然性は感じられませんでしたが、2期目以降の石原都政の実態を詳しく知るにつれ、私の心の中のコップに水が注がれて、徐々にその量を増し、いつかコップから溢れ出すか如き感じで、何かが変わったのです」。

 集まった報道陣の数は100人以上。会場はその熱気でとても暑かった。浅野氏も額に汗を浮かべ、選挙にかける思いを力説していた。

● 浅野氏「勝ちます」石原都知事に宣戦布告 走り始めた「後出し男」  3月7日 スポーツ報知
 前宮城県知事・浅野史郎氏(59)が6日、都庁内で記者会見し、東京都知事選(22日告示、4月8日投開票)への出馬を正式に表明した。「『参加することに意義がある』ではだめ。勝ちます」と石原慎太郎都知事(74)に宣戦布告。対決姿勢を強める一方、「風通しのよい都政にする」など公約を掲げた。出馬をにおわせながら寸止め発言に終始していた「後出し男」がようやく走り始めた。

 浅野氏は、石原知事が定例会見で使う会見室のイスにどっかりと腰を下ろした。開口一番「都知事選出馬の会見です」とサラリ。2月28日の出馬前向き発言以降、さんざん気をもたせた割にはあっさりとした参戦宣言だった。

 会見場はテレビカメラ16台、150人超の報道陣で「満員御礼」。勝算を聞かれ「選挙は『参加することに意義がある』五輪ではない。当然勝ちます。都民の良識に期待したい」と自分をふるい立たせるように語った。

 報道陣に配られたのは「出馬表明にあたって」と題したA4用紙10枚の冊子。「泣きながら全部自分で書いた」(浅野氏)という代物は、出馬理由、政策骨子などが記されていたが、具体性に乏しく、“やっつけ仕事”の感は否めなかった。

 「出来が悪かったらごめんなさい」と悪びれず話す浅野氏。「都政は都民がやることだから私のブレーンは都民」と自身のホームページ上に意見を募る「目安箱」を設置するという。

 宮城県知事を12年間務め上げ「知事は卒業」としたはずだった。浅野氏は「何の不満もなく、家庭円満で幸せだったんですよ。この幸せを自分から捨てるのは何で?と自分でも思いましたよ」と屈託なく語る。「『誰か止めてくれ』とは思ったんですけどね。心に火をつけられたというのか…」と揺れに揺れた末の決断だったようだ。

 過去に例がない、宮城県に続く“2階級制覇”への挑戦。「東京は一自治体の枠を超え、日本そのもの。多くの人は日本の政治をあきらめたと見ているが、それは都政の惨状も関係している」と立て直しを訴えた。
 「打倒石原」の姿勢はより強くなった。「思いつき施策」「恐怖政治のようだ」「都政を私物化している」などの言葉を並べ立ててかみついた。五輪招致も以前は「面白いかなと思う」と述べていたが「都政の課題は山積だ」と計画見直しも示唆した。

 会見後は浅野氏への支援の意向を示す民主党の都連幹部に早速あいさつ。7日には小沢一郎代表と初めて会談を行う。「今ここで立ち上がり、石原都政にストップをかけないと、東京や都民にとってだけでなく、日本の政治にとっても取り返しのつかないところまで行ってしまう」。もう拳は下ろせなくなった。

 ◆石原知事けん制「マニフェストわかりにくい」
 石原知事は浅野氏の出馬表明を受け、都議会終了後、記者団の取材に応じ、「マニフェストが抽象的で分かりにくい」とけん制した。同氏の政策について「みんな東京がやってきたこと。(浅野氏は)江戸っ子向きじゃない感じがする」とチクリ。都政私物化との批判には「私物化できるもんじゃない。都政は大きい」とかわした。

 一方で石原知事を支援する自民党内では浅野氏の出馬について「石原氏と互角にはならない」(片山虎之助参院幹事長)との見方が大勢だ。中川秀直幹事長は「石原氏とは知名度やキャリアが全然違う。宮城の成果なら似たようなケースは山のようにある」と語った。(2007年3月7日06時00分 スポーツ報知)


● 社説:東京都知事選 やっと面白くなってきた  3月7日 毎日
 4月の統一地方選の焦点となる東京都知事選に6日、浅野史郎前宮城県知事が正式に出馬を表明し、選挙の対決構図がようやく固まった。石原慎太郎知事の都政継続か、転換か。そして、これに政党がどう関与し、7月の参院選にどんな影響を及ぼすのか。何はともあれ都知事選が面白くなってきたことを歓迎したい。
 都知事選には、石原、浅野両氏のほか、共産党推薦の吉田万三氏と建築家の黒川紀章氏らが立候補を予定している。
 争点は16年の東京五輪誘致、福祉・教育政策や情報公開のあり方など。石原氏の親族、知人重用や政策決定過程の不透明さ、さらには石原氏自身の一連の差別的発言なども選挙戦では取り上げられるだろう。争点は2期8年の石原都政そのものといっていい。
 注目されるのはそれだけではない。石原氏が自民党の、浅野氏が民主党の、それぞれ推薦を断ったという点である。
 都道府県知事選は、革新自治体が続々誕生した60年代後半から、各党相乗り時代を経て、90年代中盤以降は政党の支持を受けない無党派候補が主流となってきた。だが、昨年、改革派を名乗ってきた無党派知事らが談合事件などで相次いで失脚。今また政党が地方政治にどうかかわるかが問われる時代となっている。
 にもかかわらず、両氏が政党推薦を固辞したのは、政党色を抑えた方が選挙結果を左右する無党派層を取り込めると判断したからに他ならない。東国原英夫知事が圧勝し、政党不信があらわになった宮崎県知事選も両氏の判断に影響したとみられる。裏返せば政党は無党派層にアピールする看板と見なされなかったということだ。
 そこには両氏の計算もあろうが、政党が地方政治をおろそかにしてきたツケでもある。とりわけ候補者選びで場当たり的に迷走を重ね、最後は浅野氏に乗っかる形となった民主党は、その力量不足を率直に反省した方がいい。
 ただ、今回は宮崎県知事選などとはまったく違う構図であることも指摘しておきたい。
 既に有権者の多くは、石原氏は自民党的で、浅野氏は民主党的な候補だと見ているのではなかろうか。実際には両氏とも政党とまったく無関係ではいられない。一方、自民、民主両党はどんな支援をしていくのか。今後の地方選への政党関与を考えるためのステップとすべきだ。そして、吉田、黒川氏らを含め誰が支持されるのか。やはり選挙結果は参院選に大きな影響を及ぼすことになろう。
 浅野氏はこの日の出馬会見で都政に関する政策の骨子を発表し、今後、詳細なマニフェストを策定するという。同時に「地方分権を進めていく中で東京都が必ずしも中心的な役割を果たしていない」などとも語った。
 都知事選はこれまでも中央政治の先行指標となってきた。都政を入り口に広範な政策論争が巻き起こることを期待したい。それはマニフェスト型選挙がさらに進化するかどうかの試金石にもなる。毎日新聞 2007年3月7日 0時35分

● 「慎太郎都知事におごり」浅野氏戦闘モード  3月5日 スポーツ報知
 東京都知事選(3月22日告示、4月8日投開票)に出馬の意欲を示している前宮城県知事で慶大教授の浅野史郎氏(59)が4日、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」に出演し、現職の石原慎太郎知事(74)について「社会的弱者に対する差別的発言に、多くの人は怒っている。2期目になり、おごりが出てきた」と批判。対決姿勢を鮮明にした。自身の出馬についてはこの日も正式表明はなかったが、すでに戦闘モードに突入したようだ。

 浅野氏は、石原都政について「1期目は評価している。リーダーシップもあるし、国に対して敢然と発言、行動し、ディーゼル規制もやった」といったんはヨイショしたあと、一気に批判へと転じた。
 まずは性格批判。「2期目くらいから、ちょっとそれ(評価)が揺らいだ。分かりやすく言えば、おごりという感じが、都政よりも、石原都知事ご自身に出てきた」と、石原氏に「おごり」があると指摘。都知事として取り組みたいこととして「個別の政策よりも全体的なムード。社会的弱者に対する石原知事の差別的発言に多くの人は怒っている」とマッチョな石原氏とは対照的なソフトな人格をアピールした。

 さらに、石原氏の仕事の姿勢も批判した。「石原さんは週に3回くらいしか(都庁に)行かれないようだが、私はもちろん毎日参ります。全身全霊をかけてやるのが信条」

 一方で、石原氏が「宮城県知事時代、だいぶ県の借金が増えたみたいですね」と指摘したことに対しては、「(当時は)国策としての自治体の景気対策があって『借金してもやれ』と相当の圧力があった。その結果として(県債が)積み上がった」と反論。あくまで自身の政治手腕が原因ではないことを強調した。
 ただ、この日もやはり、正式な出馬表明の言葉は出なかった。
 司会者の田原総一朗氏から「出る? 覚悟を決めた」と問われると、ウンウンとうなずきながら「スタートラインが見えてます」と2回繰り返し、「一日も早く出られるように頑張ります。その時は出馬宣言です。四の五の言わない」と、近く正式に表明することを明言した。
 東京都知事選は、現職の石原氏のほか、共産党推薦で元足立区長の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)がすでに出馬を表明している。
(2007年3月5日06時06分 スポーツ報知)




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 一昨日、議会の一般質問の通告をしました。
 今回、4月の市長選に現職の再選、しかし、無投票が見込まれており、論戦の場がないので、この3月議会で、過去の市政を振り返り、次を見るために、ある程度、厳しい視点で組み立てました。

 2007年第一回定例会・3月議会(3月2日から3月20日まで)(県議選の関係で短い) 質問関係 
★★一般質問  2007年3月5日通告の一般質問の要点と通告全文 
 一般質問は、3月16日。今回は、なんとたった5人。
私は、16日(金)の午後の1番(午後1時ころの見込み)。
  通告の全文へのリンクはこちらから  要点は以下のようです。
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● 質問番号 1 番  答弁者  市長
質問事項  トップである市長自身の法令遵守の姿勢や倫理観を問う

《質問要旨》
 来る4月22日執行の山県市長選挙に平野氏が立候補することは、公知されているところ、市長の基本的な法令遵守の姿勢や倫理観について具体的に例示して現状を明らかにする。

1. 市の財政支援団体からの「市長選・推薦」の受諾の法令違反・倫理違反ではないかと私が驚いていることがある。
 山県市の正式な予算的な関わりとして、任意団体を含めて各種団体・法人等に財政支援(補助、助成、拠出など)している(以下、「各種団体」という)し、委託・契約・出資関係(以下、「業務団体」という)のところもある。
 予算執行の責任者である市長が、これら団体から、現職市長の再選の市長選挙あるいはその政治活動において、「推薦」とか「支持」とか「応援」等という「関係」を成立させること(以下、「推薦等」という)は、政治家としての市長の倫理観を本質的に問われる課題である。
 政治資金規正法22条は、国又は地方公共団体からから補助金、負担金、利子補給などを受けた会社や法人が、交付決定の通知から1年間にわたって政治活動に関する寄付を行うことを禁じている。 このことは、相手方が市長であっても議員であっても同じである。
 山県市において該当事案があるかないか。

2. 来る市長選に関して、平野氏は、各種団体の推薦を受けたと報道もされているところである。(※)
 平野氏の政治家・市長(選)等としての推薦等の意思表示を本件一般質問日までにした団体のうち、山県市が財政支援している各種団体等について、その名称と代表者名、過去1年間の交付等の額と支出名目、月日はどのようか。
 同じく、業務団体についてはどのようか。

3. 当該政治活動団体の事務所あるいは選挙の事務所において、各種団体・業務団体からの推薦等記載の書面などを掲げることは法令違反ではないか。もしくは、法令の規定を逸脱し、あるいは社会通念を逸脱した著しく不当な行為ではないか。

4. 同行為は、山県市長としての倫理に反するのではないか。

5. 旧高富町にあった倫理条例では、このようなことのできないように規定されていた。市になって倫理条例を「不要」と答弁してきた市長の政治姿勢の問題が根本にあるのではないか。

6. また、職員の駐車場使用料にかかる遵法姿勢やリーダーシップの面でも驚きである。
 市の駐車場は、大部分が市有地で、一部に借地がある。昨年末、市長は、職員から駐車場の料金を徴収することを説明し、本年1月から開始した。
 地方自治法では、使用料などを徴収する場合、何らかの条例措置が必要とされている。
 どこに関して、月額、年額いくらで徴収するのか、その算定根拠はどのようか。

7. 徴収の法的根拠はどこに置くのか。なぜ、条例措置しないのか、違法ではないのか。

8. 市長自らは徴収の対象外としておいて、職員に対してリーダーシップが発揮できると考えるのか。

9. 条例がない状態で、「市長」を除外し、実際に徴収していないことは、公選法の候補者等の寄付行為の禁止に該当するのではないか。
(この項、後日下記に訂正)
9. 条例で「市長」を除外していない状態で、「山県市が常勤職員である平野氏に特例的に納付を求めていないこと」は、「法人である山県市」と「公選法の候補者等である平野氏」の関係において、政治資金規正法(寄附の制限)第21条第1項に抵触する行為に該当するのではないか。※ 

10. 庁舎内禁煙が不徹底であることについて、市長は、見てみぬ振りをしているのではないかと疑う。
 山県市が、「庁舎内は一律禁煙」としていることは、市民からも好評である。
 が、「時に庁舎内の執務室などで喫煙している職員がいる」と、内外から苦情がある。
 市がルール化して一律適用していること=すなわち「制度」を無視することは、モラル違反であることは当然として、法令遵守=コンプライアンスの違反である。
昨年発覚した職員による公金・公物の横領・窃盗事件のあと、市長は、職員意識をきちっとさせるとした。しかし、相も変わらずコンプライアンス違反である。
 重大事案の再発防止のために、速やかに調査し、徹底すべきだ。 
 事実関係はどうか。(答弁によっては、固有名詞等を挙げることもあり得る)
 今後はどうであるのか。
                             以上  
※ 2007年2月27日 岐阜新聞一面
 「自民党から推薦を得たほか、市商工会や市体育協会など各種団体からも推薦を取り付けており、市内全域で浸透を図っている。」

※ 政治資金規正法(会社等の寄附の制限)
第21条 会社、労働組合、職員団体その他の団体は、政党及び政治資金団体以外の者に対しては、政治活動に関する寄附をしてはならない。





● 質問番号 2 番  答弁者  市長
質問事項  ダイオキシン、重金属、公金支出情報に関しての山県市役所の隠蔽体質や非公開体質について

    関連  2007.2.23 事件の新聞報道
        ↑ 2004年からの一般質問や経過、現場写真にもリンク
《質問要旨》
 市長は4月に再選を目指すというが、山県市行政の根本的な隠蔽体質や非公開体質を放置したままでは無責任である。いくつか例示して問う。

1. ダイオキシン問題から見たとき
 昨年1月から3月ころ、美山地区の市のゴミ関係施設であるクリーンセンター敷地内において、基準を超えるダイオキシンが検出された。しかし、市は、これを隠し続けていたところ、今年になって、それを知った県の強い求めで公表に踏み切った。

 (1) いつ、どの経過の中で、どのような値が検出されたのか。
 (2) どうして1年近くも隠し続けたのか。
 (3) 汚染土壌など、現在はどうなっているのか。
 (4) 市民の健康に直結する問題。周辺の再度の調査などすぐにすべきでなかったのか。
 (5) 再調査の時期や方法と調査費、今後の対策及び対策費の額はどのようか。

2. 建築廃材のチップ中の重金属検出から見たとき
 伊自良地区の建築廃材のチップが実質不法投棄状態で放置されている(2004年12月、2005年3月の一般質問)。
このチップから、92検体の平均で基準値を超える重金属の「鉛」が検出された。(※)
 
 (6) 市が最初に認識した時期とその経緯、市の対処はどのようか。
 (7) 再調査が行われたが、その時期と方法、調査主体、費用はどのようか。
 (8) その結果を市が知った時期と結果の内容、それに対する対処はどのようか。
 (9) 周辺は農地が広がり、井戸水を飲用している住宅もある。承知しているのか。
 (10) 私が要求しても状況説明すらせず、資料ももちろん見せなかった事実は歴然としている。議員に対しても、関係者に対しても、市民の問い合わせに対しても、逐次、説明すべきではなかったのか。
 (11) 今後、基準値を超える重金属等をどうして行くのか。放置されたチップはどうなっていくのか。
 (12) 市は市民の安全を確保する義務がある。そもそも、基準値を超える重金属等検出の第一報の時点で、市は独自に予算措置して調査し、対策すべきだった。なぜ、独自調査しなかったのか。
 (13) 今後すみやかに、重金属やアスベスト、その他の各種調査をすべきではないか。

3. 情報公開における非公開体質から見たとき
 私は、昨年末、市議の選挙公営に関して山県市選管に、県議と知事選挙に関して岐阜県選管に情報公開請求した。
 それに対して、岐阜県選管は、「公職選挙法の選挙運動費用収支報告書においては、支出の相手方についは『氏名、住所及び職業』等について報告義務がある」という大原則を類推適用して、運転手の氏名、住所などの個人情報も公開した。
しかし、山県市は、運転手の氏名、住所などもすべてマジックで黒く塗って公開した。市の公金の支出の記録であるが、その情報公開においてすら、非公開の体質があふれている。

 (14) 市長はこの非公開体質を改善すべき認識と意欲はあるのか。
   具体的にどうするのか。
                 以上

  <R>※  2007年2月21日付け読売新聞全国版の抜粋
「昨年11月に破産管財人が行った調査で、『堆肥ヤード』から、環境基準を超える鉛が検出されたからだ。92検体を採取・分析したところ、最高で1リットル当たり0.035ミリグラム増と、基準の0.01ミリグラム増の3倍を超え、平均でも0.011ミリグラムと基準を上回った。」


● 質問番号 3 番  答弁者  市長
質問事項  市を財政破綻直前にいたらせた市長の責任について


関連  2006.9.19 2006年9月議会の財政に関しての質問

      2006.12.8 2006年12月議会の財政に関しての質問
《質問要旨》
 山県市の実績に基づく「中期財政予測」の公式データでは、市の財源は、2009年(H21年)度に初めて赤字となり、同年は1年間で約6億円の財源不足、2010年(H22)度は1年間で19億円不足、2011年は21億円不足が見込まれている。2006年10月に発せられた新年度予算の編成方針にも「平成23年度累積財源不足額約46億円」と警告されている。
 新年度(H19年度)予算編成が終了、議会提案されている3月現在においてなお、その予測データの数値に変動はないと財政担当部局から説明を受けた。

1. 財政破綻直前になった原因について
 この原因についての私の認識の概要は以下である。
 2003年(H15年)の3町村合併前においては、それぞれの町村の駆け込み事業の決定・実施による財政支出の増加、そしてその起債の償還開始による負担の増加の影響が出てきたこと。
 平野市政になった合併後に関しては、例えば、高富地区では、財政が厳しいから「一部改築」で進めるしかないとされていた高富中学校が、全面新築として3年で約25億円の事業に転換。伊自良地区には例えば、突然「立派な橋」の計画が持ち上がって約1億円を奮発(必要性に疑問の声も強い)。
 また、自治体合併の協議において、合併への批判をかわす内々の意図のもと、住民負担は低いところにあわせ、住民サービスは高いところにあわせたことのしわ寄せも重要である。
 最近の主たる要因は、岐阜市の共同処理が筋である一般ゴミの処理計画を、市長自身の判断によって単独計画を選択したことである。

 (1) 市長は、「中期財政予測」の公式データにおける財源不足に陥ることの要因はどこに「あった」あるいは「ある」と考えているのか。その認識は、事態改善に不可欠であるからこそ、問う。
 (2) 合併後数年での破綻予測は、全国に例があるのか。
 (3) そもそも、財政が厳しいから自治体合併するしかないと理由付けされていたが、山県市は、この理由付けは誤っていることを実証したとは考えないのか。

 (4) 自治体合併の議論が進みつつ、最終的には「合併が破談」もしくは「合併協議から離脱」した市町村は、どこも厳しく真摯な行財政改革・再建策を選択して対応している。
他方、合併した自治体の相当数は、財政支出を膨らませた。まさに、山県市はこの典型だ。これらは、ひとえにトップである市長の方針と選択の結果というしかない。
    平野市政の1期4年の総括として、市を財政破綻直前にいたらせた市長の責任を市民にどう説明し、釈明するのか。

2. 財政予測の怠り
例えば、旧高富町では、形式的とはいえ、毎年データを整理し、表にしていた。
市町村合併した自治体は、たいていが「中期財政予測」を行っていた。しかし、合併後の山県市は、これを怠ってきた。2004年4月、私が市議になって、何度請求しても財政予測は出て来なかった。初めて出てきたのは、昨年2006年の9月だ。

(5) 2003年4月の合併後、市長が、「中期財政予測」をさせなかった理由は何か。
(6) 今回のように自治体合併の数年後に財源不足に陥ることを回避するには、各時点での精一杯の予測に基づき、可能かつ適切な事務事業の選択がなされるべきだった。
これを怠ったトップとしての責任をどう説明・釈明するのか。

3. 具体的に
 市長は先の12月議会での私の質問に、「現在の山県市の普通建設事業等については、今後しばらく、思い切った削減というか中止ということも加味しながら、対応して行かなければならない。」と答えた。

(7) 抽象的な緊縮の意思表明は、議会議員も市民も聞き飽きている。具体的に、どの事業につき、どうしていくというのか。
 (8) 温泉計画はどうするのか。
以上



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 出張から帰って、NHKのニュースで、午後4時からの浅野史郎さんの東京都知事選挙に立候補するとの記者会見の模様が流されました。
 インターネットには、すでに、決意表明や立候補理由などの浅野さんの文書、記者会見の模様のVTRがアップされています。

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 記者会見での配布資料と同じだと思いますので、勝手に引用して、こちらでも読んでみます。
    出典は 東京都知事選挙出馬の理由
 なお、印刷用は、 203KB PDF版

 NNN日本テレビ系 のページでは、会見の模様が映像でみれます。
すべて見せます!浅野氏の都知事選出馬会見
 前宮城県知事・浅野史郎氏が6日午後、都庁で会見を開き、都知事選への出馬を正式表明した。会見のもようを動画で配信。
    約15分の動画にリンクしたページ



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 今朝のみのもんたの朝ズバッ、定例火曜日朝出演の浅野史郎さんを見ようとつけたけど、顔ぶれが替わっていました。
 中で、今日6日火曜日午後3時から東京都庁で立候補表明の会見と説明されていました。

 正式に立候補表明になると、いろいろと規制がかかってきます。
 報道機関も中立な扱いが必要、ということでしょうか。

 9日の浅野さんと鳥越俊太郎キャスターとの対談の計画が流れたのもそのあたりらしい。

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2月21日 浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット
    浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』
    浅野史郎さんのジョギング日記
    浅野史郎さんの公式メールアドレス ⇒ yumenet@asanoshiro.org
    どんどん激励メールやご意見、政策提案などを送ってください。



 浅野さんのハートに火をつける会は、「都民のハートに火をつける会」
 
(どの写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



“浅野さんと都民が東京を語る会”
 日 時: 2007年3月9日 金曜日
       18時30分 開場 19時 開演
 場 所: なかのZERO大ホール

    JR・地下鉄東西線「中野駅」南口から徒歩8分
    会場案内・地図 
 参加費: 500円
*手話通訳あり。車イスでも入場できます。
お手伝いが必要な場合はスタッフに声をおかけください。

 主 催:  都民のハートに火をつける3・9イベント実行委員会
浅野さんと都民のハートに火をつける会


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