●マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2963983
公開日:2014 年 4 月 28 日 バージョン: 1.0
Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される
マイクロソフトは、Internet Explorer 6、Internet Explorer 7、Internet Explorer 8、Internet Explorer 9、Internet Explorer 10、および Internet Explorer 11 で脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃を確認しています。
これは、リモートでコードが実行される脆弱性です。削除されたメモリ内、または適切に割り当てられていないメモリ内のオブジェクトに Internet Explorer がアクセスする方法にこの脆弱性が存在します。
この脆弱性により、メモリが破損し、攻撃者が Internet Explorer の現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。攻撃者は、Internet Explorer を介してこの脆弱性の悪用を意図して特別に細工した Web サイトをホストし、ユーザーを誘導してその Web サイトを表示させる可能性があります。
この調査が完了次第、マイクロソフトは、お客様を保護するための適切な措置を講じる予定です。これには、マイクロソフトの月例のセキュリティ更新プログラムのリリース プロセス、またはお客様のニーズにより、定例外のセキュリティ更新プログラムを提供する場合があります。
マイクロソフトは、パートナーがお客様にさらに幅広い保護を提供するために使用できる情報を提供すべく、Microsoft Active Protections Program (MAPP) (英語情報) で積極的にパートナーと連携しています。MAPP パートナーにより公開される保護策に関する情報は、MAPP Partners with Updated Protections (英語情報) を参照してください。
マイクロソフトは引き続き、Microsoft セーフティとセキュリティ センターのガイダンスに従い、ファイアウォールを有効にし、すべてのソフトウェアの更新プログラムを適用し、マルウェア対策ソフトウェアをインストールすることを推奨しています。
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推奨するアクション
回避策の適用
回避策は、根本的な問題を正すものではありませんが、セキュリティ更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。詳細は次の「回避策」を参照してください。
回避策
Enhanced Mitigation Experience Toolkit 4.1 を使用する
インターネットおよびローカル イントラネット セキュリティ ゾーンの設定を「高」に設定し、これらのゾーンで ActiveX コントロールおよびアクティブ スクリプトをブロックする
インターネット セキュリティ ゾーンの設定を変更し、ActiveX コントロールおよびアクティブ スクリプトをブロックすることは、この脆弱性の悪用を防ぐのに役立ちます。これには、ブラウザーのセキュリティ設定を「高」に設定して実行します。
Internet Explorer のブラウザーのセキュリティ レベルを上げるには、以下のステップを実行してください。
Internet Explorer の [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
[インターネット オプション] ダイアログ ボックスで、[セキュリティ] タブをクリックし、次に [インターネット] をクリックします。
[このゾーンのセキュリティのレベル] の下のスライダーのつまみを「高」まで移動させます。これにより、訪問するすべての Web サイトのセキュリティ レベルが「高」に設定されます。
[ローカル イントラネット] をクリックします。
[このゾーンのセキュリティのレベル] の下のスライダーのつまみを「高」まで移動させます。これにより、訪問するすべての Web サイトのセキュリティ レベルが「高」に設定されます。
[OK] をクリックし、変更を許可し、Internet Explorer に戻ります。
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